合格体験記

【筆記合格体験記】「2次」2年目で完全燃焼 / 背水の陣でスクール2校 N.Wさん

「2次」が2年目に入り、3年目は絶対に避けたいと考えたN.Wさん。スクール2校+生成AI+YouTubeを天秤に掛けて得られた答には、多々学べる所がありそうです。

1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)

■挑戦理由
・会社依存から脱却するため。
・自分の市場価値を上げるため。
・自己肯定感を向上させるため。
■きっかけ
・コロナをきっかけに会社の業績が急激に悪化。危機感をおぼえ転職エージェントに相談した際、自身のキャリアに市場価値は無く、スキルは勤めている会社でしか通用しないモノばかりである、と気づかされた事。
・大病による休職をきっかけに、会社に生殺与奪の権利を握られている人生ではなく、自分の力でどこでも生きていけるようになりたいと感じたこと。
■年齢:35歳。既婚、子供なし。

2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)

学習開始-
学習開始時知識-
学習開始時保有資格現在簿記2級
得意科目「財務」
不得意科目「情報」「中小」

1次科目別点数

経済財務経営運営法務情報中小
202376767267805667494

3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット

1次「Studying」、「独学」(Youtube、Chat GPT)。
2次1年目・・・「独学」(「ふぞろい」、「事例4全知識全ノウハウ」、「事例Ⅳ30日完成問題集」、「まとめシート」)。
2年目・・・「予備校(通信)」(「LEC」,「TBC」を併用
○メリット×デメリット
1次(スタディング)
①とにかく「AI問題機能」が優秀。数分のスキマ時間でもスマホでポチポチ勉強できる。
②大手予備校に比べ講座料金が各段に低い。
③学習時間や理解度が自動的に記録されグラフ化されるので、モチベにつながりやすかった。
受験仲間や檄を飛ばしてくれる講師がいないので、モチベ管理など自律が必要。
(ChatGPT)
自分の好きな時に遠慮なく質問でき、わかりやすい答えが瞬時に返ってくる。講師代わりに使える。
解説が間違っているケースがあるので、理解を誤ってしまうリスクがある。
(YouTube)
①音声学習が可能
②ビジュアルで理解できる。
店舗運営など、音声だけでは理解しづらい論点の学習には向かない。
2次
(独学・R5年)
特に無かった。独学するつもりはなかったが、「Studying」の「2次」講座は自分に合わず、8月に入ってから予備校に大金をつぎ込むのも躊躇してしまい、「ふぞろい」中心の独学を選択した。
とにかく勉強の方向性、指針が得られにくい。回答に対する適切な添削を受けにくい。有志の勉強会で添削は受けられるが、受験生どうしの添削が多く、誤った学習につながるリスクがある。
(LEC・R6年)
①大手予備校の安心感。
②奨学生制度があり、「LEC」が出題する1次試験の問題を受講すると、正解数に応じ30~80%OFFで講座を受講できるクーポンがもらえるので、正解数によっては受講費をかなり抑えられる。
リンク:学習経験者向け 奨学生バックアップ試験 - 中小企業診断士|LEC東京リーガルマインド
③「模試」の受験者が多いので、自分の現在位置を把握しやすい。
①通信生は受講する先生を選べない。「答練」の添削も先生を選べない。
②「LEC」指定の動画視聴アプリの性能が低く、画質が粗くて文字が見えなかったり、5秒飛ばしや10秒飛ばしなどの早送りがスムーズにできない。
③「答練」の問題は解説する講師が作問されていないこともあるので、講師が模範解答の解説中に「この模範解答はイマイチだ」とLEC内で意見が分かれるコメントをすることがある。
(TBC・通信)
①「答練」や「模試」の問題はすべて代表の山口講師が監修され、解説も山口講師が担当されるので説得力がある。
②3月~10月まで、「有料のオンラインスクーリング」をほぼ毎月開催しており、リアルタイムで受講生の仕上がり具合や自分のレベルを知ることができる。山口講師にも直接質問できる。
③過去問の解説動画がYoutube公開されているので無料で視聴可能。
④1月末までの早期申し込みで受講料が半額になるキャンペーンをしているので受講料が抑えられる。https://www.tbcg.co.jp/cyuusyou-shiken/2ji-syucyu
①質問は何度でも可能だが、返答が遅い(約1週間)のでタイムリーに悩みを解消できない。
②通学講座は無く、通信講座のみ。「模試」は自宅受験のみになるため、受験会場で問題を解く雰囲気や緊張感を味わえない。
③過去問の解説動画は平成19年の問題からあるが、令和4年以降の解説はアップされておらず、別途購入する必要がある。

