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【経済:⑧グラフ(シフト)】試験延期発表はなぜ6月?

なぜ本番1ヵ月前の6月か? そりゃ他の国家試験がそうだから!

こらこら、ふぞ先輩じゃあるまいし。すぐ決めつけるクセがつくと8割多年度ループの刑です。

帰納法:これまでカコの実例や共通点から「方針」を導く

240点ギリギリ合格者に共通するのは、キーワードを1つでも多く入れることです!

演繹法:その方針を前提に、これからのミライを占う

①キーワードをむしろ絞る方が→②採点者が読みやすく→③260点に届くだろう。

ほぅ、演繹法か。こりゃ240点ふぞ先輩が見たら、「試験委員と200%の言い分はボク達にはわかりません!」だな。

涙を流してブログとセミナーでそう暴れだしそうです。

試験延期発表はなぜ6月?【経済:⑧グラフ(シフト)】

参考:ロジカル着想で合格仮説

合理的推論(演繹法)による、6月延期発表説
①1ヵ月前に延期を決めるのは、「試験問題印刷」の都合だ。

②今の試験問題印刷は外注メインで、当試験も同様だ。

③試験を実施したい協会は、延期判断をギリの6月まで先延ばし。

難しく考えるな。試験実施の主要コストは、①会場費 ②人件費 ③試験問題印刷費。印刷してから中止を決めたら、貧乏な協会に大打撃だろ?

そう。演繹法を使うと、ふぞ先輩の「ボク達にはわかりません!」が全員スッキリ
例えばスルツキー分解なら、補助線を一本入れてスッキリ解決です。

①合理的推論(因→果)が上達→②恣意的な判断が要らない→③「2次」答案が安定するぞ。

事例作問者は、「Ⅰ~Ⅲ」の設問→与件→答案へのルートも、合理的に用意するからです。

そして「1次」免除の方なら、「ミクロ」の基本問題解き直しで、判断を入れず迷わず答えを導くドリルを。すると「2次」スコアが合理的に安定します。

例題:R1第10問 市場均衡 Aランク ※良問

市場取引から発生する利益は、「経済余剰」といわれる。この経済余剰は、売り手にも買い手にも生じ、売り手の経済余剰は「生産者余剰」、買い手の経済余剰は「消費者余剰」と呼ばれる。
下図に基づき、需要曲線または供給曲線のシフトに伴う余剰の変化に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。なお、点E が初期の均衡を示している
正解と解説
×a 所得の増加によって需要曲線が右方シフトすると、生産者余剰は減少する。
○b 技術進歩によって供給曲線が右方シフトすると、消費者余剰は増加する。
○c 好みの変化によって需要曲線が左方シフトすると、生産者余剰は減少する。
×d 原材料費の上昇によって供給曲線が左方シフトすると、消費者余剰は増加する。
×ア aとb
×イ aとd
○ウ bとc
×エ cとd

こらこら。こんな中学生でも解ける易問が国家試験問題? ×adはそれぞれ減少⇔増加があべこべ。でも当問は、グラフのシフト(今回)と面積(余剰分析・次回)の両方を教える、基礎の良問です。

シフト1⃣ 市場均衡

H28第12問 市場均衡 Bランク
いま、正常財と考えられる医療に対する需要曲線が下図のように描けるものとする。現状は実線で描かれている需要曲線上の点Aであり、同一の需要曲線上には点C もある。また、破線の需要曲線上には点B が描かれている。この図を用いて需要の変化の仕方を考察した記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 医療の価格を引き上げたとき、医療に対する需要は、点Aから点Bまで移動すると考えられる。
○イ 医療費の抑制が必要であることを需要者に説得できたとすれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点Aから点Bまで移動すると考えられる。
×ウ 需要者の所得が増加すれば、医療に対する需要は、点Aから点Cまで移動すると考えられる。
×エ 需要者の所得が増加すれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点Aから点B まで移動すると考えられる。

