必ず8割落ちる「難関国家試験」の割に、100~150hの準備で次々ストレート合格を果たす「2次」の謎。その理由は、7月最直前期の高いレベルの1次勉が、2次準備を兼ねているため。

つまり隣のふぞろいのように、「1次」420点、「2次」240点のギリギリボーダー合格を狙っていくと、この試験は上手く行かない。そこで7月のどんな1次勉で余力を作るか、3部構成で具体化します。

F情報

【追い込みの情シス】AI・クラウド普及でスクール要らず~「経営」&ハードソフトDB 71マーク

近年平均点の低下が続き、「当てにくい」「どう勉強すれば・・」の嘆きが聞かれる「経営情報システム」。「もはやスクール不要」の声が増す中、その解決ヒントはスクール集計の正答率にありました。

①論点別の正答率をじっくり眺める

過去の出題実績や論点別正答率をじっくり眺めることで、近年の出題パターンの急激な変化が見えてきます。

ただ漫然と過去問を解くのではなく、データに基づいて得点源とすべき分野を客観的に見極めることが重要です。

②当てにくい論点と狙って当てる論点

近年はテキスト初期の定番論点がランダム化し難化する一方、中盤以降や経営の応用で解けるクイズにサービス問題が集中しています。

この「暗記では当てにくい論点」と「実務視点から狙って当てる論点」の大きな差を掴むことが、合格への最短ルートです。

③テキスト前半のかつての主要論点は出題減

スクールが最初に徹底指導するハードやソフト、DBなどの基礎分野は、過去問の焼き直しを避けるためランダム化しています。

出題パターンが変化しやすく当てにくいため、従来の学習法でこの分野に過度な時間を費やすのは非効率と言えます。

④ノー勉で当たるクイズやテキスト中盤(開発方法論)を狙って当てる

ビジネス常識で当たるクイズや、手薄になりがちな開発方法論などのサービス問題を確実に狙って得点することが勝負を分けます。

ITに強い診断士こそ、スクールに依存せずAIで出題傾向を分析し、当期の出題を自ら予測する自走型学習が期待されます。

【追い込みの情シス】AI・クラウド普及でスクール要らず~「経営」&ハードソフトDB 71マーク

「情報」の難しさ=高得点を取りにくいのは、本業SEが得意とするような本格知識は敢えて問わない。それよりも、戦略論のような他科目知識があればノー勉で解け、年1マーク必ず出てくる「クラウド」「AI」「正規形」「SQL文」周辺はIT素人でも確実に当たります。

企業経営理論20マーク
クラウド・AI 14マーク
ハード・ソフトウェア19マーク
データベース18マーク

企業経営理論知識で当たる一般教養クイズ

「経営情報システム」5+1年分145マークで最初に解くのが、「IT知識要らず」で「選択肢の国語を読めば」当たる一般教養クイズ。この題意を「深読み専門知識に走るITバカ除け」と読むことで、暗記の悩みが一つ消えます。

戦略論

R3第16問 DX Cランク
経済産業省は、「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver.1.0」を平成30 年12 月に発表している。これは、DX の実現やその基盤となるIT システムの構築を行っていく上で経営者が押さえるべき事項を明確にすること、および取締役会や株主がDX の取り組みをチェックする上で活用できるものとすることを目的として作成されたものである。
この中で失敗ケースや先行事例がガイドラインとともに取り上げられているが、これらを踏まえた提言に合致する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア DX 推進に当たっては、トップダウンではなくボトムアップ(→下線部あべこべ)で行う。
○イ IT システムのオーナーシップは、情報システム部門やベンダー企業が持つのではなく、事業部門が持つ。
×ウ 技術起点でPoC(Proof of Concept)を行ってから(→○行う前に)経営戦略を立てる。
×エ 刷新後のIT システムは、再レガシー化を回避するために、そのIT システムが短期間で構築できたかによって評価する(→○することはない)
×オ 組織・人事の仕組みや企業文化・風土に影響を与えないで済むように(→○与える位の意気込みで)DX プロジェクトを進める。

R4第9問 DX Aランク
経済産業省が2021 年8 月に公表した「DX レポート2.1」(DX レポート2 追補版)では、デジタル変革後の新たな産業の姿やその中での企業の姿が提示されている。
デジタル社会の実現に必要となる機能を社会にもたらすのがデジタル産業であるとしている。
「DX レポート2.1」におけるデジタル産業を構成する企業の類型として、最も不適切なものはどれか
○ア DX に必要な技術を提供するパートナー
○イ 企業の変革を共に推進するパートナー
○ウ 共通プラットフォームの提供主体
○エ 新ビジネス・サービスの提供主体
×オ デジタル化を外部委託してコスト削減を図る企業群

R6第10問 DX (1)C (2)Bランク
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の取り組みが中小企業にも拡大している。DX推進に関する下記の設問に答えよ。
(設問1)
 DX認定制度は、DX 推進の準備が整っていると認められた企業を国が認定する制度であり、デジタル技術による社会変革に対して経営者に求められる事項を取りまとめた「デジタルガバナンス・コード」に対応している。
 経済産業省および情報処理推進機構(IPA)による「DX 認定制度 申請要項(申請のガイダンス)」(第2版)では、下記に示す〈デジタルガバナンス・コードの項目〉とDX 認定制度の申請項目の対応関係が説明されている。
〈デジタルガバナンス・コードの項目〉
 1.経営ビジョン・ビジネスモデル
 2.戦略
   2.1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策
   2.2.ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策
 3.成果と重要な成果指標
 4.ガバナンスシステム
上記の「2.1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策」に対応するDX認定制度の申請項目として、最も適切なものはどれか。
×ア 最新の情報処理技術を活用するための環境整備の具体的方策の提示
×イ サイバーセキュリティに関する対策の的確な策定及び実施
×ウ 実務執行総括責任者が主導的な役割を果たすことによる、事業者が利用する情報処理システムにおける課題の把握
×エ 実務執行総括責任者による効果的な戦略の推進等を図るために必要な情報発信
○オ 戦略を効果的に進めるための体制の提示
(設問2)
 情報処理推進機構(IPA)が公開している「中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド」では、中小規模製造業が先進的にDXに取り組んでいる事例を基に、これからDXに取り組む企業に向けて、その必要性や進め方がまとめられている。
 このガイドに記載されている内容に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a スマートサービスは、AIやIoTなどのデジタル技術を使い、顧客に高い体験価値を与えるサービスのことで、モノの使用状況に基づいてメンテナンスなどを行うサービスのほか、モノづくりのノウハウを提供・サポートするサービスも含まれる。
○b スマートファクトリーは、生産設備をデジタル化し、ネットワーク上でデータをやりとりすることで効率化している工場のことである。
○c 製造分野のDXは、顧客価値を高めるため、製造分野で利用されている製造装置や製造工程の監視・制御(OT:運用技術)などのデジタル化を軸に、ITとの連携により製品やサービス、ビジネスモデルの変革を実現することと定義されている。
×d 中小規模製造業におけるDXにおいては、収益増に直結するスマートプロダクトへの取り組みから行うことが推奨されている。
abcd
○ア
×イ
×ウ
×エ
×オ

R4第17問 リスクマネジメント Aランク
情報セキュリティマネジメントにおいては、情報セキュリティリスクアセスメントの結果に基づいて、リスク対応のプロセスを決定する必要がある。
リスク対応に関する記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a (リスク回避→○)リスクを伴う活動の停止やリスク要因の根本的排除により、当該リスクが発生しない状態にする。
b (リスク低減→○)リスク要因の予防や被害拡大防止措置を講じることにより、当該リスクの発生確率や損失を減じる。
c (リスク保有→○)リスクが受容可能な場合や対策費用が損害額を上回るような場合には、あえて何も対策を講じない。
d (リスク移転→○)保険に加入したり、業務をアウトソーシングするなどして、他者との間でリスクを分散する。
abcd
×アリスク移転リスク低減リスク回避リスク保有
×イリスク移転リスク保有リスク回避リスク低減
×ウリスク回避リスク移転リスク保有リスク低減
○エリスク回避リスク低減リスク保有リスク移転
×オリスク低減リスク回避リスク移転リスク保有

