人類では解けないとされたR5第3問NPVを、なんとTACが見開き2ページで解説(P.122)。そしてエクセルを使って型を身に付け、電卓で実行すればスラスラ解けた。「事例Ⅳ」の全く新たな1ページが刻まれました。

F情報

【情報】とあるITの時事問題(ハード・ソフト・DB)

暗記するならくだらなく。そこでマンガのタイトル風にすると、こう↑。

そう、あの「情報」がここ2年極端に易化した。するとITに詳しい方から見れば一般常識程度のお子ちゃまクイズで、どうも暗記に今イチやる気が出ない。

でもこの試験、①暗記を舐めてサボると、②思考スピードがワンテンポ周囲に劣る。すると③「2次」過去問の答えの暗記を始め出し、④それが出題側に嫌われ8割ドボン。だから「IT嫌い」なんて言ってる場合じゃありません。

そこでIT度×暗記力による、立ち位置把握。

最初は誰もが①IT・暗記が両方苦手。そこで②IT実務の詳細に妙に詳しくなるより、③試験に出る所から覚えて暗記を磨く。すると自然にITに親しみが湧き、④ITも暗記も得意に。するとここ2年のイージー問なら80点超えの荒稼ぎ。

ではここ2年のIT時事問題=お子ちゃまクイズに油断せず、暗記を基礎から鍛えるために。恒例の「スピテキ斜め読み」を3回に分けて一気に行きます。

 第1章 1⃣ハードウェア 2⃣ソフトウェア

スピテキ重要度S~Cランク表はこちら

Sランク
3⃣記憶装置
①記憶装置の階層

「情報」の中で数少ない、理解論点。やたらめったら丸暗記すれば良いのでなく、知識を入れる箱が必要。この三角ピラミッドをイメージし、主記憶装置=主役、補助記憶装置=脇役。キャッシュメモリとディスクキャッシュは間をつなぐ黒子役・・ぐらいにストーリー化するのが意味記憶。

②記憶素子
1ROM
2RAM

最近は易問こそ少ないが、ROMとRAMの役割の違いは理解、その名称は丸暗記すれば1マーク出題があって良い。ROMはデータ保存の暗記係、RAMは忘れんぼさんだがすばしっこい、位にストーリー記憶で。

1⃣OS
③OSの機能
1ジョブ管理
2タスク管理
3入出力管理
4ユーザ管理

こちらは少し先に進み、§2ソフトウェアからSランクを1つ。順に、
1→何をさせるか
2→どの順番でさせるか
※この2つがOSの実力差だな。
3→どう入出力するか
4→誰が使うか
※これくらいは出来て当然?
・・位に自分の理解をメモしておく。

Aランク

1⃣コンピュータの5大装置
①5大装置
1入力装置
2出力装置
3記憶装置
4演算装置
5制御装置

情報の前半「基本知識」のメインはIT用語の丸暗記。初級編でこの程度ならパソコンを思い出しイメージできるから、片っ端から丸暗記。1マーク出題されたら、暗記で解けるサービス問題。

2CPU
①CPUの機能
1制御装置
2演算装置

CPUの話になると、教わらないとわからない。先ほどの記憶装置の階層ピラミッドを思い出し、主役=主記憶装置を従えるスーパースターがCPU、位に褒めたたえると暗記完了。

③高速化および有効化
1キャッシュメモリ
2メモリインタリーブ

スーパースターCPUに気持ちよく演技してもらうには、周囲の見えないお膳立ても大切。

①シリアル伝送とパラレル伝送
1シリアル伝送
2パラレル伝送
3処理速度の違い

シリアル=単線、パラレル=複線と言えば、ふつうパラレルの方が処理が早いと捉えがちだが、実際は逆。このような一般常識と逆イメージは出題されやすい。

②周辺機器とのインタフェース
1シリアル伝送を行うインタフェース
2パラレル伝送を行うインタフェース

インターフェスの名称は、ここは丸暗記の訓練と割り切って覚える。

1⃣OS
①ソフトウェアの体系
1システムソフトウェア
2アプリケーションソフトウェア

OSとは何かの話。この程度は常識でわかるから、先ほどSランク=OSの機能の補助知識としてテキスト自体もナナメ読み。

②電源投入後の内部動作

コンピュータはこんな風に動くのか・・と知っておく豆知識。

④ユーザインタフェース

そういえばそんなものがあったな・・と思い出す。暗記するまでもなし。

2⃣ファイル
①ファイルの種類
1プログラムファイルとデータファイル
2マスタファイルとトランザクションファイル
3テキストファイルとバイナリファイル

→覚えた名称が素直に問われるので丸暗記。

Bランク

②高速化
1パイプライン制御
2マルチプロセッサ
3タンデムシステム
4マルチコアCPU

CPUの高速化技術の具体策。以前より出題頻度が下がっており、暗記の優先度はやや落ちる。

④補助記憶装置
1ハードディスク
2光ディスク
3その他の補助記憶媒体と装置
4ネットワークを利用した記憶装置
⑤仮想記憶装置

ハードディスクの仕組み位は理解しておく。クラウドの時代になると、ユーザ自信が触れる機会は少なくなり、出題頻度は減。むしろ新しめの知識が出てきそうなので、そこで慌てない程度に暗記しておく。

