J事例Ⅲ

【ベテ回避】Ⅲ対策の動画視聴は逆効果 / ド苦学回避にOJT

昨年難化しすぎた「事例Ⅲ」は、今年は誰もが模様眺めで後回し。そこで知識を風化させず正しく長期記憶化するために、毎月3日を【事例Ⅲの日】と定めます。

Q
大企業ホワイトカラーが多数の診断士受験層において、製造業の現場経験がある方は多くて2割。そこにあの超絶「Ⅲ」をぶつけるのは草。
A

猫も杓子もデジタルの方が儲かる時代に、「若手の製造業離れ」に対する試験委員の危機感は深刻。そこでベテから落として「事例Ⅲを好きになって」「関心を持って」と必死のアピールです。

【国内製造業で起きている変化】
国内の製造業ではデジタル技術の進歩により自動化やIoTの導入が進み、製造プロセスを効率して生産性を上げる大きな変化が訪れています。また市場の要求はさらに多様化し、環境への配慮や品質管理の高度化が求められています。こうして従来の製造業の枠組みを超えた、全く新しい発想や取り組みが求められているのです。

①製造業は多様に進化②課題解決能力の向上③製造業の変化を発信
国内製造業では新しい技術やロジックの導入が加速しています。これからの「事例Ⅲ」はこれらの技術をどう活用し、業務の効率化や品質向上にどう貢献できるかを積極的に出題することで、国内製造業に対する受験者の認識のupdateを図るでしょう。経済のデジタル化が進む中、現場で起きる課題への対処や、未来に備えた危険予知能力の重要性が高まっています。今後の「事例Ⅲ」作問は受験者自らが問題を発見し、それを解決する具体策やアプローチを示すように、更に難化が続くでしょう。一方で製造業の重要性と魅力を再認識し、次世代の若手にその魅力を伝えることが作問に取り入れられます。診断士には、製造業がわが国の創造と革新において果たす役割をより正しく発信することが望まれています。

【うっかり注意】Ⅲ対策の動画視聴は逆効果 / ド苦学回避でOJTを

前回のH29といい、今回のR5といい、試験からベテを一掃する作問変化は「Ⅲ」から始まる。今年2年連続難化するかに注目です。

Step-1:今年の「Ⅲ」は様子見して後出しジャンケン

Q
今年R6「事例Ⅲ」は昨年同様全く初見の時事問題か、その裏をかいて超オーソドックスな生産管理(ニチ子と重代)に戻るか。いずれにせよどちらかに二極化するのが確実すぎて草。
A

昨年の「Ⅲ」出題が変わりすぎて、今年は全員が横にらみで様子見。7月に出版するしかないふぞをまず先行させ、次にスクール勢がその裏をかき、その動向を調べて試験委員が狙い撃つ。こんなカオス試験では後方待機で高みの見物をします。

①ふぞろいが止む無く7月先行②スクール指針はふぞの裏をかいて8月公表③ふぞ+スクール方針を受け今年の作問
想定:「ふぞろいな合格答案」によるノウハウ・キーワード情報の発信は、7月中に行われることが決まっています。スクールやYouTuberはふぞろいの方針を確認し、1次試験終了後に、ふぞろいより高度な対策や戦略を発表します。「Ⅲ」作問を担当する試験委員はそれらの情報を一通り集め、それを超える難易度や新しい視点からの問題を考案します。
効果:ふぞろい信者は周囲より早く試験対策をスタートでき、採点基準はノウハウとキーワードと大はしゃぎすることで、ネット情弱を自社に吸引することができます。より詳細な分析が提供され試験の競争レベルが高まる他、ふぞよりだいぶマシな実務経験やデータに基づいた対策を通じ、より実戦的な試験になります。試験では単なる知識ノウハウの暗記ではなく、問題解決能力や実務での応用力を高め、予測不能な新しい問題にも対応できる姿勢を促します。