R5再試験第11問 EA、ERP
EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 業務と情報システムを、ビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジーの4 つの体系で分析して、全体最適を図るという考え方である。
×イ (バランスト・スコアカードの説明→)財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4 つの視点から、ビジネスを評価するという考え方である。
×ウ (オブジェクト指向の説明→)実世界をオブジェクトの観点からモデル化し、各々のオブジェクトを機能と状態で定義するという考え方である。
×エ (ERPの説明→)生産・販売・物流・会計・人事などの基幹業務を統合し管理することで、全体最適を図るという考え方である。
×オ (SOA(サービス志向アーキテクチャ)の説明→)ソフトウェアの機能をサービスという部品とみなして、サービスのモジュールを組み合わせてシステムを構築するという考え方である。

R6第12問 ビジネスモデルキャンバス Cランク
ビジネスモデルキャンバスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア (ユースケース図の説明→)エンドユーザーの視点から特定の目的を達成するプロセスを記述することで、企業がシステムの機能要件を分析する枠組みである。
×イ (業務フロー図の説明→)業務の流れや役割、ビジネスルール、情報の流れなどを図式化することで、企業が組織内のコミュニケーションを促進し、システム開発や業務改善の機会を分析する枠組みである。
○ウ 顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナー、コスト構造の9つの視点から、企業がどのように価値を創造し顧客に届けるかを分析する枠組みである。
×エ (オープンイノベーションの説明→)組織内の知識・技術と組織外のアイデアやノウハウを組み合わせて、企業が新製品やサービスを分析する枠組みである。
×オ (EAの説明→)ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジーの4つのアーキテクチャを用いて、企業が組織の構造と機能を全体最適の観点から分析する枠組みである。

R7第17問 SFA, RPA Bランク
 情報システムの概念やそれに使われる技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア AR(→○VR)とは、現実世界をコンピュータによって創り出された仮想空間に完全に置き換えることで、あたかも現実であるかのように疑似体験できる技術のことである。
×イ CTI(→○クラウド会計)とは、クラウドコンピューティングを利用した財務会計専用システムのことである。
×ウ RPA(→○AGV、AMR)とは、自律走行ロボットを使った工場・倉庫用の自動搬送システムのことである。
×エ SEO(→○CRM、CDP、MA)とは、顧客データを一元管理することで、顧客に合った商品やサービスを提案するOne to One マーケティングシステムのことである。
○オ SFAとは、営業支援システムのことであり、営業担当者の行動管理や商談の進捗状況管理などの機能を有する。

経産省のDXガイドラインは、DX認定制度や海外の失敗事例を基に出題されます。選択肢の下線部が入れ替わる形式が多く、対比構造で正誤判断力が問われます。次の技術経営は、類似用語の識別が中心です。

技術経営

R3第15問 技術経営(ソサイエティ5.0) Bランク
Society 5.0 は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会である。
この社会の実現に向けて、SoS(System of Systems)という考え方に注目が集まり始めている。
SoS に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア SoS (→○OSI基本参照モデル)では、異機種間のデータ通信を実現するために、通信サービスを7 つの階層に分割し、各層ごとに標準的なプロトコルや通信サービスの仕様を定めている。
○イ SoS は、個々のシステムでは達成できないタスクを実現するために複数のシステムが統合されたシステムである。
×ウ SoS (→○グリッドコンピューティング)は、中央のサーバで処理単位を分割し、それらを多数のPC やサーバで並列処理するというコンピューティングの形態である。
×エ SoS (→○SDN)は、ネットワーク機器から分離されたソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャである。
×オ SoS (→○3層クライアントサーバ)は、プレゼンテーション層、ファンクション層、データベース層の機能的に異なる3 つのシステムから構成される。
abcde
×ア×
○イ
×ウ×
×エ×
×オ×

R5第15問 技術経営(インダストリー4.0) Cランク
情報化社会の将来像に関する考え方についての記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 「DX」とは、人件費削減(→○労働生産性向上)を目的として、企業組織内のビジネスプロセスのデジタル化を進め、人間の仕事をAIやロボットに行わせることを指している。
〇イ 「Society5.0」とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立させる人間中心の社会を指している。
×ウ 「Web3.0(→○Web2.0)」とは、情報の送り手と受け手が固定されて送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化して誰でもWebを通じて情報を受発信できるようになった状態を指している。
×エ 「インダストリー4.0」とは、ドイツ政府が提唱した構想であり、AIを活用して人間の頭脳をロボットの頭脳に代替させる(→○で補う)ことを指している。
×オ 「第三の波」とは、農業革命(第一の波)、産業革命(第二の波)に続いて、第三の波としてシンギュラリティが訪れる(→○多様なモノがネットにつながる)とする考え方を指している。

R4第25問 ブロックチェーン Bランク
ブロックチェーン技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークンであり、デジタルコンテンツに対応したNFT を発行することにより唯一性・真正性を証明できる。
×イ PoW(Proof of Work)とは、ブロックチェーン上に新たなトランザクションを追加するための合意形成メカニズムの1 つで、承認権限を持つ人のコンセンサス(→○前の計算を成功させた人が)で決める。
ウ スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に保存されたプログラムコードのことであり、暗号資産の取引に限定して(→○せずに)利用される。
×エ ブロックチェーンネットワークでは、パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型のいずれにおいても(→○のみ)中央管理者を置くことはない。
×オ ブロックチェーンはブロック間のデータの連続性を保証する技術の1 つであり、追加されたブロックが前のブロックのナンス値(→○ハッシュ値)を保持することによって連続性が確保されている。

R7第6問 ブロックチェーン Cランク
ブロックチェーン技術に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a コンソーシアム型ブロックチェーンでは、誰もが(→○許可された者が)ブロックチェーン上のデータを読むことも書き込むこともできる。
○b パブリック型ブロックチェーンでは、ブロックチェーンにデータを書き込むために、コンセンサスアルゴリズムによる正当性の承認が必要になる。
×c プライベート型ブロックチェーンでは、ブロックチェーンにデータを書き込むために、ネットワーク参加者全員(→○管理組織の裁量)による承認が必ず必要になる。
×d NFT(→○スマートコントラクト)は、契約または合意の条件に基づき、ブロックチェーン上で自動的に取引を処理・実行・記録するコンピュータプログラムである。
abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ

R3第12問 チャットボット Bランク
情報通信技術には類似した用語が多くある。それらを識別して意味を正しく理解することが肝要である。
以下の記述のうち、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a ポッド(→○キャスト)とは、プログラミングにおいて、変数の型を別の型に変換することである。
○b チャットボットとは、自動的に対話を行うプログラムのことであり、例えば企業においては顧客からの問い合わせに自動応答するために用いられる。
○c タッチパッドとは、平板上のセンサーを指でなぞることでマウスポインタの操作をするポインティングデバイスの1 つである。
×d マルチキャスト(→○ブロードキャスト)とは、インターネット上で音声や動画のファイルを公開・配信する方法の1 つである。
×e ブロードキャスト(→○マルチキャスト)とは、通信ネットワーク上で、特定の複数の相手に同じデータを一斉に送信することである。
abcde
×ア×
○イ
×ウ×
×エ××
×オ×

R5第21問 BYOD Cランク
テレワークで利用するモバイル端末に対して、安全かつ効率的な管理が求められている。この管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア BYOD(Bring Your Own Device(→○COPE)は、組織の公式的な許可を得ずに(→○得て)組織が所有するモバイル端末を社員が私的に利用することである。
×イ COPE(Corporate Owned, Personally Enabled)(→○BYOD)は、モバイル端末利用ポリシーに従って社員が所有するモバイル端末を業務で利用することである。
〇ウ MCM(Mobile Content Management)は、社員が利用するモバイル端末内の業務データを管理するシステムや技術である。
×エ MFA(Multi-Factor Authentication)は、社員が所有する複数のモバイル端末によって(→○2つ以上の要素を求めて)認証を行うシステムや技術である。
×オ SSO(Single Sign-On)(→○シンクライアント)は、社員が利用するモバイル端末には最低限の機能しか持たせず、サーバ側でアプリケーションやファイルなどの資源を管理するシステムや技術である。

