おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

口述試験

【口述対策Ⅱ】未利用や再生資源はこう使う

当記事はYouTubeでも配信中
リカレント、リスキリングと、時流は再生まっしぐら
その心は「地球の資源を大切に」。ヒヨコ喰いで知られる当業界ですが、それは喰われる方が悪い。唯一かわいそうなのは、年10,000円のお駄賃で使い捨てられるふぞ先輩位。(100字)

そしてもう10年以上、「Ⅱ」でダナドコしか作問できないノロマのクニヒコ。ダミー根拠の使い捨ては寝覚めが悪いと、口述試験で聞きやがります。

【口述対【口述対策Ⅱ】未利用や再生資源はこう使う

「事例Ⅰ」⇔「Ⅱ」対策は、常に真逆と思えば早い
「事例Ⅰ」→A社について深く聞く
「事例Ⅱ」→好き勝手な助言でOK
Q
「Ⅰ」はA社について、をしつこく聞かれて迷いやすい。「助言」の好き勝手なぶっこきでOKな「Ⅱ」なら、聞かれてラッキー?
A

単に豆腐丼セット通販や、置き配FCチャネルを聞いたら猫でも立て板に水。本試験で未利用の根拠を聞いて困らせる位は、当たり前に想定範囲な。

情報整理(正解ありクローズ):★頻度C

Q:B社の経営資源について説明してください。

A:有形資源は、地元産大豆や良質な軟水、高い評判の豆腐である。
無形資源は、Y社との良好な関係性、豆腐の高い評判である。

Q:B社の強みとそれを生かした事業展開について説明してください。

A:B社の強みは地元産大豆と水にこだわった豆腐商品があり、Y社との関係性を高めている事。また、外部環境ではリモートワーク浸透による自宅での食事にこだわりを持つ家庭が増加している。その経営資源や外部環境を活かしたフランチャイズビジネスによる移動販売や、置き配を展開し売り上げ確保を試みている。

Q:B社の弱みと脅威について説明してください。

A:コロナ禍の中、体験イベント等の人的接触機会が減少し、新たにネット販売を模索するも、そのノウハウが不足している事。

Q:B社は過去にスーパーマーケットのPBブランド製造による売上が半数を占めていたが、そのメリットとデメリットを答えよ。

A:メリットは①恒常的な受注の確保により経営の安定が見込め➁販路を持たずに販売数が増えることで売上が向上すること。デメリットは①B社独自のブランドの知名度が向上せず➁投資や人的資源がスーパーマーケットに依存し経営のリスクが増えること。

期待効果(正解ありクローズ):★★頻度B

Q:B社が売上の早期回復のためにFC方式を採用した理由を述べよ。

A:理由は、B社がフランチャイザーとして、①他人資本の活用で急速に事業展開ができる、②ロイヤルティの徴収で安定した経営基盤を構築できる、ためである。

Q:移動販売開始時、スーパーの高価格帯商品よりも高い価格設定にしたねらいとリスクを説明してください。

A:2代目経営者の時代に、国産大豆を使った低価格のPB製品の事業の失敗を教訓とし、創業当時の地元産大豆とB社の地下水を使った高品質な豆腐に絞った品揃えとすることで、収益を確保することを狙ったと考えます。
一方、品揃えは季節の変わり豆腐を月替わりで揃えるものの、品揃えを絞ったことが客単価の向上につながらないリスクが考えられます。フランチャイジーにしっかりと商品の特徴の説明を行う機会を設けることによって、品揃えの少なさをカバーできるようにすることが必要と考えます。

Q:X社が新商品のグラム当たり単価をスーパーマーケットの高価格帯商品よりも高く設定したのはなぜか。

A:理由は、①季節の変わり豆腐として付加価値を高めている点と、②地産地消の商品であることを訴求して販売することができる点である。

B社の「情報整理」「期待効果」を聞いても、紋切り型のコピペばかりで、そもそも2分も話すネタがない。よって自然と「助言」タイプの試問が増えます。

助言(正解なしオープン):★★★頻度A

Q:今後Y社との関係を強化する場合、X社はどのような取り組みをするべきか。

A:Y社の取り扱うほかの商品とのコラボによる、豆腐を軸にした1週間の日替わりセットメニューを企画・提案して、顧客単価の向上を図る。

Q:B社が一度断念した自社の受注用サイトを新たに作る場合、どのような方策が考えられるか。ターゲット層を明確にした上で答えよ。

A:販売戦略は①若年層向けにSNSを活用した定期的な情報発信で季節変わりで商品紹介を行いし➁主婦層向けにY社や和菓子店、割烹店と共同で商品開発を行いB社ブランドの認知を上げ③高齢者向けにはお得意様リストを活用して電話等でイベント情報を伝えることで自社サイトへ誘導する。

Q:感染症の影響が今後も持続する場合、どのようなターゲットへ向けた商品を提供すべきか。

A:リモートワーク層へ、割烹の板前と協同で低カロリーな昼食メニューを開発して提供する。

Q:B社がネット販売を立ち上げる際の留意点を述べよ。

A:B社は、自社の受注用サイトを作るノウハウがなく、投資に見合う利益が見込めないと判断した経緯がある。また、移動販売も売上は3割落ち込んだままであることから、Y社サイトのコラボ企画を活用し、投資負担を抑えつつ全国向けネット販売を立ち上げる。

Q:地元産大豆の魅力を全国に伝えるためにどのような商品アイテムを揃えると良いですか?

