簿記1級→診断士→US-CPAスト合格※かつ、事業再生先の現職経理部長。Ⅳよわよわが多い試験評論界で抜群の実績を誇る当サイトの、経営分析チートをどうぞ。
※US-CPAはCBTに不慣れな初回1科目のみ不合格。試験に一度落ちると説明がメンド臭くなるので、さっさとスト合格を決めましょう。
それは耳よりな情報ですね。計算→検算の電卓2回でピタリなら猫60点でも、一度の電卓ミスは2回、3回再計算が要るので、B、C評価まっしぐらに。そこでまず経営指標の定義のおさらいです。
収益性は企業が収益を上げているかどうかを示す指標です。主な要素には売上高、利益、純利益率、収益成長率などが含まれます。収益性が高い企業は、売上高に対して利益を上げ、経営の健全性を示します。高い収益性は投資家や株主にとって魅力的で、企業の成長や競争力を示す重要な要素です。
効率性は企業がリソースを最適に活用しているかどうかを評価する指標です。主な要素には生産コスト、在庫回転率、労働生産性などが含まれます。効率的な企業は、コストを最小限に抑え、生産効率を高めて競争優位性を獲得します。高い効率性は収益性向上に貢献します。
安全性は企業のリスク管理能力を評価する指標で、主に財務的な安全性を指します。要素には負債の健全性、流動比率、固定費のカバレッジ比率などが含まれます。安全な企業は経済的な変動に対して強靭で、危機的な状況に対処できる可能性が高いです。
生産性は企業がリソースをどれだけ生産的に活用しているかを示す指標です。労働生産性、資本生産性、生産プロセスの効率性などが考慮されます。高い生産性は、同じリソースでより多くの生産物を生み出し、収益性と効率性の向上に寄与します。
【ファイナル経営分析】電卓を 10回叩くと 3指標 / Ⅳの解き方13個+生産性

広く知られる通り、経営分析指標は別解が広く認められ、(生産性のような例外を除き)原則猫にも満点を与える設定。最初の収益性を比で出して、計算ミスを防ぐことがコツです。
収益性で電卓①~④回目
収益性で3つのどれを選んでもバツはなく、60字マス目を記述しやすい根拠を選べばOK。そこで【電卓①~④回目は他社比を求め】、R4なら最も優れた売上高総利益率を選ぶと安全な。

効率性⑤~⑧回目はタナカ・ユウコ
他の2指標が候補であっても、①在庫多すぎ(→タナカ)、②有形固定資産の稼働が低すぎ(→ユウコ)ならすぐその場で答にしてOK。くっだらない語呂合わせで、指標名も忘れません。

安全性⑨⑩は自己資本比率を最初に計算
そこで安全性は【自己資本比率】一択に決め打ちし、そうでない時だけ別指標を探す。また自己資本低なら→負債比率UPなので、負債比率を選ぶ利点はゼロ以下です。

R5出題確率は半々?~生産性は必ずチェック
定義が複数=別解が出るので国家試験出題はないとされた労働生産性を出したR4第1問。R5再出題されるかどうかより、今後のビジネスに欠かせない【付加価値】を学ぶ手段として試験を使います。
今日のまとめ
Ⅳを解くのに簿記不問~経営分析は電卓10回
①Ⅳの題意は簿記不要で財務諸表を「診る」人材を育成することにあり、②その結果D社のヘタクソノウハウが横行するのに対し、③正しい知識があれば最速最短を常に選べる。(100字)
デキる奴ほど素早く・正確に・簡単に解くのが事例Ⅳ。それは【正解が一つに決まる】会計業界では、常にムダを省いてわかりやすく説明する工夫がなされるためです。