おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

K事例Ⅳ

【5/26(金)実施】Ⅳの正しい解き方第2章 / 脱・丼経営にエクセルCVP

丼勘定の語源:正解B 職人の前掛けにあるポケットで小銭を出し入れ
「どんぶり勘定」の語源は江戸時代の職人が身につけていた腹掛けについていた「どんぶり」と呼ばれる大きなポケットが由来です。その「どんぶり」に無造作に手を入れ、中身を確認せずにお金を払う大雑把な仕草が。「どんぶり勘定」のルーツと思われます。
出典:団塊世代の我楽多帳

記事の要旨英文(ChatGPT)
・この文章は、事例Ⅳ第2問の正しい解き方について説明し、大雑把な丼勘定からの脱却が求められている点に注目します。
・"丼勘定"という言葉の由来は、お金を適切に確認せずに無造作に扱う荒っぽい態度のことです。
・事例ⅣでCVPが頻繁に出題される理由は、丼経営脱却を促すためと考えられます。CVPの正解は簡単ではありませんが、合格60点の獲得には必ず正解しなければなりません。
・デジタル時代における競争優位を築くには、数値データとスピード経営を活用することが欠かせません。
・CVPやセールスミックスの論点における、制約条件や線形計画法などの手法の理解には、Excelを活用したパターン化が重要になります。
-The transcript discusses the correct approach to solving Chapter 2 of a subject or the case Ⅳ and emphasizes the importance of moving away from a simplistic mindset.
-It explains the origin of the term "donburi accounting," which refers to a careless and rough way of handling money without properly checking the details.
-The transcript mentions that the reason for persistently asking a specific question, CVP, in Case 4 is to promote a shift from simplistic management practices. CVP is a difficult question that requires correct answers for scoring.
-It emphasizes the significance of utilizing numerical data and speed management to gain an advantage over competitors in the digital era.
-The transcript suggests using Excel and mastering techniques such as constraint conditions and linear programming for solving problems related to CVT and sales mix analysis.

では事例Ⅳ第2問は、CVPをなぜあれだけしつこく出題? その答えが、脱・丼経営です。

Q
事例Ⅳ第2問で毎年必ず出題されるCVP。見たこともない難問なのに、当てなきゃ合格60点に届かず、もし落とすと落選ショボンな理由は?
A

デジタルに収穫逓増する時代は、数値を活かしたスピード経営で、ライバルに差をつけることが効果的です。CVPを正解することでスコアが伸びますが、判断ミスは致命傷です。

デジタル時代は長期ビジョンで収穫逓増

デジタル経済=収穫逓増を前提にする場合、経営者は目先で短期的な成果追求だけでなく、長期的なビジョンを持つことが重要です。将来の技術トレンドや市場の変化を見越し、経営戦略や投資計画を策定することで収穫逓増の実現性が高まります。

収穫逓増時代は判断ミスが致命傷

迅速な意思決定が求められる時代においても、正確な判断は不可欠です。経営者は情報の正確性と品質に重点を置き、信頼性の高いデータや分析を活用することが重要です。また判断ミスは経営に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、経営判断を行う前に十分な情報収集やディスカッションを行い、複数の視点や意見を考慮することも重要です。

生産性と付加価値の向上

デジタルな収穫逓増時代では、労働生産性の向上を通じて、効率的かつ効果的に付加価値を提供することが求められます。これは、適切なプロセスの改善や効率化、技術やツールの活用、従業員の能力開発などによって実現されます。労働生産性の向上により、コストの削減や品質の向上を実現し、顧客が求める価値を適切なコストで提供することができます。

構造的意思決定=設備投資NPVで企業の差がついたのがこれまで。これからのデジタル時代は、業務的意思決定=損益分岐CVPで企業の差がつきます。

【5/26(金)実施】Ⅳの正しい解き方第2章 / 脱・丼経営にエクセルCVP

1⃣NPVよりCVP重視~「Ⅳ猫60点」になるエクセル解説

難問R4「Ⅳ」は第1問経営分析に加え、第2問セールスミックス、第3問(1)内外製の計算を当てれば猫60点へ。そこで猫60点にマストな共通点を探します。

第2問セールスミックス
(設問1)
制約条件1つの時は、制約条件あたり限界利益が高い方を最大限作る。 ※製造販売数上限がないので、製品Aを最大数作る(やや難)
(設問2)
制約条件2つの時は、線形計画法(運営管理で既出、簿記1級知識)で解く。※製造販売数上限がないので、通常の線形計画法よりやや易

第3問(1)内外製
自社整備の変動費単価を計算し、他社業務委託料がそれを超えない中古車買取額 変動費÷2%を求める。

2⃣方程式で解いてはいけないCVP

R4「Ⅳ」第2問セールスミックス、第3問(1)内外製の2つの計算さえ当てると、猫60点へ。その共通点が限界利益(or費用)であり、そこをマスターするコツが、電卓&方程式を止めてエクセル使って直接原価計算な。

3⃣同友館からTACへのりかえ案内~CVPには「解き方」最強

「Ⅳの解き方」module2 CVP分析〃module4 その他意思決定
こちらの2記事では、TAC「Ⅳの解き方」第2章CVP、第4章業務的意思決定を、全問エクセル解説済です。

エクセルで「Ⅳの解き方」~3回回して関数で覚える

論点コツ
§2第1問 損益分岐点比率SBPE=固定費÷限界利益率
第2問 安全余裕率安全余裕率=1-損益分岐点比率
第3~6問 感度分析方程式手書きよりエクセルが○
第7問 固変分解高低点法 y=ax+bだけ練習しておく
§4第1~3問 セグメント分析丼勘定をやめて部門別に損益
第4~5問 営業レバレッジ営業レバレッジ=限界利益÷固定費
★第6問 セールスミックス制約条件あたり限界利益の高い順
★第7問 内外製区分変動費>外注費なら外注OK
第8問 特別注文限界利益>0なら受注OK

★第6、第7問のように収録済でも、捻ってくる本試験では出版D社の答を覚えるノウハウは通用しない。そこでエクセルを使い、上図のように自分の言葉でコツをメモします。

今日のまとめ

Q
第3問NPVは難問クソ問で、第2問CVPは落ち着けば取れる猫60点の良問になる。その違いを、スピード経営の時代はNPV<<CVPと読み解くとは、さすがChatGPTだ。
A

どうせⅣは猫60点との、「丼勘定」は感心しません。出版D社ノウハウ本⇔TAC「Ⅳの解き方」が全く真逆の別物であることを、毎週金のzoomで解説中です。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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