おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

F情報

【情報】手抜きを覚えて効率化(後半:ソフトウェア開発以降)

テキストIN⇔過去問IN
の分岐点

あーもう暗記なんて面倒臭っ。いいや、テストに出るトコだけ覚えちゃえ

うは、それではテストに勝てまちぇん! 試験ブログには訳知り顔でそうアドバイスしたがる自称先輩が沢山いるけど。違うよ、暗記と鋏は使い分け。

「情報」前半 「情報」後半
【基礎学問型 】
テキスト掲載の論点から出題
【応用実務型 】
テキスト掲載外の幅広い実務から出題
→テキストINPUT →過去問INPUT

要するに、 期末テストのテキスト範囲をひたすら覚える中高生ノリで、ビジネス実務を扱う試験は戦えない。それを次の「法務」で思い知る前に、「情報」後半で手抜きを覚えて一気に駆け抜け。今日はテストに出そうな所をサラリとどうぞ。

【情報】手抜きを覚えて効率化(後半:ソフトウェア開発以降)

第2章 ソフトウェア開発
第3章 経営情報管理

Aランク

第2章ソフトウェア開発
§1開発方法論
1⃣ソフトウェア開発の手順
2⃣システム導入プロジェクト
①フィージビリティスタディ
②プロジェクト推進
③プロジェクト組織
④開発工程

前回斜め読み#4までが利用ユーザ側の知識を学ぶのに対し、#5は開発側の手法や知識を学ぶ。ただ難問が多く正答率が低いうえ、診断士試験=ソフトウェア開発者を養成する試験でないと割り切ると、悩む必要なし。つまり、

  • 全ての知識をイチから説明できる必要はなく、
  • 4択マークで問われた時に正誤判断できるレベルでOK。

従い「情報」後半戦は、いつもの攻めモードでなく、問題集解いて当たればいいや・・の受け身モードで。普通に会社勤めをしていると、一度や二度はシステム入れ替えに出くわし、ベンダーから何かプレゼンを受けることがある。その時何を言われたか、きょとんとしない程度を目指す。

3⃣開発モデル
①ウォーターフォールモデル
②プロトタイプモデル
③スパイラルモデル
4⃣開発アプローチ
①POA
②DOA
③OOA
1カプセル化
2インヘリタンス
3ポリモルフィズム

ここはまとめて。以前は良く問われたが、近時は出題頻度減。用語暗記程度でOK。

5⃣モデリング技法
①DFD
②E-Rモデル
③UML
④状態遷移図

モデリング技法は本番で頻出。ただ、アルファベット3~4字の略語でなく、イラストやフローで図解されるので、右脳イメージで直観的に覚えやすい。

7⃣テスト方法
①テストケースの設計
1ホワイトボックステスト
2ブラックボックステスト
②単体テスト
③結合テスト
1トップダウンテスト
2ボトムアップテスト
④システムテスト
⑤承認テスト
⑥運用テスト

これも以前よく問われたが、結局は使う用語の丸暗記でOK。

12 アジャイル開発プロセス
①アジャイル開発プロセス
1 4つの価値
2 代表的な開発手法
②XP
1 5つの基本原則
2適用可能性
3 19のプラクティス

ここは最近問われやすい。暗記完了→過去問より、過去問を先に解いて不明点から暗記するスタイルが効率的。

Bランク

6⃣プログラム設計
①モジュールの分割
②モジュールの分割基準
③プログラミング

ここも最近出題頻度の落ちた論点。余裕があればの丸暗記でOK。

8⃣レビュー
①ウォークスルー
②インスペクション
③ラウンドロビン

なんとなくこんなことやってるかな・・と理解可能。用語暗記。

9⃣システム移行
①移行方針の明確化
②基本要件の明確化
③移行方式

この辺りもベンダーのプレゼンを受ければ、普通に内容がわかるレベルの知識。

🔟CASE
①CASEツールとは
1上流CASE
2下流CASE
3統合CASE
②CASEのメリット
③リポジトリ

システム開発支援ツールの話。IT関連企業にでも勤務していない限り、自らつかいこなすツールでもないので、机上の空論暗記対応か。

11 ソフトウェアの再利用
①標準化・部品化による再利用
②リバースエンジニアリング
③リエンジニアリング

実務のマメ知識。「運営」生産管理あたりの用語とセットで暗記。

1⃣パッケージソフト
①パッケージソフトの特徴
②パッケージソフトのメリット
1短期間での導入
2開発リスクが少ない
3コストが安い
③パッケージソフトの留意点
2⃣ERPパッケージ
①ERPパッケージとは
②ERP導入の留意点

自社開発するほどでもない、あるいは面倒、パッケージソフト導入でむしろ自己流を標準化するなら、こちら。

Cランク

1⃣プロジェクト管理のための知識体系
①PMBOK
②BABOK
2⃣プロジェクト計画立案技法
①WBS
3⃣ソフトウェア開発見積り技法
①COCOMO
②ファンクションポイント法

昔そこそこ出題された論点。最近の新傾向が増えるとこの辺を出す余地は少ない。大事そうに見えて出にくい論点。

4⃣プロジェクト進捗管理技法
①ガントチャート
②EVMS

こちらも今更試験にでにくいが、ガントチャートは「運営」のスケジューリングにも共通し、実務で使える大事なツール。

5⃣上流工程推進のための方法論
①非機能要求グレード
6⃣プロジェクト組織のプロセス成熟度評価技法
①CMM
②CMMI
③SPA
3⃣EAI

最近の新傾向に対応した追加収録論点

7⃣ソフトウェア開発関連の規格
①ソフトウェア製品の品質

一般常識で

4⃣ライセンス契約

一般常識で

第4章 ガイドラインおよび法律

Cランク

ガイドライン、統計解析全論点。

今日のまとめ

日常生活の中で、興味を持てる点がアリ?ナシ?

普通に会社勤めをする方なら、社内にITプロジェクトの1つや2つは転がっているもの。そうか、奴らが言っているのはこんなこと。そんな興味を持てたら、当論点の必要スコアはクリアです。

いや、それでも苦手だな。であれば当論点は最低限の暗記以外はバッサリ捨て、「情報」前半や「中小」暗記に注力する方がスコアが伸びます。

ほぅ、「情報」の前半⇔後半で暗記スタイルを変えるのかい?

はい、その違いは、来週の過去問タテ解きが教えてくれます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-F情報

PAGE TOP