4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方

回数「1次」→1回、「2次」→2回
学習時間「1次」600h、「2次」1,200h
作り方基本ルールとして、「ゲーム」、「飲み会」、「ダラダラYoutube視聴」を禁止。
・「1次」
総勉強時間は600時間。平日は仕事終わり1-2時間、休日は7-8時間勉強。
仕事の昼休み、移動中・待ち時間・ランニング中などスキマ時間をフル活用。
ただしお風呂だけはリフレッシュタイムと割り切り、勉強を持ち込むことはしなかった。
・「2次」
総勉強時間は1200時間。学習時間とその作り方は「1次」と同様。

5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)

「1次」

利用テキスト「スタディング」
戦術・2023年1月学習開始。インプット、アウトプット共に「Studying」がメイン。スキマ時間をフル活用し、ヒマさえあれば「AI問題復習」を解いた。
・もともと趣味で株式投資をしており、簿記2級も持っていたため「財務会計」の勉強は大幅にカットした。
・テキストや講義で理解できない用語はChat GPTで補完。ビジュアルが無いとわからないものは画像検索や、Youtubeで補完。
・5月に「LEC模試」を受け「1次」合格レベルの結果を得たがギリギリ合格ラインだった。「Studying」で勉強したことがない論点も多く、少し深い論点の勉強不足に気づいた。そこから過去問を解き始め、5-6年分解いて不足していた知識を積み上げた。
・不正解選択肢がなぜ不正解なのかを説明できるように復習をした。

「2次」

利用テキスト「ふぞろい」
「ココスタ勉強会」
「まとめシート」
「LEC」
「TBC」
戦術(1年目)
・2023年8月から学習開始。「ふぞろい」メインの独学。たまに「ココスタの勉強会」に参加。
・過去問は5年分を2周。
・「2次試験対策は1次試験後で間に合う」という情報を鵜呑みにし、8月まで何も準備しなかった。結果、夏休みに過去問を解いたが全く歯が立たず。準備不足のため「模試」も受けられなかった。
・解き方は「まとめシート」を参考に、カラーペンを5色使用するスタイル。本番はメモ用の余白部分を定規で切り離して解答メモを作成しながら回答。
・自己採点は「ふぞろい」流。
・「NPVは捨て問」という吹聴を信じてほとんど対策せず。
(2年目)
・「ふぞろい」で説かれる戦略への違和感と独学の限界を感じたため、予備校受講を決定。
・予備校のR5年解説動画を比較し「LEC」に決定し2023年11月末から受講開始。しかし「LEC」の模範解答が個人的に合わなかったので、24年1月から「LEC」と受講を迷っていた「TBC」も受講。お金がもったいないとも思ったが、絶対に3年目に突入したくないと思っていたのでお金より時間の価値を優先。
・「TBC」の「演習」をこなしつつ、月1の「有料オンラインスクーリング」にフル出席し、勉強のペースを維持させた。
・「TBC」と「LEC」の両方を100%こなすのは時間的に不可能だったため、「LEC」は「答練」だけ活用し、初見問題の対応慣れのために使った。
・「模試」は「LEC」2回、「TBC」1回の計3回受験。受験会場の雰囲気で4事例を1日で解くための慣れに使った。
・過去問は10年分解いた。3周目以上となる過去問は制限時間70分とし、本番と似たようなプレッシャーをかけた状態でルーチンを守って適切な回答ができるか、という訓練を重ねた。
・カラーペンの使用をやめ、シャーペンのみに変更。本番の極限状態で器用に切り替えている精神的余裕も時間も無かったので。問題用紙の切り離しも時間のロスになるためやらなかった。