R7第8問 IoT Aランク
IoTに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a エッジコンピューティングは、IoT機器や、その近くに配置したコンピュータでデータを処理する技術である。
×b IoT機器に使用されるすべてのワンボードマイコンには、OSとしてLinux(→○Linuxを含む様々なOS)が組み込まれている。
×c IoT機器の構成要素の1つであるサーミスタは、方位(→○温度)センサーである。
○d LPWA(Low Power Wide Area)は、広範囲をカバーし、低消費電力で運用できる通信技術である。
abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ

Society5.0やインダストリー4.0など、似た概念の用語識別が中心となります。定義を入れ替えた選択肢が多く、キーワードの対応づけが必要です。次のマーケティングでは、心理効果とネット特性が問われます。

マーケティング

R5第25問 エコーチェンバー Cランク
インターネット上での情報流通の特徴に関する以下の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
人間は集団になると、個人でいるときよりも極端な方向に走りやすくなるという心理的傾向は【A】と呼ばれている。キャス・サンスティーンは、インターネットでも【A】を引き起こしやすくなる【B】という現象が見られると指摘した。こうした人間の心理的傾向とネットメディアの特性の相互作用による現象に、次のようなものが挙げられる。
 1つは、SNSなどを利用する際、人間は自分と似た興味や関心を持つユーザをフォローする傾向があるので、自分と似た意見が返ってくる【C】と呼ばれる現象である。もう1つは、アルゴリズムが利用者の検索履歴などを学習することで利用者にとって好ましい情報が表示されるようになり、その結果、利用者が見たい情報しか見えなくなるという【D】と呼ばれる現象である。これら2つの現象は、インターネット上で偽情報が顕在化する背景の1つであると考えられている。
ABCD
〇ア集団極性化サイバーカスケードエコーチェンバーフィルターバブル
×イ集団極性化サイバーカスケードバックファイア効果エゴサーチ
×ウハロー効果サイバーカスケードバックファイア効果エゴサーチ
×エハロー効果ナッジエコーチェンバーフィルターバブル
×オハロー効果ナッジバックファイア効果フィルターバブル

R7第14問 エコーチェンバー Aランク
SNSなどで見られるエコーチェンバーと呼ばれる現象に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア (ディープフェイクの説明→)AI技術を利用して本物そっくりの偽の映像や音声を作成することで、人々が虚偽の情報を真実と信じ込むリスクが高まることが懸念されている。
×イ (Cookieトラッキングの〃→)Webサイト間で個人の閲覧履歴が共有、追跡される仕組みにより、意図しない形で広告や情報が提示されることが懸念されている。
×ウ (デジタル監視の〃→)オンライン活動への監視が広がる中で、個人の行動や発言が常に記録されることで、プライバシーの侵害や自由な発言の抑制が懸念されている。
○エ 特定の意見や価値観を持つ集団内でのみ情報が共有されることで、異なる視点が排除され、偏った情報が強化されることが懸念されている。
×オ (認知バイアスの〃→)人の認知の隙を突き、熟考を妨げることで、不利な条件を見落とさせるリスクが懸念されている。

R4第10問 オープンデータ Aランク
中小企業においても、オープンデータの活用は競争力向上の重要な要因となり得る。オープンデータに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 売上データや人流データなどに匿名加工を施したうえで第三者に販売されるデータ。
×イ 行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ。
×ウ 公開の有無にかかわらず、OpenDocument フォーマットで保管されるデータ。
×エ 政府や企業が公式に発表する統計データや決算データではなく、インターネットのログやSNS の投稿などから得られるデータ。
〇オ 二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータ。

R5再試験第14問 デジタルマーケ
Web サイトの効果測定に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〇a コンバージョン率とは、Web サイトを訪れたユーザ全体の中で、商品購入や会員登録など当該Web サイトの目的を達成したユーザ数の割合である。
×b チャーン率(→○リフト値)とは、EC サイトにおいて、ある商品の購買が他の商品の購買とどの程度相関しているかを示す指標である。
×c 離脱率(→○直帰率)とは、訪れた最初のWeb ページだけを見て、他のページに移動せずにWeb サイトから離れるユーザ数の全体に対する割合である。
〇d 回遊率とは、Web サイトを訪れたユーザの1 訪問当たりのページビュー数である。
abcd
×ア
×イ
〇ウ
×エ
×オ

R6第5問 デジタルマーケ(ユーザビリティ) Dランク
情報システムの利用のしやすさに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
× a ユーザビリティ(→○UI)とは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
×b UX(User Experience)(→○ユーザビリティ)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
×c UI(User Interface)(→○UX)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
○d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ

エコーチェンバーやフィルターバブルなど、心理効果とネット特性が絡む用語が問われます。現象名を取り違えた選択肢が多く、原因と結果の対応把握が必要です。次はクラウドに移り、サービス形態と責任範囲が問われます。

ビジネス新常識~クラウド&AIは年1マーク

工夫一つで大企業と同等以上の業務を格安で実現するクラウド&AIは、中小企業の大きな味方。出題が一巡して近年難化しますが、必ず取りたい計2マーク(★)です。

★クラウド

R3第3問 クラウド Cランク
クラウドを支える仮想化技術の1 つにコンテナ技術がある。
コンテナ技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア コンテナ技術を使えば、ゲストOS (→○ホストOS)のカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができる。
○イ コンテナ技術を使えば、ホストOS のカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができる。
×ウ コンテナ上のアプリケーションを動作させるには、ハイパーバイザが必要(→○不要)となる。
×エ コンテナ(→○?)とは、サーバ上のハードウェア資源をシンクライアント側に移行する単位をいう。
×オ コンテナ(→○クラス)とは、データとメソッドを1 つのオブジェクトとしてまとめて、カプセル化する単位をいう。

R3第7問 クラウド Cランク
ネットワーク技術の進展により、情報システムは2000 年代より、それまでのクライアント・サーバ型の情報処理からクラウドコンピューティングへと進化した。また2010 年代半ば以降は、エッジコンピューティングを活用する動きも見られるようになった。
これらの動きに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a クラウドコンピューティングは、インターネットなどを介してコンピュータの資源をサービスの形で利用者に提供するコンピューティングの形態である。
×b パブリッククラウドと違いプライベートクラウドの場合には、自社の建物内で(→○自社内で)サーバや回線などの設備を構築・運用する必要がある。
○c エッジコンピューティングは、デバイスの近くにコンピュータを配置することによって、回線への負荷を低減させ、リアルタイム性を向上させることができる。
×d エッジコンピューティング(→○仮想サーバー)を導入することによってIaaS の環境を実現できる。
×e クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングは、併存させることはできない(→○できる)
abcde
○ア
×イ×
×ウ××
×エ××
×オ×

R4第22問 クラウド Cランク
情報システムを利用するには、ハードウェアやソフトウェアを何らかの形で準備する必要がある。
コンピュータ資源の利用の仕方に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a クラウドコンピューティングとは、データやアプリケーションなどのコンピュータ資源をネットワーク経由で利用する仕組みのことである。
○b CaaS(Cloud as a Service)とは、クラウドサービスの類型の1 つで、クラウド上で他のクラウドサービスを提供するハイブリッド型を指す。
×c ホスティング(→○ハウジング)とは、データセンターが提供するサービスの1 つで、ユーザはサーバなどの必要な機器を用意して設置し、遠隔から利用する。
×d ハウジング(→○ホスティング)とは、データセンターが提供するサービスの1 つで、事業者が提供するサーバを借りて遠隔から利用する。
×e コロケーションとは、サーバを意識せずにシステムを構築・運用するという考え方に基づいており、システムの実行時間に応じて(→○と関係なく)課金される。
abcde
○ア
×イ×
×ウ×
×エ××
×オ××

