D運営

【R6運営総まとめ】解き直し不要で全問解説 / 「Ⅲ」の知識不要を後押し

簿記シフトで意地悪する「財務」国語で解かせる「経営」に比べ、そもそも製造業人気が低下するため出題に工夫が必要な「運営」。その答えは全体的に易化させ、詳しく学びたい方には誤答のバツをマルにさせます。

Q
R5「事例Ⅲ」が生産知識を突然問わなくなり、R6「Ⅲ」がどう変化するかを占うかで注目されたR6「運営管理」。その答えは「総じて易化」でOK?
A

はい。一定量の難問を出して極端な高得点は防いだうえで、計算問題の易化、覚える知識の削減などが進められR6「事例Ⅲ」で再び知識を書かせることはなさそうです。

①「財務・会計」の人気化②「企業経営理論」の人気化③「運営管理」の不人気化
デジタル経済化が進む現代では、データ分析と意思決定が重要です。企業の健全性やパフォーマンスを客観的に評価する「財務・会計」知識は、企業の戦略的意思決定に不可欠です。消費者主導の市場では、マーケットトレンドを捉えた経営戦略が重要です。企業経営理論は、市場の動向や消費者のニーズを理解し、組織の柔軟な対応を可能にします。「運営」は、効率的な業務プロセスや生産性向上を図るための重要な領域です。技術革新と結びつけることで、新しいビジネスチャンスやスタートアップの可能性が広がります。
・データドリブンなアプローチが重視されるため、ロジカルに企業の現状を把握できる「財務・会計」知識の需要が高いです。
・テクノロジーの進化により、財務データの分析がより精緻に行えるようになり、そのスキルがより高く評価されます。
・消費者ニーズの把握とそれに基づく迅速な意思決定が求められる中。「企業経営理論」はその要求に応える基盤となります。
・組織論の知識は、企業の成長や変革を支えるために必要不可欠な要素とされ、多くの有力企業で今まさに求められています。
・「運営」は他の2科目に比べて新たな知識が少なく、マンネリ化しやすく学習の動機付けが難しいです。
・製造業人口の減少に加え、学習の効果や実用性が直接的に見えにくいことが、学習人気低下の原因となっています。

【R6運営総まとめ】解き直し不要で全問解説 / 「Ⅲ」の知識不要を後押し

「1次」全体を易化させ、なるべく苦労させずに「2次」進出させる中、一応「事例Ⅲ」知識のベースとなる「生産管理」の出題傾向は? その結果はズバリ「易化」です。

R6解き直し不要で全問解説~傾向変化まとめ~
①定番第1問の指標問題がなくなる
②生産管理は全体的に易しく新論点もなし
③店舗管理は超定番問題ばかりでド楽勝
④計算問題も易しく時間がかからない
⑤統計3マークが比較的易しく傾向変化に?

前提:R6全44マーク 4択正誤表

設問領域論点正答率
11生産2生産方式1レイアウト(配置)A
11生産2生産方式1レイアウト(配置)A
12生産2生産方式1レイアウト(配置)A
1生産2生産方式2生産方式A
10生産2生産方式2生産方式D
3生産3日程計画0進捗管理D
33生産4調達計画5小売店B
14生産4調達計画3発注方式A
13生産4調達計画4現品管理D
15生産4調達計画4現品管理B
16生産5工数計画(IE)1工程分析C
17生産5工数計画(IE)1工程分析B
6生産5工数計画(IE)4時間研究E
8生産6生産業務4設備(効率)C
20生産6生産業務5E環境B
21生産6生産業務5E環境B
4計算2生産方式3ライン生産C
2計算3日程計画3PERTC
5計算4調達計画2部品表A
34計算4調達計画需要予測C
7(1)計算6生産業務3検定B
7(2)計算6生産業務3検定C
19計算6生産業務3検定D
9計算6生産業務4設備(投資)D
18計算6生産業務業務的意思決定E
27計算8MD1予算計画(人時生産性)B
28計算8MD1予算計画(粗利率)A
31計算8MD1予算計画(粗利率)C
22店舗7店舗3商業集積(統計)E
23店舗7店舗1まち三法(都市計画)B
24店舗7店舗2その他B
29店舗8MD3ISMB
32店舗8MD4店舗(陳列)D
35店舗9物流戦略2輸配送管理(手段)C
36店舗9物流戦略2輸配送管理(UL)A
37店舗9物流戦略1物流センター(機能)A
38店舗9物流戦略1物流センター(運営)A
43店舗10販売流通情報Sys1店舗(RFM)A
39店舗10販売流通情報Sys2販売コード(GTIN)A
40店舗10販売流通情報Sys2販売コード(S1)E
25店舗10販売流通情報Sys4食品リサイクル法B
26店舗10販売流通情報Sys5商取引(統計)B
30店舗10販売流通情報Sys5商取引(古物営業法)B
41店舗10販売流通情報Sys5商取引(資金決済法)C
42店舗10販売流通情報Sys5商取引(個人情報保護法)A