Step-2:生産動画の視聴しすぎは逆効果

Q
さて、試験合格者様が「事例Ⅲ対策では生産現場の動画を見て!」とほざくことに、試験委員は一般に歓迎していない模様。それは折角「知識として抽象化した」のに、具体例ばかりデタラメに増やしてしまうため?
A

生産動画の視聴はもちろん一定範囲まで有効ですが、R5「Ⅲ」の例を挙げるまでもなく、動画で見た内容がそのまま「事例Ⅲ」に出る可能性は限りなくゼロ。それより誤ったイメージで凝り固まるリスクを避けましょう。

①具体例に引っ張られてしまう。

日本の製造業では、各企業が自社の現場に最適化した独自の手法や習慣を採用していることが多いです。動画を視聴することで、その企業特有のやり方が強く印象に残り、一般的な製造業の知識として誤解してしまう可能性があります。これにより、試験で必要な普遍的な知識や標準的な手法を正確に理解できないリスクが高まります。

②全体像を欠く誤った部分最適

動画は通常、特定のプロセスや一部分をクローズアップして紹介します。そのため、視聴者は全体像を把握せずに一部の情報に基づいて理解を深めてしまうことがあります。製造業の全体的な流れや関連性を理解するためには、現場全体を包括的に見る必要がありますが、動画視聴ではそれが難しいため、誤った知識を蓄積する可能性があります。

③視覚学習に偏るリスク

動画視聴は視覚的な情報に強く依存します。これにより、視覚的に得た印象が強く残り、他の重要な情報(例えば、理論的な背景や数値データ、文献から得られる知識)が軽視されがちです。試験では、視覚的な理解だけでなく、文章やデータの分析能力も求められます。視覚情報に偏ると、他の重要な試験要素を十分にカバーできなくなる可能性があります。

Step-3:Ⅲ苦手の回避には、ド苦学を避けてOJT

Q
こう考えると「事例Ⅲ」とは、事例C社の誤ちを見つけ、その原因を探って解決を図る事例。そこでボタンの掛け違え一つがスパイラルに悪化するド苦学を避け、講師や仲間に質問して疑問を減らす、OJT型の学習が望ましいのでは?
A

はい、ヘタクソ生産動画の視聴で思い込みを加速するド苦学ループより、質問で一つ一つ解決するスパイラル型OJTの方が、正しい方向に実力が伸びるでしょう。

①仲間を募って互いに質問

ド苦学では、疑問が生じたときにその解決に時間がかかるほか、場合によって誤った解釈をしてしまうこともあります。しかし、講師や学習仲間に質問することで、疑問点を迅速に解消できます。これにより、学習の進行がスムーズになり、正しい知識を効率的に得ることができます。

②質問をすると自己解決や、視野が広がる

他人に質問することで、自分では気づかなかった新しい視点やアプローチを得ることができます。特に、経験豊富な講師や他の受験生の意見を聞くことで、自分の理解が深まり、幅広い視野を持つことができます。異なる視点からの説明は、自分の考えを整理し、より立体的な理解を促進します。

③競争心×協力意識でチームプレイへ

学習は孤独になるとモチベーションが低下しがちです。しかし、クラウド学習会や質問を通じて他者と交流することで、学習意欲が向上し、学習を続ける動機づけになります。仲間と共に学ぶことで競争心や協力意識が芽生え、より前向きに学習に取り組むことができるようになります。

今日のまとめ

Q
このヘンテコサイトが、同業D社のヘタクソ合格者がは吹聴するノウハウ主義に常に懐疑的なことは有名。しかし文句をつけるついでに、「Ⅲの動画視聴は逆効果」と言い切る姿勢は実にあっぱれ。
A

頼れる仲間が側にいていつでも質問できる環境なら、ド苦学ぼっちがヘタクソ動画を見て誤ったイメージで凝り固まる不安はゼロ。「事例Ⅲ」ではそのアプローチを、OJTと呼んでいます。

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