J事例Ⅲ

【次はⅢが高得点】事例Ⅰ~Ⅲのどれが本命? / ホワイトカラー衰退で現場力シフト

R6の「Ⅳ」超優遇で、おベテとふぞのノウハウ自慢が無効化されたと沸き立つ我らが受験界。そして生成AIの急速な普及により、現ホワイトカラーの8割が不要と盛り上がるミライに、今日はおっきく注目です。

Q
少子高齢化+AI普及でどの国家資格も受験者激減が囁かれる中、東京・大阪JTC勤務の大企業ホワイトカラー層に絶大な人気を誇る診断士資格。その秘密とは、世の動きを先読みできる、つまりこれからのホワイトカラー削減に先手を打てるから。
A

リアル大企業が新卒社員に30万円、40万円と給与を弾むのは、いい年こいた隣のおじオバより余程スキルの高い好人材を、早い段階で見極められるようになったため。そしてR7「2次」でどの事例が高得点ボーナスになるかも、合理的に予測できます。

①エッセンシャルワーカー重視の流れ②特定事例ボーナスによる学習インセンティブ③現場重視の社会的メッセージ
生成AIの急速な普及により、ルーチンなホワイトカラー業務が自動化される一方、現場で直接価値を生み出すエッセンシャルワーカーの存在がますます重要になっています。超高得点ボーナスを事例Ⅲに適用することで、受験者全体に対し、現場で求められる技術的・運営上の知識を深める学習行動を促すことができます。生成AIの台頭でホワイトカラーの仕事が急速に自動化される一方、現場で活躍する労働者―すなわちエッセンシャルワーカーは深刻な不足に直面しています。
この中で生産・技術・運営管理に関する内容を扱う「事例Ⅲ」は、実際の企業活動の根幹を担う現場の課題に直結し、現代社会のニーズに合致しています。これは、将来的な労働市場で不足が予測されるエッセンシャルワーカーの視点から、より実践的な知見や対策を身につける上で有益です。こうした背景を受け、R7で「事例Ⅲ」を超高得点ボーナスにすることで、リストラ対象の現ホワイトカラーを現場人材に転換する方向に作問が進化するでしょう。

【次はⅢが高得点】事例Ⅰ~Ⅲのどれが本命? / ホワイトカラー衰退で現場力シフト

近年の「事例Ⅰ~Ⅳ」はどれも難しく作っておき、試験終了後に示し合わせてどれか1事例を極端な高得点にする手口が横行。そこでR7は前年「Ⅳ」に代わり「Ⅰ~Ⅲ」のどれを高得点ボーナスにするか、AI試験委員の予想を聞きます。

本命:ホワイトカラー衰退で現場力の「Ⅲ」重視

Q
仮に試験委員が「Ⅲ」超高得点ボーナスで点差をつけたいと考えるとき、既存の「Ⅲ」出題ではベテ専E社やノウハウD社を有利にしてしまう。そこでR5「Ⅲ」のトンデモ新傾向を布石にし、再び見たこともない出題をするのでは?
A

それは素敵な読み筋で、R5「Ⅲ」がド新傾向であるのに敢えて点差をつけてこなかった。そこでR7「事例Ⅲ」にどんな備えをするかが、今年の「Ⅲ」ボーナスゲットのカギになります。

①経営理論やマーケと融合

事例Ⅲは、企業の現場運営や生産技術を問う問題であると同時に、事例Ⅰの経営戦略や組織論、事例Ⅱのマーケティング視点の知見も活かす必要があります。つまり、経営理論の基本フレームワークに、顧客ニーズや市場環境の分析を組み合わせることで、より実践的な現場解決力を問う内容となっているため、基礎知識の横断的な統合が求められます。

②基礎・基本に忠実な学習行動を

事例Ⅲでは、超絶な専門知識やマニアックな情報に頼らず、ごく基本の知識の徹底的な理解とその応用力が重視されます。基本に忠実な学習行動、すなわち主要な経営理論、組織論、現場の運営管理の基本を確実に体得し、実務に落とし込む訓練が、初見問題に対しても柔軟に対応できるカギとなります。

