AIによるホワイトカラー代替の流れが止まらず、R8試験は合格枠減&難化を予想。そして「過去問の答&パターンを覚えるふぞろい勉」を本気で蹴落とす生成AIによる予想問題作成&相互解答のチーム学習がいよいよ加速します。

E法務

【R7法務】R8難化は「法務」か「経済」 ~覚えるよりも「捻り方」

日常ビジネスにおけるAI普及でバブル合格1,600人が昔話になると、R8「1次」は確実に前年より難しくなる。ここで「暗記量を増やさない」前提に立つと、「近頃易しかった経済」「もともと難しかった法務」のどちらか、または両方が難化するでしょう。

①「条件次第」で答が変わる

「経営法務」本試験は、単なる用語の暗記ではなく、善意や悪意、期間などの要件を一部変えて誤りを作る構造になっています。

過去問を解く際は、正解の理由を探すのではなく、誤りの選択肢がどの条件をどのように変形させているかを分析してください。

②テキストの細かい所はまず出ない

テキストの膨大な記述を最初からすべて記憶しようとすると、消化不良を起こし本試験に向けた学習の進捗が滞ってしまいます。

テキストは辞書として扱い、まずは過去問で繰り返し問われている頻出論点の理解と解答精度の向上を優先して進めてください。

③法律文特有の言い回し

知識があっても、「ただし」や「みなす」などの法律特有の言い回しを読み違えることで、本番での誤答を招く恐れがあります。

問題文を読む際は、主語と条件および結論の3つのブロックに構造を分解して意味を捉える習慣を、初期から身につけてください。

【R7法務】R8難化は「法務」か「経済」 ~年度別過去問は覚えるより「捻り方」

難化年の「法務」を苦手にするのは、「覚えた所が出ない」ため。そこで「覚えた所が出るよう」過去問を論点別に解いて関連知識をセットで覚えるのが「法務」の特徴で、年度別に解くときは「その捻り方」を見るのがコツな。

参考:AIに渡した「法務」過去問5+1年分出題領域×正答率データ

伝統的に過去問・テキストレベルで当たる正答率AB、2択で悩むか当てさせないCDランクを半々で作問するのが「法務」の特徴。その年の試験委員の機嫌一つで易化⇔難化どちらも自由自在であることを、正答率別に解き分けて確かめます。

正答率ABでも誤答選択肢は時々難解

R7第12問 登録(会話) Bランク

立体商標の識別力は「使用の結果、需要者が出所を認識できるもの」で獲得され、商標→意匠への出願変更は認められない。B欄「意匠変更は×」を知っていれば選択肢が即アかイに絞られ、A欄は「使用された結果、需要者が認識できるもの」という表現を探せばOK。

以下の会話は、ワインメーカーであるX株式会社の社員甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で行われたものである。この会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲 氏:「弊社ワインの容器の形状は独特です。これを保護したいのですが、立体商標として登録できますか。」
あなた:「平面商標と同様に、立体商標も登録要件の1 つとして識別力があります。商品の形状(包装の形状を含む)を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標は原則、登録が認められません。したがって、商品の容器の形状自体を立体商標として登録するのは、難しいと聞いたことがあります。」
甲 氏:「しかしながら、弊社の容器は長年使用されていて、ご好評をいただいているのですが。」
あなた:「そうですか。【A】と認められれば、商標登録が認められることがあります。弁理士さんを紹介しますので、その方にご相談になってください。」
甲 氏:「ありがとうございます。ところで、立体商標の商標登録出願を意匠登録出願に変更することはできますか。」
あなた:「【B】。」
AB
○ア使用された結果、需要者が何なん人ぴとかの業務に係る商品であることを認識できるものいいえ。立体商標の商標登録出願を意匠登録出願に変更することはできません
×イ使用された結果、需要者が何なん人ぴとかの業務に係る商品であることを認識できるものはい。所定期間内であれば、立体商標の商標登録出願を意匠登録出願に変更することができます
×ウ容器の形状が視覚を通じて美感を起こさせるものいいえ。立体商標の商標登録出願を意匠登録出願に変更することはできません
×エ容器の形状が視覚を通じて美感を起こさせるものはい。所定期間内であれば、立体商標の商標登録出願を意匠登録出願に変更することができます
R7第13問 国際出願 Bランク

パリ条約では、工業所有権保護対象に商号が含まれる、意匠は不実施でも保護が失われない、実用新案→意匠の優先権主張が認められる、の3つが繰り返し問われる。

パリ条約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 意匠の保護は、当該意匠の実施をしないことにより失われる(→○しなくても失われない)旨が、パリ条約に規定されている。
×イ 実用新案登録出願に基づいて優先権を主張して意匠登録出願をすることは、パリ条約では認められていない(→○いる)
○ウ 特許には、輸入特許、改良特許、追加特許などの同盟国の法令によって認められる各種の特許が含まれる旨が、パリ条約に規定されている。
×エ パリ条約は、工業所有権の保護の対象として商号を挙げていない(→○いる)

