
「2次」対策は復習こそが大事と感じたK.S.さん。その時役に立つのがネットの勉強会であると力説いただきました。
1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
・東南アジア駐在が15年と長かったのですが、その中で現地の中小企業がつぶれていくのをなすすべもなく見ているだけという状態が何度もありました。何かアドバイスが出来ればと思いましたが何もできませんでした。その悔しさが動機です。
・2023年5月に本帰国し引き続き日本からインド支援の仕事をしていましたが比較的忙しくない状態だったため思い切って中小企業診断士の勉強をしてみようと思いました。
・年齢は57歳です。
2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
学習開始 | 2024年2月 |
学習開始時知識 | 海外現法で取締役だったので財務指標は毎月見ていましたし、経営的な判断をすることも多く、「企業経営理論」や「運営管理」的なところはある程度知っていました。 |
学習開始時保有資格 | - |
得意科目 | 「経済」「経営」「運営」「情報」 |
不得意科目 | 「中小」「法務」 |
1次科目別点数
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 計 | |
2024 | 64 | 64 | 56 | 62 | 64 | 72 | 51 | 433 |
3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット
1次 | 「診断士ゼミナール」 |
2次 | 学習会「ココスタ」 |
○メリット | ×デメリット | |
---|---|---|
1次 | 「診断士ゼミナール(通信教育)」で各科目の導入学習、あとは過去問を解きながら分からないところはゼミナールテキスト、まとめシートなどで学習。 | ゼミナールは導入としては分かりやすくてよかったが、質問への回答が1週間ほどかかるのでそこがイマイチ。 |
2次 | 「ココスタ」で学習。これが決め手です。 Youtubeの「まなび生産性向上」や「診断士LABO」の動画も役立ちました。特にまなびの二次試験の戦い方、LABOの二次試験復習のしかたは良かったです。 | - |
4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
回数 | 「1次」「2次」→1回 |
学習時間 | 「1次」→800h、「2次」→200h |
作り方 | 平日の退社後と、すべての休日を使いました。 |
5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)
第3章を参照
6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~
・「2次」試験過去問の振り返り方を診断士LABO方式に変えた時。学習の脳への負荷が大きく増え、しんどくなった。でも合格できるかも?と思ったことは無いです。
・試験終了時点では事例Ⅱ、Ⅳは足切りになったかも?と思いました。
7. 学習時・試験当日のエピソード
・学習時はほぼすべての自由になる時間を勉強に捧げましたが阿蘇山登山、大雪山登山、琵琶湖100kmウォークなど時折体を動かす大きなイベントを入れました。
・シャインマスカットを試験場で食べて落ちたものはいないと聞き、模試の時も含め、一房持って行って休憩時間に食べた。
8. これから合格を目指す方へのアドバイス
・「2次」筆記への取り組みは復習をいかに行うかにかかっているかと思います。
・なぜふぞろいで良い点の付くワードを書けなかったのか、の理由を自分の思考プロセスと問題集(ふぞろい、TAC、まとめシートなどの組み合わせ)の比較から導き出し、初見の問題にあたる際にどのように考えるか?が大事だと思います。
・キーワードの羅列にするのではなく、因果をちゃんと説明できる文章にします。
・勉強会に参加して他の人の文章を読み、自分の文章を人に読んでもらい意見を伺うとこのあたりが非常によくわかります。