【学習動画】生産管理 ⑦計算問題-1 日程計画:数字と鋏の使い方

キレイな国語路線一択の「Ⅰ〜Ⅲ」のベストな使い方が揃うのは、まだまだこれから。今日からまず「Ⅳ」の週10h×3wで、正しい解答プロセスを身につけます。
Q
枕のコントを動画に移せば、知識のアンコに専念できる。サークルをからかいたくなったら動画でウケて、次の論点への知識欲が沸く。うまい仕組みが浮かびくさった?
A
おぅ、「1次」過去問と鋏は使いよう。80分で解けない事例を今年でさっさと卒業したけりゃ日程計画。つまりボトルネックを見つけて時短を図る、PERTに学ぶ一択な。
❶納期短縮3兄弟 (フローショップ、ジョブショップ、PERT)
★初級:フローショップ(ラインへの投入順)
R1第9問 生産スケジューリング(フローショップ) ABランク

2 工程のフローショップにおけるジョブの投入順序を考える。各ジョブ各工程の加工時間が下表のように与えられたとき、生産を開始して全てのジョブの加工を完了するまでの時間(メイクスパン)を最小にする順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

×ア J1 → J2 → J3 ×イ J1 → J3 → J2 ×ウ J2 → J1 → J3 ○エ J3 → J2 → J1 |
H30第4問 生産スケジューリング(フローショップ) Cランク
× | →○ | |
×イ | 14h | 18h |
×ウ | 納期遅れはなくなる | Cの納期が1日遅れる |
×エ | 納期遅れはなくなる | Bの納期が1日遅れる |

ある職場では 3 種類の製品A、B、Cを製造している。この職場の作業条件は以下に示すとおりである。 |
<作業条件> ・各製品は第 1 工程と第 2 工程で同じ順序で加工される。 ・各工程では一度加工が始まったら、その製品が完成するまで同じ製品を加工する。 ・工程間の運搬時間は 0 とする。 ・各製品の各工程における作業時間と納期は下表に示される。 |

また、第 1 工程において製品をA、B、Cの順に投入した場合のガントチャートは下図のように示され、総所要時間は 18 時間となる。 |

この職場に製品がA、C、Bの順で到着した場合の、第 1 工程における投入順序決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
○ア 3 つの製品を SPT 順に投入すると、総所要時間は 15 時間である。 ×イ 3 つの製品を到着順に投入すると、総所要時間は 14 時間である。 ×ウ 3 つの製品を到着順に投すると、納期遅れはなくなる。 ×エ 3 つの製品を納期順に投入すると、納期遅れはなくなる。 |
★★中級 PERT(CPM) ボトルネック排除で納期短縮
参考:H28第10問 PERT(CPM) Cランク


下表は、あるプロジェクト業務を行う際の各作業の要件を示している。CPM(Critical Path Method)を適用して、最短プロジェクト遂行期間となる条件を達成したときの最小費用を、下記の解答群から選べ(単位:万円)。 |

H30第6問 PERT(CPM) Cランク

× | →○ | |
×ア | 2本 | 1本 |
×イ | 8日 | 9日 |
×ウ | 作業F | C作業 |
下表に示される作業A〜Fで構成されるプロジェクトについて、PERT を用いて日程管理をすることに関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

×ア このプロジェクトのアローダイアグラムを作成するためには、ダミーが2 本必要である。 ×イ このプロジェクトの所要日数は8 日である。 ×ウ このプロジェクトの所要日数を1 日縮めるためには、作業Fを1 日短縮すればよい。 ○エ 作業Eを最も早く始められるのは6 日後である。 |
R2第11問 PERT(CPM) Cランク


計算問題を得意にするコツは、古い年度から順に論点タテ解き。H28第10問→R2第11問は類題です。
下表は、あるプロジェクト業務を行う際の各作業の要件を示している。CPM(Critical Path Method)を適用して、最短プロジェクト遂行期間となる条件を達成したときの最小費用として、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:万円)。 |

★★★上級 ジョブショップ (工程間をいったりきたり) ※後回しOK
R1第5問 日程計画(ジョブショップ)×PERT Eランク

要素作業a~gの先行関係が下図に示される製品を、単一ラインで生産する。生産計画量が380 個、稼働予定時間が40 時間のとき、実行可能なサイクルタイムと最小作業工程数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

サイクルタイム | 最小作業工程数 | |
○ア | 6分 | 3 |
×イ | 6分 | 4 |
×ウ | 9分 | 2 |
×エ | 9分 | 3 |
R3第11問 日程計画(ジョブショップ) Dランク

2 機械ジョブショップにおいて、各ジョブの作業時間と作業順序が下表に与えられている。各ジョブのジョブ投入順序をLPT(最長作業時間)ルールで決定したとき、総所要時間の値として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
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R3第10問 日程計画(ジョブショップ) Bランク