国際出願で問われる「パリ条約」「特許協力条約(PCT国際出願)」は盲点で正答率が低くなりやすい。AIで深入りするより、テキスト掲載レベルで軽く流しましょう。

R7第15問 著作権(会話) Aランク

著作権は「特掲しないと譲渡者に留保と推定」され、著作者人格権は一身に専属し譲渡不可。A欄は「特掲なければ留保推定→いいえ、留保される」、B欄は「人格権は一身専属→譲渡できない」なので、両方「いいえ」が正解。

以下の会話は、メーカーであるX株式会社(以下「X社」という。)の広報部長の甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で行われたものである。この会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、著作権法第27条および第28条の規定は次のとおりである。
第27条  著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。
第28条  二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この款に規定する権利で当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する。
甲 氏:「弊社のパンフレットに載せるイラストをイラストレーターにお願いしようと思っています。
     そこでお伺いしたいのですが、イラストレーターには対価をお支払いするので、「対価の完済により、イラストという著作物の著作権はX社に移転する」と定めておけば、著作権はすべて弊社に移転すると考えてよろしいですね。」
あなた:「【A】。」
・・・中略・・・
甲 氏:「もう1 つ質問があります。弊社でイラストを手直しする可能性があるのですが、著作者人格権は移転できますか。」
あなた:「【B】。
・・・中略・・・
     弁護士さんをご紹介しますので、詳しくはその方にお尋ねになってください。」
AB
○アいいえ。著作権法第27条または第28条に規定する権利は、譲渡の目的として特掲しないと、これらの権利は譲渡した者に留保したものと推定されますいいえ。著作者人格権は、著作者の一身に専属し、譲渡することができません
×イいいえ。著作権法第27条または第28条に規定する権利は、譲渡の目的として特掲しないと、これらの権利は譲渡した者に留保したものと推定されますはい。著作者人格権を移転することはできます
×ウはい。おっしゃるとおりです。著作権はすべて対価を支払った者に自動的に移転しますいいえ。著作者人格権は、著作者の一身に専属し、譲渡することができません
×エはい。おっしゃるとおりです。著作権はすべて対価を支払った者に自動的に移転しますはい。著作者人格権を移転することはできます
R7第11問 不正競争防止 Bランク

周知表示混同惹起(混同必要)と著名表示冒用(混同不要)の非対称が最頻出。ドメイン名の不正取得は周知・著名を問わず成立し、役務商標も商品等表示に含まれる。

不正競争防止法に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、選択肢における「特定商品等表示」とは、人の業務に係る氏名、商号、商標、標章その他の商品又は役務を表示するものをいう。
○ア 営業秘密を保有する事業者からその営業秘密を示された場合において、不正の利益を得る目的で、その営業秘密を使用する行為は不正競争に該当する旨が、不正競争防止法に規定されている。
×イ 他人の著名な商品等表示と同一又は類似のものを使用する行為が、不正競争防止法第2条第1項第2号に規定する、いわゆる「著名表示冒用行為」と認定されるには、他人の商品又は営業と混同を生じさせることが要件となる(→○ならない)
×ウ 不正競争防止法第2条第1項第1号に規定する「商品等表示」には、商標法第2条第1項に規定する「商標」が含まれるが、ここでいう「商標」には役務商標は含まれない(→○も含まれる)
×エ 不正の利益を得る目的で、他人の特定商品等表示と同一又は類似のドメイン名を使用する権利を取得する行為は、当該特定商品等表示が周知である場合に限り(→○でなくとも)不正競争を構成することが、不正競争防止法に規定されている。

生成AIのよみやすく・分かりやすい文に慣れると法律独特の面倒な言い回しを理解するのは苦痛。正答率Bランクのうちに、アレルギーを解消します。

R7第7問 中小受託取引適正化法(会話) Aランク

取適法の60日ルールは両者間の合意があっても免除されず、価格転嫁の書面回答なく一方的に据え置くと「買いたたき」に該当。「合意すれば大丈夫」「片方だけ問題」という引っかけを排除し、A・B両欄とも「問題になる」選択肢(ウ)を選ぶ。