とはいえ超高得点阻止のため、一定数は誤答させる必要がある。もしその誤答が「Ⅲ」に要らない知識とわかれば、次のR6「Ⅲ」も知識を書かせない前提で臨めます。

「事例Ⅲ」「生産管理」最新15マーク

全体を通じて新知識や悩む正答率Cランクがなく、DやEは当てさせない問題。ここで特に「事例Ⅲ」向け知識対策の意識は不要な。

レイアウト・生産方式 4マーク

R5「Ⅲ」で問われたレイアウト、生産性や収益性を大きく左右する生産方式は、「事例Ⅲ」で毎年問われる重要論点です。

R6第11問 レイアウト Aランク

テキストより簡単なあべこべ問題です。来年R7はここまで簡単にすることはないでしょう。

×→○
×ア工程別製品別
×ウ長く短く
×エ低く高く
設備レイアウトに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 工程別レイアウトでは、各製品はそれぞれの加工順序に従って工程を移動するので、一般に各製品の進捗管理が容易である。
○イ 製品別レイアウトでは、製品を製造する流れに沿って設備を配置し、各設備は一定期間同じ製品を加工するので、一般に自動化が容易である。
×ウ 製品別レイアウトを採用すると、工程別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に製品が完成するまでに必要な運搬距離が長くなる。
×エ 多品種を扱う職場において工程別レイアウトを採用すると、製品別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に各設備の稼働率は低くなる。
R6第12問 レイアウト Aランク

DI分析は連続出題。そろそろ「事例Ⅲ」の出題がある頃です。

ある職場のDI分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 優先的に改善すべき対象は運搬工程Aであり、巡回経路を決めて定期的に運搬するといった間接運搬システムの導入を検討する。
○イ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Bであり、運搬頻度を少なくするか、または運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
×ウ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Cであり、運搬頻度を少なくするか、または運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
×エ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Eであり、コンベアで結ぶといった直接運搬システムの導入を検討する。
R6第1問 生産方式 Aランク

近年注目される、中種中量のマスカスタマイゼーション。これも「事例Ⅲ」出題の有力候補です。

abcd
×アOEMマスカスタマイゼーションモジュール生産ロット生産
×イマスカスタマイゼーションモジュール生産ロット生産OEM
○ウマスカスタマイゼーションロット生産モジュール生産OEM
×エモジュール生産OEMマスカスタマイゼーションロット生産
×オモジュール生産ロット生産OEMマスカスタマイゼーション
生産形態に関する記述と用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 多様な顧客ニーズに合わせた製品を効率的かつ低価格で大量に生産する。
b 製品を品種ごとにまとめて、複数の品種を交互に生産する。
c あらかじめ用意した複数種類の部品を組み合わせて、受注後に多様な製品を生産する。
d 発注元のブランドとして販売される製品の製造機能を請け負って生産する。
R6第10問 生産方式 Dランク

×acは主語あべこべ、×bがややひっかけ、×eが強いひっかけ。e以外はテキスト知識ながら、正答率調整のためにわざと間違えさせるのが正答率DEランクです。

×→○
×acオーダーエントリー生産座席予約
×b従って従うというよりは柔軟に
×eして顧客したが業者名義の
生産システムの管理方式に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a オーダエントリー方式では、顧客が要求した納期どおりに生産するために、受注したオーダを製造設備の使用日程や資材の所要予定などに割り付けて生産する。
×b JIT生産方式では、全ての工程があらかじめ作成された生産計画に従って、必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産する。
×c 生産座席予約方式では、生産工程において生産中の製品に顧客のオーダを引き当て、顧客の要求に応じて生産中の製品仕様の選択や変更を行う。
○d 製番管理方式では、製造命令書において、対象製品に関する全ての加工および組み立ての指示書を準備し、同一の製造番号を付けて管理する。
×e VMI(Vender Managed Inventory)では、顧客の在庫、出荷、販売などの情報を納入業者と共有することで、納入業者が供給して顧客の資産となった在庫を管理する。

日程計画 1マーク

日程計画は文章題こそ1マークですが、例年計算問題が多数出題され、「事例Ⅲ」ではレイアウトに並んで問われやすい重要論点です。

R6第3問 進捗管理 Dランク

「事例Ⅲ」で直接問われる可能性は低いですが、このように正答率が低い場合の誤答選択肢(今回は○acd)は、2次穴論点として突然出題されることがあります。

×→○
×b「運搬指示かんばん」と(削除)
進捗管理や現品管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 製品のトレーサビリティを高めるために、材料の調達から製品の廃棄までのサプライチェーンにおいて情報共有の仕組みを用いた。
×b 後工程引き取り方式による生産を、「運搬指示かんばん」と「引き取りかんばん」を用いて実現した。
○c 作業者や管理者が工程の状況を把握するために、目で見る管理として「あんどん」を用いた。
○d 仕掛品の流れを管理するために、製造番号、品名、納期などが登録されたRFIDを用いた。

調達計画 4マーク

「事例Ⅲ」の定番フレーム「ニチ子と重代」のうち、在庫が多すぎたり、逆に材料が欠品して生産遅延を招く論点。テキストレベルの基本を押さえます。

R6第14問 発注方式 Aランク

正答率Aランクは一目見て国語で解けます。

×→○
×a高い
低く
低い
高く
×dコスト削減が期待できる外注先自社生産
外注管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 外注依存度の高い企業は、一般的に広範囲にわたって高い技術力を持つ企業であり、自社の技術力が不足気味の企業では、外注依存度は必然的に低くなる。
○b 外注部品の納期遅れ対策としては、自社のMES(Manufacturing Execution System)を外注先にも組み込むことが望ましいが、それが難しい場合には納期日別に納期確認するカムアップシステムの適用が有効である。
○c 外注先に対して、どのような長期的方針の下に外注を依頼しているかを明確にすることによって、積極的な連携が可能となり、外注先の品質の向上やコストの低減が期待できる。
×d 自社が特殊な生産技術を持っている部品については、その優位性を維持するために、コスト削減が期待できる外注先を選択することが望まれる。
R6第13問 現品管理 Dランク