R6第6問 クラウド Dランク
クラウドコンピューティングの実装形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア エッジ(→○ハイブリッド)クラウドでは、クラウドサービスは、サービスの提供者と利用者の間でサービス提供の交渉が可能であり、利用者の具体的なニーズに合わせて提供される。
○イ コミュニティクラウドでは、クラウドサービスは、共通の懸念事項を持つ異なる組織の成員から構成される共同体の専用使用のために提供される。
×ウ ハイブリッド(→○パブリック)クラウドでは、クラウドサービスは、複数のパブリッククラウドサービスを組み合わせて提供される。
×エ パブリック(→○プライベート)クラウドでは、クラウドサービスは、複数の利用者からなる単一組織の専用使用のために提供される。
×オ プライベートクラウドでは、クラウドサービスは、営利を目的としない(→○営利非営利を問わず)利用者の専用使用のために提供される。

R6第11問 クラウド Cランク
クラウドサービスを利用する際、セキュリティやコンプライアンスなどの責任範囲を、クラウドサービスを提供する事業者とクラウドサービスの利用者の間で明確に分担するという考え方を「責任共有モデル」と呼ぶ。クラウドサービス事業者とクラウドサービス利用者の間の責任分界に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア IaaSを利用する場合、ミドルウェアやOSを管理する責任はクラウドサービス事業者(→○利用者)が負う。
×イ PaaSを利用する場合、ハードウェアやネットワークを管理する責任はクラウドサービス利用者(→○事業者)が負う。
×ウ SaaS事業者が他社のIaaS/PaaSを利用してクラウドサービスを提供する場合、提供するクラウドサービス全体の管理責任をIaaS/PaaS(→○SaaS)事業者が負う。
○エ SaaSを利用する場合、クラウドサービス事業者が提供するアプリケーションを利用するためのデータやアプリケーション上で生成したデータを管理する責任はクラウドサービス利用者が負う。
×オ クラウドサービス利用者がIaaSの設定をシステムインテグレータに準委任契約で外部委託する場合、最終責任をシステムインテグレータが負う(→○負うことはない)

R7第2問 クラウド Dランク
クラウドコンピューティングにおいて、仮想化技術はITリソースの効率的な活用を支えている。仮想化技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア コンテナ(→○Type1ハイパーバイザー)は、物理マシン上に直接、仮想化ソフトウェアを動作させ、その上で1つ以上のゲストOSを稼働させる技術である。
×イ コンテナ(→○Type2ハイパーバイザー)は、ホストOS上に仮想化ソフトウェアを動作させ、その上で1つ以上のゲストOSを稼働させる技術である。
×ウ ハイパーバイザ(→○コンテナ)は、アプリケーションやライブラリなどをパッケージ化し、ホストOSのカーネルを直接利用することで、ゲストOSなしでアプリケーションを稼働させる技術である。
○エ ハイパーバイザは、単一の物理マシン上に1つ以上の仮想マシンを稼働させる技術である。

IaaSやPaaSなどサービス形態と、責任共有モデルの管理範囲理解が問われます。事業者と利用者の責任を入れ替えた誤りが多く、境界線の把握が得点源です。クラウドを使いこなせるようになったら、いよいよAIの出番です。

★AI

R3第13問 AI Bランク
コンピュータの意思決定や知識処理への利用がますます進みつつある。それらに関する以下のa~dの記述と、その用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a (エキスパートシステム→)知識をルールによって表現し、入力された知識を用いてコンピュータが専門家のように推論するシステム。
b (データマイニング→)大量のデータを分析して、これまで知られなかった規則性や傾向など、何らかの知見を得ること。
c (深層学習→)機械学習のうち、多数の層からなるニューラルネットワークを用いるもの。
d (強化学習→)一定の環境の中で試行錯誤を行い、個々の行動に対して得点や報酬を与えることによって、ゴールの達成に向けた行動の仕方を獲得する機械学習の学習法の1 つ。
ABCD
○アエキスパートシステムデータマイニング深層学習強化学習
×イエキスパートシステムナレッジマネジメント強化学習深層学習
×ウ機械学習エキスパートシステム深層学習強化学習
×エ機械学習データマイニング深層学習教師なし学習
×オデータマイニングナレッジマネジメント強化学習教師なし学習

R4第15問 AI Dランク
機械学習の手法に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a クラスタリングはカテゴリ型変数を予測する(→○データをグループに分ける手法)手法であり、教師あり(→○なし)学習に含まれる。
○b クラスタリングはデータをグループに分ける手法であり、教師なし学習に含まれる。
○c 分類はカテゴリ型変数を予測する手法であり、教師あり学習に含まれる。
×d 分類はデータをグループに分ける(→○カテゴリ型変数を予測する)手法であり、教師あり学習に含まれる。
×e 回帰はデータをグループに分ける(→○カテゴリ型変数を予測する)手法であり、教師なし(→○あり)学習に含まれる。
abcde
×ア××
×イ××
○ウ
×エ×
×オ×

R5第3問 AI Bランク
深層学習(ディープラーニング)に関する以下の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
深層学習は、ディープニューラルネットワークを用いた学習方法のことである。ニューラルネットワークは、入力層、【A】、出力層の3つの層から構成されるが、特に【A】が複数あるニューラルネットワークはディープニューラルネットワークと呼ばれる。
 また、ニューラルネットワークの中の【B】において、複数の入力の重み付け総和などの値から、その出力を決定するための関数は【C】と呼ばれる。代表的な【C】には、【D】、双曲線正接関数、ReLUなどがあり、これらは目的に応じて使い分けられる。
ABCD
×ア畳み込み層シナプス誤差関数シグモイド関数
×イ畳み込み層ニューロン活性化関数ハッシュ関数
×ウ隠れ層シナプス誤差関数シグモイド関数
〇エ隠れ層ニューロン活性化関数シグモイド関数
×オ隠れ層ニューロン誤差関数ハッシュ関数

R5第24問 AI Aランク
機械学習において、陽性(Positive)と陰性(Negative)のどちらかに分類する二値分類タスクに対する性能評価を行う際に、次のような混同行列と呼ばれる分割表が用いられる。
二値分類タスクに対する評価は、上記のTP、FP、FN、TNから計算される評価指標を用いて行われる。評価指標に関する以下の①~③の記述とその計算式の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 正解率とは、全体の件数のうち、陽性と陰性を正しく予測した割合のことである。
② 適合率とは、陽性と予測した件数のうち、実際も陽性である割合のことである。
③ 再現率とは、実際に陽性である件数のうち、陽性と予測した割合のことである。

R5再試験第10問 AI
コンピュータの意思決定や知識処理への利用に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a ビジネスインテリジェンス(BI)(→○エキスパートシステム(R3第13問))とは、知識をルールによって表現し、入力された知識を用いてコンピュータが専門家のように推論するシステムのことである。
〇b データマイニングとは、大量のデータを分析して、これまで知られていなかった規則性や傾向など、何らかの知見を得ることをいう。
〇c 機械学習のうち、多数の層からなるニューラルネットワークを用いるものを深層学習という。
×d 教師あり(→○なし)学習は、一定の環境の中で試行錯誤を行い、個々の行動に対して得点や報酬を与えることによって、ゴールの達成に向けた行動の仕方を獲得する機械学習の学習法の1 つである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
○エ
×オ

R6第23問 AI Bランク
ある二値分類問題に対する2つの予測モデルAとBに対して、1,000件のデータを用いて性能評価を行ったところ、以下の混同行列が得られた。
モデルAとBの性能評価に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 ただし、正解率、適合率、再現率は、以下のように定義される。
 ・正解率:全体の件数のうち、陽性と陰性を正しく予測した割合
 ・適合率:陽性と予測した件数のうち、実際も陽性である割合
 ・再現率:実際に陽性である件数のうち、陽性と予測した割合
○a モデルAの正解率は、モデルBの正解率と等しい。
×b モデルAの適合率は、モデルBの適合率よりも大きい。
○c モデルAの再現率は、モデルBの再現率よりも大きい。
abc
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ

