年功序列ベテなオジ系大企業と異なる、スタートアップやベンチャーのキラキラ輝く働き方に新卒学生がこぞって憧れるとき。診断士「1次」で学ぶ7科目にも、人気⇔不人気の二極化の波がやってきます。
診断士合格を神格化してふぞろいキーワードの森で迷う事態だけは避けたい。そこで知識が毎年更新され、学んで楽しく・仕事に役立つ3科目を重視するのはいかがでしょう?
学んで楽しく・仕事に役立つ科目3選とその理由
①即戦力人材に | ②デジタル時代の働き方 | ③学びブームの最先端 |
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デジタル化が進む中で、「組織論」「マーケティング」「情報」は、実務で役立つスキルとして重視され、特にデータ分析やIT活用が求められています。一方、「経済学」や「法務」は理論的な学びが多く、実務即応性に欠けると捉えられがちです。 | リモートワークやプロジェクトベースの働き方が増える中、組織運営やマーケティング手法、ITシステムの理解が求められています。「中小」などの伝統的な知識よりも、変化に適応するスキルが重視されています。 | 「組織論」「マーケティング」「情報」は、多様な業界で応用可能な知識として評価され、学習意欲が高まっています。一方で、「経済学」や「法務」は特定分野に特化するため、一般ビジネスパーソンから敬遠されがちです。 |
こう聞くと、R6「2次」の良事例はどれも「組織論」「マーケ」「情報」を扱うものばかり。同業D社を変幻自在にからかう試験委員45名のセンスが際立つな。
人気科目3選 | 不人気科目3選 | |
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組織論:働き方改革やリモートワークに対応するため、柔軟な組織構築やリーダーシップが重視され、実務に直結するため人気です。 | 経済学:理論的で専門性が高く、実務への応用が難しいと感じられがちなため、不人気傾向にあります。また、実務に直結しにくい点が敬遠されます。 | |
マーケティング:顧客ニーズの変化に迅速に対応するスキルが求められ、データ分析やデジタルマーケティングの実務応用性が高いため人気です。 | 法務:法的知識は特定の場面でのみ必要とされるため、実務での汎用性が低く、不人気です。また、内容が硬く理解に時間がかかる点も影響しています。 | |
情報(経営情報システム):デジタル技術の発展に伴い、ITの利活用による業務効率化やDX推進に役立つため、即戦力として人気が高いです。 | 中小:中小企業特有の知識は限定的な応用範囲で、特にデジタル化が進む中では優先度が低く捉えられ、不人気です。また、汎用性の低さが要因となります。 |
【2025年ループ問題③】「1次」人気科目3選 / 仕事に役立つ!好き!を学びに
旧弊タテ組織の「事務局長!」「事例リーダー!」の座を嬉しがり、全て指示待ちで何一つ自ら考えて行動できないふぞろい道場が示す通り、「組織論」はかつての不人気&苦手科目。その時流を逆転させたのが、コロナ禍前後の働き方の変化です。
人気①:これからの働き方に直結する「組織論」
おぉ、そこまでわかりやすく説明できれば、キラキラ輝く中小企業診断士を名乗る資格は十分。そこでくすんだふぞろいを避けるべく、以下の3つで得意化します。
組織構造論は、効果的なチーム編成や職務分担を通じて、組織全体の生産性を最大化するための基盤を提供します。多様なスキルセットを持つ人材を適切に配置し、役割や権限を明確にすることで、チームのパフォーマンスを引き出します。特に、フラット型やプロジェクト型など柔軟な組織形態の理解は、変化に対応するための重要な力です。
組織行動論は、メンバーの心理やモチベーションに着目し、組織内のコミュニケーションや協力を促進するための手法を学ぶ分野です。特に、リモートワークなどで物理的距離がある中でも、信頼関係を築き、チームワークを円滑に保つスキルが重要視されます。従業員の満足度やエンゲージメントを高めることが、長期的な成果向上につながります。
働き方が多様化する現代では、リーダーには柔軟かつ適応力のあるスタイルが求められます。状況やメンバーの特性に応じて、指示型や委任型などリーダーシップスタイルを使い分けるスキルが必要です。組織論の学びは、各メンバーが持つ力を引き出し、全体の方向性を一貫して示すリーダーシップを育み、組織が目標を達成するための指針を提供します。
人気②:デジタル時代のリスキリング人気は「マーケ」
これも診断士の卵らしい良い着想です。デジタルで人気なマーケを学びAIを使いこなすと「試験の出題心理を読める」ので、試験のミライもズバリ的中するでしょう。
マーケティングでは、膨大なデータを根拠に意思決定を行う「データドリブン」の手法が重要です。デジタル技術により消費者行動や市場動向をリアルタイムで把握でき、効果的なマーケティング戦略の設計が可能となります。ファクトベースの分析力が、ビジネスの成功に直結することから、実務でも価値が高いとされています。
データ解析を通じて、消費者の潜在的なニーズや価値観を深く理解し、未来を予測する「インサイト」を得ることが可能です。消費者心理の把握により、ニーズに先回りした施策を打ち出せるため、競争優位性を高める要素としてリスキリング人気が高まっています。この洞察力が、マーケティングの強力な武器となります。
デジタル時代においては、商品やサービスの「感覚価値」(体験的な魅力)と「観念価値」(理念的な魅力)を高めることで、独自のブランドを構築できます。消費者に強い共感や魅力を与えるブランドを築くことで、差別化とファン獲得が実現され、企業成長にも寄与します。ブランド構築の手法は、リスキリングの中で特に人気の高い分野です。
人気③:デジタルな働き方や成果を支える「情報」
しかし隣のノウハウ馬鹿が過去問お皿回しを何年やってもITスキルは上がらない。そうでなく出題の背景にある時流を読み取り、実務に詳しい人の話を聞いて初めて役立つスキルになります。
現代の経営では、ITツールやシステムによって業務プロセスを効率化し、生産性を高めることが必須です。経営情報システムを学ぶことで、最新の自動化技術やデータ管理方法を理解し、業務フローの最適化やコスト削減が実現でき、ビジネスに直結する成果をもたらします。
経営情報システムでは、データ収集と分析を通じて、ファクトに基づいた戦略的意思決定を行う力を養います。ビッグデータを活用するスキルは、消費者動向や市場変化を迅速に捉え、競争優位性を築くために不可欠です。経営判断におけるリスクを減らし、成長機会を正確に見極められるようになります。
デジタル社会では、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクが増大しており、企業の信頼性維持には強固なセキュリティ対策が欠かせません。経営情報システムを通じてサイバーセキュリティやリスク管理の知識を深めることで、企業の持続可能性を高める重要なスキルが身に付き、デジタル時代に適応できるビジネスパーソンとして成長できます。
今日のまとめ
そう、ドラゴンボールの悟空は、常に自分より強い敵と戦うことにワクワク。それが好きになり、さらに仕事に役立つとあれば、診断士試験の人気が爆上げする理由に納得です。