○cの「運転資金が増えて」は、通常CFの悪化を意味するはずですが、作問者はマルと言い張っているので様子を見る。また×dの納入が早すぎる場合は保管場所や買掛金(在庫)増加など、いくつかの問題が発生します。

×→○
×aできるできない
×d発生しない比較的少ない
 資材管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a MRPを活用すれば、調達すべき部品の仕様の検討や変更を効果的に行うことができる
○b 資材管理は、必要な資材の量・質などを定めた製品情報と生産計画を基に行われる。
○c 資材管理を適切に行った結果として資材の在庫量が減ると、資材の棚卸資産回転率が高くなり、運転資金が増えてキャッシュフローが改善される。
×d 資材の納品が納入予定に対して早過ぎる場合には問題は発生しないが、遅れた場合にはライン停止などの大きな損害が発生する。
R6第15問 現品管理 Bランク

発注方式に関する、ド定番のあべこべ問題です。

×→○
×ア定期定量
×イ原材料製品在庫
×エ小さく大きく
在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア ABC分析の結果としてCに分類された部品に定期発注方式を導入することによって、発注の手間を省いた。
×イ 原材料の在庫を多くすることによって、製造工程における突発的な設備故障による製品の納期遅れを回避した。
○ウ 作業時間の変動が大きい工程の前で生産ラインを前後に分割して、工程間在庫を置くことによって、ライン全体の稼働率を改善した。
×エ 調達リードタイムが不安定な部品を発注点方式で管理する場合に、発注点を小さくすることで欠品の発生頻度を削減した。
R6第33問 小売店在庫管理 Bランク

これも発注方式に関する、過去問を解いていれば解けるあべこべ問題です。

×→○
×アイ長く短く
×ウ低く高く
×エすることができるならない
小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 定期発注方式を採用している場合、発注から納品までの調達期間のみを変更して長くすると、発注量を減らすことができる。
×イ 定期発注方式を採用している場合、発注間隔のみを変更して長くすると、安全在庫を減らすことができる。
×ウ 定量発注方式を採用している場合、安全在庫のみを変更して増やすと、発注点は低くなる。
×エ 定量発注方式を採用している場合、発注点のみを変更して高くすると、発注から納品までの調達期間を長くすることができる
○オ 定量発注方式を採用している場合、発注量のみを変更して増やすと、発注点に基づく発注間隔は長くなる。

工数計画 3マーク

生産管理→生産計画→工数計画のつながりに気づけば、「事例Ⅲ」のレイヤーミスを防げる。工程や動作を決めれば標準時間・標準原価計算が可能になり、後は稼働分析で時々現場を覗いてサボりをコントロールします。

R6第16問 工程分析 Cランク

難論点IEにしては、事前知識が要らずその場の国語アドリブで解く問題。「事例Ⅲ」についても、ベテ専超絶スクールのようにIE知識の暗記に励む必要はなさそうです。

ある製品について工程分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 圧着設備横と切断設備横の仮置場に置く部品量を減らすために、圧着設備と切断設備を近づけるようにレイアウトを変更する。
○イ 圧着と切断の間に停滞する部品量を減らすために、切断設備の処理能力を上げる。
×ウ 材料置場から圧着設備までの運搬をなくすために、自動搬送車を導入する。
×エ 寸法検査後の停滞をなくすために、検査時間を短縮する。
R6第17問 工程分析 Bランク

IEの出題でありながら、物流知識で○イになってしまうサービス問題。下図を見て選択肢×ウを見れば、すぐ覚えられる特典つきです。

×→○
×アできるできない
×ウが大きく、改善効果が高いは同じ2である
×エ荷役付帯
マテリアルハンドリングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 運搬活性分析を行うことにより、各工程への材料供給の際に生じる空運搬を顕在化することができる
○イ 製品をユニットロードにすると、運搬や保管の効率化を図ることが期待できる。
×ウ パレット積みされているものを車上置きにする場合より、バラ置きされているものを箱入りにする場合の方が活性示数の増加幅が大きく、改善効果が高い。
×エ 流通過程の倉庫や物流センターにおいて行う、製品の値札付けや電子機器のセッティングの作業は荷役作業である。
R6第6問 時間研究 Eランク

○ア~オがどれももっともらしい難問。×ウオは不要な説明が入っている、一言多いパターンです。

×→○
×ア(調査中)
×イ作業経験が豊富な熟練者標準的な作業者
×ウ作業の難易度を考慮して(削除)
×オからなる管理余裕
からなる人的余裕
(削除)
(削除)
標準時間の設定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア MTM法では、移動動作と終局動作を組み合わせた1 つのモジュールとして作業者の動作を分析し、標準時間を設定する。
×イ 経験見積り法では、精度を高めるために、作業経験が豊富な熟練者を観測対象として標準時間を設定する。
×ウ 実績資料法では、作業の実績記録を基にした時間資料を用い、作業の難易度を考慮して標準時間を設定する。
○エ 標準時間資料法では、作業時間と変動要因との関係を、数式、図、表などにまとめたものを用いて標準時間を設定する。
×オ 標準時間を設定する際に考慮される余裕は、作業余裕と用達余裕からなる管理余裕と、職場余裕と疲労余裕からなる人的余裕によって構成される。