以下の会話は、X株式会社(以下「X社」という。)の代表取締役甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で、下請代金支払遅延等防止法(以下「下請法」という。)に関して行われた会話である。なお、X社は、中小の部品製造メーカーであり、下請法上の親事業者となる大手取引先から発注を受けて、下請法の適用対象となる取引を行っていることを前提とする。この会話に基づき、会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲 氏:「最近、親事業者からの発注で、納品後の支払いが遅いことが気になっています。先日も、当月納入分を翌月納入分として扱って欲しいとの依頼があったため、やむを得ずこれに応じることとしました。」
あなた:「下請法では、親事業者は納品物を受領した日から60日以内のできる限り短い期間内に下請代金を支払う義務があるとされていますね。」
甲 氏:「実際の納品日から計算してみると、当月納入分が翌月納入分とされてしまったので、支払日までは60日以上が経過していました。」
あなた:「この場合、【A】。」
甲 氏:「なるほど。ところで、労務費や原材料費が上昇しているのに、値上げ交渉に応じてもらえません。」
あなた:「下請法では、親事業者が下請事業者に対して不当に不利な条件を押し付けることを禁止しています。値上げ交渉を一方的に拒否する行為は、禁止事項に該当する可能性がありますね。」
甲 氏:「先日まで原価コストが上昇していることを説明して値上げを求めてかなり交渉したのですが、親事業者側にはまったく応じてもらえず、今年は現行の取引価格で据え置くことを渋々受け入れました。特にその理由を書面や電子メールなどでは説明してもらってはいません。」
あなた:「そうですか。【B】。」
甲 氏:「こうした問題は、どこに相談すればよいでしょうか。」
あなた:「弁護士さんに相談に乗ってもらえると思います。」
AB
×ア下請代金を60日以内に支払わないことを両者間で合意しているので、下請法上の問題にはならないと考えられます親事業者の販売製品に価格転嫁しない理由を書面や電子メールなどで下請事業者に回答することなく、従来どおりに取引価格を据え置くことは、買いたたきに該当し、下請法上の問題になる可能性があります
×イ下請代金を60日以内に支払わないことを両者間で合意しているので、下請法上の問題にはならないと考えられます今回、御社も合意されたということであれば、下請法上の問題にはならないと考えられます
○ウ下請代金を60日以内に支払わないことを両者間で合意している場合であっても、下請法上の問題になります親事業者の販売製品に価格転嫁しない理由を書面や電子メールなどで下請事業者に回答することなく、従来どおりに取引価格を据え置くことは、買いたたきに該当し、下請法上の問題になる可能性があります
×エ下請代金を60日以内に支払わないことを両者間で合意している場合であっても、下請法上の問題になります今回、御社も合意されたということであれば、下請法上の問題にはならないと考えられます
R7第8問 英文契約 Aランク

英文条項問題は「専門用語を訳して正誤を判定する」が、当問に限ると最後の'in English'を読めば、知識すら不要のサービス問題です。

以下は、ある海外企業との販売基本契約書において規定された紛争解決に関する条項である。
 この契約条項に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
Article XX (Governing Law and Dispute Resolution)
This Agreement shall be governed by and construed in accordance with the laws of Japan, without reference to conflict of laws principle.
All disputes, controversies or differences arising out of or in connection with this Agreement shall be finally settled by arbitration in Tokyo, Japan in accordance with the Commercial Arbitration Rules of the Japan Commercial Arbitration Association. The number of arbitrators shall be three. Each party shall be entitled to appoint one arbitrator. The two arbitrators appointed by the parties shall select the third arbitrator. The award of the arbitrators shall be final and binding upon the parties. The arbitration proceedings shall be conducted in English.
×ア 仲裁手続は、中立的な第三者である3 名の仲裁人によって当事者の話し合いを仲介する(→○拘束力ある判断を下す)ことで紛争の解決を目指す手続きであり、当事者に紛争の解決に関する合意が成立しない場合には不成立となる(→○でも成立する)
×イ 仲裁判断は、当事者を法的に拘束するが(→○し)、判断内容に不服がある場合には(→○でも)原則として裁判所に不服の申立てをすることができる(→○できない)
○ウ 仲裁手続は、日本商事仲裁協会の商事仲裁規則に従って、3名の仲裁人によって、英語で行われる。
×エ 仲裁手続は、日本の東京で行われるため、国際商業会議所(→○日本商事仲裁協会)の商事仲裁規則に従って、契約条項の定めにかかわらず、日本語(→○英語)で行われ、準拠法は日本法となる。

