これまでのアナログを、これからのデジタルに。試験のイノベーションが加速します。

【同友館ノウハウは要らない子】「事例Ⅳ」対策のこれまでとこれから

だんまり中のふぞ先輩は、イマ何をやってるの?

そりゃ240枚のバトンを渡す相手探しに余念がない。つまり「口述対策セミナー」なる次期メンバーセレクションに備えた、一問一答作りとその暗記中。

ボクたち先輩は、合格自慢から逃げちゃ駄目だ。ええと、第1問最大の理由とは・・、ぶつぶつ。

こらこら。いい年したお兄さん達が、後輩のヒヨコ相手にマウンティングばかりしてちゃ駄目だゾ☆ 今日はそんな先輩心理の研究からです。

【今日も都市伝説】
君もエヴァに乗って試験委員と戦わない?
診断士は基本的にお人好しなので、ヒヨコ喰いに熱心なマウンティング先輩はほんの一部だけ。
ところがエコーチェンバーなあのサークルでは、そこそこ美男美女な約24人の使徒の量産体制=自己承認要求を整えたらしい。

うはっ。マウント先輩にマウンティングする都市伝説とは面白い。もっと教えろよっ。

「事例Ⅳ」対策のこれまでとこれから【ふぞろい中抜き】

さぁマウント先輩の中抜きを始めよう。外界(会計)の視点で「Ⅳ」を考えます。

座談会参加メンバーのプロフ
KHさん(K)
学生時代の会計士対策の勢いで簿記1級。消費者行動ならお任せの広告系男子40代
HSさん(H)
試験委員が大好きなあの日本を代表する製造業で、原価企画を担う30代。
YSさん(Y)
熱い内に打つ鉄よりちょっと硬めな金属業の経理担当29歳。簿記1級。
200%スタイル
簿記1、診断士、US CPAの3連荘はひたすら数字のお蔭だけ。気ばかり若い40代。

1⃣これまでの「事例Ⅳ」~現状整理と問題点

【要旨】
①「事例Ⅳ」の配点は全体の1/4であるが、ロジカル⇔デジタルの2極で考えると、合否に実質5割の影響を与える。
②出題領域は、経営分析→CVP→NPV→ポエムで固定的。
③1年間過去問の解き方を覚えた方をふるいにかける、新作問題を用意する。
④新作問題のトラップ箇所は多様で、国語な2次スクールでは対応できない。
⑤ところがあまりに多様なので、1年どう勉強すればいいかもわからない。

論点(1) 簿記必須ではなく、会計+ファイナンスの表面を軽く学べる

H: 私はまだ簿記3級までですが、診断士の「財務」「Ⅳ」をやってみると、簿記2級や1級にも興味が出てきますね。

K:大学時代に会計士目指して勉強し簿記1級まで取りました。それが実務で役立つことはありませんでしたが、診断士受験を通じ、ビジネスとは数字の裏付けがあってこそ動くものと、再認識できました。

Y:私は4年前に簿記1級を取得しましたが、連結会計などの出題が高度化し、経理専業の方でも簡単には受からない難易度になっています。

簿記1級は税理士や会計士を目指す方には登竜門、企業内で経理のキャリアを目指す方には「上がり」の資格に。会計理論のベースがあることで、議論の方向が常に一致することが強みです。

K:簿記の考え方をベースにファイナンスまで学ぶと、企業経営者の相談ニーズにワンストップで答えることができます。加えて、ビジネス数字の動き方を伝え、若い方の起業志向を促す効果もあります。

論点(2)財務諸表は読めれば良いが、なぜかCF計算書だけ作成必須

K:「Ⅳ」で学ぶ中で一番役立つのが「経営分析」です。診断士受験前は「なんとなく読める」でしたが、改めて「他社と見比べてみる」興味が強まってきました。

H:今年の「事例Ⅳ」はスクール各社の選ぶ指標がピタリ一致しましたが、作問技術+解答技術のレベルアップを感じさせます。

ひたすら計算して数値の当てっこではなく、与件文の根拠と対応するので、ケーススタディ的に教育効果が高まります。

Y:3指標を選ぶ基本は、収益性→効率性→安全性の順に。ですがR1第1問の記述60字は、与件の根拠を使って書こうとすると収益性×1、効率性×2になる、工夫された良問でした。

