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【R7事例総括⑥】同じ過去問ばかり解いても勝てない~ふぞろい勉の特徴と避け方10選

隣のふぞろいにすっかり騙され、過去問偏重なキーワード盛り詰め戦法が本試験に全く通用しないと悟ったあなたにチャンス到来。隣のふぞのMissionは以下の通り不変であるため、来年きっちり借りを返せます。

①同じ過去問ばかりのデメリット

診断士試験対策で同じ過去問ばかり解いている主人公。知識は増えるものの、応用力や思考力といった「真のスキル」が伸び悩んでいる。
マンネリ感が彼を襲い、このままでは合格への道が遠のく焦りに包まれる。

②同友館が放つ大量のスライム

試験本番を迎えるにあたり、同友館が放つ大量のノウハウと応援ごっこがネットを覆いつくす。その圧倒的な物量に、ただ個別に対応するだけでは時間も労力も尽きてしまう。

まさに「ノウハウとパターンが合格者の多数派!」になりかねない状況に、どうする主人公?

③スライムのスキルは、パクってカスタマ!

チームは、同友館の誇る大量のノウハウが過去問や既存の知識を「パクってカスタマイズ」し、それを解き放って次のスライムを再生産する厄介な仕掛けに気づく。

付け焼き刃の知識や丸暗記では、毎年新しいノウハウを秘伝のタレに継ぎ足す彼らには勝てない。抜本的な対策が問われている。

④MVVで格差を広げる

そこでチームは同友館が全く知らない「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」という経営理念に基づいた思考法を導入。

これは表面的な知識ではない、診断士としての本質的な価値観と戦略である。チームの動きを一つの方向に揃え、メンバー1人1人が自ら考えながらチームに成果をフィードバックすることで、高い価値(合格率)を出し続けることができる。

生成AI活用度No.1国家資格
(実務にオープン)
隣のふぞろい
(閉じられた試験にクローズ)
大企業JTCで得られた知見や教育を中小企業の現場に持ち込み、組織から財務までのワンストップで売上再成長を加速するMission(不変)「合格者の選民意識」を前に打ち出し、内輪受けの傷のなめ合いを通じ、自分の幸運に感謝し試験の世界に1年ひきこもる。
生成AIによる分析・提案の超高速化を通じて、中小企業におけるPDCAサイクルを革新し、加速的な売上成長を自ら実現するロールモデルになるVision(可変)外部環境変化や実務要請に目を背け、ノウハウ自慢を通じて高い自己肯定感を維持し、居心地の良い内向きな社交クラブを目指す
1. AIで情報整理と計画策定を短縮し、売上再成長に直結する高速PDCAを実行する
2. JTC時代に得られた知見と士業との人脈を駆使して、付加価値経営を実現する
3. 自らと客先をクロスオーバーするAI活用で、経営資源のロスを省いて効率化する
Value(可変)1. 口先で「寄り添う!」と言いつつ常に受験生を見下す目線を持ち、優越的マウントを欠かさない。
2. 実務で追いつけない環境変化や最新技術の話題を避け、受験生時代の思い出を延々と語る
3. 似顔絵・内輪受け・口語調を最優先し、作問採点を変えて狙い撃っても1年逃げ切りで知らん顔

【R7事例総括⑦】同じ過去問ばかり解いても勝てない~ふぞろい勉の特徴と避け方10選

AI時代には時流とズレたスクール課金など論外で、自ら考え→動き→結果を出す「自走の時代」をアシストするのが生成AI。そんな環境変化の中では【不変のMission】の明文化が重要で、すると隣のしつこいパクリを地の果てまで蹴とばせます。

では過去問ばかり解いても、もう新作事例に歯が立たない。そこで来年同じミスを重ねないため、過去問の答を覚えるふぞろい勉の特徴と避け方10選を用意しました。

Step-1:成果物~ふぞ答案の特徴と避け方4選

①解答の型依存で思考力ゼロ

試験の答案作成において、受験者が過去の解答パターンをそのまま再現することはよく見受けられます。この場合、答案は見た目には整っていても、因果の核心が欠けてしまいがち。例えばR7事例Ⅰの前半設問では、顧客分析や強みの訴求といった一般的なマーケティング用語を好んで使い、これらをテンプレート的に当てはめると、与件の具体的な状況に即した深い考察が欠落します 。