○ウを当てておしまいの過去マス勉と異なり、AI勉では×アイウの誤答が一目でわかり、一問で仲裁⇔和解の違いも覚えます。

R7第4問 設立(株式会社) Bランク

譲渡制限株式は「手続の例外」が頻出。全株式への制限設定は特殊決議、相続は承認不要で名義書換可、2週間以内に通知なければ承認みなし、という3つのルールを整理する。

譲渡制限株式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 株式会社が、定款を変更して、その発行する全部の株式の内容として、譲渡による当該株式の取得について会社の承認を要する旨の定款の定めを設ける場合には、総株主の同意(→○株主総会の特別決議)を得なければならない。
○イ 株主が譲渡承認の請求をした場合、株式会社がその請求の日から2週間または定款で定めたそれより短い期間内に決定の内容を通知しなかったときは、当該株式会社は、当該株主との間に別段の合意のない限り、譲渡を承認した旨の決定をしたものとみなされる。
×ウ 相続により譲渡制限株式を取得した株式取得者であっても(→○あれば)、株式会社による取得の承認を受けなければ(→○ずに)、株主名簿の名義書換の請求をすることができない(→○できる)
×エ 取締役会設置会社の場合には、定款の定めにより、譲渡による株式の取得についての承認の決定を株主総会の決議によるものとすることはできない(→○ができる)
R7第3問 機関(株式会社) Bランク

監査役の任期は4年で定款短縮不可で、独立性確保のため子会社役員との兼任も禁止。解任にも特別決議が必要という厚い身分保護が特徴。

監査役に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 監査役の任期は、定款の定めによって選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとすることができる(→○のように、4年未満に短縮することはできない)
×イ 監査役は、取締役会の同意があれば(→○あっても)、子会社の取締役を兼ねることができる(→○できない)
×ウ 監査役を解任する旨の株主総会の決議は、定款の定めがない場合は(→削除)、議決権の過半数を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数(→○2/3の特別決議)をもって行う。
○エ 監査役を辞任した者は、取締役会の同意がなくても、辞任後最初に招集される株主総会に出席して辞任した旨およびその理由を述べることができる。

正解○エの知識は「意見陳述権」。そんなレア知識を覚えなくても、×アイウの消去法で当てたい易問です。

R7第1問 機関(株式会社) Bランク

株主総会の招集通知は、公開会社で2週間前、非公開会社では定めなし。ただし○エの書面決議を行う際は、書類を読み込む時間として1週間前が義務付けられます。

株主総会に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 株主総会(→○取締役会)の決議について特別の利害関係を有する株主(→○取締役)は、その決議において、いかなる場合も議決権を行使することができない。
×イ 株主は、保有する議決権について、常に統一して行使しなければならない(→○一定の条件により不統一行使することができる)
×ウ 非公開会社であり、取締役会設置会社でない会社では(→削除)、株主総会は、会社の本店の所在地において(→○以外で)開催しなければならない(→○することができる)
○エ 非公開会社であり、取締役会設置会社でない会社では、定款に定めることにより、書面による議決権行使または電磁的方法による議決権行使ができることを定めたときを除き、1週間より短い期間を株主総会の招集通知の発送期限とすることができる。

×アについて、取締役会で間違って行使したり、株主総会で不当な決議をした場合は、罰則でなく「その決議を取り消す」ことで対応します。

R7第6問 組織再編(株式会社)(会話) (1)A (2)Bランク

会社分割は包括承継→個別同意不要だが債権者保護手続が必要で、事業譲渡は特定承継→個別同意必要で債権者保護手続が不要。「包括承継か否か」が判断の起点になり、分割=包括、譲渡=逆、と決めてから選択肢を見ると、A・B両方満たすアが即座に見つかる。