R6第24問 AI Cランク
生成AIに見られる現象の1つにハルシネーションがある。ハルシネーションに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア (モデル崩壊の説明→)AIが生成したデータをAI自らが学習することで、言語モデルの精度が低下したり多様性が失われたりする現象のこと。
○イ 事実に基づかない情報や実際には存在しない情報をAIが生成する現象のこと。
×ウ (イライザ効果の説明→)人間がAIとの対話中に、そのAIが感情や意図を持っているかのように感じる現象のこと。
×エ (ディープフェイクの説明→)人間がAIを反復的に利用することで、特定の意見や思想が正しいと信じ込むようになる現象のこと。
×オ (データドリフトの説明→)モデル訓練時の入力データの統計的分布と、テスト時/本番環境での入力データの統計的分布が、何らかの変化によってズレてくる現象のこと。

R7第25問 AI Dランク
機械学習における回帰タスクに関する以下の記述の空欄①~④に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
機械学習における回帰タスクは、【①】学習に分類される。回帰タスクに対するモデルの評価指標には、誤差の二乗の平均である【②】や、その平方根である【③】、誤差の絶対値の平均である【④】などがある。
×ア教師ありMAERMSEMSE
○イ教師ありMSERMSEMAE
×ウ教師なしMAPEWAPEMSE
×エ教師なしMSEMAPEMAE
×オ教師なしMSERMSEMAE

教師あり学習と教師なし学習の分類や、正解率・適合率などの評価指標が問われます。定義を入れ替えた選択肢が頻出し、計算問題も含めて仕組み理解が必要です。ここまで年1マーク出るので次の出題の予想を済ませたら、テキスト冒頭「ハード」に戻ります。

ハード&ソフトウェア~2論点合わせて年3マーク

「情報」テキスト冒頭でボリュームのある「ハード」「ソフト」は、合わせて年3マークしか出ない。試験対策としての暗記はコスパが悪く、この程度を知らないといい年こいてふぞろい扱いのビジネス常識として覚えます。

ハードウェア

R3第1問 インタフェース(USB) Bランク
パーソナルコンピュータ(PC)の利用においては、多様な種類の周辺機器をPC本体に接続することがある。
USB 規格に基づく、PC 本体の受け口への差し込みに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a 全てのUSB 2.0 Standard-A のコネクタは、PC 本体のUSB 2.0 Standard-Aの受け口に上下どちらの向きでも差し込むことができる(→○できない)
×b 全てのUSB 2.0 Standard-A のコネクタは、PC 本体のUSB 3.1 Standard-Aの受け口に上下どちらの向きでも差し込むことができる(→○できない)
○c 全てのUSB 3.1 Standard-A のコネクタは、PC 本体のUSB 2.0 Standard-Aの受け口に差し込むことができる。
×d 全てのUSB 3.1 Standard-A のコネクタは、PC 本体のUSB 3.1 Standard-Aの受け口に上下どちらの向きでも差し込むことができる(→○できない)
○e 全てのUSB 3.1 Type-C のコネクタは、PC 本体のUSB 3.1 Type-C の受け口に上下どちらの向きでも差し込むことができる。
abcde
×ア××
×イ××
×ウ×
○エ
×オ×

R5再試験第1問 インタフェース
パーソナルコンピュータ(PC)の利用においては、業務内容に応じてハードディスクドライブ(HDD)などのさまざまな種類の周辺機器をPC 本体に接続することがある。周辺機器を接続するインタフェースに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a e-SATA は、PC 本体の電源を切らずに外付けHDD の接続が可能なパラレル(→○シリアル)インタフェースである。
×b SCSI は、外付けHDD、マウスや(→削除)プリンタの接続が可能なシリアル(→○パラレル)インタフェースである。
〇c USB は、PC 本体の電源を切らずに外付けHDD の接続が可能なシリアルインタフェースである。
×d DVI は、外付けHDD、マウスやプリンタの接続(→○ディスプレイへのデジタル伝送)が可能なインタフェースである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
〇オ

R7第1問 インタフェース Aランク
PCやスマートフォンなどに周辺機器を接続するUSBに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a USBは、上位規格のポートに下位規格のケーブルを介して下位規格の周辺機器を接続する場合、通信速度は最も上位(→○下位)の規格に依存する。
○b USBは、PCやスマートフォンなどの電源を入れたまま周辺機器が接続できるホットプラグ対応のシリアルインタフェースである。
○c USB Type-Cのコネクタは、PCやスマートフォンなどのUSB Type-Cのポートに上下どちらの向きでも差し込むことができる。
×d すべてのUSB Type-Cのポートは、USB Power Delivery規格に対応しているので(→○とは限らず)、USB Type-Cのケーブルを介して外部ディスプレイモニタに映像を出力することができる(→○にはポートが映像出力対応している必要がある)
abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ

R6第1問 入力装置 Cランク
タッチパネルの原理や機能に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 静電容量(→○赤外線)方式は、指先で触れた部分で赤外線が遮られる中断点を捉えて位置を検出する。
○b 静電容量方式は、機器の画面の複数点を指先で同時に触れて操作できる。
×c 赤外線(→○静電容量)方式は、指先で触れた部分の表面電荷の変化を捉えて位置を検出する。
○d 赤外線方式は、機器の画面の複数点を指先で同時に触れて操作できる。
abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ

R6第4問 出力装置 Cランク
Webページやアプリケーションの作成に当たっては、色覚を考慮した画面設計が求められる。
 次の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ディスプレイに表示される色(カラー)は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色の混合の割合で表現される。このR、G、Bの3色のことをAの3原色という。【A】の3原色は、混ぜれば混ぜるほど明度が高くなるので【B】混色と呼ばれている。24ビットカラーの場合、【C】を表現でき、全部で約1,677万色を表現できる。
 図の色と背景色の明度に差がある組み合わせや反対色同士の組み合わせは【D】が高いが、反対色同士でも明度が近いとD】が低くなる。
ABCD
×ア加法256階調識別性
×イ減法256階調識別性
○ウ加法256階調視認性
×エ加法1,024階調視認性
×オ減法1,024階調視認性

R5第1問 記憶装置 Cランク
フラッシュメモリに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a (RAMの説明→)揮発性メモリであるので、紫外線を照射することでデータを消去できる。
〇b 不揮発性メモリであるので、電源を切っても記憶していたデータを保持できる。
×c NAND型とNOR型を比べると、読み出し速度はNAND型の方が速い(→○でもほぼ同じ)
〇d NAND型とNOR型を比べると、書き込み速度はNAND型の方が速い。
×e NOR型(→○NAND型)は、USBメモリやSSDなどの外部記憶装置に用いられている。
abcde
×ア×
×イ××
×ウ×
〇エ
×オ××

USBやDVIなど周辺機器の接続規格と、記憶装置の特性が問われます。全ての場合に当てはまるかを問う選択肢が多く、例外の有無を見抜く力が必要です。

基本ソフトウェア・コード

R3第4問 基本ソフトウェア Cランク
中小企業診断士は、アプリケーションソフトウェア(アプリケーション)の動作に必要な他のソフトウェアの役割・機能についても理解しておく必要がある。
ソフトウェアの役割・機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア OS に先立って起動し、ディスプレイやキーボードを利用可能にするソフトウェアをBIOS という。
×イ PC に接続したマウスやプリンタなどの周辺機器をアプリケーションから利用可能にするソフトウェアをパッチ(→○デバイスドライバ)という。
×ウ 多くのアプリケーションが共通利用する基本処理機能を、標準化されたインタフェースでアプリケーションから利用可能にするソフトウェアをカーネル(→○ミドルウェア)という。
×エ 高級言語で書かれたプログラムをコンピュータが実行可能な機械語に翻訳するソフトウェアをリンカ(→○コンパイラ)という。
×オ ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェアをミドルウェア(→○ファームウェア)という。