生産現場 3マーク

生産管理(日程調達工数計画→進捗現品予実管理)をフレームワーク化しておけば、残りの工場あるあるがこの論点。品質Q・設備M・環境Eはこのレイヤーで扱います。

R6第8問 設備(効率) Cランク

設備管理は計算問題なら理解が進む一方、文章題では細かい暗記やひっかけになるので、最近の傾向の中では悪問。題意として、ある程度テキスト暗記も欠かさない、と捉えます。

×→○
×aの2 つ③設備が規定の性能に達しない状態、の3つ
×b故障強度率性能稼働率
×eMTTRMTTB
設備管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 設備の故障は、①設備が規定の機能を失った状態と、②設備による産出物または作用が規定の品質レベルに達しなくなった状態、の2 つに分類される。
×b 設備総合効率は、時間稼働率、故障強度率、良品率の積として計算される。
○c 保全活動は、予防保全と事後保全からなる維持活動と、改良保全と保全予防からなる改善活動から構成される。
○d 設備の7 大ロスには、設備の段取・調整ロスと刃具交換ロスが含まれる。
×e 設備の可用率は、MTTRをMTBFとMTTRの和で除した値として求められる。
R6第20問 環境 Bランク

この手の時事問題は、関連事項をネットで調べておくことが望まれます。

×→○
×bサーキュラーエコノミーライフサイクルアセスメント
×cライフサイクルアセスメントカーボンニュートラル
環境配慮型生産に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 1 つの製品が原材料から生産されて誕生し、使用され、廃棄されるまでの製品のライフサイクルを把握した。
×b 製品の原材料の採取から、製造、使用及び処分に至るまでの環境負荷を総合的に評価するためにサーキュラーエコノミーを行った。
×c 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させたライフサイクルアセスメントを実施した。
○d 製品の原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでに排出された温室効果ガス排出量をCO2排出量に換算して、カーボンフットプリントを算定した。
R6第21問 環境 Bランク

様々な法律の丸暗記は不要ですが、その大事な所が誤答選択肢になります。

×→○
×アの場合は
されない
かどうかに関わらず
される
×ウ同じ一般廃棄物である産業廃棄物、一般廃棄物として異なる
×エ得なければならない得る必要はない
 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく産業廃棄物に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 産業廃棄物は20種類が定義されているが、排出量が基準値以下の場合は、この法律が適用されない
○イ 事業者が排出した産業廃棄物の運搬または処分を別の業者に委託する場合には、産業廃棄物管理票を委託する業者に交付することが義務付けられている。
×ウ 製紙工場から排出される紙くずと飲食店などから排出される紙くずは、同じ一般廃棄物である
×エ 排出した産業廃棄物を排出事業者自らが適切に処理できる場所まで運搬する場合でも、管轄の都道府県に申し出て専用の許可を得なければならない

「事例Ⅲ」計算問題 最新12マーク

これまで出題が不安定で「1次」の鬼門とされた「検定」が、難易度低めの3マーク出題された。これで「事例Ⅲ」出題を予測し、的中させるスクールの登場を願いましょう。

ライン生産+生産統制 4マーク

正答率C=周囲の手が回っていないが、狙って解けばしっかり当たる。「事例Ⅲ」の計算出題に備えると、脳が賢くなる特典が付きます。

R6第4問 ライン生産(編成効率) Cランク

ライン編成効率の計算問題は頻出であり、難しい論点ですが自分で図を描いて説明できるようにする。

3 工程直列型生産ラインにおけるライン編成を下記に示す。この編成に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、ライン生産は、最も効率が良い状態で運用されるものとする。
【ライン編成】
・第1 工程は、作業時間4 分の作業Aと、作業時間6 分の作業Bで構成されている。
・第2 工程は、作業時間3 分の作業Cと、作業時間4 分の作業Dで構成されている。
・第3 工程は、作業時間2 分の作業Eと、作業時間7 分の作業Fで構成されている。
×ア サイクルタイムは、26分である。
×イ 作業Cの作業時間が2 分長くなると、生産ラインのスループットは減少する。
×ウ 作業Fの作業時間が6 分になると、サイクルタイムは短縮される。
×エ 生産ラインの編成効率は、80%である。
○オ 第1 工程と第2 工程で作業Aと作業Cが交換できれば、サイクルタイムは短縮される。
R6第2問 PERT Cランク

PERTについての、計算というより理論問題。この手のロジックを文章にする力を、ロジカルな賢さと呼びます。

×→○
×a変わることがあるAのままで変わらない
×d必ず2 日短くなる2日短くなることがある
 下図は、あるプロジェクトにおけるPERT図の一部を切り出した図である。作業Aの作業時間は3 日であり、作業Aはクリティカルパス上にある。PERT計算に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 作業Aの作業時間が2 日増えると、クリティカルパスは変わることがある
○b 作業Aの作業時間が2 日減ると、クリティカルパスは変わることがある。
○c 結合点Jの最早結合点時刻が2 日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2 日長くなる。
×d 結合点Jの最早結合点時刻が2 日早まると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2 日短くなる
○e 結合点Kの最遅結合点時刻が2 日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2 日長くなる。
R6第5問 部品表 Aランク

