事例Ⅰは明鏡止水
む、明鏡止水とは何のこと?
・来る10/22(日)の「2次」では鍛え上げた合格実力を携え、
・心静かに相手の話に耳を傾け、
・相手が答えさせたいことを、鏡に映すが如く答案用紙に書いてくる。
「自分はやるだけのことをやった」「後の合否は半々」。初学スト生の合格目安の一つが計画的たまたま50%合格。そこで語り継がれるコンセプト~明鏡止水~の初出は2010年10月のこの過去記事。
【5年前の2次】過去記事使って「事例Ⅰ」
オリジナル記事2012/10/6
編集力で差をつける
得点を安定させる「ストラックアウト戦術」
いつも通りに、当たり前に
解答作成のコツ
過去記事活用は一つ一つ読み込まず、各主張の共通点に注目することがポイント。
こちらは2年後の2014/10/12にリニューアルした内容。
心身を鍛え上げ相手の話に耳を傾けると、本試験の一字一句に籠められた作問者の思いを知る。すると同時にこんな声↑が聞こえる。つまり、 当てて欲しいが、どこかで差をつけないといけない。 だから事例出題の黄金比率は、当り前AB:勝負所C:捨て問D=4:4:2。与件を写経すると、勝負所Cランクの作り方も聞こえてくる。 設問文について。事例Ⅰの解答要求は、時に真意を掴みにくい禅問答。この非論理性の壁を越え、論理的な因果関係で答えることが合格条件。 与件文について。事例出題は80分では解けない文章量。従い、与件の根拠を全てどれだけ使うかではなく、優先度順に選ぶセンスが合格条件。 解答用紙について。字数・配点が前年と同じだと皆すぐ気づいて解答がバラけない。毎年変わる字数・配点の目先に惑わされないことが合格条件。 事例の写経を通じ、作問者の思いを知ると。「今年の出題が変化するかも・・」と恐れるのでなく、「出題傾向は表面上必ず変化」と覚悟が決まる。すると一点も曇りのない鏡、静かに湛わる水面に映るが如く、変わらぬ本質だけが浮かび上がって見える。 ★社長の思い この3つを見つけ、対応する設問に割り付けた時点でA答案がほぼ確定。 この試験は結果的に合格した方法、年1,000通り全てがマイベスト。だから解答プロセスの優劣を競うことは無意味。だがスト合格⇔多年度合格者の言い分を良く眺めると、その傾向は顕著に異なる。 <事例の本質>ポジションマップ この試験の合格に欠かせないのが採点者視点。解答を考える思考レベルが一定水準を超えると「開眼」。聞かれたことに答えて合格A答案。 解答者視点に立ち、書く作業レベルを磨くと「上達」。 精巧な技を磨き、ミクロ根拠に注目して1点を争い合格A答案を作るのが、多年度合格の主流。 作問者視点に立ち、読む予想レベルを高めると「解脱」。素直にマクロ大局観を磨き最適安全解答を選んで合格A答案を作るのが、スト合格の主流。 受験対策の発達に加え、合格者の再現答案がWebで公開される時代では、合格答案の似たり寄ったり化は年々加速。すると与件の根拠が薄くなり、事例の競争は「要求解釈の精度を競う」本質へのシフトが進む。△上位20%=合格ではなく、○下位80%を不合格にするために作問。
設問文で意地悪
与件文で意地悪
解答用紙で意地悪
設問表現を難しくしたり
制約を甘くする不要ダミー情報を入れる
字数・配点を変える
★経営上の課題
★診断士への相談根拠の希薄化と競争前倒し→事例の「本質」で勝負。
事例の本質
合格実力Aランク
合格
ノウハウ
作問者視点
採点者視点
解答者視点
準備と前倒し
最初の10分勝負
80分間
全力疾走
読む
考える
書く
予想レベル
思考レベル
作業レベル
解脱
開眼
上達
素直
精巧
マクロ大局観
ミクロの根拠
最適安全解答
聞かれたことに答える
1点を争う
スト合格←
→多年度合格
今日のまとめ
高度化した今の「2次」を、初学スト生が独力で勝ち抜くには、11週間では時間が足りず、立ってる者は親でも使え。でもね。
- 目先の解答テクニックが1~2年で陳腐化するのに対し、
- 企業経営への助言の本質は、そう簡単に変化しない。
合格ノウハウは、最新・最先端を採用するのが有利。でもその内容全てが「最新」である必要はないのか。そんな所に気づくだけで、合格スピード感はずいぶん変わる。
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