
今日の合格体験記は、喜びのどさくさで愛する妻へのメッセージを叫んでくれたK.Nさん。永遠の夫婦円満が約束されたと考えて、過言ではないでしょう。
1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
・診断士に挑戦した理由・きっかけ
①社会人になり総合職として働く中で、何かを身に付けなければ埋没してしまうのではないかという危機感
②企業支援の担当になる可能性があり専門知識を身に付けたい
③大学で学んだことを活かせる資格
・年齢:開始時25歳~合格時29歳
2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
学習開始 | - |
学習開始時知識 | 会計学・経営理論・マーケティング(←大学が経営学部) |
学習開始時保有資格 | 日商簿記2級(大学3年生で取得) |
得意科目 | 「経済」「経営」「運営」 |
不得意科目 | 「法務」 |
1次科目別点数(2021~2023年) ※点数記録なし
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 計 | |
2021 | ○ | ○ | ○ | 科目合格のみ | ||||
2022 | ○ | ○ | 科目合格のみ | |||||
2023 | ○ | ○ | 全科目を科目合格 |
3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット
1次 | 独学(後述のテキスト・アプリを使用) |
2次 | R5(1年目):独学(後述のテキスト・アプリを使用) R6(2年目):ネット勉強会を中心にした勉強 |
○メリット | ×デメリット | |
---|---|---|
1次・2次 | 独学はプライベート・趣味をあまり犠牲にすることなく勉強もでき、その分勉強している時の集中力も高い。ネット勉強会では主催者側がペースメーカー役として課題を調整してくれるので助かりました。 | 独学は自分の苦手な分野の習得に時間がかかる |
4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
回数 | 「1次」→3回、「2次」→2回 |
学習時間 | 「1次」→450h(150×3年) 、「2次」→300h(150×2年) |
作り方 | 平日:仕事のお昼休みが中心、終業後の勉強は試験2~3カ月前からでした 休日:カフェ巡りしながら勉強していました(2h/店×3店舗) 1次試験は外出先の待ち時間にアプリで問題演習したりもしていました。 2次対策からは23時まで空いているコワーキングスペースの会員になってそこで勉強していることも多かったです。 |
5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)
「1次」
利用テキスト | 「スピテキ」 「スピ問」 「TAC過去問題集」+アプリ |
戦術 | - |
「2次」
利用テキスト | R5:「ふぞろい」「全知・全ノウ」 R6:毎週水のネット勉強会を基本 |
戦術 | 【R5】 「全知全ノウ」は与件読み切り口や解答のフレームワークに使用、「ふぞろい」は過去問演習の採点に使用。しかしどちらの考え方にもイマイチしっくり来ていない中、試験1週間前にネットの動画サイトを発見し、事例Ⅳのエクセル解き・事例Ⅰ~Ⅲのレイヤー分けが腑に落ちて急いで軌道修正した 【R6】 ネット勉強会のある毎週水曜日に向けて「TAC事例Ⅳ解き方」や土曜日のセルフ模試の復習およびR1→R5の過去問演習を積み重ねた。 |
6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~
「2次」 | ①「事例Ⅳは猫でも60点を取る」自信がついたとき ②生成AIの活用で読みやすい答案になり、キーワード羅列でなくあたかもそのまま口述できそうな答案のスタイルが固まったとき ③上記を経て「試験合格」が目的ではなく、チーム学習の時間を純粋に楽しむことができ、「診断士として役立つために何を身に付けるべきか」という視点に切り替わったとき |
7. 学習時・試験当日のエピソード
【学習時のエピソード】
・ 毎週水曜日の事例Ⅳで「NPV」や「業務的意思決定」の問題の解き方について口頭でスムーズに説明できるようになり、事例Ⅳがしっかりと身についているという自信により、試験前・試験当日も心穏やかに臨むことができた。
・ セルフ模試で生成AIを活用して互いの答案を分析し、出題意図を書かせてチームで話し合う学習は、皆で高めあっている一体感が出てとても良かった。
【当日のエピソード】
・事例Ⅰの根拠マシマシ与件を一目見て「SWOTマーカー組は終わった・・・」と少しニヤリとした。
・休憩時間は過去のセルフ模試の設問から因果で答えるイメトレをしてキーワード偏重を改めて戒めた。またお昼の愛妻弁当でパワーが蘇り、支えてくれた妻には感謝しかありません。
8. これから合格を目指す方へのアドバイス
・学習していると見失いがちですが、「診断士になったら何がしたいか」「どのような診断士になりたいか」を常に頭に置き、「楽しく意味のある学び」を意識してはいかがでしょう。
・すると小手先の受験テクニックや出題・採点基準の変更に振り回されることなく、新しい自分自身が切り拓けるのではないかと思います。頑張ってください!