つまり試験委員は、「答えを覚えてきた受験者」を選別するために、意図的にふぞろいが食いつきやすい一般的な語句を散りばめつつ、複雑な因果関係や矛盾を含む設問を配置したと考えられます。このような設問設計により、思考停止で模倣答案を書く受験者は後半で時間が足りず失点し、実際の問題解決に必要な能力を持つ層が得点を重ねると予想されます。

②解像度の低いフレーズ解答

再現答案を暗記し、それを当てはめるだけでは、与件の具体的な条件に合った説得力のある答案とは言えません。R7事例Ⅰのマーケティング設問では、「感覚価値」や「観念価値」といった昨年覚えた知識を繰り返し使う答案が散見されますが、今年の長い与件を踏まえず、根拠が薄いままでマス目に埋めても加点はありません 。

試験委員が評価するのは、単なる知識の使い方や定義ではなく、実際にその概念をどのように具体化して提案に落とし込むかの実装力です。そのため、定型的なフレーズを埋め込むだけでは得点には繋がらず、本質的な論点を捉えて深掘りする答案に加点があるでしょう。

③キーワードの数で加点の思い込み

「誰に・何を・どのように」の形にキーワードを並べて得点することは一般的な解法ですが、R7Ⅱは、これだけでは得点に繋がらない実態を明らかにしました 。例えば、CRM戦略を記述する際に、単に「顧客データを管理し、ターゲットマーケティングを行う」と書くのではなく、具体施策(例:動画コンテンツを活用したブランド強化)として展開する必要がありました 。

試験委員は単に形式的に要素を列挙するのではなく、施策の多元的な効果を描ける受験者を高く評価します。これにより、形式的な要素を並べるだけでは得点が伸びず、多面的に効果を説明した受験者が評価されるとわかります。

④理由は①②③の箇条書き並列列挙

同じくR7Ⅱでは、100字以内で施策を簡潔に表現する能力が重要視されますが、ふぞろい答案の多くはここで丸数字①②③の並列列挙で書きます。しかし近年の採点基準がこの書き方に好感しないと今からでも気づくべきで、このような並列的な回答ではなく、与件に即した主従構造を持つ論理的な文章に加点があります。

例えば、「動画コンテンツによる販促」を100字で答える場合、どのターゲット層にどのような効果が期待されるのかを具体的に描く。並列的に「効果として売上が増加、ブランド認知度が向上」と記載するだけでは不十分であり、その因果関係を踏まえた因果文章構成が評価される結果となりました 。

試験委員はベテ→ふぞの順に狙い撃つので、まずベテ一掃するまでの間はふぞろいの与件根拠並列答案=与件にない余計な知識を書かない答案が好まれた。その競争優位が持続的でなく一時的なものと気づくセンスがなかった点が、ふぞの末路の始まりです。

Step-2:プロセス~ふぞ行動の特徴と避け方3選

⑤再現答案回収業者の悲哀

再現答案に依存することの最大の問題は、受験者が設問の真意を読み取る柔軟性を欠くことです。R7事例Ⅱでは、過去の再現答案をそのまま模倣することで、与件に含まれる細かい条件や新たな要素に気づかず、その結果、設問と合致しない解答が増えたとされます 。

試験委員は、ふぞろい行動を踏まえた上で意図的に過去問とは異なる要素を加え、過去のパターンに依存する受験者を選別することができる。再現答案を信じ込むことなく、毎年の設問の新たな意図を読み取る姿勢が求められるようになったのも、悪い意味でふぞのお陰です。

⑥前年SNSの多数派答案は、今年の減点対象に

SNSや合格セミナーで「多数派=正解」として共有される解答は、試験本番ではむしろ不利に働きます。R7では、多くの受験者がSNSで広まった「多数派の解答」を信じて模倣しましたが、試験委員はあえてその“多数派”の解答を誘引して失点させる巧妙な設問設計を行います。