4⃣入出力装置
①タッチパネル
②ファイルの管理方法
1フォルダ
2パス指定
3ファイル検索

実際に目に見える、ユーザ自身が触れるものは、暗記するまでもなく記憶完了済。

3⃣データ形式
①画像データや音声データ
1静止画像データ
2動画像データ
3音声データ
②CSV形式ファイル
③PDF形式ファイル
④ストリーミング形式
⑤アーカイブ
⑥PCM

こちらも普段から慣れ親しんでいるもの。暗記にいそしむというより、問題集が解ければOK。

4⃣文字コード
①文字コード
1ASCII
2JISコード
3Unicode
4EUC
5EBCDIC

マメ知識。

5⃣シェアウェアとフリーウェア
①シェアウェア
②フリーウェア

マメ知識。

Cランク

②マザーボード
③バス

最新出題に対応した、追加収録知識。後回しでOK。

.

3⃣データベース

Sランク

5⃣SQL
①SQLによる操作
②SELECT文
③WHERE句で指定できる抽出条件
④グループ化
1GROUP BY
2HAVING
3ORDER BY

データベースは年2マーク出題し、うち1マークがSQLになることがお約束。

SQLとは→データベースを操作する言語。
問われ方→簡単なSQL文が読めるか。

なおSQLを最も身近に感じるには、エクセルでマクロを書けばOK。

6⃣正規化
①非正規形
②第1正規形
③第2正規形
④第3正規形
⑤正規化の問題点

出題マーク数は多くないが、内容を理解しておく論点としてSランク。ここは以下3段階にわけ、理屈で押さえる。

  1.  データベースを正規化すると、使いやすく保守も楽。
  2.  ただし正規化しすぎると、表が増えたりアクセス効率が低下。
  3.  単に正規化すれば良い、でなく、自分が使いやすい程度に正規化。

さて、この正規化手法は、暗記学習の効率化に使える。

  1. 受験校テキストは、同じ内容を繰り返し説明する傾向がある。
  2. 暗記学習では、テキスト熟読より表を自作すると、繰り返し覚える箇所が減。
  3. 自分の脳に最適化し自作したデータベースは、使いやすく・忘れにくい。
Aランク

3⃣DBMS
①DBMSとは
②DBMSの機能
1トランザクション
2同時実行制御機能

DBMSとは、データベースの管理ツール。最近の新論点に押され、出題頻度が下がっているが、とにかく実務の働き者・・とイメージしておく。

4⃣データベース設計の考え方

3層スキーマの話は、過去問H25第8問で理解しておく。

8⃣バックアップ
1フルバックアップ
2差分バックアップ
3増分バックアップ

バックアップといえば、フル・差分・増分。3つ選択肢が作れ、意外と間違えやすいので、違いの丸暗記で1マークを確実に当てる。

Bランク

1⃣データベースを構成するデータ単位
1階層型データベース
2ネットワーク型データベース
3OODBMS
4XMLデータベース

データベースの種類の話。直接1マーク問うほどの優先度はないので、暗記は7月まで先送りでも可。

2⃣関係データベースの操作
①関係演算
1射影
2選択
3結合
②集合演算

この手の用語は、直接問われることはまずないが、易問ABランクの間違い選択肢の中で使われる可能性が高い。日本語名だからひっかけは出題しにくい。よって無理に暗記より、もし間違い選択肢に出てきたら、誤りとして蹴飛ばせる程度の理解が順当。

7⃣データ分析
①データ分析で用いられる代表的なデータベース
1DWH
2データマート
3オペレーショナルデータストア
②データマイニング
1データマイニング
2データマイニングの手法
③OLAP
1OLAPの基本機能
④データ資源管理
⑤ビッグデータ

データベースの使い道に関する用語の暗記論点。出題頻度は高くないので、テキストをチラ見にとどめ、間違えた時に理解しなおす・・程度が攻略法。

9⃣ログ管理
①ログファイル
②ログの種類
1更新前ログ
2更新後ログ

🔟障害回復機能の具体的手段
①ロールフォワード
②ロールバック

システム障害でデータベースに異常がある時、どう復旧するかの論点。
ログ管理 ←復旧させるのにどのデータを使うか
具体的手段 ←復旧のさせ方はどうするか

今日のまとめ

情報なんてチョロイ。IT通のオレはノー勉でいくぜ。

その判断は当然アリ。H29~30過去問を一度解いたら、時事問題の超イージーさに暗記のヤル気を無くすはず。でもね。

バックキャスティングで学習計画を立てた方なら、
3.5週×15~20h=70h弱は「情報」学習に使うはず。

この70hとは暗記=インプット力を鍛える絶好機。ふぅん、暗記を鍛えると何がヨイの?それはねズバリ。「2次」=アウトプット力とのバランスが良くなり、最速合格できることです。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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