R5再試験第2問 基本ソフトウェア
ソフトウェアに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a OS に先立って起動し、ディスプレイやキーボードを利用可能にするソフトウェアをミドルウェア(→○BIOS)という。
×b PC に接続したマウスやプリンタなどの周辺機器を、アプリケーションから利用可能にするソフトウェアをシェル(→○ドライバ)という。
×c 多くのアプリケーションが共通利用する基本処理機能を、標準化されたインタフェースでアプリケーションから利用可能にするソフトウェアをパッチ(→○ミドルウェア)という。
〇d ハードウェアを直接的に制御するために機器に組み込まれたソフトウェアをファームウェアという。
abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
〇オ

R3第2問 コード Cランク
中小企業でも検品・棚卸等の業務で商品の個体識別にRFID が用いられるように
なってきた。
RFID に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 複数のRF タグ上のデータを一括して読み取ることができる。
○b 電波を用いてRF タグ上のデータを読み取ることができる。
×c 3 個の検出用シンボルにより、RF タグ(→○QRコード)上のデータを読み取ることができる。
×d 赤外線(→○電波)を用いてRF タグ上のデータを読み取ることができる。
×e 光学読み取り装置を利用してRF タグ上の(→○OCR)データを読み取ることができる。
abcde
○ア
×イ×
×ウ×
×エ××
×オ××

R5再試験第7問 コード
中小企業でも検品・棚卸などの業務で商品の個体識別にRFID やQR コードが用いられるようになってきた。これらに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〇a QR コードでは、数字だけではなく英字、ひらがなや漢字のデータを扱うことができる。
〇b QR コードでは、コードの一部に汚れや破損があっても元のデータを復元できる。
〇c RFID では、複数のRF タグのデータを一括して読み取ることができる。
×d RFID(→○QRコード) では、3 個の検出用シンボルにより、RF タグのデータを読み取ることができる。
abcd
〇ア
×イ
×ウ
×エ
×オ

R6第2問 コード Cランク
 文字コードに関する記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a (ASCII)7ビットの文字コードであり、英数字、制御文字および一部の記号を含む128種類のコードを表現できる。
b (EUC→)UNIX系OSのために開発された符号化方式であり、日本語の符号化方式の名称には“-JP”が付く。
c (Unicode→)世界の主要な文字を表現できる文字集合であり、ISO/IEC 10646によって定義される文字集合と互換性を保つ対応が図られている。
abc
○アASCIIEUCUnicode
×イASCIIISO-2022JIS X 0208
×ウASCIIISO-2022Unicode
×エUnicodeEUCJIS X 0208
×オUnicodeISO-2022JIS X 0208

R6第13問 コード Cランク
 キャッシュレス決済の技術や仕組みに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a ICチップ付きクレジットカードには、カード番号・氏名・有効期限などの基本情報の他にPIN(暗証番号)が保存されている。
○b 3Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済を安全に行うための本人認証サービスのことである。
○c クレジットカードによるタッチ決済とは、クレジットカードのICチップに保存された情報を決済端末で読み取る非接触型決済のことである。
×d QRコード決済において店舗提示型(MPM)とは、決済に際し、支払者(→○店舗)がQRコードを表示して店舗側の処理端末(→○利用者のスマホ)に読み取らせる方式のことである。
abcd
○ア
×イ
×ウ
×エ
×オ

R7第3問 コード Dランク
RFIDは、検品や棚卸などの業務で商品の識別に用いられる技術である。RFIDに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア RFタグのメモリの型には、リードオンリー型、ライトワンス・リードメニー型、リード・ライト型がある。
×イ カメラによる画像処理(→○電波)を利用して、複数のRFタグのデータを一括して読み取ることができる。
×ウ 赤外線(→○電波)を利用して、複数のRFタグのデータを一括して読み取ることができる。
×エ パッシブ(→○アクティブ)タグは、内蔵電源を用いて無線信号を発信できる。

BIOSやミドルウェアなど、OSを支えるソフトウェアの階層構造が問われます。役割を入れ替えた選択肢が定番で、階層ごとの機能対応づけが必要です。

ファイル・データ

R4第6問 ファイル形式 Aランク ※誤植により没問
コンピュータ内で特定のファイルの所在を表す際に相対パスが用いられる。相対パスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 親ディレクトリから対象ファイルに至るパスである。
×イ 仮想ディレクトリから対象ファイルに至るパスである。
○ウ カレントディレクトから対象ファイルに至るパスである。
×エ ホームディレクトリから対象ファイルに至るパスである。
×オ ルートディレクトリから対象ファイルに至るパスである。

R5第7問 ファイル形式 Dランク
Webサイトを構築する場合などにおいては、音・画像・動画データを利用することが多い。これらの保存にはさまざまなファイル形式が利用される。これらのファイル形式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア AVI(→○DRM(暗記不要))は、ストリーミング配信向けの動画データのファイル形式(→○技術)であり、動画データの再生や複製、変更を制限することができる。
×イ BMPとJPEGは、可逆圧縮(→○BMPは非圧縮、JPEGは非可逆)方式による画像データのファイル形式であり、フルカラーで画像データを保存できる。
×ウ GIFとPNGは、非可逆(→○可逆)圧縮方式による画像データのファイル形式であり、フルカラーで画像データを保存できる。
×エ MP3は、可逆(→○非可逆)圧縮方式による音データのファイル形式であり、音楽CD並みの音質を保ちながら音データを保存できる。
〇オ MP4は、音・画像・動画などの複数データをまとめて格納することができるファイル形式である。

R5第2問 データ Cランク
正規表現は、さまざまな文字列を汎用的な形式で表現する方法の1つであり、テキストエディタ、プログラミング言語、検索エンジンなどで利用可能になっている。正規表現の用途に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア 顧客名簿の電子メールアドレスから@より前の部分(ユーザ名)を取得する。
×イ 店舗別売上高一覧から売上高の大きい上位5店舗を抽出する。
〇ウ 文章中の「METI」を「経済産業省」に置き換える。
〇エ 報告書の「3/31/2023」の形式で表記されている日付を「2023-3-31」の形式に変換する。
〇オ 領収書に記載するクレジットカード番号の一部を「*」で伏字にする。

R5第4問 データ Dランク
近年、デジタルデータの多様化に伴い、構造化データに加えて半構造化データならびに非構造化データの利活用の重要性が高まっている。半構造化データの例として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
なお、ここで半構造化データとは、あらかじめスキーマを定義せず、データにキーやタグなどを付加することで、データ構造を柔軟に定義できるデータをいう。
×a 音・画像・動画データ
×b リレーショナルデータベースの表
〇c JSON形式のデータ
〇d XML形式のデータ
〇e YAML形式のデータ
abcde
×ア××
×イ×
×ウ×
×エ×
〇オ

R5第14問 データ Cランク
コンピュータで音・画像・動画を利用するには、アナログデータをデジタル化する必要がある。
 音をデジタルデータに変換することを考える。PCM(パルス符号変調)方式でアナログ音声データをデジタルデータに変換する。量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数44,100Hzでステレオ(2チャンネル)の音の5分間のデータ量は何バイトか。最も適切な計算式を選べ。ただし、データの圧縮は行わないものとする。
×ア (44,100×16×2)×(5×60)×8
〇イ (44,100×16×2)×(5×60)÷8
×ウ (44,100×16÷2)×(5×60)÷8
×エ {(44,100÷16)÷2}×(5×60)×8
×オ {(44,100÷16)÷2}×(5×60)÷8