試験委員の意図は「他人と同じ解答ばかり狙っても加点はない」と明示することにあり、これにより、独自の視点と自分なりの解答構成を持つ受験者が評価されるようになる。SNSで共有された解答に依存せず、自分自身の論理を構築することが合格への最短距離になります。

⑦1年の合格待機がもたらす量稽古の罠

過去問をひたすらこなす量稽古では、R7Ⅰ~Ⅱのような意地悪設定には通用しません。さらに事例Ⅳが計算力勝負と勘違いすると、今年の易化するR7に釣られて再び量稽古に励み、R8に再び難化するⅣにやられて涙を飲みます。

R7では計算問題を意図的に簡易化し、~R6までの難しいⅣに受験者がどれだけ備えてきたかが確認されました。R8が再び難化することで、この量稽古でパターン化された受験者はその場面に適応する柔軟性を欠いて失敗し、質的な思考力を鍛えた受験者が再び優位に立つことになります。

合格期待値5%未満のノロマ相手に、前年合格ボーダーラインのノウハウを吹聴し、再現答案作成を煽って答案の同質化を図るのがD社のビジネス。そうはさせじと変化した事例Ⅰ・Ⅱが、上位5%の拍手を集めます。

Step-3:受験産業依存の課題と末路3選

⑧再現答案回収業者による同質化

スクールや参考書の模範解答に依存するお勉強では、本試験が求める初見アドリブ問題に通用しないことが今年も明らかにされました。R7Ⅱは、定型分析(3C分析等)への配点を意図的に低く設定し、キーワードをひたすら集めて詰めても、試験委員はそこを評価しないと明示されました 。

商業主義で過去問の傾向に偏った模範解答に頼ることなく、実務的な課題解決力を重視する作問が行われ、受験者が自分自身で状況に応じた答案を構築できるかどうかが問われています。

⑨ノウハウ依存で実務と乖離

過去問に偏った受験産業の指導に長年関わることで、実務に即した思考が全くできないおベテも珍しくない。R7Ⅰ第4問では、実際のビジネス現場に即したデジタル化やMVV(Mission・Vision・Value)再定義の設問の正解率は1割にも満たないと報告され、これほどできないとは試験委員もびっくりです。

この問題でノウハウやパターンに頼った受験者は、現場感覚を欠いた抽象的な提案に終わるため、それを見抜いてバツにしたり一発退場Dにするのは、試験委員の専権事項です。白紙や書きかけで終わった方も少なくない当問で突然D判定こそなさそうですが、これまでのベテ勉ふぞ勉の誤りを強く諭す出題でした。

⑩再現答案を集めたい業者⇔群がる生徒のもたれあい

受験産業における「再現答案共有文化」や模範解答の商業化は、受験生にとって短期的には便利でも、長期的には自分の思考力を育む障害になります。

R7のドッキリ意地悪新作問題は、この受験産業依存が本試験において不利に働くことを示しますが、公式出題の趣旨でそこを明言することはなく、引き続きベテを泳がせて落とします。試験委員は、受験生が自らの思考力を駆使し、与件から自分なりの解答を引き出せるかについて、受験側が想定するより高い意向と技術を持つ覚悟を決めましょう。

試験委員が求めているのは、自ら考え動く上位5%や、高いスキルを持つ他資格からの流入。対して受験産業が課金のターゲットにするのは試験合格目当てのおベテやふぞろい。ターゲット設定が異なるとこれだけひどい結果になることは、マーケの良い学習になりました。

今日のまとめ

Q
言うことなすこと全て的外れで、R7本試験で試験委員に見事にその梯子を外された隣のふぞろい。しかしその唯一の強みは一人が倒れても次々湧き出るスライム並みの再生力で、パクってコピペが身上だから、これだけ試験委員に嫌われ続けても来年ガンバれ。
A

ウチの試験委員の良い点は、突然作問を変えたりD判定ではなく、入念に伏線を仕掛けてある年バッサリ。私が今年予想したⅣとⅢの難化は、来年以降の持ち越しになりました。

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