K事例Ⅳ

【同友館ノウハウは要らない子】「Ⅳ」でノウハウはやめとけ

世界共通のルールで動く会計に、
勝手なノウハウは持ち込み禁止(苦笑)

①経営分析 ②CVP ③NPV ④ポエムをひたすらローテで出題し、たまにCF計算書
そんな虫食い計算練習を何年やっても、会計ルールやセオリーの裏付けがないと何の役にも立たない。そう知ってはいても国家試験とあらば、合格目安の60点はクリアしたいものです。

そこにズバリ注目したのが、14歳の中学生を手玉に取るネルフ=あの同友館です。

このギョーカイなら過去問をひたすら収録し、「ノウハウ」と書いときゃ売れなくね?

会計理論上の間違いや誤植をしても、どうせ誰も気づかなくね?

同友館十八番「赤信号をみんなで渡れば、間違い書いても怖くない」戦略はスゲえぞ
「過去問の解き方ばかり覚える奴をどう排除するか」に頭を悩ます出題側の悩みはどこ吹く風と、「Ⅳ」60点なら猫でも取れるノウハウ本を出せ。同友館の剛腕ぶりは、さすが当ギョーカイの盟主の名に恥じません。

「Ⅳ」でノウハウはやめとけ【同友館Ⅳ全ノウハウの都市伝説】

A:「Ⅳ」で60点取りたい奴は、ノウハウ本でコツコツ計算練習。
S:+10~15点稼ぎたければ、応用が利く基礎の理論重視で。

【今日の都市伝説】
同友館「Ⅳ」ノウハウで学習すると、「Ⅳ」60点なら猫でも取れるが、70点を狙う上値が重たい
・会計理論的な誤りを含み、考え出すほど混乱するから?
・試験委員はこの本を参考に、未収録の点を来年のひっかけポイントにするから?

そんな謎が謎を呼ぶテキストを、当コミュニティの会計分科会=会計系眼鏡男子10名で口コミ評価しました。

会計系眼鏡男子10名でアンケート n=10
3カテゴリー8項目の質問を用意し、はい=5点、いいえ=1点として、5.0点満点でスコア化しました。

カテゴリー1⃣:同友館全ノウハウの知名度

「Ⅳノウハウ」を知ってるかい?
①「Ⅳ」ノウハウを知っているか スコア5.0
→さすが同友館の市場支配力。10名全員が知っています。
②「Ⅳ」ノウハウを購入したか 〃 2.6
→ほう。10名中4名が実際に購入しています。
購入組⇔購入見送り組の意見

購入または購入を考えた方の意見購入しなかった方の意見
・一応全ノウはりました。簿記2級以下との関連はあまり無い印象です。
個人的には、1次をしっかりやっておく、TACの集中特訓をやる、余裕があればスッキリ1級の関連セクションをやる、というのが回り道の少ないステップアップかなと感じています。
・同友館「事例Ⅳ全ノウハウ」は、過去問の解き方を覚えてとにかく60点を取りたい方には最適。
・全ノウIVは購入しませんでした。来年の受験に備えて購入するつもりでした。実際に使用したのは、「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」、過去問を少々くらいでした。
・全ノウハウは中身を見てないのもありよくわかりませんが、試験対策を見据えるとTACの計算問題集で十分な気がします。
・全ノウハウは未購入で中身を見たこともないです。ただ過去問を回す他に、基礎的な知識をしっかり身につけて新傾向の問題を全滅させない方が重要と感じています。
・過去問は年度別に時間を測って解きたかったので全ノウハウは使用しませんでした。事例Ⅳは難問に時間を掛けず、それ以外の問題を確実に正解することが重要と思います。

カテゴリ2⃣定性評価 ~全ノウハウの欠点 はこう補え

③(スコア4.6)「事例Ⅳ」難問を深追いするより、1次「財務」で問われる範囲を「周囲に説明できる」程度に理解すると良い。
→理論やセオリーそっちのけ。ひたすら過去問の解き方を知りたいニーズに応えるのが「Ⅳノウハウ」。
④(スコア4.2)計算ばかりに夢中にならず、薄めの「アカウンティング」「ファイナンス」の本で理論を押さえておくと良い
→会計知識の基礎がない方に教えようとすると大変。その意味であのやたら長文で難解な説明も、ある意味工夫したと言えそう。
⑤(スコア4.2)ルールで動く会計の世界に、自己流ノウハウは持ち込み禁止
→持ち込み禁止です。
⑥(スコア3.0)今後の「Ⅳ」ひっかけポイントは、「全ノウハウ」未掲載の所を狙ってくるだろう。
→ここは全員が「まだ不明」と回答しました。

カテゴリー3⃣ 自分に合うのはどの問題集?

⑦「Ⅳノウハウ」は誰におススメ?
(4.0点) とにかく60点を取りたい方
(3.3点) 簿記3級以下の方
(2.8点) 簿記2級取得済の方
(2.0点) 簿記1級以上の方

ここは簡単。同友館の書籍は「とにかく合格できる」ことに特化して編集。実力が低い自覚がある方ほど、「Ⅳノウハウ」を選ぶメリットがあります。

⑧「Ⅳ」ノウハウ以外のおススメ問題集は?
(3.0点) TAC2次事例Ⅳ特訓計算問題集(オプション講座非売品)
(2.9点) TAC集中特訓財務・会計計算問題集(市販品)
(2.6点) スッキリ1級
(2.6点) その他スクールの計算問題集
(1.6点) イケカコww

ここも簡単。後日詳しく紹介するけど、イケカコwwだけはやめとけ。

参考:会計眼鏡男子10人その他の意見
【計算問題集の使い方】
・事例ⅣはTAC事例Ⅳオプション講座を受講し、計算問題集を繰り返し解きました。
・「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」で論点を押さえて、タイムマネジメントを意識しながら過去問+演習問題10年分を解きました。
・ただ試験後を見据えるとファイナンスとアカウンティングは理論から勉強しておいた方が良いと思います。
・TACのオプションはベースとなる計算力を付けるには良いと思います。あとは、過去問解いて引っ掛け方に慣れることも必要かと思います。
・同友館の「Ⅳ」書籍は会計理論上の誤りが出題側に嫌われ、その未出題の所を突かれやすいでしょう。よって70点以上を狙う方にはTAC計算問題集(非売品)をお勧めしたい。
【理論学習は必要?】
・事例Ⅳで理論が問われるのはファイナンス分野が多いので、気分転換に書籍で理論を補強すると将来的に良いと思います。
・簿記2級で会計の業務経験ありなら、ファイナンスの計算強化はTAC(市販品)で十分だと思います。理論についてはファイナンスの実務経験がないため、この問題集を通じて学びました。

今日のまとめ

都市伝説の確定~60点を取りたい14歳のあなたに全ノウハウ(笑)
基礎から真面目に積み上げれば、その応用で70~75点は確実に狙える「Ⅳ」。そんな試験で60点前後をうろうろして多年度ルーレットをしたい時は、全ノウハウがおススメ♪

しかし同友館ってのは、60点を狙わせるノウハウの蓄積量はスゲえな。

①経営分析 ②CVP ③NPVを「全知識」なんて詐称したら、会計を齧った奴なら噴き出すしかねぇ。

全員がルールで動く会計の世界に、全「ノウハウ」を持ち込む時点でOUTだなや。

そうだよ。でも試験に合格することが目的なあなたなら、そんな確定都市伝説なんて気にしない。多くの合格体験記が実証する通り、教え方も教わり方も間違いだらけの「Ⅳ」では、過去問の解き方を皿回しで覚えれば60点なら猫でも取れるのです。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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