部品表としてはひっかけのない、イージーレベルの計算問題です。

下図は、最終製品XとYの部品表であり、( )内は親品目1 個に対して必要な部品の個数である。製品XとYを2 個ずつ生産するときの必要部品数量に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 部品aは2 個必要である。
×イ 部品dは6 個必要である。
×ウ 部品iは8 個必要である。
○エ 部品共通化により部品hが部品bで代替された場合、部品bは10個必要である。
×オ 部品共通化により部品iが部品cで代替された場合、部品cは15 個必要である。
R6第34問 需要予測(指数平滑法) Cランク

指数平滑法の計算式を教える良問。試験上は×アイウの移動平均法は違う、×エの72も多分違うと、消去法で当たります。実際には以下で計算します。

画像:資格とるなら.tokyo

ある商品の需要予測量を、移動平均法(過去3 期の平均)と指数平滑法(平滑化係数=0.8)によってt期(当期)まで計算した結果、下表のとおりとなった。この条件に基づいて計算するt+1期(翌期)の需要予測量に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 移動平均法によって計算すると、40個である。
×イ 移動平均法によって計算すると、50個である。
×ウ 移動平均法によって計算すると、66個である。
×エ 指数平滑法によって計算すると、72個である。
○オ 指数平滑法によって計算すると、84個である。

検定 3マーク

診断士の弱点とされた「検定」も、この易化の流れを受け「Ⅲ」で出題すれば知識の普及が一気に進む。ここは注目です。

R6第7問 検定 (1)B (2)Cランク

生成AIは検定などの説明が得意。試しにまるっと説明させてみます。

生成AIの説明(設問1)
工程能力指数(Cp)は、工程のばらつきが規格の許容範囲内にどれだけ収まっているかを示す指標です。Cpは以下の式で計算されます:

Cp=(USL-LSL)/ 6σ・・①
ここで、USLは上限規格値、LSLは下限規格値、σは標準偏差です。

上限規格値 (USL) = (改善前)11.80㎜ (改善後) 11.60㎜
下限規格値 (LSL) = (改善前)10.00㎜ (改善後) 10.16㎜
Cp=1.0

Cpと改善前のUSL,LSLを①式に代入すると、σ=0.30となり、
求めたσ=0.30と改善後のUSL,LSLを①式に代入すると、Cp=0.8となる。

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある工場では、長さの規格の上限値が11.80mm、下限値が10.00mmの部品を製造しているが、製造工程の工程能力指数Cp(両側規格の場合の工程能力指数)を計算したところ、1.0であることが分かった。工場では、この部品を利用する製品の性能を安定させるために、長さの規格の上限値を11.60mm、下限値を10.16mmに変更したいと考えている。
(設問1 )
 現在の工程能力(部品の長さの標準偏差)の下で、長さの規格の上限値と下限値を変更したときの工程能力指数Cpの値として、最も適切なものはどれか。
×ア 0.6
×イ 0.7
○ウ 0.8
×エ 0.9
×オ 1.0

生成AI の説明(設問2)
工程能力指数(Cp)を改善するためには、標準偏差(σ)を減少させることが最も効果的です。Cpの計算式は以下の通りです:

Cp=(USL-LSL)/ 6σ・・①

Cpを1.2に向上させたい場合、まずは新しいCpの式に基づいて必要な標準偏差σを計算します。

上限規格値 (USL) = 11.60mm
下限規格値 (LSL) = 10.16mm
規格範囲はUSL-LSL=11.60-10.16=1.44

Cp=1.2とUSL-LSL=1.44を①式に代入して解くと、部品の長さの標準偏差σ= 0.20 に改善する

(設問2 )
 長さの規格の上限値と下限値を変更したとき、工程能力指数Cpを1.2に向上させるための施策として、最も適切なものはどれか。
×ア 部品の長さの平均値μを10.52mmに調整する。
×イ 部品の長さの平均値μを10.88mmに調整する。
○ウ 部品の長さの標準偏差σを0.20に改善する。
×エ 部品の長さの標準偏差σを0.25 に改善する。
R6第19問 Dランク

帰無仮説=改善前の状態、対立仮説=そうなってほしい状態と覚えておけばウエの2択になり、あとは検定名の暗記になります。

生成AIの解説

仮説設定:
帰無仮説(H₀): 改良後の平均速度は改良前と変わらない。すなわち、μ = 10。
対立仮説(H₁): 改良後の平均速度は改良前よりも低い。すなわち、μ < 10。

検定方法:
標本の標準偏差が既知でなく、標本サイズが大きい(100個)場合、通常はz検定を使用します。

×ア 標本のサイズが大きいため、z検定が適切。
×イ 帰無仮説と対立仮説の設定が間違い。
×ウ χ2検定は分散や比率の検定に用いるもので、平均の検定には適していない。

ある設備の加工速度を向上させるために設備改良を行った。改良後、100個加工を行って1 個当たりの平均速度を求めると9.75、標準偏差1.0であった。改良前の平均速度は10、標準偏差1.0であったとき、加工速度が向上したかどうかを統計的に検定する際の記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 帰無仮説:μ=9.75、対立仮説:μ≠9.75 として、t検定を用いる。
×イ 帰無仮説:μ=9.75、対立仮説:μ≠9.75 として、z検定を用いる。
×ウ 帰無仮説:μ=10、対立仮説:μ<10として、χ2検定を用いる。
○エ 帰無仮説:μ=10、対立仮説:μ<10として、z検定を用いる。