以下の会話は、X株式会社の代表取締役甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で行われたものである。この会話に基づき、下記の設問に答えよ。
甲 氏:「先日ご相談した弊社のA事業部門の件ですが、Y社の社長から具体的に買収をしたいとの意向を伝えられました。Y社の拡大戦略において、A事業は重要なピースになると評価しているそうです。弊社としても、条件が合うのであれば、ぜひともこの話は進めたいと思っています。」
あなた:「よかったですね。どのような方法で譲渡するか、もう話をしているのですか。」
甲 氏:「はい。Y社の社長からは、A事業部門を独立させた法人としてY社の子会社とする構想があるそうで、まずはY社本体で事業を譲り受けるか、それとも弊社側で会社分割により新会社を設立してその新会社の株式を譲り受けるか、どちらかの方法を検討しているとのことです。」
あなた:「いずれの方法でも、事業部門を譲渡する目的は達成できそうですね。」
甲 氏:「A事業部門では、古くからの取引先との契約がかなりあり、これらを移転させないといけないのですが、会社分割と事業譲渡とでは、契約関係の移転について効力にどのような違いがあるのでしょうか。弊社もY社も特別法の適用があるような事業は営んでいません。」
あなた:「【A】。」
甲 氏:「なるほど。債権者保護手続のことも気になっているのですが、両者に違いはあるのでしょうか。会社分割の方法による場合、新会社で免責的債務引受をしてもらって、弊社には債務を残さない予定にしています。」
あなた:「【B】。」
甲 氏:「そうなんですね。ところで、この話を進めるにあたってもう1 つ頭が痛いことがあります。実は、弊社の大株主の1 人が、もともとA事業部門の出身で、A事業部門の売却という話になると、かなり抵抗するのではないかと思います。」
あなた:「将来のことを考えて、納得してくれればよいのですけどね。」
甲 氏:「前々から株式を買い取って欲しいということも伝えられています。会社分割と事業譲渡で、株主の株式買取請求権について違いはあるのでしょうか。資産規模からすると、簡易手続を利用することはできない見込みです。」
あなた:「【C】。」
甲 氏:「ご説明ありがとうございます。よく分かりました。」
あなた:「具体的に検討を進めるため、弁護士さんや税理士さんに相談してみましょう。」
(設問1 )
 会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
AB
○ア会社分割の場合は、包括承継により、原則として財産や権利義務の包括的移転の効果が生じますが、事業譲渡の場合には、そのような効果は生じないので、個々の財産の移転手続や対抗要件の具備が個別に必要となり、契約の相手方の同意を得る必要があります会社分割の場合は債権者保護手続が必要となりますが、事業譲渡の場合は債権者保護手続は必要ありません。ただし、個別に債権者の同意を得る必要があります
×イ会社分割の場合は、包括承継により、原則として財産や権利義務の包括的移転の効果が生じますが、事業譲渡の場合には、そのような効果は生じないので、個々の財産の移転手続や対抗要件の具備が個別に必要となり、契約の相手方の同意を得る必要があります会社分割の場合も事業譲渡の場合も、債権者保護手続が必要となります
×ウ会社分割の場合も事業譲渡の場合も、包括承継により、原則として財産や権利義務の包括的移転の効果が生じますので、個別に契約の相手方の同意を得る必要はありません会社分割の場合も事業譲渡の場合も、債権者保護手続が必要となります
×エ会社分割の場合も事業譲渡の場合も、包括承継により、原則として財産や権利義務の包括的移転の効果が生じますので、個別に契約の相手方の同意を得る必要はありません会社分割の場合も事業譲渡の場合も、債権者保護手続は必要ありません

やや長い選択肢ながら、「正答率A」=みんなが当てた・・と思って選択肢を読み直すと、それがまるっと正解知識のテキスト代わりになります。

通常手続の会社分割と事業譲渡のいずれも、反対株主の株式買取請求権が認められる。空欄【C】の前にある簡易手続きでは、影響がごく軽微になる買い手側株主の買取請求権が、例外的に認められません。

(設問2 )
 会話の中の空欄Cに入る記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 会社分割においては反対株主の株式買取請求権が認められていますが、事業譲渡においては反対株主の株式買取請求権は認められていません
×イ 会社分割においては反対株主の株式買取請求権が認められていませんが、事業譲渡においては反対株主の株式買取請求権は認められています
○ウ 会社分割においても事業譲渡においても、反対株主の株式買取請求権が認められています
×エ 会社分割においても事業譲渡においても、反対株主の株式買取請求権が認められていません
R7第21問 民法(相続) Bランク

遺言にはいくつかの決まりがある。それぞれ意味があってそうなっているので、試験というより常識としてある程度知っておきたい。

遺言に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部または一部を撤回することができる。
×イ 遺言は、18(→○15)歳に達しなければできない。
×ウ 公正証書によって遺言をする場合、公証人が遺言者の口述を筆記することを要するが、証人の立会いは要しない(→○2人以上の立会いが必要)
×エ 秘密証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文(→削除)、日付および氏名を自書した上で、押印をしなければならない。
R7第24問 民法(手続) Bランク

診断士が少額訴訟の上限が60万円なる知識(×ア)を知る必要も、使う場面も思い浮かばない。当問は軽くスルーです。

裁判所の紛争解決手続に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 少額訴訟で請求できる金銭の上限額は、140(→○60)万円である。
○イ 通常訴訟において、裁判所は、口頭弁論の終結後も、和解の勧告をすることができる。
×ウ 民事訴訟法上、特許権侵害訴訟の第一審については、東京(→追加:と大阪の)地方裁判所のみが専属管轄を有すると規定されている。
×エ 民事調停は、公開(→○非公開)の法廷で実施される。

「法務」正答率ABのうち、会話問題は正解選択肢を正解知識としてそのまま覚える。残りは誤答選択肢の誤りを正しく直してそこを覚えると、翌年は「その周辺知識」が出るので論点的中率が上がります。

「法務」の時短高得点のコツは、テキスト→過去問の順でなく、過去問→テキストに戻る逆引き学習。そして「過去問に出た知識」より、「その周辺にあるテキスト知識」が翌年出やすいことがわかっています。