診断士「財務」「Ⅳ」の出題傾向を見ると、BS/PLを作る能力=簿記学習は求めていないと分かります。

H:しかし、CF計算書だけは作る問題が出題されますね。

科目設置の目的と中小企業庁の政策上、CF計算書作成は必ず定期的に出題されます。でも簿記を知らない人が作るCF計算書なんて、危なっかしくて見ていられません。

K:CF計算書の大きな狙いは資金ショートの防止です。超低金利でおカネジャブジャブの時代にCF計算書の出題にこだわり続ける中小企業庁は、試験委員から「茹で蛙」と思われていることに、気づいてもいないでしょう。

全員:笑い

論点(3) 管理会計はCVPとNPVを一通り

H:一方、CVPとNPVは繰り返し出題され、受験側の対応度も上がっています。

Y:CVP、NPVとも毎年同じ問題を出すことなく新作が出題され、この2領域で言えば簿記1級を上回る充実ぶりです。

K:でも「Ⅳ」対策だけに集中すると論点がブツ切りになり、CVPとNPVしか解けない診断士を毎年量産します。

Y:過去問の計算パターンを覚えるのではなく、NPVであればIRRとの比較メリデメを説明するなど、周辺の論点や理論を押さえる学習が欠かせません。

CVPやNPVはそこそこ当ててくると分かると、2020年の出題はガラリと変わる可能性があります。過去問重視一点張りのスクールではもう追いつけないでしょう。

論点(4)高得点阻止用のとても解けない超難問

H:ところで「事例Ⅳ」過去問には、本試験中では絶対に正解できない超難問があります。

Y:R1で言えば、第3問(設問3)の目標変動費率ですね。

K:超難問ですが、当日に正解を出しているスクールもあり、数学に強い方なら解ける問題と言われています。

感度分析の問題は方程式で解きますが、高度すぎるとエクセルを使っても解けません。実務でもまず使わない捻くれた方程式を、黒板に板書してドヤっなスクールが来年は続出と思うと、おっかないね。

K:当てさせないための難問にムキにさせて、多年度ループに誘客する作戦ですね。

H:第3問(設問3)は過去最高難度の捨て問と感じました。

過去の超難問=クソ問としては、H25第2問(資金繰り+資金調達)が有名です。これを「意思決定会計」とウソを平気で書くD社のクソなノウハウ本は、今すぐ改版か絶版にすべきだねっ。

K:逆にその前年のH24が、経営分析(赤字)→CVP分析(固定費削減)→企業価値(黒字転換してから事業売却)のストーリー化された超良問とされ、「診断士が目指す助言のお手本」とも言われています。

H・Y:H24過去問は未着手でした。この後に早速解いてみます。

2⃣これからの「事例Ⅳ」の捉え方

【要旨】
①簿記はマストではないが、会計の基礎に不安がある受験経験者は簿記2級をやると良い。
②計算→理論重視でも簿記1級に手を出すのは非現実的。鍛えたい方は、TAC・LECなど税理士・会計士Wライセンスの講師を抱える大手スクールを選ぶと良い。
③過去問・市販の参考書で勉強している内は、「Ⅳ」60点を超えることはまずない。
④70点以上を狙う自信のある方には、TAC演習パックが良いとの噂は正しそう。

論点(5)計算より理論を重視。簿記1~2級はどれだけマストに?

