H事例Ⅰ

【業界初のセルフ採点】そこがあったか事例Ⅰ / スクール解答比較サービス

周囲と同じ答を書くけれど、周囲と同じことをしていては8割の不合格リスクばかりが高まる当試験。そこで与件のどの根拠を引用すべきか、スクール解答速報に一肌脱いでいただきます。

※引用するスクール解答には最大限の敬意を払っていますが、それでも比較されるのを好まないスクール様は、動画のコメント欄からその旨お知らせください。

Q
スクール模範解答が出揃って試験の感想戦も終盤に入るとき、再現答案が手元にあって、頼りになる学習仲間がそばにいる。であれば自己採点をするのが普通じゃね?
A

それは素晴らしい着眼で、1事例あたり1回新規事業の提案を求められる診断士なら、当然常に新しいサービスを考える。今年注目するなら、「スクール解答比較サービス」「セルフ採点基準サービス」です。

起きている変化これからの期待
従来の採点ビジネスは返却が遅く精度も低いため、受験生の不満が高まっている。①採点ビジネスへの不満より迅速で正確な自己採点を求め、従来の採点サービスからの離反が加速する。
AI普及により、似通った形式・内容の答案が量産されやすくなっている。②AI普及で答案お揃い化へAI答案でお揃いになる前提で、次にそこからどう差別化するかの動きが出てくる。
スクール提供の模範解答と自分の解答を比較したいという需要が高まっている。③スクール解答を比べたくなるスクール解答を参考に受験者同士で採点するための、セルフ採点基準サービスに注目。

【業界初のセルフ採点】そこがあったか事例Ⅰ / スクール解答比較サービス

公表された著作物であるスクール解答に「転載禁止」と書いてあると尻込みするが、スクール解答をヨコに並べて比べるニーズは昔からある。そこに生成AIが加わり、【セルフ採点基準サービス】の爆誕です。

事例Ⅰ第1問(20点)

A社の2000年当時における(a)強みと(b)弱みについて、それぞれ30字以内で答えよ。

(a) 強み(10点)
地域ニーズ対応力(4点)
 - 地元顧客のニーズに応える「保管業務」や「流通加工」に対応する体制が具体的に示されているか。(2点)
 - 地域物流コーディネーター役としての役割が明確に述べられ、地元での競争優位性が強調されているか。(2点)
顧客との強固な関係(3点)
 - 顧客との強い関係性が、信頼やリピーターを通じてどのように維持され、競争力を生んでいるかを具体的に表現しているか。
協力会やネットワークとの連携(3点)
 - 協力会や地元ネットワークとの連携により、業務拡張やサービス品質向上が図られている点が記述されているか。

(b)弱み(10点)
非効率な管理体制(4点)
 - 旧態依然とした「受注管理」や「伝票管理」における非効率さが具体的に指摘され、改善の必要性が明確に述べられているか。
新規顧客開拓力の不足(3点)
 - 新規顧客の獲得が進んでいない現状が記述され、そのことが売上や成長機会の減少に繋がっていると論理的に述べられているか。
業務改善の遅れ(3点)
 - 業務プロセスの改善が遅れ、変化する市場や顧客ニーズへの対応が不十分であることが具体例を通じて示されているか。

200%AI答案KEC大原TAC
価格競争を避けた質の高いサービスと地域物流コーディネーター役。   地元ニーズに応える保管業務と流通加工能力と顧客との強い関係。①自社での流通加工や保管業務の対応力、②協力会との連携関係等。輸送と保管両面での地元特有の荷主のニーズへのきめ細かい対応力。
旧態依然で管理体制で受注が非効率であり、新規開拓力も弱い。旧態な組織管理体質、非効率な受注管理体制と顧客開拓力の弱さ。①旧態依然の非効率な受注管理体質、②新規顧客開拓力の弱さ等。紙の伝票管理など受注管理面の非効率さ、顧客の新規開拓力の弱さ。
地元密着の保管・流通加工→地域ニーズに応えている
顧客との強い関係→競争優位性を確保する
非効率な管理体制→改善の必要がある。
流通加工・保管業務の対応力→顧客ニーズに応えている
協力会との連携→ネットワーク強化が図られる。
非効率な受注管理体制→改善の必要がある。
地元特有の荷主ニーズ→対応力が強調される
新規顧客開拓力の課題→明確に指摘している
紙の伝票管理の非効率さ→具体的に示される

第2問(20点)

なぜ、A社は首都圏の市場を開拓するためにプロジェクトチームを組織したのか。また、長女(後の2代目)をプロジェクトリーダーに任命した狙いは何か。100字以内で答えよ。

理由(10点)
新市場・新規開拓の必要性(4点)
 - 既存組織体制が新規開拓には不十分である、または既存の地元志向が強く、県外輸送や首都圏物流の需要に対応できない点を具体的に指摘しているか。
物流需要対応の必要性(3点)
 - 首都圏や県外への物流ニーズが増加しているため、既存組織とは別に新たな体制が必要であることが明確に述べられているか。
効率的な組織運営(3点)
 - 目的達成に向けて、少人数組織のスピード感や効率性が必要であるという観点が論理的に表現されているか。