R5再試験第9問 データ
デジタルデータを処理する技術や方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア Web サイトからデジタルデータを抽出するプロセスを自動化し、効率化を図るようにした処理をWeb スクレイピングという。
×イ 刻々と発生するデータに対し、あらかじめ処理条件を定めておき、それに合致した場合に決められたアクションを即座に行う方法をETL 処理(→○ストリームデータ処理)という。
×ウ 大容量のデータをバッチ処理するために、データを複数台のサーバに分散・蓄積しておき処理を行う方法をストリームデータ処理(→○分散処理)という。
×エ デジタル機器に搭載されたセンサーから得られたデータから必要な部分を抽出し、使いやすい形に加工する処理を複合イベント処理(→○ETL処理)という。
×オ 日本語テキストデータの分析に先立ち、意味を持つ最小の言語単位にテキストを分け、品詞を判別する事前処理をデータクレンジング(→○形態素解析)という。

音声や画像の圧縮形式、半構造化データの分類など、データ性質の理解が問われます。可逆と非可逆を取り違えた選択肢が定番で、形式ごとの特徴整理が必要です。ファイル・データを取り扱えるようになったら、重要論点データベースに進みます。

データベース

データベースも近年難化傾向にあるが、決まって年1マーク出るので並べて解いて当てたい論点(★)。ズバリで「DB処理技術」「SQL文」から年1マークと、「データベースの分類」「〃正規形」のどちらか1マークが出題されます。

★分類・正規形

R3第8問 分類 Aランク
意思決定や計画立案のために、データを収集して加工・分析することがますます重要になってきている。以下の文章の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
意思決定や計画立案のために、組織内で運用される情報システムやデータベースなどからデータを集めて格納しておく場所を【A】 と呼ぶ。この【A】 から、必要なものだけを利用しやすい形式で格納したデータベースを【B】 と呼ぶ。
このような構造化されたデータに加えて、IoT 機器やSNS などからの構造化されていないデータを、そのままの形式で格納しておく【C】 が利用されつつある。膨大なデータを蓄積する必要があるため、比較的安価なパブリッククラウドのオブジェクトストレージに格納される場合が多い。収集されたデータの品質を高めるためには、データ形式の標準化や【D】 が重要である。
ABCD
○アデータウェアハウスデータマートデータレイクデータクレンジング
×イデータウェアハウスデータレイクデータスワンプデータクレンジング
×ウデータマートデータウェアハウスデータプールデータマイグレーション
×エデータマートリレーショナルデータベースデータレイクデータマイグレーション
×オデータレイクデータマートデータプールデータマイニング

R4第4問 分類 Bランク
データを格納する考え方としてデータレイクが注目されている。データレイクに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 組織内で運用される複数のリレーショナルデータベースからデータを集めて格納する(→○するほかに、様々なデータをそのまま格納する)
○イ 組織内の構造化されたデータや、IoT 機器やSNS などからの構造化されていないデータをそのままの形式で格納する。
×ウ (データマートの説明→)データウェアハウスから特定の用途に必要なデータを抽出し、キー・バリュー型の形式で格納する。
×エ データ利用や分析に適したスキーマをあらかじめ定義して、その形式にしたがって(→○加工することなく)データを格納する。
×オ テキスト形式のデータと画像・音声・動画などのバイナリ形式のデータをそれぞれ加工し、構造化したうえで(→○加工することなく)格納する。

R7第16問 分類 Dランク
データウェアハウスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア ETLとは、さまざまなデータソースからデータを抽出し、扱いやすいフォーマットに変換して、データウェアハウスに統合して格納する処理のことである。
×イ OLTP(→○OLAP)は、データウェアハウスに蓄積されたデータをスライシング、ドリルダウンなどの操作により多次元分析するために用いられる分析ツールである。
×ウ データウェアハウスは、データを主題ごとに分解・整理するオブジェクト(→○サブジェクト)指向という特性を持つデータベースである。
×エ データスワンプ(→○データマート)とは、データウェアハウスから必要なデータを抽出し、利用しやすい形式で格納したデータベースのことである。
×オ データマート(→○データレイク)とは、データウェアハウスに蓄積する構造化されたデータや、IoT機器やSNSなどからの構造化されていないデータを、そのままの形式で格納するデータベースのことである。

R5第8問 正規形 Cランク
以下に示す表は、ある小売店が利用している受注管理表の一部である。この表に関する正規化の観点からの記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、枝番は1回の受注で商品コード別に連番で発行される番号であるとし、単価は商品コードによって一意に定まるものとする。
〇ア 第1正規形であるが、第2正規形ではない。
×イ 第1正規形ではない。
×ウ 第2正規形であるが、第1正規形ではない。
×エ 第2正規形であるが、第3正規形ではない。
×オ 第3正規形である。

R6第7問 正規形 Cランク
以下に示す表は、ある小売店が利用している受注管理表の一部である。この表を正規化した構造として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、単価は商品コードによって一意に定まるものとする。

R7第11問 正規形Dランク
以下に示す表は、ある学校における特定の期間中の開講講座の一覧である。この表に関する正規化の観点からの記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、この表の主キーは「開講コード」であり、また、それぞれの講師は開講コードの異なる同一名の講座を担当することがある。
○a 第1正規形である。
○b 第2正規形である。
×c 第3正規形である。
abc
×ア
○イ
×ウ
×エ
×オ

受注管理表を題材に、第1正規形から第3正規形への段階的整理が問われ、データウェアハウスとデータレイクなど分類用語の識別も絡みます。次のデータベース処理技術では、DBMSの内部機能理解が中心です。

★データベース処理技術

R3第5問 処理技術 Eランク
ソフトウェアには、ソースコードが無償で公開されているものがある。中小企業でも、このようなソフトウェアを用いることが少なくない。
以下の文章の空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ソースコードが無償で公開されている【A】 を用いることでコストの削減が期待できる。このようなソフトウェアの代表的なライセンス条件に、BSD Licenseや【B 】がある。
MySQL は【B 】で利用可能なデータベース管理システムの1 つである。また、【A 】である統合開発環境の【C 】を用いれば、Web アプリケーションを構築することができる。
ABC
×アFreewareGNU General Public LicenseApache
×イFreewareMIT LicenseApache
○ウOSSGNU General Public LicenseEclipse
OSSMIT LicenseApache
×オOSSMIT LicenseEclipse

R4第14問 処理技術 Cランク
情報システムにおいてデータベースは要となるものである。データベースに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a リポジトリ(→○三層スキーマ)とは、データベース全体の構造や仕様を定義したものであり、外部・概念・内部の三層構造で捉える。
×b NoSQL(→○RDBMS) とは、DBMS が管理するデータ・利用者・プログラムに関する情報やこれらの間の関係を保存したデータベースである。
×c ロールフォワード(→○ロールバック)とは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理である。
○d カラムナー(列指向)データベースは、列方向のデータの高速な取得に向けて最適化されているので、大量の行に対する少数の列方向の集計を効率化できる。
○e インメモリデータベースは、データを全てメインメモリ上に格納する方式で構築されたデータベースであり、ディスクにアクセスする必要がないので、応答時間を最小限にすることが可能になる。
abcde
×ア××
×イ×
×ウ××
×エ×
○オ

R5第5問 処理技術 Cランク
データベース管理システム(DBMS)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア インデックス法(→○コネクションプーリング)とは、プログラムがDBMSへアクセスする際に、一度確立したコネクションを維持して再利用するための仕組みをいう。
〇イ ストアドプロシージャとは、表やビューに対する一連の処理を1つのプログラムとしてまとめ、DBMSに格納したものをいう。
×ウ トリガ(→○カーソル)とは、SQLの問い合わせによって得られた結果セットのレコードを1つずつ読み込んで行う処理をいう。
×エ レプリケーション(→○CPS)とは、IoT機器などから連続的に発生するデータをリアルタイムに収集、分析、検出、加工する処理をいう。
×オ ロールフォワード(→○RDB(リレーショナルデータベース))とは、表のフィールド値を更新すると、関連づけられている他の表のフィールド値も同時に更新させるための仕組みをいう。

