計算問題は体で覚え、
最後に知識で盤石に。
講師でもないアマちゃんブロガーが、今年の試験をネット速報してドヤっ。それってどーなのよって批判の声も聞くのですが、ちゃんと狙いと意味があるのです。
「財務・会計」「Ⅳ」の計算問題は体で覚える。
そして理論で補強すれば目を瞑って解ける。
- 見覚えのある問題なら解ける病:診断士受験者の7~8割はからっきし
- ファイナンスが半数の「財務」→CVP・NPVに5割配点の「Ⅳ」に進むと、多くの方がギャップにあわあわ。クソ難しい問題集回転にお熱の挙句、本番の捻りには手も足も出ず、からっきし。

- なぜそうなった?
- 「Ⅳ」は「財務・会計」の広い出題領域から、CVP・NPVだけ狭く深く問います。すると小難しいイケカコやノウハウ問題集に夢中になって、今年もざんねん。あんなクソ本と同じ解き方の問題なんて、出すわけないのにっ。

ではどうする? からっきしが嫌なら、①「財務」過去問を使い、②「Ⅳ」で使う計算パターンを理論化(抽象化)してストックすればいい。今日はその準備として、③R1「財務」25マークを4つにぶった斬ります。
R1「財務」要復習問題【人気シリーズ】

- 1⃣今年の「Ⅳ」対策の狙い目
- 「Ⅳ」の理論重視の先を読むには、特に差がつく「CF計算書」「投資案の選択」「ROEの公式」を、マストで得意に。

一見シンプルですが、①経営分析⇔CF計算書の関係を知る ②営業+投資+財務CFの役割を知る。CF計算書⇔FCFの区別ができない多年度系国語スクールを見かねた出題側からの、お助け問題です。
有形固定資産を売却することで得た資金の全額を、長期借入金の返済にあてたと する。他の条件を一定とすると、これによるキャッシュ・フロー計算書および財務 比率への影響に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群か ら選べ。 |
○a 財務活動によるキャッシュ・フローは減少する。 ○b 自己資本比率は上昇する。 ×c 投資活動によるキャッシュ・フローは減少する。 ×d 流動比率は上昇する。 |
○ア aとb ×イ aとc ×ウ aとd ×エ bとc ×オ cとd |
cは×減少→○増加、dは×上昇→○不変に。このように、間違いバツをマルにする。またその理由を説明できるスキルを、「理解」と言います。
NPV⇔IRRの比較は1次「財務」では頻出ですが、「Ⅳ」ではまだ大きく扱われていません。出題すると確実に点差が付く、マストの狙い目です。
投資評価基準に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 会計的投資利益率法に使われる会計利益には減価償却費を計算に入れない。 ×イ 回収期間法における回収期間とは、プロジェクトの経済命数のことである。 ×ウ 正味現在価値はパーセントで表示される。 ○エ 正味現在価値法と内部収益率法は共に DCF 法であるが、同一の結論を導くとは限らない。 |
まず○エが正しいことを、テキストに戻って確認します。アは×入れない→○入れる、イは×経済命数→○投資額を回収し終える期間、ウは×パーセント→○金額です。
分数系の問題はいくらでもパターンを作れるため、答えを暗記しても無駄。得意な方は大いに稼ぎ、苦手な方はそれなりに。

- 2⃣王道の計算パターン
- 計算問題のメリットは教育効果が高いことです。①まず手を動かして答えを出し、②次に理論の後付けをして、③応用問題で確かめます。

応用問題を理屈で解くと「Ⅳ」70点組、応用問題の答えをひたすら暗記すると7~8割のからっきし組になる違いが。
こんなこと誰も書かないけどねっ。
「Ⅳ」ではたまにヘンな試験委員がいて、H25「Ⅳ」第2問200%定率法なんて、クソ知識を突然出したり。圧縮記帳なんて知っていれば難しくないから、テキストをふんわり眺めるだけで安心感が違います。
「Ⅳ」では、目を瞑って全員8~10割当たる、超サービス論点です。
→「Ⅳ」で直接の出題はないので、CVPの手前の原価計算からしっかりやりたい方むけ。
→世のイケカコ好きがだーい好きな業務的意思決定の問題です。ところがそれなりに難しいクセに、「1次」では年1マーク出るかどうか。イケカコ好きだけ当てる問題を今試験委員が出すとは思えず、周囲も解けません。だから苦手にする位なら、バッサリ捨てます。
→年金現価係数の使い方を、少し捻った良問です。むしろ間違えると方ラッキー。ここでしっかり理論をインプットします。
→見覚えのある計算をするだけ。脳を使わず、ボックスを書いて反射的に解きます。
→「Ⅳ」で次に知識ポエムを出題するなら、MM理論だ。理論のクセに結論(税率がなければ資本構成で企業価値は変わらない)さえ知っていれば解ける、サービス論点です。
- 3⃣「Ⅳ」第4問 ファイナンス 知識ポエム対策
- 第2問CVP~第3問NPVは計算問題なので、第4問ファイナンスは理論がメインに。誤答選択肢のバツをマルに直し、出そうな知識を底固めします。

→頻出知識です。「財務」過去問をタテ解きすると、万一「Ⅳ」で出ても、ニヤリと当たります。
→第18問「金利」と同じく、「経済学」からの出題です。
→当サイトも間違えました。テキストに戻り理解しなおしっ。
→これも頻出タテ解きで。理論と用語をセットで固めれば安心です。
→用語がまぎらわしくなってきます。まさかの「Ⅳ」ポエム出題に備え、自力でメモにまとめておきます。
知識があやふやな時は、△テキストを読むより、○過去問タテ解きが効果的です。
- 4⃣「Ⅳ」は簿記知識を原則出さない。
- ここから下は全部まとめてポイっ。水に流して忘れていいぜっ。

R1 第1問 売上原価
R1 第3問 連結会計
R1 第4問 銀行勘定調整
R1 第5問 計算書類
R1 第6問 棚卸資産(売価還元法)←店舗管理の知識だぜっ。
R1 第7問 資産除去債務
R1 第8問 税効果会計
今日のマスト
- CF計算書とは2期BS+1期PLから作る。つまり「Ⅳ」で出すなら 第1問 の経営分析とセットで
- ①CF計算書⇔FCFの区別ができない多年度スクール ②営業CFをNPVに割り引かせるノウハウ本に、誤りを認めさせるにはどうするか。
R1第12問CF計算書は、教育的に配慮された超良問です。

慌てず確実に60点を目指すAさん | 確実70点を狙うSさん |
何をいわれたかポカン。周囲に相談できる相手もいないので、ひたすらイケカコ? | そうか、そうだったのかと、ポンと手を打つ。そして理論重視の流れに乗って70点へ。 |
「事例Ⅳ」の計算がいくら難しくても、理論まで小難しくしたらますますドボン。だって「Ⅳ」で使うすべての理論は、1次「財務」で出題済だから。
そこで今日、ポンと手を打ったあなたのために。明日からの3回は、「Ⅳ」で確実に70点を取るスタイルの提案ですっ。
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