③非製造業の方には市中の勉強会も

非製造業の受験者は、製造業特有の問題だけでなく、業界横断的な課題解決力が求められる事例Ⅲに対応するため、市中で開催されるオンライン勉強会に参加することも有効です。こうした勉強会では、最新の出題傾向や実務に直結する事例の解説が共有され、異業種間の知見交換が進むため、学習効果が向上するでしょう。

対抗:組織を率いるリーダーシップの「Ⅰ」重視

Q
「Ⅳ」に隠れた脇役扱いながら、ここ3年の「Ⅰ」は作問傾向を明確に変えたうえ、古いタイプのノウハウ&知識答案を大減点する傾向に。ここはどーしてこうなった?
A

ここ3年の「事例Ⅰ」は旧来の知識偏重答案に厳しい評価を下し、現代のデジタル経済にマッチした組織力や人事施策の実践的理解を求める方向に舵を切りました。引き続き伝統的な経営戦略より、現場で活きる組織論・人事論を柔軟に応用できる答案を高評価にするでしょう。

①これまでの古いノウハウ・知識をアンラーニング

これまでの古い答案に固執せず、現在の知識やノウハウを一度リセットし、最新情報をもとに柔軟な思考を再構築することが大切です。過去の固定概念を捨て、現代の実務に即した論点を取り入れる姿勢を持つことで、基礎を固めながら実践力を養うことが求められます。

②「Ⅰ」のこの3年の作問採点変化をスクールに学ぶ

事例Ⅰのここ3年の作問や採点傾向についてスクールで学び、最新の出題意図や採点基準を正確に把握することも重要です。模範解答やフィードバックを活用して、旧来型の答案から脱却し、採点者が求める実務的な解答を目指す学習が求められます。

③スクールを離れ、ビジネストレンドをクールに学ぶ

最後にはスクールから離れ、オンライン資料や業界セミナーなどを活用して、近年の組織・人事に関する最新トレンドを学ぶことが有効です。他者の視点や多様な情報を取り入れながら、柔軟な解答力を磨くことで、試験の出題傾向に対応する力を身につけることができます。

穴:変化の速いマーケの「Ⅱ」は隙あらば高得点

Q
さて当試験では伝統的に、数字の「Ⅳ」かマーケの「Ⅱ」に強い方はほっておいても黙って安定高得点で合格しやすい。だが近年のデジタル化でマーケ職も増えてきたので、試験上の高得点優遇は後回し?
A

少し前までの関係性マーケ一筋と異なり、デジタルマーケではより絞り込んだペルソナに対し、畳みかけるように施策を講じてカネを巻き上げるのが筋。「技術の日産」が凋落し、田舎のDQNがアルファードを乗り回すトヨタのマーケがお手本です。

①STPやブランド価値など既存論点を重視

従来のマーケティング基礎であるSTP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)やブランド価値は、依然として重要です。これらの理論を深く理解し、実務に落とし込んだ解答作成に活かすことで、論理的かつ説得力のある答案が作成できるようになります。

②デジタルマーケの特徴を整理しておく

近年のデジタルマーケティングは、細かいペルソナ設定やデータ分析に基づく施策、リアルタイムな実行力が特徴です。これら最新動向を整理し、従来の理論と組み合わせることで、現代の市場環境に即した実践的な解答力が養われます。

③一つの答に決めつけず、複数案を浮かべて安全回答

試験では、複数の解答候補が提示される場合が多いため、与件文を正確に読解し各案のメリット・デメリットを比較する力が求められます。この読解力とセンスを磨くことで、最も適切で説得力のある解答案を選び出すことができ、答案全体の完成度が向上します。

今日のまとめ

Q
生成AIの本格普及でホワイトカラーの8割削減が現実的になる中、現場力重視の「Ⅲ」を抱えているのが診断士試験の強み。このチャンスを捉えるべく前年「Ⅳ」に続き、今年R7は「Ⅲ」を超高得点ボーナスにするのが、ド本命のガチ?
A

このときR5の傾向一新にせよ、R6の伝統的かつ高難度出題でも、超絶E社と隣のD社のふっる臭いノウハウを通用させない気概がありあり。そこで私ならこの学習行動は、「事例Ⅲ」より1次「運営」の作問変化から読み解きます。

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