狙い(10点)
リーダーシップ育成と後継者教育(4点)
 - 長女のリーダー経験や物流企画の能力が発揮されるとともに、次世代経営者としての育成を意識した点が具体的に示されているか。
新市場開拓スキルの活用(3点)
 - 長女の営業・物流企画経験が新市場開拓において発揮され、組織内にそのノウハウを共有する意図が明確に記述されているか。
マネジメント経験の積み重ね(3点)
 - 部下のマネジメント経験を通じて、長女が次世代リーダーとして成長するという視点が具体的に示されているか。

200%AI答案KEC大原TAC
理由は、①県外輸送の引き合い増と首都圏の物流需要に向け、②新規開拓が弱い既存組織と分離するため。リーダー指名の狙いは、①営業経験のある長女が新市場開拓に適任で、②部下2名のマネジメントも経験させること。  理由は、A社は新規開拓力が弱く既存の組織体制では目的達成が困難であること、狙いは、長女の専門的な物流企画や営業の能力を発揮するとともに、後継者教育としてリーダーを経験させ円滑な事業継承を図ることである。理由は、首都圏での物流需要に適したサービスを企画・提供するために適切な組織と判断したため。狙いは、長女の入社前の経験をチーム内で共有し、適切な物流企画により、増加する県外との輸送ニーズへ対応すること。理由は、新市場の開拓である一方で組織は地元志向が強いため、県内事業と切り離し、少人数でスピード感をもって進めたかったから。狙いは、物流企画や営業経験を活かすことと、次世代経営者として経験を積ませること。
※AI解答は後継者育成を視点に置きつつ、根拠引用重視で「部下マネジメント」と書いた目的達成が困難な組織体制を指摘
長女の物流企画能力を強調
後継者教育の視点を加えた
首都圏対応に向けた組織と判断
長女の経験共有でチーム力強化
県外輸送ニーズ対応を明確化。
地元志向と分離でスピードUP
少人数組織で効率運営
次世代経営者としての経験

第3問(20点)

なぜ、Z社はA社に案件を持ちかけたのか。100字以内で答えよ。

理由(12点)
地域物流コーディネーターとしての役割と実績(5点)
-A社が県内で物流コーディネーターとしての役割を果たし、進出先の物流需要に対応できる具体的な理由が示されているか。
協力業者との関係性や自社倉庫の保有(4点)
ー県内の協力業者との深い関係性や、自社倉庫・流通加工能力があることにより、物流業務を効果的に行えると述べているか。
受注処理・在庫管理ノウハウの活用(3点)
-首都圏での受注処理・在庫管理ノウハウを、県内進出の物流システム高度化に活用できる点が述べられているか。

期待効果(8点)
県内へのスムーズな進出(4点)
-A社の物流対応力や地域業者との連携により、県内市場への円滑な進出が可能であることが期待される点が具体的に記述されているか。
物流システムの高度化(2点)
-長男の営業力とノウハウを活かし、物流システムが改善・高度化される効果が期待されているか。
顧客対応力の向上(2点)
-外食Y社など既存顧客からの経験を活かし、地域特有の物流ニーズに対応できる効果が期待されているか。

200%AI答案KEC大原TAC
理由は、①長男による物流システム提案に加え、②Z社進出地域の物流コーディネーター役として輸送サービスの質が高く、③外食Y社から得た効率的な受注処理や店舗在庫ノウハウを活かし円滑な県内進出を期待したため。A社は県内の協力業者等との深い関係性を持ち、自社倉庫を保有し保管業務や流通加工能力を持つことから、各店舗についての在庫管理や商品補充等の業務をA社に外部委託することで県内への円滑な進出を期待したから。理由は、県内進出にあたり、①地域物流のコーディネーターとして、既に県内で物流機能を担った実績があったため、②首都圏で蓄積した受注処理や在庫管理のノウハウを活かした、高度な物流システムを期待できたため。2代目の長男の営業によってA社が効率的な受注処理や各店舗の在庫管理のノウハウを有していると認識した上、新たな市場である県内にスムーズに進出するにあたって地域物流のコーディネート力に魅力を感じたから。
県内業者との関係性
自社倉庫の保有
業務の外部委託
地域物流コーディネーターの実績
首都圏のノウハウ→活用
物流システムへの期待
地域物流コーディネート力
県内進出のスムーズさに期待
長男の営業力→信頼感向上

第4問(40点)

今後、A社が3PL事業者となるための事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
2024年の創業経営者の助言による配置転換の狙いは何か。80字以内で答えよ。

施策(12点)
旧態依然な管理の見直し(4点)
-県内事業部の旧態依然な管理体制の問題を指摘し、改善の必要性を具体的に述べているか。
専門人材の処遇改善(4点)
-年功序列に不満を抱く専門人材の処遇を見直すことで、社員のモチベーションやスキルを最大限に引き出せる意義を説明しているか。
2代目長男の承継準備(4点)
‐非一族経営幹部の下で、2代目長男が協力会の運営を学ぶことで次の承継に備える狙いが明確にされているか。