あるジョブは7 つの作業工程A~Gで構成されている。各作業工程の作業時間と作業工程間の先行関係が下表に示されるとき、このジョブの最短完了時間の値として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
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★★応用:工業簿記系変化球
H30第7問 基準日程計画 ABランク

1 台の工作機械で 2 種類の製品A、Bを加工している職場における基準日程計画について考える。計画作成上の前提条件は以下に示すとおりである。 |
<計画作成上の前提条件> ・製品Aのロットサイズは 40 個で、加工時間は 0.5 時間/個である。 ・製品Bのロットサイズは 60 個で、加工時間は 1.0 時間/個である。 ・ 1 期当たりの製造可能時間の上限は 60 時間である。 ・ロット分割はできない。 ・各製品の生産は 1 期しか前倒しができない。 |
この条件の下で、 1 期から 6 期までの予測需要量と 1 期目の期首在庫量から、生産能力を考慮しない場合の製品A、Bそれぞれの各期の生産量と必要生産時間を求めた。このときの期別の必要生産時間を下図に示す。 |

各製品の生産が 1 期前倒しできることを考慮して、実行可能となる基準日程計画を作成した。このときの 1 期から 6 期までの製品Bの必要生産時間として、最も適切なものはどれか。 |

R1第15問 日程計画 ABランク

× | →○ | |
○ア | 一部作業の外注化を行う。 | |
×イ | 次期の仕事を前倒しして行う。 | 一部を翌期分納にできないか検討 |
×ウ | 終業時刻を早めて小集団活動を行う。 | 小集団活動を延期して残業を検討 |
×エ | 特別な施策は必要ない。 | ←欠品してそのまま失注リスク |
ある工程における製品Aの1 個当たりの標準作業時間は0.3 時間で、適合品率は90 %である。この工程を担当する作業者は5 人で、1 人1 日当たりの実働時間は6時間、稼働率は90 %である。今期、残り10 日間に適合品を900 個生産しなければならないことが分かっている。 この場合にとるべき施策として、最も適切なものはどれか。 |
R3第5問 ライン編成効率

ある単一品種ラインにおいて、1 か月864 個の生産を計画している。当該の計画生産能力を25 日/月、8 時間/日、稼働率90 %として作業編成を行った結果、下表となった。このときのライン編成効率の範囲として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
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×ア 70.0 %未満 ×イ 70.0 %以上80.0 %未満 ×ウ 80.0 %以上90.0 %未満 ○エ 90.0 %以上 |
❷調達計画(部品表)
参考:H28第9問 部品表 Dランク ※難問ひっかけ

×ア240 ×イ390 ×ウ570 ○エ750 |

上表は、製品Aの部品構成を示している。製品Aを30台組み立てる際に、部品dの所要量として、最も適切なものを上記の解答群から選べ(単位:個)。 |
R1第7問 部品表 ABランク
親1個あたり | × | →○ | |
×ア 部品c | 12 | 12 | 24 |
×イ 部品d | 48 | 36 | 96 |
○ウ 部品e | 32 | 64 | |
×エ 部品f | 8 | 60 | 16 |

「1次」部品表は、筆算で解ける簡単計算。そこでR1第7問(Aランク)⇔H28第9問(Dランク)の違いを調べます。
上図は、最終製品Aの部品構成表であり、( )内は親1 個に対して必要な部品の個数である。製品Aを2 個生産するとき、必要部品数量に関する記述として、最も適切なものを上記の解答群から選べ。 |
R3第9問 部品表 Aランク

最終製品Zの部品構成表が下図に与えられている。( )内の数は親1 個に対して必要な子部品の個数を示している。製品Zを10 個生産するのに必要な部品Aの数量の範囲として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
![]() |
×ア 100 未満 ×イ 100 以上200 未満 ×ウ 200 以上800 未満 ○エ 800 以上 |
R3第4問 検定(解説対象外)
以下の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 |
ある工作機械において、現行の加工条件よりさらに良い条件を探すため、2 水準 系のL 8 直交配列表を用いた実験を計画することとなった。調べたい因子および交 互作用は、以下のとおりである。 |
因 子:A、B、C、D 交互作用:A×B、A×C |
今日のまとめ

鋏を渡す時にはマナーとルール
当試験で羨ましがられる地頭とは、初見の計算問題でもどうにか正解に辿り着く力。それを地頭に頼らず再現するのが「Ⅲ」「Ⅳ」の世界であって、それを低ノウハウにすり替えるのは勘弁な。(100字)
Q
そうか、数字と鋏は使いようで、当試験で数学センスを鍛えたければ、まず「Ⅲ」「Ⅳ」を。ところがそこに自己流ノウハウを持ち込みくさると、ルール違反で1×ー1=-1の反面教師に。こりゃ猫でもわかりやすい。
A
そりゃ「1」「-1」の2枚のカードを手渡されたら、真逆を使ってリスクを下げる。それが人類と呼ばれる方の診断士であり、四則演算しかデキないゆとりは、サークル送りの刑です。
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