毎年難化・変化が続く「2次」の勝ち目は、キーワードの数やフレーズのストックではなく、助言問題に対応できる仮説力にある。そこを生成AIに解像度高く説明させると、隣のふぞろいを除き誰でも「やれる」再現性になることを、超具体的な4回シリーズで紹介します。

生成AIの新機能Deep Researchで作成した報告書は、なんと動画の4回分。最初のさわりの1回目をぜひ事前にご視聴ください。

【必ず受かる叶う化】「助言」時代の学習スタイル / 予告長編3部作

K事例Ⅳ

【はじめて/2年目共通】GWには「事例Ⅳ」 / 一番正しいⅣの解き方

ウチのAI試験委員に言わせると、2年目にうっかりベテ勉するほど8割の不合格リスクばかりが増える。そこで来るGWにもし学習日を取れるなら、正解と正しい解き方が1つに決まる事例Ⅳに注力します。

Q
R6試験が「Ⅳ」を大ボーナスにして合格者層をガラリ入れ替え、次のR7では「Ⅳ以外のどれか」を大ボーナスにして再び入れ替えるのは、いつもノロマな隣のD社を除いて常識以前。それにしても、なぜ隣のD社はあれだけ「Ⅳの解き方」をわかっていない
A

そもそも教育機関ですらない隣のD社の拠り所は、寄せ集め合格者が長年パクった「ノウハウ」にある。しかし正解とその正しい解き方が一つに決まる「事例Ⅳ」では、D社の出番が全くないため。

①「Ⅳ」は簿記以外にも複数解法②簿記の正しい解き方は1つに決まる③TAC「Ⅳの解き方」を使って互いに説明
「Ⅳ」の経営分析→CVP→NPVの計算問題は、ファイナンスの視点から現金に注目することで、簿記の詳細な知識がなくても、基本的な計算や判断が可能です。​一方、簿記の知識を基盤として商業簿記→工業簿記→CVP分析→NPV法へと段階的に学習を進めることで、各手法の理論的背景や計算方法を体系的に理解できます。​TAC「Ⅳの解き方」は、この簿記アプローチに基づいた解法を解説しており、この問題集を3回転することで、簿記的に正しい解法の理解と定着が図れます。
例えば、NPV法では税引後CIFの予測と割引率により投資判断が行えます。​しかし、これらのファイナンス手法には複数のアプローチが存在し、解法が一つとは限らない難があります。この順序で学ぶことで、各分析手法がどのように関連し、どのように適用されるかを深く理解でき、結果として最も正確で信頼性の高い解法に到達します。​さらに学習仲間と互いに解き方を説明し合うことで、自身の理解を深めつつ他者の視点から新たな気づきを得て、ムダのない「Ⅳの解き方」が身に付くのです。

【はじめて/2年目共通】GWには「事例Ⅳ」 / 一番正しいⅣの解き方

自他が認める「事例Ⅳの業界最強」であるこのサイトの強みは、「診断士向けⅣ教材」以外を自由自在に使い倒すこと。その全ての前提が、「簿記2級」→「簿記1級」の会計的に正しい解き方であるのが特長な。

Step-1:最初は1次「財務」5+1年149マークを3回転

Q
【はじめて/2年目共通】の「Ⅳ」対策の始めの一歩で、決して踏み間違えないのが「財務」をおろそかに「Ⅳ」対策ばかりムキにならないこと。「Ⅳ」が出題するのは「財務」全149マークの1/3に過ぎず、そこを取り違えると隣のD社の答を覚えるノウハウ勉にまっしぐら。
A

いかにも「財務」や論理的思考が苦手そうな隣を最初にからかうとは、やりますね。そこで「Ⅳ」の答を覚える隣のノウハウ勉を避けるべく、「財務」の答を覚えてしまいます。

①計算手順をまず覚え、薄く広い理論まで

一次試験の「財務・会計」科目は、二次試験の「事例Ⅳ」の土台となる知識を網羅しています。​過去問を繰り返し解くことで、財務諸表の読み方、基本的な会計原則、経営指標の計算方法など、基礎的な知識を確実に身につけることができます。​これにより、二次試験で求められる高度な分析や応用問題にも対応できる力が養われます。

②「Ⅳ」出題は「財務」の1/3の範囲に集中

一次試験の過去問を分析すると、全149問のうち約3分の1がファイナンス、同じく3分の1が企業会計原則他に関するものであり、これらは2次「事例Ⅳ」計算問題では直接問われません。​「事例Ⅳ」の計算問題は主に経営分析、CVP分析、NPV法に集中しています。​この理解により、学習の優先順位を明確にし、効率的に対策を進めることが可能となります。

