おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

K事例Ⅳ

【のりかえ全問解説】module-6ファイナンス~タイムテーブルトリック企業価値

試験まであと6週、ムキになっていよいよ凶暴に長文化するD社ヨイショのステマノウハウ。TAC「Ⅳの解き方」一冊で、アレを一掃し本棚が引き締まるとだっい好評な。

定率成長モデルの継続価値は、「元の年に戻す」と覚える。その理由は「継続価値=期首時点のFCF」なので、「1年前の期末」と同じ計算になるためです。

今年のコツ:「Ⅳの解き方」第6章企業価値を先に覚え、第5章NPVに戻る

その狙いは、既存のベテがNPVにムキになった挙句、企業価値に手も足も出ない不得意ぶりを露呈するから。そこで企業価値をエクセルで解いてタイムテーブルの書き方を覚え、次にNPVをやれば今年は楽勝?

TAC 事例Ⅳの解き方 全エクセル解説
TAC 事例Ⅳの解き方 全エクセル解説

R4,5「財務」、R4「Ⅳ」と、ひたすら主催側の【簿記推し】が続く時。簿記で苦労せずに最も正しく解けるのが「TACの解き方」です。2022/7月のリリース以降、みんなで改良を重ねたエクセルをぜひご活用ください。

「Ⅳの解き方」のmodule化〜第4問ファイナンス

第1問 WACCの算定

WACCの算定~1次「財務」で既習

■WACCの算定は隣も必ず当ててくるので計算ミスをしたらOUT。WACC算定時点で一度検算を済ませておく。
■(設問3)CAPMから算定、(設問4)配当割引モデルから算定も、1次「財務」で既習の範囲。

第2問 WACCの算定

「1次」と違い、細かな数字で慌てない

■細かい数値で計算させる、電卓練習用の設問。

第3問 FCFの公式

FCF公式本来の出番はNPVでなく企業価値。タテ描きて大活躍へ

■第3問NPVはプロジェクト単位、第4問企業価値は企業単位の違いがあり、後者では営業利益が与えられてFCFの公式をそのまま使える。
■(設問1)~(〃4)をヨコに並べて疑似タイムテーブル風にし、この後の第4問、応用第1問のタイムテーブルの作り方に応用する。

第4問 ★企業価値の算定(定率成長モデル)

昨日の最重要=取替投資とすれば、今日の目玉=企業価値

■企業価値(定率成長モデル)は、当問→応用第1問→過去問H30第2問の順にエクセルで解くと解き方が全く同じとわかる。
■解答手順は、①第3問と同じ手順で当期営業利益→FCFまでを出す。②設問指示に従いFCFを成長させ、③正しい年で継続価値を計算しそのPVが企業価値に。

第5問 為替予約

簿記2級の定番計算問題

簿記のような細かい計算問題の出題はないので、第6問の為替オプションとセットでポエムを書く練習を。

第6問 為替オプション
第7問 為替オプション

為替オプションは事例Ⅳポエムとしてはド定番

よって結論と書き方を覚える。ここは点差にならない。

応用第1問 ★企業価値の算定(定率成長モデル)

今日の目玉=企業価値。第4問→応用第1問→H30第2問をセットで解いて得意化

■第4問と同じ設定で、各期FCFの計算をより細かくした実戦問題。継続価値の処理の仕方は第4問と全く同じ
■NPV・企業価値に共通でタイムテーブルを描く解き方が一番正しい。企業価値を解いて→NPVに戻ると得意化しやすい。

応用第2問 為替オプション

簿記2級レベルの定番計算問題

簿記有利な作問こそないものの、この程度は社会人としての常識。

過去問H30第2問 ★企業価値の算定(定率成長モデル)

出題当時はNPV⇔企業価値の作問論点の違いはノーマーク

■そして誰も解けなかったのがH30第2問、特に(設問2)の定率成長モデル。
「Ⅳの解き方」を第3問→応用第1問→過去問H30第2問の順に解くと誰でも正解できるので、「ベテがここに気付かない内がチャンス」とニヤリと当てる練習を。

今日のまとめ

Q
TAC「Ⅳの解き方」なら一目で分かる。NPV・企業価値に共通して「最も正しい解き方」とは棒グラフで収入支出をイメージし、タイムテーブルを描いてCFを整理することだ。
A

その時いまだに手書きの間抜けはノロマなウンコ。エクセルで寸分の隙なく見固めし、企業価値→NPVに戻ってタイムテーブルを描けば、60点+αのボーナス点が期待できます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-K事例Ⅳ

PAGE TOP