Y:これまでの「事例Ⅳ」を整理すると、会計を一通り勉強した方なら、出題側が診断士に期待する内容を察することができます。

H:まず、税理士・会計士との役割分担を考えます。そして簿記の細かい所にこだわらず、CVP(赤字回避)→NPV(投資促進)→関連論点の助言までをストーリー上につなぎ、マクロに大きく説明できることですね。

K:一方で、受験2年目以降で時間が取れる方は、「Ⅳ」対策より簿記2級を取るのが良いです。するとビジネス上で評価される他、基礎が固まることで、「Ⅳ」スコアの伸びも期待できます。

診断士に簿記は要りませんが、一年「Ⅳ」対策に絞るとどこかで辻褄が合わなくなり、ムキになって理解が迷走する方を見かけます。

Y:会計学や企業会計原則に従う税理士・会計士・企業の経理部の間なら話はズレませんが、診断士対策で会計学(簿記1級)まで学ぶことは難しそうです。

というか、会計学を教えられる人は、まず診断士講座の講師なんてやりません。間違った覚え方をした講師が、間違った解き方を教えたら、教わる方が迷惑です。

H:学習努力をマイナスにしないために、会計学や財務諸表論を少しかじっておくのも良さそうです。来年に向けて興味が出てきました。

診断士の「Ⅳ」対策が理論すっぽ抜けなのは出題側も知っています。そこで1次「財務」は高得点阻止用の嫌がらせを止め、財務諸表論の基本を出すようになります。気の利くスクールなら会計学の基本を1~2コマ教えて先取りしますが、AASには一生無理でしょう。

論点(6)過去問、問題集の効果的な使い方

Y:R1「Ⅳ」は出題論点こそベーシックですが、所々に点差が開くトラップが用意され、実力に応じた点差がつきました。

一つ確認ですが、第2問の端数処理、第3問の第1期赤字CFの処理は、事前に対策できるのかしら?

Y:いずれも簿記系の問題集やスクール演習に類題があります。一問一答で解き方を覚えるのでなく、点差が開くトラップ要素を自分なりに整理した方なら、あの第1期赤字CFは落ち着いて処理できます。

K:一方、第2問(設問3)の限界利益率を逆算で求めさせる問題は、算数パズル的に解きます。事前に見覚えがあるかではなく、その場で解き方を考えさせる良問でした。

H:過去問や問題集を解くときに、単に計算パターンで覚えるか、なぜそこでミスが出るかを考えるかで、そのまま点差が開くのですね。

「Ⅳ」過去問には易問~超難問まで揃います。そこで過去問の解き方を知りたい受験者+理論がすっぽ抜けスクールの利害が一致すると、イケカコをひたすら電卓パチパチするいびつな勉強を。もちろんやればやるほど頭が固くなり、初見問題の取りこぼしに。

Y:すると、来年以降も算数パズルの出題は続きそう。

K:へぇ、国語じゃない方のスクール、例えば「Ⅳ」に強いと評される大手スクールはどんな指導をしているのでしょう。

まず①過去問を使いません。②次に通年で出題論点をカバーするように自作の演習問題を用意し、③最後に簿記や会計士試験の最新傾向(ひっかけポイント)を反映します。ここはスクールのノウハウになるので、公開するのは有料の単科講義までで、市販本には絶対に載せません。

Y:市販される問題集の解き方を覚えるのに夢中な内は、「Ⅳ」で60点を超えるのは難しそうですね。

今日のまとめ

座談会というから読んでやったけど。まだ合格発表待ちの方を捕まえて、オマエが一人でドヤってなくね?

違うよ。税理士・会計士・簿記1級以上なら、会計学(財務諸表論)を学んでいるので、議論のベースは全員同じに。対等な関係でアイデアを出し合うことが大事であって、ギョーカイの裏側をちょびっと情報提供しただけです。

ふぅん。でも「市販参考書でⅣ対策をしている内は、60点を超えてこない」のは確からしいな。

そりゃそうだ、市販の攻略本で70点を取れたら苦労しない。その間違ったやり方では60点を取らせない作問+調整力が、出題側の腕の見せ所、というか学者の意地だな。

さぁ、2020年に向けて、余計な中間業者(スクール・サークル)の中抜きを始めよう。特にデジタルに答えが決まる「Ⅳ」では、ふぞ先輩の出番はどこにもない。ここで最初の中抜きです。

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