工業簿記 2マーク

工簿1級の業務的意思決定会計の問題。もし「財務」で出せば「事例Ⅳ」予想問題として話題になりますが、「運営」で出すと手が回らず正答率が低くなる所が盲点です。

R6第9問 設備(投資) Dランク

設備の優劣分岐はCVP分析の応用になるので、「Ⅳ」計算問題の一種と考えます。

 ある製品を製造するための設備の候補として、生産能力が異なる設備AとBがある。それぞれの設備の生産能力、製造固定費、製造変動費単価は下表のとおりである。この2 つの設備の製品需要量に関する優劣分岐点QAB(個/年)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 ただし、製品の販売単価は500円/個とする。解答に際しては、製品の需要量が生産能力を超えた場合には売り逃しが生じることに注意すること。
×ア QAB<25,000
○イ 25,000≦QAB<30,000
×ウ 30,000≦QAB<35,000
×エ 35,000≦QAB<40,000
×オ 40,000≦QAB
R6第18問 業務的意思決定 Eランク

簿記1級業務的意思決定会計「追加加工」からの出題。「運営」知識の延長で解くのは無理です。

ある工程では月間1,000個の部品を加工しているが、そのうち5%が不適合品として廃棄されている。この部品の販売価格は2,000円、変動費率60%で、不適合品1 個当たりの廃棄費用は700円かかっている。
 この部品には十分な需要があり、不適合品は全て手直しを行って良品として販売できることが分かったので、新たに手直しをする作業者を雇うことを検討している。新たに雇う作業者の月間の人件費がいくら未満であれば採算的に見合うか。以下の選択肢から最も適切なものを選べ。ただし、不適合品の手直しにおける追加費用は新たに雇う作業者の人件費のみで、材料費などのその他の費用は発生しないものとする。
×ア  60,000円
×イ  75,000円
×ウ  95,000円
○エ 135,000円

MD(人時生産性・粗利) 3マーク

「事例Ⅲ」に粗利率の計算出題はありませんが、人時生産性の計算は「Ⅲ」「Ⅳ」どちらも出題可能性有です。

R6第27問 予算計画(人時生産性) Bランク

人時生産性は、人数・作業時間のどちらでも計算できるようにしておく。

下表は、4 つの店舗における、ある期間の売上高、粗利高、従業員数、総作業時間をまとめたものである。各店舗で作業を効率化するためのシステムを導入し、1 人当たりの作業時間を変えずに従業員を1 人ずつ減らした場合、売上高と粗利高が変わらないとすると、システム導入前と比べて人時生産性で最も改善額が大きい店舗を下記の解答群から選べ。なお、ここで人時生産性は粗利高で算出するものとする。
×ア 店舗A
○イ 店舗B
×ウ 店舗C
×エ 店舗D
R6第28問 予算計画(粗利率) Aランク

下表は、価格政策が異なるA店とB店における、ある同じ商品の日別売上をまとめたものである。この2 店の価格政策を理解したうえで、以下の記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、表に記載のない商品や期間などについては考慮しないものとする。
○a B店のような価格政策をEDLP政策という。
×b いずれの店の価格政策でも、低い値引率で集客できる商品をロスリーダーという。
○c チラシ特売を用いて集客することは、B店よりもA店の価格政策が向いている。
R6第31問 予算計画(粗利率) Cランク

交差比率=在庫回転率×粗利率と覚えるための計算問題。イコール、粗利額÷棚卸資産額でも求まります。

下表は、ある雑貨店の販売実績などを商品分類別にまとめたもので、売上高、粗利率、平均在庫額(売価ベース)が記載されている。この表に記載された商品分類の中で、最も交差比率が低い分類を下記の解答群から選べ。
×ア 商品分類1
○イ 商品分類2
×ウ 商品分類3
×エ 商品分類4
×オ 商品分類5

「事例Ⅲ」対応不要:店舗管理 最新17マーク

冒頭の「5マーク1論点出題予想」で分かる通り、「店舗管理」は毎年決まって同じ論点から同じ問題を出すので、過去問の答を覚えてまるっと当たる。「1次」全7科目で最もイージーモードです。

店舗 3マーク

例年「まちづくり三法」「SCや商店街の統計」を中心に5マーク出ますが、3マークに削減されました。この調子でなくなっても構わない論点です。

R6第23問 まちづくり三法(都市計画法) Bランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
都市計画法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域およびおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である。
×イ 市街化調整区域とは、いわゆる白地地域内で用途地域が定められていない区域である。
×ウ 特定用途制限地域は、区域区分が定められていない都市計画区域内に定めることができない。
×エ 特別用途地区は、商業地域の地区内に定めることができない。
×オ 都市計画区域は、都道府県都市計画審議会の意見に基づいて、市区町村が指定することができる。
R6第24問 その他(屋外広告物法) Bランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
屋外広告物法に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 都道府県は条例で定めることによって、第一種低層住居専用地域における屋外広告物の設置を禁止することができる。
×b 条例に違反している立看板が、管理されずに放置されていることが明らかなときであっても、設置者の許可がなければ都道府県知事はその立看板を撤去することはできない。
×c 常時屋外で公衆に表示されたはり紙は、屋外広告物に該当しない。
R6第22問 商業集積(統計) Eランク

