1⃣必ず最初に経営分析~ルーティン化するまでしっかり
牛や猫でも原則満点の、経営分析をなぜ毎年出題? ふぞベテのれんが一生知らないことをズバリ書くと、簿記(=財務諸表を作る)スキルが不要な当資格において、経営分析(=財務諸表を診ること)が、ほぼ同等の教育効果があるからです。
さらに、経営分析では必ず、収益性(PL)→効率性(PL×BS)→安全性(BS)の順に指標を選ぶ。そうする理由を、個別計算問題+ポエムの第2~3問とのつながりで、確認します。
2⃣収益性(PL)→第2問CVP分析のつながり
ここで第1問の損益計算書をじっと見直す。
売上高
売上原価 ←※
売上総利益
販売管理費 ←※
営業利益
営業外損益
経常利益
画像:矢寿ひろおイラストブログ
だから第1問は経営分析がマストで問われ、収益性は必ず当てさせる。そこが理解でつながると、CVP分析もラックラクです。
CVPの前提には原価計算の知識があり、応用すると事業部の業績評価もできる。診断士にありがちな自己流CVPを避け、理論を強化したい方にはマストと言える良書です。
3⃣効率性(PL×BS)→第3問NPVのつながり
「Ⅳ」第3問ではなぜ必ずNPVが問われ、診断士の主食はなぜ助成金? それは国家的経済政策上、企業に借金させ、設備投資を促すことがマストだからだ。
そこで、①その設備投資はホントに儲かるか、②失敗するとどんなリスクがあるかを真顔で検証。そう考えると、NPVの学習にも熱が入ります。
イケカコと同じ範囲をCVPとNPVに分けたらこうなった。計算問題に多少の簿記知識が要るのはイケカコと同じですが、解説とテキストの分かりやすさは別格です。
4⃣安全性(BS)→第4問ファイナンスのつながり
最近の第4問は、連結会計ほか謎のポエムが多いが、本来ここはファイナンス知識の指定席。
具体的には、今ここで借金をしても問題ないか、負債比率や固定比率をチェックしておく。
画像:HUFFPOST