今日紹介する「X・受験生支援団体・市中の勉強会」とは、わが試験が誇る三大バイアス。つまり合格手応え=確率2割ガチャに届くまでは頼って良いが、その一線を越えたら日々からかって不合格リスクを下げる対象です。
【9月スタート8週対策③】8割不合格のべからずバイアス3選 / 「合格者」がバラまく勘違い
バイアスを上手に使うと、思考をショートカットできて確率2割のガチャなら受かる。片や試験の主催側が、その認証バイアス(思いこみ)・確証バイアス(決めつけ)に注目すると、受験者の8割を誤答に誘導できます。
「合格者バイアス」の悪い共通点~ボクの言う通りにやれば【2割で】合格
べからずバイアス①:SNS(認知バイアス)
Xで特定の方が特定の強い情報発信を行うと、唯一それこそが正と信じて疑わない認知バイアス(信者の思い込み)が発生します。再現答案サービスの過剰な盛り上がりを懸念した試験委員にとり、【SNSに晒した答案は狙って落とせる】と示せる、絶好のチャンスとなりました。
情報発信や共有ツールは、受験生が効率的に試験準備を進めるために有用です。これらのツールを通じて、試験に関する最新の情報や他の受験者からのフィードバックを迅速に得ることができます。また、学習の過程で得られた洞察や考え方を共有することで、他の受験者と協力して知識を深める機会を持つことができ、結果として自己学習の質を高める助けとなります。
情報発信や共有ツールを使用する際には、認知バイアスに気付くことが重要です。情報が拡散される過程で偏った見方が強化される可能性があり、それに無自覚で従ってしまうと、自身の学習に悪影響を及ぼすことがあります。認知バイアスを避けるためには、情報を鵜呑みにせず、多様な視点から検討することが必要です。これにより、自分自身の学習方法やアプローチをより独自性のあるものにし、試験において他の受験者と差別化することができます。
べからずバイアス②:受験生支援団体(確証バイアス)
受験生支援団体とは試験の概要を手軽に教わり、確率2割でコロコロするには見逃せない手段です。しかし自分達が前年たまたま2割で受かったキーワードやノウハウ教材のみを絶対視し、世間から距離を置いて視野を狭めることで2割合格の実現を図るため、8割の不合格リスクについて一切言及することがありません。
受験生支援団体を利用する場合、その提供するノウハウやアドバイスを鵜呑みにせず、自分自身の学習スタイルに適した部分だけを取り入れることが重要です。団体の指導を参考にしつつも、常に批判的な視点を持ち、他の情報源や学習方法を併用して、バランスの取れた試験準備を行うことで、自身の実力を最大限に引き出すことができるでしょう。
確証バイアスに気づくことは、自分の学習や思考を広げるために非常に重要です。支援団体が強調する手法やノウハウに固執せず、他の情報やアプローチを積極的に探索することで、視野を広げることができます。これにより、試験に対する準備がより多角的かつ柔軟になり、試験の出題傾向や採点基準の変化にも対応しやすくなるでしょう。
べからずバイアス③:市中の勉強会(最も危険な生存者バイアス)
市中の勉強会は、試験に落ち続ける万年ベテ+過去の成功体験を誇る主宰者で構成されることが多く、典型的な生存者バイアスが発生しがち。新しいアプローチや考え方を受け入れにくくなることで、合格率は2割を大きく割り込みます。
市中の勉強会を利用する場合、過去の成功体験や意見を参考にしつつも、現在の試験傾向や自分の状況に合った方法を選び取ることが重要です。勉強会で得られる情報を鵜呑みにせず、自分自身で試行錯誤しながら学習を進めることで、過去の成功例に縛られない柔軟な試験対策を行うことができます。
生存者バイアスに気づくことは、自分の学習に多様性と柔軟性を持たせるために重要です。勉強会で共有される成功体験や意見が必ずしも今の試験に通用するとは限らないため、これらの情報を過信せずに受け取ることが必要です。バイアスに気づき、距離を置くことで、より現実的で効果的な試験対策が可能となり、試験において他の受験者と差別化を図ることができます。
今日のまとめ
80分で解けない試験では、生存者バイアスを上手に使うと思考のムダやブレを削って確率2割までなら受かりやすい。でもその合格者がバラまく痛勘違いの先に、8割ループの罠が待つ自戒のセンスが必要です。