【ふぞろい以外の採点】Ⅲは良くても60点

「Ⅰ」「Ⅱ」に比べ、「Ⅲ」は高スコアが出にくい

初学のあなたが地獄耳・・いや猫の耳でも、Ⅲは良くても60点。一度はそう聞いたことがあるはずで、当サイト調べによると4つの説が浮かびます。

最有力:「Ⅲ」を真面目に採点すると答を覚えるベテ有利
他にも①そもそも最近難問すぎる②新作問でドッキリ③60点に集める品質管理でドヤ顔。複数説がありますが、いずれもベテ型=答を覚えるお勉強を阻止した腕は見事。(100字)
Q
R3「Ⅲ」第1問:革製バッグ業界における C 社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ 40 字以内で述べよ。
A

第1問こそオーソドックスなSW。ところが40字×2で20点に泡喰って編集に手間取ると、第2〜4問の時間切れトラップにようこそ。

64点A、56点B答案

・誰もが入れる核ワード「S一貫受託生産」「W新製品開発」をソツなく使う
・40字なら3要素入ると予め決め、時短で済ませて第2問に進む

52点B、49点C答案

・「一貫受託生産」「新製品開発」が入ったり入らなかったり
・40字→3要素と決めておかないと、80字20点の高配点でスカスカ感のある答案に
・(b)新製品開発経験不足をここで指摘しないと、第3、4問の答え方のピントが甘くなる

Q
第2問:バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な⒜課題 2 つを 20 字以内で挙げ、それぞれの⒝対応策を 80 字以内で助言せよ。
A

課題をフリー設定にした初見ドッキリ問。自分の得意知識を書けばよく、全員高得点+採点側が大変なだけの骨折り損設問でした。

64点A、56点B答案

・1つ目の課題を小ロット×生産計画とし、2つ目に「欠品」「手待ち」など別課題を指摘できる
・課題20+対応策80字=いつもの100字と変わらない。80字→3要素と決めておき、A→B、B→Cの因→果で説得力UPに

52点B、49点C答案

・小ロット→課題1、生産計画→課題2にしてしまうと、上2つの答案に比べ加点要素が漏れる
・A→B、B→Cの3センテンスで書く事前知識がないと、並列列挙や平板な答案になり「それで何が言いたいの?」のバツになりがち

Q
第3問:C 社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するための製品企画面と生産面の課題を 120 字以内で述べよ。
A

生産面はわかるが「製品企画面」ってマーケじゃね? そうやってクロスオーバーする作問が今後もさらに増える位は知っとけ。

64点A、56点B答案

・製品企画面、生産面は各50字がセオリーで、字数が偏った場合に配点がどうなるかの議論はこれから
・企画→開発経験の少なさ、生産→熟練職人の核ワードを当てることで、後は各50字の書き方次第に

52点B、49点C答案

・この辺りで時間切れになり、上2つの答案に比べ書き込む要素が減ってくる
・50字→3〜4要素は要ると決めておかないと、無理に引き延ばしたり言い直す、「うすっぺらい答案」になる

Q
第4問:C 社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C 社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として 140 字以内で助言せよ。
A

第1問のSWOT編集、第2〜3問の課題で悩ませ、第4問は140字30点の高配点かつ最後の2択。計画的な余力管理をしないとショボンになる、超難問の年でした。

64点A、56点B答案

・核ワード「永く愛着を持って使えるバッグ」が熟練職人の手作り路線と一致。でもあの80分でそこまで気を遣う余裕はないので、結果的に当たればOK
・140字の書き方で悩まず、いつもの①・・し、②・・し、③・・して、○○を図るでOK。

52点B、49点C答案

・49点C答案は第1〜2問で時間をロスし、第4問で時間切れ
・52点B答案は140字を埋めきっているが、対応策①②③が並列列挙に。これでは加点のしようがないので、A→B、B→Cの因→果型と①・・し、②・・し、の構文の使い方に慣れておく

いいか野郎共、「ボクは熟練!」「アタシは標準!」自慢など時間のムダ使い。そっちでなく、「対応策の書きぶり」が点差になるのは猫でもわかるな?

今日のまとめ

Q
そうか、80分で時間切れを起こす「Ⅲ」では55点B⇔65点A答案の中身、特に第4問の答は別物。でもなぜ70点以上を取らせる気がないの?
A

こらこら、そこまで勘が鈍いと今年も80分で間に合わず、多年度ループにまっしぐら。70点以上をうっかり与えると、過去問の答を覚えるベテが有利になるためです。

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