③答を覚える過程で少しずつ理解を追加

過去問の解答を覚える過程で、各問題の背景や解法のプロセスを深く理解することが重要です。​これにより、問題の出題形式が変わっても、基礎知識と論理的思考に基づいて柔軟に対応できる応用力が身につきます。​単なる解法の暗記ではなく、理解を伴った学習を行うことで、試験本番でも自信を持って問題に取り組むことができます。

Step-2:TAC「Ⅳの解き方」3回転が正しい学習

Q
「事例Ⅳ」の解き方を知りたいのに、最初に「財務」5+1年分を課し、試験合格を目的化したベテふぞが近寄ってくるのを防ぐこのサイトの姿勢が好き。ではTAC「Ⅳの解き方」を3回転させる狙いは?
A

この良問題集の利点は、難しすぎる過去問の解き方ではなく、経営分析→CVP→1級意思決定会計少々→NPVへと、簿記本来の学習順に沿って練習できること。そして超難問「Ⅳ」R5第3問の解き方が見事です。

①最初の1回転は、時間を掛けて順序通りに

まず、『事例Ⅳの解き方』に収録されている計算問題を、順序を飛ばさずに解き進めます。この際、各問題に十分な時間を割き、正しい解法とは何かを考えます。特に、経営分析、CVP分析、意思決定会計、NPVといったテーマを、簿記の学習順序に沿って体系的に学ぶことで、基礎的な知識と計算手順がしっかりと身につくのです。

②2~3回転目ではスピードを上げて苦手分野を明確化

次に、2回目、3回目の解き直しでは、解答スピードを意識して取り組みます。時間を計測しながら解くことで、試験本番での時間配分に慣れるとともに、間違えた問題や解答に時間がかかった問題を特定します。これにより、自身の苦手な分野や理解が浅い箇所を明確にし、重点的に復習することが可能となります。 ​

③解法をエクセル入力して再現性を上げる

さらに、計算問題をエクセルで解いてみることが有効です。エクセルを使用することで、計算過程を視覚的に整理し、複雑な計算も効率的に行うことができます。また、エクセル上での作業を通じて、どの部分でミスが発生しやすいか、どの計算がスムーズに進むかを把握することができ、自身の得意・不得意分野をより明確にすることができます。

Step-3:「Ⅳの解き方」の解き方を互いに説明

Q
このトンデモ試験評論サイトの特徴として、週1回ペースのzoomカンファレンス(症例研究会)があると聞きました。今年はいつ頃再開するの?
A

「受験2年目の2次勉がいかにムダか」の立証が終わってからですが、そろそろ再開の時期に。そして「正しい解き方」を互いに説明しあうと手順の無駄が削れ、簿記系出題では自己流・ノウハウ一切不要と分かります。

①使用教材

TACの『事例Ⅳの解き方』を主教材として使用します。​この教材は、経営分析、CVP分析、NPV法など、事例Ⅳで頻出のテーマを体系的に網羅しており、各分野の基礎から応用までを段階的に学習することが可能です。​また、実際の試験問題に即した演習問題も豊富に含まれており、実践的な力を養うのに適しています。

②解き方を説明しあう手順

事前準備:​各自が指定された範囲の問題を解き、解法や考え方を整理しておきます。​

グループディスカッション:​週1回のペースでオンラインまたは対面で集まり、各自が担当した問題の解法を他のメンバーに説明します。​この際、解法のプロセス、使用した理論や公式、注意すべきポイントなどを明確に伝えます。​

質疑応答とフィードバック:​説明を受けたメンバーは疑問点を質問し、ディスカッションを通じて理解を深めます。​また、他の解法やアプローチがあれば共有し、多角的な視点を養います。

③期待効果

理解の深化:​他者に解法を説明することで、自身の理解が不十分な部分が明確になり、再学習の必要性を認識できます。​また、他のメンバーからの質問や意見を通じて、より深い理解が得られます。​

解答精度と速度の向上:​解法の手順を他者に伝える過程で、無駄なステップや非効率的な部分が明らかになり、より効率的な解法を身につけることができます。​これにより、試験本番での解答速度と精度が向上します。​

自己流の排除と標準的解法の習得:​学習仲間と共有することで、自己流の誤った解法や非効率的なノウハウを排除し、簿記・会計理論に基づいた標準的で正確な解法を習得できます。

今日のまとめ

Q
「事例Ⅳ」はそうでもないが、「簿記」「会計」の世界では正解と正しい解き方が必ず1つに決まる鉄則がある。それをさらに具体化すると、「診断士向けの教材を使わないのが一番正しい」。
A

ウチの試験委員はネット情報のサーチを得意とするので、「診断士向け教材」をうっかり使うとその足元を掬われる。そこで次回は「診断士向け以外で」ベストの教科書+問題集を紹介します。

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