A:豆腐は日持ちがしないので、手作り豆腐セットとB社の地下水をセットで販売してはいるものの、品揃えは限定されています。そこで、地元産大豆を使った豆腐関連商品、例えば、豆乳、おからパウダー、がんもどき、油揚げなど豆腐よりも日持ちのする商品を販売することで、地元産大豆の魅力を伝えることが可能になると考えます。

Q:B社がネット販売を進めていく中で、フランチャイズ方式による留意点と解決策を答えよ。

A:留意点は①フランチャイジーの収益が減り、加盟店が少なくなり、登録料が減り、➁フランチャイジーのノウハウを活かした提案による合わせ買いが減る。以上により、収益が減少すること。
解決策は①フランチャイジーに配送業務を委託し収益を確保させ➁配送時に合わせ買いによる提案の機会を設け、フランチャイジーの収益を確保させ、フランチャイズビジネスを発展させる。

Q:感染症の影響が終息した場合、置き配を継続すべきか。理由と併せて述べよ。

A:すべき。理由は、置き配で開拓できた顧客を維持するため。また利用者の声を集めるアンケートを添えて情報収集を行い新たな商品開発を行う糸口にするため。廃止する理由は、需要の減少に伴う廃棄ロスの増加やコスト高が考えられるため。

Q:置き配を導入する場合の留意点にはどのようなことが考えられますか。

A:置き配を行うことで、人的接触を控え、不在時も商品を届けてほしいという顧客にニーズに応えることができるものの、顧客の声が届きにくくなることが考えられます。IMの活用を行うことで、顧客のニーズの収集を継続し、豆腐やおからを利用した新しい商品の開発も進め、置き配が可能な商品の品揃えを拡充していくことが必要であると考えます。

Q:B社は接点が少なくなった高齢者層に対して、置き配事業以外にどのようにして新規顧客を獲得していくべきか。中小企業診断士として助言せよ。

A:助言は①スーパーマーケットや商店街に自社ブランドの豆腐製品や豆腐やおからを材料とする菓子製品を設置してもらい販路を広げ➁高齢者層と接点を持つ家庭や病院・福祉施設に「手作り豆腐セット」と豆腐丼のレシピを紹介し、高齢者に提供してもらう。

Q:Ⅹ市周辺の主婦層を顧客獲得し、ロイヤルティを高めるための助言をせよ。

A:X市主婦層に対し移動販売やIMを活用して、①豆腐やおからを材料とする菓子類のアイデアを募集し、②X市にある人気の和菓子店や評判の割烹と連携してアイデアに基づく菓子類を創作し情報発信、顧客獲得を図る。③創作した菓子類や新商品の試食会を和菓子店や割烹で開き、優秀なアイデアの提案者やお得意さまを招くことで、ロイヤルティの向上を図る。

Q:コロナ禍によって売り上げ3割落ち込んだままですが、コロナ禍で低迷した高齢者等既存顧客のニーズに対してどのような商品・サービスを提供することが有効だとか考えますか。

A:品揃えは地元産大豆を使った豆腐に限定されています。そこで、地元産大豆を使った豆腐関連商品、例えば、豆乳、おからパウダー、がんもどき、油揚げなど豆腐よりも日持ちのする商品を販売することで、地元産大豆の魅力を伝えることが可能になると考えます。

「Ⅱ」で使うフレームワークは、SWOT・STP・ダナドコ程度。根拠を適当に見繕えば、面接官に遮られるまで、もう好きなだけ喋りホーダイに。

「Ⅱ」マーケに正解はなく、もう好きなだけ喋り放題
その前提が、長い与件にぶちまけられたB社の根拠を、使いやすく整理しておく。頭カチコチなベテ+ふぞが苦手な未利用資源のダミー根拠は、赤字で目立たせています。

今日のまとめ

来る当選発表後、ふぞ=チリ紙交換に出すのはまだ早い
ふぞろい=唯一役立つキーワード統計を除くと、格安2割合格を謳い文句にした、予備校ノウハウの格安コピー。その使い道は、狙い撃たれる反面教師で一択です。(100字)
Q
そうか、80分で使いきれないノウハウを生み出した以上、誘導館には使い切る責任も。いよいよ80分で解けない試験で間に合わないね?
A

そこで口述試験を、悔い改める最後のチャンスに。「Ⅱ」は猫でもほぼノー勉で答えられるから、その分「Ⅰ」「Ⅲ」対策に注力な。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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