
苦手な「Ⅲ」を克服するため、超絶ベテ専スクールに課金しよう? そんなベテスイッチの誤りを回避するには、生成AIのネット口コミ検索が有効です。
AI新機能その1:ネット検索
これからの「Ⅲ」は、製造業以外の広義の「現場力」に関する出題が増えそう。そこで1次「運営」の知識は「Ⅲ」スコアUPに直結しない、つまりノンコア科目との口コミをサーチしました。
①Ⅲ出題企業の多様化 | ②「生産管理」知識との乖離 | ⓷現場志向の課題解決 |
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今後の「Ⅲ」では、製造業以外のサービス業やIT業界など、さまざまな業種の現場改善に関する事例を出題しそう。そして製造業固有の生産管理知識に限らず、幅広い業種の現場改善力を求めるでしょう。 | 「1次」生産管理知識は製造業固有のものであり、今後の「Ⅲ」で出題する多様な業種の課題解決にそのまま使えません。そこで1次「生産管理」を深追いしてもムダとの声はある程度妥当です。 | 今後は製造業に限定されない現場力、すなわち現場の問題を発見し、解決する能力が重視されそう。そこで製造業の管理手法を他業種に展開する、現場重視やそのカイゼン力が求められます。 |
AI新機能その2:考えて推論
確実に8割落とすガチャ試験では、合格者口コミの生存者バイアスにとらわれず、残る8割の不合格リスクを直視しないと、何年やっても万年2割。そこを補正するのがAIの「考えて推論」機能です。

Step-1:「事例Ⅲ」の傾向変化とおベテの苦悩
「Ⅲ」は答の暗記より、与件を読み取り、その課題に応じた解決策の提示を求めます。過去問スクールやノウハウへの依存を避け、多角的な視点から企業課題を検討し、リアルケースを意識しましょう。
Ⅲ作問を一変し「ベテ一掃」を宣言した金字塔。H29「Ⅲ」とその前年までの違いに注目です。
~H28までの事例Ⅲは、一定のノウハウや専門知識の暗記で合格点が期待できました。特に受験経験者(ベテ)は過去問の解法パターンを熟知し、効率的に答案を作成できたため、新規受験者よりも有利とされていました。この結果、受験者間の差は暗記量や経験値に依存していました。
H29年に作問が突如一新され、過去問の答の暗記では対応できない出題がその後も続きます。例えば、企業特性や環境制約を読み取る力が試され、暗記ではなく課題を特定して解決策を論理的に提示するスキルを重視します。これにより、従来のおベテノウハウ答案が通用せず、柔軟な現場対応が求められるようになりました。
H29の作問変化がノウハウ→生産知識重視を打ち出したことから、超絶知識偏重を誇るEBA方式が一時的な人気を集めます。しかしSNSで余計なお痛をやらかしてそれ以降の合格答案から排除され、その背景には試験の公平性を維持し、受験産業への過度な依存を防ぐ意図があるとされます。
Step-2:産業構造変化とホワイトカラー受験者増加
地方や中小企業ではまだまだ生産現場の改善や設備投資が有効ですが、そこにそもそも大した働きもしないが高給取りのJTCホワイトカラーが口を挟むのは却ってマイナス。そして「Ⅲ」の作問採点進化が続きます。
近年、金融やITなど第三次産業が就職人気を集め、診断士受験者全体に占める製造業経験者の割合が低下しています。これにより、製造業に特化した問題構成や評価方法では、受験者全体の背景を適切に反映しづらくなっています。そのため、試験が特定の業界経験者に有利となるリスクを軽減する工夫が求められています。
受験者の多様性を考慮し、製造業経験の有無に関わらず公平な採点基準を導入します。具体的には、問題特定、原因分析、施策提案、効果測定といった論理的プロセスを重視した評価基準に移行します。この方法は、実務経験が少ない受験者にも同等のチャンスを与え、解決力や分析力といった診断士に求められる能力を適正に評価するためのものです。
診断士試験がより幅広い産業構造を反映するため、「事例Ⅲ」のテーマを製造業に限定せず、デジタル技術や第三次産業に関連した現場改善に拡張します。このような出題は、製造業以外の受験者にとっても実務に応用可能な知見を得られる内容となります。また、現場力を問うテーマにより、業種を超えた柔軟な問題解決力を育成する試験が実現します。
Step-3:現場力重視~ホワイトカラーの生産性向上へ
現場力こそ「Ⅲ」が求めるスキルと考える。するとこれからの出題が、「これまでの製造業」~「これからのホワイトカラーの生産性向上」まで領域を広げると予測できます。
事例Ⅲでは、生産管理や工程改善といった製造業のテーマが引き続き重要視されています。これらは、在庫削減や品質向上など、製造業に特有の課題を解決するための基本的な知識やノウハウが求められます。従来のように生産ラインの効率化や設備投資効果の最大化を問う問題が引き続き出題されることが予想され、製造業の本質的な理解を深める対策は不可欠です。
受験者層の多様化やAI、デジタル化の進展により、サービス業やITなど第三次産業における業務改善の重要性が高まっています。この影響で、事例Ⅲの出題範囲も、非製造業の現場における生産性向上や業務効率化を取り上げる傾向が見られるようになる可能性があります。たとえば、ホワイトカラー業務の自動化やプロジェクト管理の効率化など、知識労働者の現場力を問うようなテーマが盛り込まれるかもしれません。
基本的な知識を現場の問題解決に応用する力がこれまで以上に求められています。過去問の解答を暗記したり、試験範囲外の超絶知識を習得しようとするような対策は、試験の趣旨から外れて行きます。むしろ与えられた事例の課題に対し、体系的な知識を駆使して論理的かつ実践的に答える能力が重要になるでしょう。
今日のまとめ
伝統的JTCの高給にあぐらをかくおじオバをうっかり合格させると、時流とズレたノロマを言い出し同友館をヨイショするので始末に負えない。そこで1次「運営」をノンコア科目とし、知識より現場力重視を打ち出すAI仮説は有望です。