留意点(8点)
業務の円滑な連携強化(3点)
‐長女と首都圏事業部との連携を強化することで、業務効率が向上する効果が期待される点が具体的に記述されているか。
競合との差別化(3点)
-両事業部のノウハウを共有し、地域の枠を超えた物流コーディネーターとなることで、3PL事業者として競合との差別化が図れる点が述べられているか。
組織一体感の醸成(2点)
‐経営幹部を配置し、長男に上席者としての支援体制を整えることで、組織の一体感が生まれる効果が期待される点が明記されているか。

200%AI答案KEC大原TAC
狙いは、①県内事業部の旧態依然な管理を改め、②年功序列に不満な専門人材の処遇を見直し、③非一族経営幹部の下で2代目長男に協力会の運営を学ばせ次の承継に備えること。県内事業部について経営幹部の専務取締役を置くことで長女による首都圏事業部との円滑な連携を図り、長男を統括マネージャーとすることで物流システムの具体的な改善を図る。狙いは、両事業部の業務の連携を強化して相互にノウハウを共有し、地域の枠を超えた物流コーディネーターとなることで、3PL事業者として競合との差別化を図ることである。非一族である経営幹部を経営層に入れ、2代目を支えるとともに県内事業部に配置する長男の上席者とすることで、組織の一体感を醸成しながら両事業部の連携強化を図ること。
長女と首都圏事業部→連携を強調
専務取締役配置→管理体制強化
長男の統括→改善を具体化
地域を超えた連携→事業展開拡大
3PL事業者→差別化を強調
ノウハウ共有→効率向上重視
両事業部の連携→効率的運営
②経営幹部配置→組織一体感の醸成
長男に上席者→支援体制を強化

(設問2)
A社がZ社との取引関係を強化していくための施策を、100字以内で助言せよ。

施策(12点)
首都圏の人手不足と県内進出ニーズの対応(4点)
‐首都圏の人手不足とZ社の県内進出ニーズを結びつけ、A社がどのようにその需要に応えるのかを具体的に示しているか。
専門職の活用による信頼構築(4点)
-プロパー専門職を活用し、店舗在庫の適正化と機動的な商品補充を実現することで、信頼を高める狙いが明確か。
競争回避と取引関係の強化(4点)
‐大手3PL事業者との競争を回避し、Z社との取引関係を強化するための具体的な施策が記載されているか。

留意点(8点)
県内事業部の改革による受託範囲の拡大(2点)
‐多様化した専門人材に適した人事処遇制度の構築が、物流の多様化や複雑化への対応力を高める期待効果が示されているか。
人材情報の共有化による人手不足対策(3点)
-協力会内での人材情報の共有化が、人手不足への対応力を高めることへの期待が具体的に述べられているか。
県内事業部の改革による受託範囲の拡大(2点)
-人事処遇制度の適正化や事業部間の人事異動、首都圏における協力会の組織化により、受託範囲が拡大し、県内事業部のきめ細かい対応力が強化されることが示されているか。(2点)

200%AI答案KEC大原TAC
A社は、①首都圏の人手不足とZ社の県内進出ニーズを受け、②プロパー専門職を活用した店舗在庫の適正化と機動的な商品補充の実現により信頼を高め、③大手3PL事業者との競争を回避してZ社との取引関係を強化する。施策は、多様な人材の処遇制度を改善のうえ、現場に詳しい専務取締役と専門知識のある統括マネージャーの協力により、適正在庫管理や機動的な商品補充など、Z社のニーズに応えるための県内事業部の改革である。必要な施策は、①多様化した専門人材に適した人事処遇制度を構築して処遇面の不満を解消し、物流の多様化や複雑化への対応力を高めること、②協力会内で人材情報を共有化し、人手不足への対応力を高めること、等である。人事処遇制度の適正化事業部間の人事異動首都圏における協力会の組織化により、物流の多様化や複雑化に対応可能な組織とし、県内事業部のきめ細かい対応力強化による受託範囲拡大と首都圏の案件受託を志向すること。
現場の処遇制度→改善へ
専務と統括マネージャー→協力を強調
県内事業部→改革を具体化
専門人材→処遇制度に注力
物流対応力→多様化へ
協力会内→人材を融通
人事処遇制度→適正化
事業部間で→人事異動
首都圏協力会を組織化

今日のまとめ

Q
さすが試験の話題に毎朝口を挟むAI試験委員だけあり、業界初の第1号にしては、自己採点基準として悪くない。でもちょっと待て、この根拠や説明全部が100字に入る訳がない。
A

これはよくぞ気が付いた。確かに生成AIが言い出す採点基準は、どうみても100字に入らない。そして、ふぞろいの自称100点がやはり詐称であったファクトが確定します。

■■ここからテンプレ■■

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