合格体験記

【筆記合格体験記】模試高得点の夢から醒めて現実路線 / 与件に向き合い自分の言葉で解答 Y.Kさん

スクール模試でうっかり高得点を重ね、その甘い汁を忘れられず永年クソベテ化する犠牲者が後を絶たない当試験。今日の体験記はその誘惑を見事に断ち切り、きっちりスト合格を果たされたY.Kさんです。

1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)

・企業経営について多面的に学びたいと考えるなかで、どうせ学ぶなら久しぶりに試験で自身の立ち位置を把握したいと考え(現在41歳、直近の資格取得から約10年)、受験を決意。

2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)

学習開始-
学習開始時知識-
学習開始時保有資格IT系(ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリスト、ITストラテジスト)、簿記2級
得意科目「経営」「情報」
不得意科目「経済」「運営」「法務」

1次科目別点数

経済財務経営運営法務情報中小
202468727981728466522

3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット

1次独学(書籍購入、YouTube)
2次独学(書籍購入、YouTube)
○メリット×デメリット
1次・2次様々な学習方法・情報に触れるなかで、自身にフィットするやり方をチョイスできること。模範解答が開示されない診断士試験において、自身にフィットした学習が合格に結びつくか確信のないまま学習を継続する必要があること。

4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方

回数「1次」「2次」→1回
学習時間正確には不明(「1次」合格後に「2次」の学習を開始)
作り方平日は帰宅後にYouTubeや事例Ⅳの演習(「30日完成」)等でスキマ時間を活用。週末はまとまった時間を確保して過去問に取り組み。

5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)

「1次」

利用テキスト「まとめシート」
「TBC速習テキスト」
戦術「一発合格まとめシート」で広くポイントを把握し、その後は過去問や市販問題集で問題をひたすら解く。「2次」でも使う「運営管理」と「財務・会計」は、TBC受験研究会の「速習テキスト」と無料YouTube講義で基礎を習得。TACの模擬試験も受験。

「2次」

利用テキスト「TBC2次速習テキスト」
「TBC2次過去問集」
「ふぞろい」
「事例Ⅳ30日完成」
戦術初受験のため、まずはTBC受験研究会の「2次速習テキスト」と無料YouTubeで全体感を把握。その後は基本的に過去問演習と、事例Ⅳの「30日完成」で演習し、必要に応じて1次テキストで基礎知識を補足。解いた過去問の自己採点は、TBC受験研究会の「2次過去問題集」と「ふぞろい」を活用。ただし、「ふぞろい」のキーワード採点は自身のさじ加減で点数がぶれるため、キーワードは参考程度にとどめ、掲載されている合格者答案の内容(クオリティ)を自身の回答と比較。また、自身の答案がどう評価されるか客観的に把握するため、TBC受験研究会とMMCの模擬試験も受

6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~

「2次」・8月下旬、「2次」の勉強をほぼ行っていない状態でTBC受験研究会の2次模試を受験し、オールA評価(自宅受験で事例Ⅳはタイムオーバーしたため、参考記録)。
・このまま普通に勉強すれば合格するのでは、と思ったものの、以降の過去問演習で勘違いであったことに気づく。
・そこで受験テクニックやキーワード回答へ流れそうになるも、巷にあふれるテクニックを知らない状態で受けたTBC受験研究会の模試で高評価を得た経験から、真摯に与件・設問に向き合い、診断士として自分の言葉で回答することが大切ではないかと思い至り、テクニックやキーワードに傾注せず学習を継続できたことが分岐点です。

7. 学習時・試験当日のエピソード

・上述のとおり、最後まで確固たる手応えなし。
・受験当日も、事例Ⅰ:これまで解いた過去問と傾向が違う?と若干焦り、事例Ⅱ:感覚価値・観念価値にストレートに答えられずさらに焦り、事例Ⅲ:今年のC社は大きな問題点がないのではないか・・・と混乱し、その余韻で事例Ⅳのセールスミックスで単位当たり限界利益をすっ飛ばして線形計画法に飛びついて大失敗・・・、という右肩下がりで1日を終えた。
・2次筆記合格発表までの2ヵ月半あまり、来年ダメだったら諦めようという心境でした。

8. これから合格を目指す方へのアドバイス

・2次試験は模範解答がなく、手探りの学習となります。一方で、模範解答を知ることができないのは各受験校も同じなので、各社のテクニックも絶対ではないということだと思います。
・ですので、何か1つのやり方を絶対的なものとして信じるのではなく、いろいろ試していいとこ取りし、自分なりの回答を導くプロセスの一部として活用いただくのがよいのではないかと、個人的には感じています。
※1つの受験校等で型を磨きあげることを否定するものではありません

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