この手のグラフ問題は、スーパー・CVS・百貨店・ドラッグストアが四天王ですが、メンバーを入れ替えて難度を上げました。

ABC
×アスーパーコンビニエンスストア百貨店
×イスーパー百貨店ドラッグストア
×ウドラッグストアコンビニエンスストア百貨店
×エドラッグストアスーパー家電大型専門店
○オドラッグストア百貨店家電大型専門店
以下のグラフは、経済産業省の商業動態統計における小売業の業態別の年間販売額推移を示している。グラフ内の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

MD 2マーク

家族でSCに出かけた時に、フィールドワークできる論点。学習上の重要性なし。

R6第29問 ISM Bランク

「マーケ」消費者購買行動からの出題。選択肢の作りが初見パターンです。

ab
×ア①想起購買
×イ②関連購買
×ウ①想起購買
○エ②条件購買
×オ③衝動購買
消費者の商品購買行動は、計画購買と非計画購買に区分することができる。このうち、非計画購買に関して、以下の説明文と非計画購買の種類の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a POPを見て、初めて見た商品に希少性を感じて購入すること。
b 値引きされた商品を「安いから」という理由で購入すること。
R6第32問 店舗(陳列) Dランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
VMDにおける3 つの基本的な要素のうち、IP(Item Presentation)の目的と具体的な手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 売場全体のコンセプトを視覚的に表現するために、大型のプロップスを用いる。
○イ 売場に立ち寄った顧客が商品を選びやすくするために、フェイスアウトでハンガー陳列する。
×ウ 売場のテーマを演出するために、マネキンを用いて関連商品をディスプレイする。
×エ 特定の売場への立ち寄りを増やすために、POPなどを用いて季節感を演出する。
×オ 劣位置の売場への立ち寄りを促すために、商品を山積みしてボリューム感を演出する。

物流戦略 4マーク

設問文の冒頭に「物流センターの運営/機能」、輸配送管理の手段/ユニットロードと書いてあるので、どの論点かすぐわかり、過去問と同じ問題ばかり出る。4マーク中3マークが正答率Aです。

R6第35問 輸配送管理(手段) Cランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 出発時間や到着時間を荷主の都合で指定したいときには、トラックの貸切運送よりも、特別積合せ運送を選択した方がよい。
×イ 船舶による内航運送の契約に関する「標準内航運送約款」では、運賃には、特約がない限り、船積みと陸揚げに要する費用を含まないとしている。
×ウ 鉄道コンテナ輸送における貨物列車1 本(26両分)の最大積載量は、10tトラック26台の最大積載量と同じである。
○エ トラック輸送の契約に関する「標準貨物自動車運送約款」では、運賃には、積込みと取卸しに要する費用を含まないとしている。
×オ 複合一貫輸送の推進には、発地から着地までトラックを一貫して利用し続けながら、貨物を組み替えていくことが必要である。
R6第36問 輸配送管理(UL) Aランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
物流におけるユニットロードに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 通い容器は、繰返し用いることを目的としない容器である。
○イ 平パレットを利用して貨物をトラックで輸送する場合、トラックの積載効率が低下することがある。
×ウ 物流クレートは、商品を段ボールケースのまま積載して納品できるように使用される容器である。
×エ 平面寸法1,100mm×1,100mmの平パレット1 段の最大積載数量は、ピンホイール積みの場合、平面寸法650mm×450mmの貨物よりも、同600mm×500mmの貨物の方が多い。
×オ ロールボックスパレットには、段ボールケースを積載することができない。
R6第37問 物流センター(機能) Aランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア クロスドッキングは、出荷指示に基づいて、商品を庫内の保管場所から取り出し、取り揃えることである。
×イ 小売業者の仕入条件が店頭渡しの場合、在庫型物流センターの在庫の所有権は小売業者にある。
×ウ 通過型物流センターでは、温度管理が必要な低温商品を取り扱うことができない。
×エ 店舗での発注から納品までのリードタイムは、在庫型物流センターよりも通過型物流センターを利用する方が短くしやすい。
○オ 物流センターを利用すると、店舗に対する複数の納入業者からの納品を取りまとめることができ、店舗での荷受作業を軽減することができる。
R6第38問 物流センター(運営) Aランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア ASNは、荷受側が納品を受けた後に荷送側に対して送信する受領明細である。
×イ 固定ロケーション管理では、入庫の都度、空いている場所に商品を格納するため、同じ商品が異なる場所に所在する。
×ウ 摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめてピッキングすることである。
○エ 物流センターにおけるトラック予約受付システムの導入の目的の1 つは、運送事業者の積み込みや取り卸しの前にかかる手待ち時間を短縮することである。
×オ マテハン機器のうち、ソーターは保管用の機器であり、AGVは仕分用の機器である。

販売流通情報Sys 8マーク

8マーク中、正直どうでも良い法律知識が5マークですが、正答率が示す通り、ノー勉で当たるサービス問題です。

R6第43問 店舗(RFM) Aランク

一体どうした? と思えるほど簡単すぎる問題。国家試験の矜持をしかと持ち、もっと受験者の学習意欲を高める作問をしていただきたい。

 RFM分析は、ID-POSデータから計算される3 つの指標で顧客をグループ化する分析手法の1 つである。このRFMがそれぞれ表しているものに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア RはRecencyの頭文字を表しており、顧客ごとの最近来店購買日を指標化したものである。
×イ RはRequestの頭文字を表しており、顧客ごとの最も購買している商品の購買回数を指標化したものである。
×ウ FはFavorの頭文字を表しており、顧客ごとの人気商品購買数を指標化したものである。
×エ FはFestivalの頭文字を表しており、顧客ごとの祝日の商品購買数を指標化したものである。
×オ MはMarketの頭文字を表しており、市場の大きさを1 年の全顧客の総購買金額によって指標化したものである。
R6第39問 販売コード(GTIN) Aランク