「どこでどう捻るか」を意識するCDランク

R7第9問 特許法(実施) Cランク

「例外の例外」を訊かれると誤答しやすい。「登録なしに効力あり」「承継人にも有効」という、通常の権利と逆方向の例外を正解に選ばせる嫌がらせです。

特許法第35 条に規定する職務発明に関する記述として、最も適切なものはどれか。
なお、本問における「使用者等」とは、使用者、法人、国又は地方公共団体を指し、「従業者等」とは、従業者、法人の役員、国家公務員又は地方公務員をいう。
○ア 従業者等がした発明については、その発明が職務発明である場合を除き、あらかじめ、使用者等に特許を受ける権利を取得させることを定めた契約、勤務規則その他の定めの条項は、無効である。
×イ 使用者等は、従業者等が職務発明について特許を受けたときは、その特許権について通常実施権を有するが、この通常実施権は、その発生後にその特許権を取得した者に対しては、その効力を有しない(→○有する)
×ウ 使用者等は、従業者等が職務発明について特許を受けたときは、その特許権について通常実施権を有するが、この通常実施権は、登録しなければ(→○しなくても)、その効力を生じない(→○生じる)
×エ 職務発明は、従業者等の発明であって、その性質上当該使用者等の業務範囲に属し、かつ、その発明をするに至った行為がその使用者等における従業者等の現在の職務に属する発明を指すので、同一企業内であっても(→削除)、従業者等の過去の職務に属する発明(→○が)、職務発明と認められる場合はない(→○ことがある)
R7第10問 特許法(侵害) Cランク

「原則+例外」の知識は持っていても、例外の適用条件まで覚えていないと×イを正解に選びやすい。

特許法第65 条第1 項に規定する補償金の支払を請求することができる権利(以下「補償金請求権」という。)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 出願公開後に特許出願が放棄された場合でも、補償金請求権は消滅しない(→○する)
×イ 特許出願人は、出願公開後に特許出願に係る発明の内容を記載した書面を提示して警告をしなければ(→○しなくても)、出願公開後、特許権の設定の登録前に業としてその発明を実施した(→追加:悪意の)者に対し、補償金請求権を一切行使できない(→○行使できる)
○ウ 補償金請求権は、特許権の設定の登録があった後でなければ、行使することができない。
×エ 補償金請求権を行使した(→○する)場合は、特許権は行使できない(→○が発生する前である)
R7第16問 商標法(侵害・会話) Cランク

不使用取消審判(商標法50条)は継続して3年以上不使用の場合に「誰でも」請求できる。誰でも=強い断定表現が×と思い込むと誤答×イエに誘導され、正答率Cになります。

以下の会話は、X株式会社の代表取締役である甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で行われたものである。この会話の中の空欄AとBに入る数値と記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲 氏:「弊社は、長年にわたってさまざまな鞄かばんの製造販売を行ってきました。このたび、新しいスーツケースの発売を予定しており、従来のものとは全く異なる斬新なデザインですので、印象に残る名前を付けてヒット商品にしたいと考えています。具体的には、『〇〇〇〇〇』という名前にして、商標登録も出願したいと考えているのですが、どうやら、Y社が、同一の文字商標について、『スーツケース』を指定商品として既に登録を受けているようです。弊社が商標登録を受けることは難しいでしょうか。」
あなた:「同一の商標が同一の指定商品について既に登録を受けているのであれば、このまま商標登録を出願しても拒絶されてしまうでしょうね。商標登録されていない別の名前に変更することは難しいでしょうか。どうしても『〇〇〇〇〇』という名前がよろしければ、Y社と交渉して商標権を譲渡してもらうことが考えられます。」
甲 氏:「弊社としては、ぜひ『〇〇〇〇〇』という名前にしたいと考えています。Y社との交渉も検討してみますが、交渉がうまくいかないかもしれません。これ以外に何か手段はありますか。」
あなた:「Y社は、その商標を使用しているのでしょうか。」
甲 氏:「Y社も鞄の製造販売を行っていますが、私の知る限り、『〇〇〇〇〇』という名前の商品はないと思います。」
あなた:「そうすると、商標法第50条第1 項に規定されている不使用取消審判を利用できるかもしれません。この規定によれば、日本国内において継続して【A】年以上、商標権者、専用使用権者または通常使用権者のいずれもが指定商品・指定役務について登録商標の使用をしていない場合に、その指定商品・指定役務に関する商標登録を取り消すことを求めて、審判を請求することができます。」
甲 氏:「そのような制度があるのですね。不使用取消審判は、誰でも請求することができるのでしょうか。」
あなた:「不使用取消審判は、【B】。詳しいことをお知りになりたければ、私の知り合いの専門家をご紹介します。」
甲 氏:「よろしくお願いします。」
AB
×ア2誰でも請求することができます
×イ2利害関係人のみが請求することができます
○ウ3誰でも請求することができます
×エ4利害関係人のみが請求することができます
R7第14問 著作権法(会話) Dランク