当問は、アを×点B→○点Cと直して、○イ一択にします。ウエは需要の所得弾力性・所得曲線を聞いているのでやや難で、×点B・点C→○需要曲線が右上にシフト、なら正解です。

H28第14問 市場均衡 Cランク
 下図には、相対的に緩い傾斜の需要曲線が破線で描かれ、相対的に急な傾斜の供給曲線が実線で描かれている。これら需要曲線と供給曲線の交点は、点Eとして与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
第14問図
×ア 供給曲線が右下がりであるため、ワルラス的調整を通じて点Eへ収束する力は働かない
×イ 供給曲線の傾きが相対的に急であるため、「蜘蛛の巣理論」による調整を通じて点Eへ収束する力は働かない
○ウ 交点よりも価格が高いとき、需要量よりも供給量が多いため、価格調整を通じて点Eへ収束する力が働く。
×エ 交点よりも数量が少ないとき、供給価格が需要価格よりも高いため、マーシャル的な数量調整を通じて点Eへ収束する力が働く

当問は、「ワルラス⇔マーシャルの違い」に加え、「供給曲線が右下がり」のため、考えるほどわからなくなります。ここは付箋を貼ってスルーです。

H29第18問 市場均衡 Bランク
商品には、新しく登場するものや、市場から姿を消すものがある。その過程を説明する下図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a 右図では、当初、この商品の限界費用がとても高いので市場が成立していない。
〇b 左図では、技術進歩によって供給曲線 S がシフトするにしたがって、この商品の市場が成立する。
〇c 右図では、代替品の登場によって需要曲線 D がシフトすれば、この商品はやがて市場から姿を消す。
×d 左図では、市場への新たな生産者の参入で需要曲線 D がシフトすることにより、市場が成立する。
×ア aとb
×イ aとd
〇ウ bとc
×エ cとd

aは×右図→○左図、dは×需要曲線D→○供給曲線Sに直して、○ウbc一択です。

H30第11問 市場均衡 Cランク
下図は、一部の中古品のように、財そのものがマイナスの効用を消費者にもたらし、費用をかけて処理されなければならない場合を描いている。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 価格が負の値をとる領域では、お金を支払って中古品を出す家計の行動を需要曲線D が、お金を受け取り中古品回収を行う業者の行動を供給曲線S が示している。
×イ 供給曲線S 上で点C から点B の方への動きがあるとき、中古品の処理費用が高くなり、家計が中古品を出さなくなっていることがわかる。
×ウ 均衡が点C である場合、この中古品は経済財となる。
○エ この中古品のリサイクルに関する技術進歩があると、同じ処理費用で多くの中古品を処理できるので、需要曲線D が右方シフトする。

マイナスの世界を考えると混乱しやすいので、当問はなんとなく○エを選べばOK。×アは需要曲線D⇔供給曲線Sがあべこべ、イは×高く・出さなくなっている→○安く→出しやすくなっている、のあべこべです。×ウ経済財は細かすぎるので、暗記不要です。

H27第19問 独占寡占 Cランク
企業は、供給する財の価格を決定するとき、消費者の価格弾力性を考慮に入れることがある。
いま、ある企業が2つの市場Aと市場 B において同一の財を独占的に供給している。当該企業は、2つの市場において同一かつ一定の限界費用でこの財を生産しているが、2つの市場で異なる価格を設定することができる。ただし、各地域内では、消費者ごとに価格を差別することはできないものとする。この財への需要は、市場Aと市場 B では異なり、市場 A での需要の価格弾力性は、市場 B での需要の価格弾力性よりも相対的に低い(相対的に非弾力的である)。
このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
〇a 合理的な独占企業は、限界収入と限界費用が一致する生産量を選択する。
×b 合理的な独占企業は、需要曲線が示す価格と限界費用が一致する生産量を選択する。
×c 需要の価格弾力性が高い市場Bの価格は、市場Aの価格よりも高くなる。
〇d 需要の価格弾力性が低い市場Aの価格は、市場Bの価格よりも高くなる。
×ア aとc
〇イ aとd
×ウ bとc
×エ bとd