×→○
×b
 流通システム開発センターが発行している「GTIN設定ガイドライン」に従って、新しいGTIN-13を設定するべきものを全て選ぶとき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a メーカー、ブランドオーナーの現在の商品ラインアップにない新しい商品
×b 特定のイベントやシーズンに合わせて期間限定で包装を変更し、特に従来品と分けて受発注を行わない商品
○c 商品の機能や成分が従来品と同じであるが、ブランド名やブランドロゴなどの変更によって、商品のブランドを変更した商品
R6第40問 販売コード(S1) Eランク

×→○
×a
近年、加工食品メーカーや原材料メーカーなど食品を取り扱う企業にとって、食品の安全・安心やトレーサビリティの確保はますます重要になっており、主に原材料メーカーと加工食品メーカー間で取引される原材料に、標準的な商品識別コードや、日付情報、ロット番号が表現されたバーコードをGS1 QRコードなどで表示して、企業間で活用することが推奨されている。
 原材料の識別に必要な項目を設定し、GS1アプリケーション識別子(AI)を利用してバーコードに表現する以下の記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 原材料に関する製造日の日付が2024(令和6 )年5月10日であった場合、製造日をAI(11)により和暦で表現すると、(11)R060510となる。
○b 13桁のGTIN-13をAI(01)により表現する場合は、先頭に1 つ0 を追加して14桁とする。
○c 原材料メーカーにて割り当てられたHHI1026というロット番号を、AI(10)により表現する場合は、(10)HHI1026となる。
R6第25問 食品リサイクル法 Bランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
食品リサイクル法およびその基本方針に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 飲食店において食用に供されずに廃棄された食品は、食品廃棄物等に該当しない。
×イ 食品循環資源の再生利用等は、飼料化よりも肥料化が優先される。
○ウ 食品の製造、加工または調理の過程において副次的に得られた物品のうち食用に供することができないものは、食品廃棄物等に該当する。
×エ 食品廃棄物等の再生利用等は、肥料化よりも熱回収が優先される。
×オ 食品リサイクル法は食品関連事業者を対象とした取り組みを定めたものであり、基本方針において消費者の役割は明記されていない。
R6第26問 商取引(統計) Bランク

×→○
×ア
×イ
×ウ
×エ
近年、さまざまな業界において電子商取引(EC)市場の重要性は高まっている。経済産業省が公表している「令和4 年度電子商取引に関する市場調査報告書」における2022年の日本のEC市場に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア BtoC-EC市場における市場規模は、物販系分野よりもサービス系分野の方が大きい。
×イ CtoC-EC市場規模はBtoC-EC市場規模よりも大きい。
○ウ 物販系分野のBtoC-EC市場におけるEC化率は、「衣類・服飾雑貨等」よりも「書籍、映像・音楽ソフト」の方が高い。
×エ 物販系分野のBtoC-EC市場における市場規模は、「食品、飲料、酒類」よりも「化粧品、医薬品」の方が大きい。
R6第30問 古物営業法 Bランク

古物商許可はもともと盗品の流通防止・発見を狙いとするため、税務署でなく警察署の管轄になります。

×→○
×イエ必要不要
×ウ税務署警察署
近年は、消費者の節約意識や環境意識の高まりを背景にリユース市場が拡大している。インターネットオークションやフリマアプリなどでは個人間売買が中心であるが、事業として中古品を買い取って販売する際などには、古物営業法で定められた営業の許可(古物商許可)が必要になる。この古物商許可に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 委託を受けて中古品を売買する場合には、古物商許可が必要である。
×イ 営業所を持たず、インターネットを用いて転売目的で中古品を売買する場合には、古物商許可は不要である。
×ウ 古物商許可を得るには、営業所を管轄する税務署に申請する必要がある。
×エ 中古品を買い取ってレンタルする場合、古物商許可は不要である。
R6第41問 資金決済法 Cランク

以下の支払手段のうち、資金決済に関する法律(資金決済法)が適用される前払式支払手段に該当するものの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、有効期限がある場合は、発行の日から1 年間使用できるものとする。
×a カタログギフト券
○b POSAカード
×c 航空券
○d 郵便切手
R6第42問 個人情報保護法 Aランク

個人情報保護法における個人情報に当たるものとして、最も適切なものはどれか。
×ア 企業の財務情報など、法人などの団体そのものに関する情報
○イ 生存者の氏名
×ウ 統計情報など、複数人の情報から共通要素に係る項目を抽出して同じ分類ごとに集計して得られる情報
×エ 他の情報と容易に照合できない、カメラ画像から抽出した性別や年齢といった属性情報

今日のまとめ

Q
R5「Ⅲ」の実質知識不要宣言で、今後の「Ⅲ」対策を占うために注目されたR6「運営」。新論点はなく、知識も計算問題も易化した結果から、「事例Ⅲ」は初学のアドリブ重視とし、知識の有無で点差をつけない傾向はガチ。
A

「生産管理」の詳細知識は実際の実務に関わる方が知れば良く、診断士試験上は基本知識を組み合わせ、与件企業の現状を知る手段に使う。そう割り切ればR6「事例Ⅲ」での、大きなハズレはありません。

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