屋外にある銅像や建築物は、通常誰でも見られるため自由な利用が認められるが、販売目的の複製は許可が必要。言われてみれば当たり前でも、テキスト外の初見知識は当てにくいので、こんな条文まで覚えずAIに解説させて時短します。

以下の会話は、中小企業診断士であるあなたと、写真家である甲氏との間で行われたものである。この会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
あなた:「著作権法第46条には、美術の著作物でその原作品が、著作権法第45 条第2 項に規定する【A】に恒常的に設置されているものまたは建築の著作物は、一定の場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができることが規定されています。」
甲 氏:「そうですか。どのような場合に利用できないのですか。」
あなた:「甲さんに関係ありそうなものとしては・・・。たとえば、著作権法第46条第4 号に「専ら美術の著作物の複製物の【B】を目的として複製し、またはその複製物を【B】する場合」が規定されています。詳しいことをお知りになりたいときは、弁護士さんをご紹介しますので、その方にお尋ねになってください。」
AB
×ア屋外の場所展示
○イ屋外の場所販売
×ウ公共の施設内展示
×エ公共の施設内販売
R7第2問 機関(株式会社) Dランク

株主総会⇔取締役会の違いでひっかけてくる。株主総会で認められる手続(委任状・書面投票・定款変更)をそのまま取締役会に当てはめてしまうとどれも正解に思える嫌がらせ。

取締役会に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、特別取締役の定めはないものとする。
×ア 代表取締役および業務執行取締役は、3カ月に1回以上、職務執行の状況を取締役会に報告しなければならないが、定款の定め(→○取締役全員の同意)があれば、取締役全員への書面による通知により、その報告を省略することができる。
○イ 取締役会の決議の定足数は、当該決議について特別の利害関係があり議決に加わることができない取締役の人数を除いて計算することができる。
×ウ 取締役会を招集する者は、取締役会の日の1週間前までに、その通知を発しなければならず、この通知期間は、定款の定めによっても短縮することはできない(→○ができる)
×エ 取締役が現実に開催される予定の取締役会に出席できない場合、その取締役は、事前に他の取締役に対して委任状を発行することにより、当該取締役会において議決権を行使することができる(→○は取締役会の趣旨を損なうためできない)
R7第5問 持分会社 Eランク

合名・合資・合同の3形態を横断的に混在させる。3つの違いを明確に覚えていないと、どれも正解に思えてしまうため、Eランク。

合同会社に関する記述として、最も適切なものはどれか。(→○)
×ア 合同会社では、法人が業務執行社員である場合に、別の法人(→○個人)を職務執行者として選任することができる。
×イ 合同(→○合名と合資)会社では、労務や信用を出資の目的とすることができる。
○ウ 合同会社に新たな社員が加入する場合、定款の変更が必要である。
×エ 合同会社の業務執行社員は、無限責任(→○有限責任のみ)を負う。

近頃時折見かける合同会社。下の表を見て合名・合資会社との違いを「無限責任社員の有無」で押さえれば、ほぼ全て解けます。

R7第23問 民法(契約) Dランク

「PL法にありそうな規定」を並べ、実際には規定されていないことでひっかけ。×エで損害賠償請求権があると匂わせ、「では部品を保存せねば・・」と×ウを選ばせるWトラップです。

製造物責任法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 安全性に関わらない品質上の不具合は、製造物責任法に基づく損害賠償責任の根拠となる「欠陥」に当たらない。
×イ 製造物責任法には、PL保険への加入を義務付ける規定がある(→○はない)
×ウ 製造物責任法には、製造物の部品の保存期間に関する規定がある(→○はない)。
×エ 製造物責任法に基づく損害賠償請求権は、製造業者が製造物を引き渡した時から5(→○10)年を経過したときは、時効によって消滅する。
R7第20問 民法(典型契約) Eランク

「引渡しから1年」と「知った時から1年」という起算点の違いを、同じ1年という数字で包んで誤認させる。常識の逆を正解にするのがEランクかつ○アの「いつでも」で不正解にしがちで、このレベルの正答は絶望的に無理。

民法が定める請負に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、特約はないものとする。
○ア 請負人が仕事を完成しない間は、注文者は、いつでも損害を賠償して契約を解除することができる。
×イ 請負人が品質に関して契約の内容に適合しない仕事の目的物を注文者に引き渡した場合において、注文者が目的物の引渡し(→○不適合を知った時)から1 年以内にその旨を請負人に通知しないときは、注文者は、その不適合を理由として損害賠償の請求をすることができない。
×ウ 注文者が破産手続開始の決定を受けた場合、請負人は、仕事の完成後であっても(→○前であれば)、契約を解除することができる。※完成後は解除でなく破産債権として報酬請求。
×エ 物の引渡しを要する請負契約において、仕事の完成(→○目的物の引渡し)と報酬の支払は同時履行の関係に立つ。
R7第19問 民法(典型契約) Cランク