解き方としてはa⇔b、c⇔dを2択するだけで、独占と思って解けばa⇔bは○a一択、c⇔dは一般常識で考えて○d一択です。ところが一般的な受験者にとり「ミクロ」とは理解で解くものでなく、「見覚えのあるグラフ」なら当たる勉強しかしない。よって、当問の様な応用問を深追いせず、鉛筆コロコロします。

H28第23問 独占寡占 Cランク
下図では、利潤最大化を目指す合理的な企業が直面する寡占市場を念頭において、点 E で屈曲する「屈折需要曲線」DEF が描かれている。この需要曲線の DE 部分に対応する限界収入曲線が線分 LM、EF 部分に対応する限界収入曲線が線分RS である。いま、当該市場で q1 の生産量を選択していた企業の限界費用曲線 MC1が MC2 へシフトしたものとする。下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 限界費用曲線が MC2 へシフトしたことにより生産量を q1 から q2 へ増加させる。
×イ 限界費用曲線が MC2 へシフトしたことにより生産量を q1 から q3 へ増加させる。
○ウ 限界費用曲線が MC2 へシフトしても、価格は変わらない。
×エ 限界費用曲線が MC2 へシフトすると、価格を p1 から p2 へ引き下げる。

寡占は「余剰の面積パズル」問題ですが、H30第13問とセットでここで紹介します。寡占状況で、MCが1→2に右シフトしても、供給量と価格は変わらない。するとこのとき、

①消費者余剰(上の三角形)は不変。
②生産者余剰(下の三角形)は生産コスト減分を全てイタダキ。

H30第13問 独占寡占 Bランク
下図は、独占企業が生産する財の需要曲線 D、限界収入曲線 MR、限界費用曲線MC を示している。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
〇a 独占企業が利潤を最大にするとき、完全競争を想定した場合と比較して、消費者余剰は減少する。
×b 独占企業が利潤を最大にするとき、完全競争を想定した場合と比較して、総余剰は増加する。
〇c 独占企業の利潤が最大になる生産量は Q1 であり、そのときの価格は P1 である。
×d 独占企業の利潤が最大になる生産量は Q1 であり、そのときの価格は P2である。
〇ア aとc
×イ aとd
×ウ bとc
×エ bとd

独占・寡占の問題は理屈で解けますが、余剰分析の面積パズルで「完全競争より三角形の余剰が小さい」と気づけば必ず正解に。bは×増加→○減少、dは×P2→○P1です。

市場均衡はそのまま出すと簡単すぎる。過去問は応用的に出題されるため、ここで慌てません。

シフト2⃣ IS-LM分析

H27第6問 IS-LM分析 Cランク
拡張的な財政政策、たとえば政府支出の拡大は、下図のIS曲線をISからIS’へとシフトさせる。ただし、YはGDP、rは利子率である。下図に関する説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
6問 図
○a 政府支出拡大の結果、利子率の上昇によって投資が減少するため、GDPはY1となる。
×b E2では、貨幣市場において、貨幣の超過供給が発生している。
○c 「r1-r0」で表される利子率の上昇は、政府支出拡大による、貨幣の取引需要増加の結果生じた。
×d 「Y1-Y0」が政府支出の拡大分に相当する。
○ア aとc
×イ aとd
×ウ bとc
×エ bとd

当問は、クラウディングアウトの知識があれば、○a、×dとなるため、貨幣の取引需要や超過供給を考慮しなくても、○ア一択になります。×イ(aとd)の組み合わせを選ぶ方はいない筈なので、×ウエ(×b)の間違いを理解することで、貨幣曲線の理解にも進める、教育的な良問です。

