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【続・受験同期ベスト解答(Ⅲ)】知識の幹で独学有利?

分かった。①答えが合わない ②時間内に終わらないのは、勉強の仕方のどこかに問題ありだねっ。

20人に1人だけど、模範解答みたいな答案を書く奴がいる。毎年スベるベテと何が違うの?

そりゃ最初の設計図から違う。ベテ受け狙いで「知識抜きの国語読み」をネットに書くAASには、160分掛けても解けない難問だったな。

1⃣設問分析(難易度、レイヤー、期待得点)

そうだよ。 今年の「Ⅲ」は難問だけど、出題側が用意した設計図に従えば、合格答案は80分で十分書ける。そこを【受験同期チーム】によるベスト解答で、わかりやすく、具体的に見ていきます。

2⃣ベスト答案

第1問 SWOT、過去、難易度B、期待得点15点

第1問は定番SWOT問題に。字数80字=3要素と浮かべると、ほぼ同じ解答内容になりそうです。

【今回案】
強みは①熱処理設備を数種類保有し蓄積した特殊な技術②設計・機械加工部門を加えた多品種少量生産が可能な一貫生産体制③高品質を維持できる資格・技能を持つ作業員の存在。
【前回案】
強みは、①熱処理加工について有資格者を中心に特殊な技術を蓄積し、②設計から機械加工まで前工程を内製化し、③汎用機械加工機を扱う技能を持ち受注生産に対応できる点。

【検討チーム】
金属熱処理技術の他にも、設計や機械加工部門の存在、X社からの安定受注、技術力の高さまで強みがいろいろあり、与件のキーワードから探そうとした方は迷ったのでは。

第2問 事業構造(受託生産)、現在、難易度C、期待得点12点

効果とリスクを聞かれた問題。本番では与件の根拠を使える「効果」で稼ぎますが、ベスト答案では類推をする「デメリット」を手厚く書きました。

【今回案】
効果は、機械加工の能力増強での生産量倍増と、本格的量産でのノウハウ蓄積である。リスクは、受託業務開始で既存品との生産計画立案や差立の混乱で材料調達・納品の遅延と、作業標準化や加工品質維持ができないこと。
【前回案】
効果は、①生産量が2倍になることでの生産稼働率の向上効果、②X社生産ノウハウの獲得による生産品質の向上効果。リスクは、①X社の生産状況に対する依存リスク、②加工能力不足時の納期遅延リスク、である。

【検討チーム】
①効果とリスクを100字でバランス良く指摘させる ②リスクは与件文に直接記述がなく類推が要るため、点差が開いた問題です。

第3問(設問1) 生産方式(レイアウト+工数)、現在、難易度C、期待得点12点

社長方針のコピペで済むのに、与件中の根拠の順番が入れ替えられていて、解きにくい。TBCの「具体→抽象→具体」を使えば解きやすかったかもよ。

【今回案】
新工場の在り方は①汎用性のある最適設備の選定と作業設計、工程レイアウトを採用してx社向け自動車部品以外の受注を見据え生産性を向上させ②作業方法を標準化した上で、作業員をOJTや研修で教育して多能工化し、属人的でない品質の維持体制を構築する。
【前回案】
新工場の在り方は、①マシニングセンタ等の汎用機械導入による自動化、②IE等の作業設計により作業を見直した上で従業員の多能工化、以上で生産性を高め、③作業標準化と従業員教育により、作業者のスキルに頼らない作業品質を確保すること。

【検討チーム】
12段落目「社長方針」を見た時に、(設問1)がレイアウト+工数と気が付けば、後は編集力で解ける問題でした。ただ本試験での初見対応としては難問です。

第3問(設問2) 生産計画(日程+調達)、現在、難易度C、期待得点12点

この140字は、本試験では多くの方が殴り書きに。ベスト答案のような言い回しをストックしておくと、同様の問題が出る時に安心です。

【今回案】
検討は、①機械加工部と熱処理部の生産計画の統合、②X社からの確定受注情報に合わせた計画策定スパンの短縮、③受注量に合わせた生産ロットサイズ縮小、④日程計画に合わせた材料発注サイクルの短縮、⑤余力管理による工程間の負荷の調整。これらにより、生産リードタイムの短縮を図る。
【前回案】
必要な検討は、①全社的生産計画の立案と余力管理による工程間の負荷と能力を調整する応援体制、②納品3日前の確定受注情報に応じた頻度で日程計画を見直す体制、③仕掛品在庫を削減するための生産ロットサイズの見直し、④適切に材料調達するための材料発注サイクルの見直し、⑤調達材料の保管方法。

【検討チーム】
第3問は、(設問1)レイアウト+工数、(設問2)日程+調達のレイヤーで分けられないと140字が埋まらない難問に。他の問題にも影響しかねません。

第4問 全社将来戦略、将来、難易度C、期待得点12点

ラスト問題はド定番の「応接室お帰りなさいブーメラン問題」。一年培った事例の知識をC社の課題にぶっつけやがれっ。

【今回案】
戦略は、①機械加工部門を強化し、設計から熱処理までの一貫加工体制を盤石として差別化し、②生産性向上、作業標準化によりX社向け以外の量産の機械加工に対応、同時に営業部門の新設により受注・売上の拡大を目指す。
【前回案】
X社以外の自動車部品メーカーに対し①高い熱処理加工技術や特殊な設備②機械加工の量産体制や後工程引取方式に対応した新工場、等で高品質な部品を要望に沿った量や期間で安定的に納品出来る事を商談会で訴求し、X社依存脱却のための受注拡大を図る戦略。

【検討チーム】
何かしら差別化→受注、売上拡大の流れになるけど、一貫性を持たせてわかりやすく書きたい問題に。一見何を書いてもよさそうな分、他の設問で時間を浮かして、社長の思いに沿って書けばスコアが伸びたのでは。

今日のまとめ

今年の「Ⅲ」は初見の出題傾向で解答内容が割れ、点差の付け方はオトウサンのやりたい放題だったろうな。

知識無視の与件国語読みを公言する某スクールは論外として、枝葉末節よりレイヤー(レイアウト+生産統制(日程+調達+工数計画))の知識の幹が出来ていれば、根拠の切り貼りで点が伸びる。

つまりベテというよりスクール殺し。独学優遇を打ち出してきたかもな。

ふぅん。ベスト答案を考え、出題側の意図を探るだけでそんな仮説が出るものかしら。ここは口述試問に出題の意図、さらに開示得点と、超絶理論のスクールだけに任せて置けない、同期コミュニティの活躍シーンがありそうです。

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