「2次勉」をやればやるほどその合格率が2割に収束=8割の不合格リスクばかり高まるのは、試験委員がそう設定するため。ではなぜ過去問の答を覚えるとベテループまっしぐらになるか、AI試験委員の推理が冴えます。
私ならその仮説のメリデメを即座に検証し、さらに自分を有利にする。「1次」選択肢の読み込みは一つの手段として有益ですが、「2次」で要求される高度な読解・記述力を補うには、他の多角的なトレーニングも必要です。
○「1次」選択肢読み込みで国語力UP | △「2次」国語力UPには他の練習も |
---|---|
「1次」選択肢には、試験委員直筆による洗練された語彙や論点が凝縮されており、短時間で多くの情報を読み取る練習にはなります。 | 「2次」与件文は長文で複雑な論理展開を含むため、「1次」選択肢の読み込みだけではその読解力や記述力は不十分です。 |
また選択肢を読み込むことで、文章中の表現や語彙の使い方のヒントが得られるため、言葉のセンスや論点の捉え方の基礎が磨かれる可能性があります。 | 「2次」では与件文全体の構造把握や、要点の抽出、さらにそれを100字程度にまとめる記述技法が必要になり、4択マーク式の学習アプローチとは異なるスキルが求められます。 |
【春の学習祭り】2年目の「2次」国語力(前) / 受験2年目の間違ったお勉強3選
つまり「1次」で語彙、「2次」で読解記述力を問う当試験では、【誰にでもわかりやすくかつロジカルに説得できる】文章を書けて初めて確実合格。そこでそうでない誤ったベテふぞ勉をからかいます。

誤り① 与件を言い換えモリモリワード
ふぞろい=キーワード加点の一点豪華主義=それ以外の国語力には一切触れず、その与件の言い換えと並列列挙にかけては業界トップ。そこで2年目にふぞを選んで8割悪夢の末路をどうぞ。
無理に言い換えたり、根拠を詰め込みすぎると、文章の論理構造が崩れ、解答が不明瞭になります。
並列的な列挙に終始し、事象間の因果関係が曖昧になり、説得力のある解答が作れません。
過度な情報を盛り込むことで、試験時間内に適切な解答を作成することが難しくなります。
誤り② EBA100字訓練でカチコチ頭
EBAの100字訓練とは、本来の「1次」合格にほど遠いノロマが「2次」合格ばかりを念じ、1年近くかけてお勉強気分を味わうためのヒマつぶしでしかない。「そこは本来1次で培うべきじゃね?」と考える試験委員に睨まれるのは当然です。
覚えた知識を無理に使おうとすることで、設問の意図と合致しない解答を書いてしまい、評価が下がる可能性があります。
知識の暗記に重点を置くと、未知の問題に対する対応力や柔軟な思考が育ちにくくなります。
必要以上の知識を覚えることに時間を費やし、他の重要な学習項目がおろそかになる可能性があります。
誤り③ 市販の国語力本を読み漁り
受験2年目に国語力本を読み漁る行為は、むしろ「試験に必要な記述力の向上」から遠ざける要因となりかねません。「2次」対策では、試験特有のルールや制約に基づく実践的な訓練が提唱されるべきです。
説明:国語力本は、文学的表現や高度な文章構造を分析する内容が多く、「2次」試験の100字で簡潔かつ論理的に記述する要求には合致しません。
具体例:試験で必要なのは因果関係を整理し根拠を的確に示す技術ですが、国語力本は難解な表現の解釈や創作的な文章技法に偏り、これらは試験の実用性と無関係です。
説明:市販の国語力本は、著者が独自の理論や珍説を展開する場合が多く、受験者がその理論を過剰に信じ込むことで、採点基準に合わない答案を作る原因になります。
具体例:例えば、「表現力を高めるための詩的な比喩」を薦める内容が、試験の評価基準では冗長または的外れと見なされる可能性が高いです。
説明:試験対策において最も重要なのは、出題傾向や採点基準に沿った実践的な訓練です。国語力本を読み漁ることで、試験に直結しない分野に時間を費やし、過去問演習や模試の復習が疎かになります。
具体例:試験で重要な「設問と与件文の対応付け」の練習をすべきところを、国語力本の長文読解テクニックに没頭してしまい、本番で根拠の薄い答案を提出する原因となります。
今日のまとめ
そこでR1からの「1次」易化と「2次」合格増を、「1次」7科目による教育効果の普及狙いと読み取れば、国語力的には上位5%入り。そこで次回は、生成AIを使い倒す上位5%の国語力を紹介します。