6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~

・自分が優秀な頭脳を持った「一握り」でないことを認識したとき。エスカレーター式の高校で、大学受験もせずに生きてきたので頭脳はもとより、「勉強ノウハウ」に関して普通以下であると気づいたとき。
独学ストレート合格しましたとか、200時間で受かりました系は、東大出とか会計士持ってますクラスの「一握りの優秀者」だからできる芸当だと気づいたとき。
・「TBC」10月最後の「答練」で全事例70点以上となり、総得点が300点近くだったとき。
・「本番ではパニックになるもの」と割り切り、パニックに陥ったときの対処法を決めたとき。

7. 学習時・試験当日のエピソード

・「1次」試験の2日目、腕時計を忘れた。妻に連絡し持ってきてもらい2科目目には何とか間に合ったが冷や汗が止まらなかった。
・1回目の「2次」試験(R5年)では「事例3」が全く解けずパニックになり、冗談ではなく本当に泣きそうになった。開始40分経過してもほとんどの問題で回答骨子が思いつかず、解答メモもほぼ白紙。冷や汗が止まらず顔が熱くなり、問題文を読んでも目の焦点が合わず、文章を読んでも全く頭に入らなくなった。
・体調管理にはかなり気を使っていたのに、2回目の「2次」試験(R6年)当日に38度の発熱。解熱剤を飲んでなんとか参戦したが問題解く前からフラフラで自分の情けなさに泣きそうになった。
・大きな仕事の責任者を任され激務が続き、妊活や昇進試験なども重なり体力的、メンタル的にも相当しんどかった。肩こりや腱鞘炎が慢性化し、ストレッチや整体で体をメンテしないと体調が維持できなかったので、勉強にかかる費用より医療費のほうがかかってしまった。3年目をやる体力は無いなと思っていたので何とか2回目で受かろうと思った。

8. これから合格を目指す方へのアドバイス

・私の場合、「1次」「2次」ともに簿記2級で勉強した知識に、本当に何度も助けられました。「模試」でも「事例4」だけは大崩れすることはありませんでした。「事例4」が苦手な方は、遠回りに思われるかもしれませんが、基礎をしっかり押さえられるので「簿記2級の取得」をオススメします。R6年「事例4」で出てきた「全部原価計算の問題」は、まさに簿記知識に助けられました。
・「事例1~3」は採点基準が不明なのでガチャ要素が強いですが、「事例4」の数字はほとんど振れません。「2次」試験は「事例4」ゲーと言われることも多いですが、「模試」の結果をふまえても個人的にはしっくりくる考え方でした。また、「事例4」を軸にできると、本番でも「まだ「事例4」がある、望みはある!」とメンタルの立て直しにも効果的です。
・本番では意味不明な問題が出てメンタルを崩しますので、自分なりの対処法を決めておくことをオススメします。ご紹介までに、私がとった対策は「設問を俯瞰して自分を落ち着ける」という方法でした。「出た出た、意味不明な設問!」とか「あえて分かりにくく書いて引っ掛けようとしてるな!」いった感じです。私は「2次」試験1回目でパニックに陥った経験を活かしこの対処法を編み出しました。「2次」2回目も事例を解くたびにメンタルを揺さぶられましたが、そのたびに決めた対処法で乗り切ったり、今まで自分が積み重ねてきたことを信じて何とか奮い立たせました。自分に負けず、最後の最後まで戦い抜いてください。

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