R5第16問 処理技術 Bランク
OLAPは、ビジネスインテリジェンス(BI)に用いられる主要な技術の1つである。OLAPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア HOLAP(→○ROLAP (Relational))とは、Hadoopと呼ばれる分散処理技術を用いたものをいう。
×イ MOLAP(→○HOLAP (Hybrid))とは、多次元データを格納するのにリレーショナルデータベースを用いたものをいう。
×ウ ROLAP(→○MOLAP (Multi-dimention))とは、多数のトランザクションをリアルタイムに実行するものをいう。
〇エ ダイシングとは、多次元データの分析軸を入れ替えて、データの切り口を変えることをいう。
×オ ドリルスルー(→○ドリリング)とは、データ集計レベルを変更して異なる階層の集計値を参照することをいう。

R6第15問 処理技術 Cランク
システム障害やサイバー犯罪などに備えてデータをバックアップしておくことは重要である。バックアップに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a クラウドバックアップとは、クラウド上にあるデータをオンプレミス(→下線部あべこべ)のストレージにバックアップすることである。
○b ロールバックとは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理である。
×c イメージバックアップとは、画像や動画などのイメージデータを圧縮せずに(→○システムの全体を)バックアップすることである。
○d ウォームサイトとは、障害発生時に、バックアップされたデータやプログラムを活用してシステムを復元し業務を再開できるように、バックアップする予備のサイトのことである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ

ストアドプロシージャやカーソルなど、DBMSの内部機能を表す用語識別が問われます。役割を入れ替えた選択肢が定番で、機能ごとの動作対応づけが必要。最後のSQL文はまとめて覚えてしまえば簡単です。

★RDB・SQL文

R3第9問 SQL文 Aランク
中小企業診断士は、必要に応じてインターネット上の情報や図書館に所蔵されている資料・データを検索しなければならない。利用する検索システムによって検索式の立て方は異なるとはいえ、目的にかなう資料・データを検索するための基本的な考え方を理解しておく必要がある。
検索システムに関する以下の文章の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、検索語中の「?」は、任意の文字列を表す。
単数形、複数形や語尾変化をもつ文字列をまとめて検索したい場合には、【A】 検索を用いる。例えば、【B】 の検索語を用いれば、computer、computation、computing などをまとめて検索できる。また、management、government、payment などの文字列をまとめて検索したい場合には、【C】検索を用いる。
文字列information と文字列system を同時に含む資料・データを検索したい場合には、【D 】検索を用いる。また、文字列information system を含む資料・データを検索したい場合には、【E 】検索を用いる。
ABCD
×ア後方一致comput?前方一致AND
×イ後方一致computer?前方一致AND
×ウ後方一致computer?前方一致OR
〇エ前方一致comput?後方一致AND
×オ前方一致computer?後方一致OR

R3第10問 SQL文 Dランク
ある中小企業における今週のA部門とB部門の販売実績は、販売実績表A、販売実績表Bのとおりであった。UNION 句を用いて 2 つの表を 1 つにまとめたい。
そのための SQL 文として、最も適切なものを下記の解答群から選べ
×アSELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
FROM 販売実績表A
UNION
(SELECT文が必要)
FROM 販売実績表B;
○イSELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
FROM 販売実績表A
UNION
SELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
FROM 販売実績表B;
×ウSELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
FROM 販売実績表A,販売実績表B
UNION
SELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
(FROM文が必要)
×エSELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
(FROM文が必要)
UNION
(SELECT文が必要)
FROM 販売実績表A,販売実績表B;
×オSELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
(FROM文が必要)
UNION
SELECT 取引 ID,商品番号,商品名,販売単価*販売数量 AS 売上高
FROM 販売実績表A,販売実績表B;
誤答×アウエオは、それぞれ下線部が勝手に省略されています。

R4第5問 SQL文 Cランク
「アルバイト担当者」表から電話番号が「03-3」から始まる担当者を探すためにSQL 文を用いる。以下のSQL 文の空欄に指定する文字列として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、電話番号は「アルバイト担当者」表の「電話番号」列に格納されているものとする。

R5第9問 SQL文 Cランク
以下に示す、ある小売店における販売データ「取引記録」から併売分析を行いたい。異なる2つの商品の組み合わせに対して、それらが同時に取引された件数を求める「集計結果」を得るためのSQL文を考える。
以下のSQL文の空欄①~③に入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〇ア ①:A.取引ID = B.取引ID ②:A.商品ID < B.商品ID ③:DESC
×イ ①:A.取引ID = B.取引ID ②:A.商品ID < B.商品ID ③:ASC
×ウ ①:A.取引ID = B.取引ID ②:A.商品ID <> B.商品ID ③:ASC
×エ ①:A.取引ID < B.取引ID ②:A.商品ID = B.商品ID ③:DESC
×オ ①:A.取引ID < B.取引ID ②:A.商品ID <> B.商品ID ③:ASC

R5再試験第4問 SQL文
下表は、ある中小企業の「アルバイト」表と「店舗」表である。
上の2 つの表から、店舗ごとの年間給与支給額の総額を集計した「店舗別給与支
給額」表を作成することを考える。
 以下のSQL 文の空欄①~③に入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×アAVG(年間給与支給額)アルバイト. 店舗コード総支給額 DESC
×イMAX(年間給与支給額)店舗. 店舗コード総支給額 ASC
×ウMAX(年間給与支給額)アルバイト. 住所総支給額 DESC
×エSUM(年間給与支給額)アルバイト. 店舗コード総支給額 ASC
〇オSUM(年間給与支給額)店舗. 店舗コード総支給額 DESC

R6第8問 SQL文 Bランク
以下に示す、ある小売店における販売データ「取引記録」から、販売店別の商品ごとの販売個数を集計した「店舗別商品販売個数」を作成することを考える。
 以下のSQL文の空欄①~③に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア商品ID1販売店ID
×イ商品ID販売個数販売店ID
×ウ販売店ID1商品ID
×エ販売店ID1販売店ID
○オ販売店ID販売個数商品ID

R7第12問 SQL文 没問 ※実質Dランク
あるメーカーでは、カスタマーサポートや新製品のプロモーションなどのために、Webサイトを通じて顧客にユーザ登録と購入した商品の登録を働きかけている。以下に示す「登録ユーザ」表は、ユーザ登録済みの顧客に関するデータを表し、また「商品登録管理」表は、ユーザ登録済みの顧客が自身で登録した、購入済み商品に関するデータを表している。なお、ユーザ登録をしている顧客の中には、商品登録を行っていない者もいる。
この2つのデータから、登録ユーザごとの商品登録状況を確認するために、次に示す「購入商品登録状況」表を得ることを考える。
以下のSQL文の空欄①と②に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、「購入商品登録状況」表の空欄は、データがないことを意味する。
×アINNER JOIN登録ユーザー.顧客ID,商品登録管理.商品コード
×イINNER JOIN登録ユーザー.顧客ID,登録台数
×ウRIGHT OUTER JOIN登録ユーザー.顧客ID
○エLEFT OUTER JOIN登録ユーザー.顧客ID,商品登録管理.商品コード
×オLEFT OUTER JOIN登録ユーザー.顧客ID,登録台数

UNIONやGROUP BYなど、集計や結合を行うSQL文の空欄補充が問われます。表の構造を読み取り、集計軸と条件の対応づけが得点を左右します。ネットワーク・インターネット以降は次回に続きます。

今日のまとめ

Q
毎年新論点が出る「情報」は、過去問と同じ所を出す★論点と、過去問と違う知識を出すランダム論点の差が大きい。これからのクラウド・AI普及でスクール要らずになる現実を直視し、年1マーク確実に取れる★論点重視で進める。
A

近年の「情報」はテキストを覚えても当てさせない傾向が強く、「ハード」「ソフトウェア」はあれだけのテキスト量で年3マークしか出さないランダム論点に。さらに「新論点!」「予想問題!」と全く当たらないヤマを張る事は、この試験における「ムダ勉」です。

■■ここからテンプレ■■

-F情報

PAGE TOP