H28第11問 IS-LM分析 (1)(2)Bランク
財政・金融政策の効果を理解するためには、IS-LM 分析が便利である。IS 曲線と LM 曲線が下図のように描かれている。下記の設問に答えよ。
(設問1)
IS曲線とLM曲線の傾きに関する説明として、最も適切なものはどれか。
○ア IS曲線は、限界消費性向が大きいほど、より緩やかに描かれる。
×イ LM 曲線は、貨幣の利子弾力性が小さいほど、より緩やかに描かれる。
×ウ 利子率が高くなるほど貨幣需要が拡大すると考えており、したがって LM曲線は右上がりとなる。
×エ 利子率が高くなるほど投資需要が拡大すると考えており、したがって IS 曲線は右下がりとなる。

IS、LM曲線の傾きの要因を暗記していれば即答。もし迷っても、貨幣需要の知識でウエを落とせば2択。

(設問2)
 IS曲線をISからIS’へとシフトさせる要因として、最も適切なものはどれか。
〇ア 外国人観光客の増加による消費の増加
×イ 歳出削減による財政健全化
×ウ 量的緩和策によるマネタリーベースの増加
×エ 老後の生活に備えるための貯蓄の増加

当問は○ア一択なので、イ~エはIS、LMに及ぼす影響を考えます。イは「ISの左シフト」、ウは「LMの右シフト」、エは「LMの傾きが急になる」、です。解き方としてIS、LMそれぞれの定義式も使えますが、上級者向けです。

H29第9問IS-LM分析 (1)Aランク (2)Dランク
下図は、IS曲線とLM曲線を描いている。この図に基づいて、下図の設問に答えよ。
(設問1)
 IS曲線、LM曲線は、それぞれ生産物市場と貨幣市場を均衡させるGDPと利子率の関係を表している。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。
×ア Ⅰの領域では、生産物市場が超過需要であり、貨幣市場が超過供給である。
〇イ Ⅱの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過供給である。
×ウ Ⅲの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過需要である。
×エ Ⅳの領域では、生産物市場が超過供給であり、貨幣市場が超過需要である。

正答率Aランクなので解説不要ですが、折角なので×を○に直して「木」と「地面」で解く練習を。アは需要⇔供給があべこべ。ウは×生産物市場と貨幣市場がともに→○生産物市場だけが。エは生産物/貨幣市場ともに超過需要です。

(設問2)
 公債の資産効果をIS-LM分析によって考察する。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。
×ア 資産効果は、家計の消費支出を刺激することで、IS曲線を左方にシフトさせる。
×イ 資産効果は、必ずGDPを増加させる。
〇ウ 資産効果は、必ず利子率を上昇させる。
×エ 資産効果は、貨幣需要を増加させることで、LM曲線を右方にシフトさせる。

イウの断定は違うっぽい。アのIS曲線が×左方→○右方もわかる。だから正解はエと思うとドボン。公債の資産効果の考え方はこうですが、こんなの考えたってわかりません。答えを暗記していた人以外は×でOK。

逆にIS-LMは必ず当てろ。スクールに便利な解法があるから、不得手な方は単科受講がオススメな。

今日のまとめ

ところで、7月「1次」が秋以降に延期(シフト)すると試験はどうなる?
①受験側の準備期間と知識が増える分、②合格者数が一定になる様に、③試験が難化します。
某EBAによる、出題難度の調整仮説
①出題委員は、出題数の2倍程度の問題を作問
②基本委員or協会?がそこからチョイスして難易度調整
③過去数年×20,000人のビッグデータを持つ出題側に取り、絶妙の合格者数調整は朝飯前
※R1の大量合格を除く
従いコロナ禍で7月試験が延期っぽいと、ここで学習ペースを落とす奴はOUT
「1次」の暗記は収穫逓増だから、逆に試験日が延びるほど初学者に有利じゃないか。

そう、「2次」の確実5~8割合格を目指すなら、たまたま2割、ラッキー合格パンチな240点ふぞ先輩の苦手に目を付けろ。そして「1次」免除組なら「ミクロ」の学び直しで、ロジカル力がダダ上がりです。

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