「消費貸借」とは何かを借りて別の物を返すことを指し、借金=金銭消費貸借が代表。当問は2020年改正民法の深い論点なので、なんとなく正解○エを選べればOK。

民法が定める消費貸借に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 書面でする消費貸借の貸主(→○借主)は、借主に目的物を交付(→○両者が合意)するまで、契約を解除することができる。
×イ 書面でする消費貸借は、借主が貸主から目的物を受け取る前に借主(→○借主か貸主)が破産手続開始の決定を受けた場合には、その効力を失うが、借主が貸主から目的物を受け取る前に貸主が破産手続開始の決定を受けた場合には、その効力を失わない(→削除)
×ウ 当事者が返還の時期を定めた場合、借主は、その時期まで返還をすることができない(→○いつでも繰上返還できる)
○エ 利息付きの金銭消費貸借の貸主は、特約のない限り、借主が元本を受け取った日を含めた利息を請求することができる。

「法務」の闇深さとは、「いくつかの条件次第で答が変わり」、単に正文化だけしても再び次で間違える。そこで2020年改正民法の狙い(=全体的に弱者保護)を用意してから、正文化に着手します。

R7第18問 民法(保証) Cランク

連帯保証の各ルールが、日常の直感(人数で割る・主債務者が助かれば保証人も助かる)と真逆になっている所を突いている。借り手=常に弱者でなく、貸し手も保護するバランス感覚が問われた。

保証に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 3,000万円の主たる債務について3 人の連帯保証人がいる場合、各連帯保証人はそれぞれ1,000万円(→○3,000万円全額)の限度で連帯保証債務を負う。
×イ 事業のために負担した貸金債務を主たる債務とする保証契約は、主たる債務者の配偶者であって、主たる債務者が行う事業に現に従事していない者が保証人になろうとする場合には、保証債務を履行する意思が公正証書で表示されていなくとも(→○されることで)、その効力を生じる。
×ウ 主たる債務者が破産し、免責許可決定が確定した場合、保証人はその責任を免れる(→○負う)
○エ 主たる債務について違約金の定めがない場合であっても、債権者と保証人の間で保証債務についてのみ、違約金の定めをすることができる。
R7第17問 民法(物権・共有) Dランク

共有は「みんなで持っている=みんなの同意が必要」と考えやすいが、実際は持分の譲渡・放棄・解除は単独や過半数でできるため、直感に頼ると誤答。

A、BおよびCが各3 分の1 の割合で甲土地を共有している場合に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア A、BおよびCが共同して甲土地を第三者に賃貸した場合、その賃貸借契約の解除は、A、BおよびCが全員(→○持分価格の過半数)で行う必要がある。
×イ Aが甲土地の自己の持分をBおよびC以外の第三者に譲渡するためには、BおよびCの同意を得る必要がある(→○得ずに単独で行える)
×ウ Aが甲土地の自己の持分を放棄した場合、その持分は国庫(→○他の共有者)に帰属する。
○エ Aは、甲土地を不法に占有している第三者に対し、単独で甲土地全部の明渡しを請求することができる。
R7第22問 民法(相続) Dランク

そもそも「連帯保証と保証の違い」「主債務との関係」自体が直感で理解しにくい。さらに正解が正解らしくなく、「だからどーなのよ?」と役に立たない知識ため、ますます誤答しやすい。

遺留分に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 遺留分侵害額請求権は、裁判外で行使することも可能である。
×イ 遺留分侵害額請求権は、相続開始の(→○侵害を知った)時から1 年以内に行使しなければ、時効によって消滅する。
×ウ 相続の開始(→○前)における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限り、その効力を生ずる。
×エ 被相続人の兄弟姉妹(→○配偶者・子)は、被相続人の相続について遺留分を有する。

片や正答率DEランク(特に民法)では、一度問われた知識はしばらく出ない。そこで知識を深追いするより、「どこでどう捻ってくるか」のパターンを掴み、「2次」国語力UPのドリルに使います。

今日のまとめ

Q
「法務」は前年出題の周辺知識が再び出やすく、正答率ABの周辺知識をまとめて覚えるのが正義で、過去問の年度別に解く意味はほぼない。ただその分「正解させないようどうひっかけるか」のドリルに使える?
A

「法務」の誤答パターンをAIに解読させると、「直感や常識の逆にするのがEランク」とわかる。なんとなくこっち!などと寝言を抜かすと、いつでも足元を掬われるリスクに身構えます。

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