9月スタートの実質8週150h勉で、コスパタイパよく試験合格をお考えのあなたのために。なぜ間違った勉強を続けると8割確実に試験に落ちるか、【べからず勉強3選】の例で納得します。
その答えは好ましいビジネス文章は60字。ところがなぜかベテ用の国語指導は手書き40字⇔100字の両極端になり、試験合格にムキになるほど文章の癖が悪化するため。
ビジネス上で好まれる60字⇔事例100~120字手書きの意図
○60字が好まれる理由 | △事例で100~120字手書きさせる意図 |
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ビジネス文章で60字が好まれるのは、その簡潔さと明瞭さにあります。短い文章は、読み手に対して負担が少なく、要点をすぐに伝えることができます。特に、ビジネスの場では情報を素早く的確に伝えることが重要であり、60字の文章はこれに最適です。 | 中小企業診断士試験で100~120字の手書き解答を求めるのは、受験者の論理的思考力、表現力、および内容の深さを評価するためです。この字数により、受験者は単なる知識の羅列ではなく、問題の本質を理解し、具体的かつ説得力のある回答を求められます。 |
【9月スタート8週対策②】8割不合格のべからず勉強3選 / 文章の癖が強いと8割不合格
ビジネス本来の60字でなく、その倍近く書かせることで受験者の思考力や表現力を競わせたのが本来。ところが100字手書きに夢中になると、文を詰めたり、冗長だったり、癖が出たりと、いい所が一つもありません。
画像:ダ・ヴィンチWeb
おベテが試験にさっぱり受からない理由は、読解力が低い(2次)⇔知識も苦手(1次)の負のWスパイラル。①もともと固いオツムに②足りない知識を③100字のヘタクソ手書きで補うと、三重苦になるのも当然です。
そこはさすがAI試験委員。「暗記の1次」⇔「国語の2次」対策を切り分ければ、文章上達はこんなに簡単。
①60字で書くビジネス習慣 | ②「1次」と「2次」対策を混同しない | ③AIを使った100字添削 |
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ビジネスチャットや日常の意思疎通では、20字×3要素の60字で要点をまとめる習慣が重要です。この習慣により、情報を効率的かつ簡潔に伝えるスキルが向上し、試験においても無駄を排除した明快な文章が書けるようになります。 | 「1次」では知識の正確な習得とその運用スキルを磨き、「2次」では得た知識を基にした論理的な記述力を強化します。これらを明確に分けて練習することで、各試験で求められるスキルを効果的に身につけ、バランスの取れた試験対策が可能となります。 | 100字の手書き文章練習には生成AIを活用し、文章の簡潔さと明確さを追求します。AIを利用してキーワードをグルーピングしてその文法や表現をチェックし、冗長な部分を削減することで、採点者に好感される読みやすい答案を効率的に作成できます。 |
ところが知識不足のベテが、知識×手書き練習を同時にやろうとすると、こんなトラブル。
べからずベテ勉①:40字春秋要約
春秋要約は、日経朝刊の論説を40字で手書き要約する練習法です。しかし、この方法は試験に必要な知識を深める以上に、断定的な文調で何かを主張したり決めつける欠点ばかりが目立ちます。この勉強法がムダどころが不合格の原因と気づかない内は、ベテところか一生万年ベテです。
近年の試験では、与件文を基にした論理的かつ具体的な記述が求められますが、春秋要約ではこの要求に応えられず、誤りや非効率な表現が身につく結果、合格が難しくなります。文章の癖が悪化し、試験で8割が不合格になる原因となります。
具体的な与件文を読み解く力を養うために、実際の試験問題に基づいた練習を行うべきです。文章の簡潔さを意識しつつ、論理的で客観的な記述ができるように、与件に基づく問題を多く解くことが重要です。
べからずベテ勉②:EBAの100字訓練
EBAの100字訓練は、与件根拠で答案マス目が埋まらない時代に覚えた超絶知識を書かせる手法で、イマ最も避けたい古い指導です。与件を知識に基づいて整理する代わりに、覚えた知識を書いてしまうと、2割ガチャ合格すら難しいでしょう。
現在の試験では、知識だけでなく与件に基づく具体的な記述が求められます。EBAの訓練法では、知識が多すぎて必要な部分だけを抜き出すスキルが不足し、試験で不合格になるリスクが高くなります。8割が不合格になるのは、試験の要求に合致しない知識の詰め込みが原因です。
「1次試験」での知識習得と「2次試験」での記述力向上を分けて練習し、与件文を基にした具体的な練習を行うことが必要です。知識を実際の試験問題に適用する方法を学び、実践的な訓練を行うことが効果的です。
べからずベテ勉③:与件ナシ想定問答集
与件ナシの想定問答集とは、与件文を無視して知識やフレーズを100字でどう記述するかを練習をするもので、「1次」知識+ビジネスレベルの国語力を有する上位5%なら、無用の代物。その代わり「1次」知識がもし不十分なら、コロコロ2割のガチャ合格まで持ち上げる効果があります。
試験では、与件文に基づく具体的な根拠に沿った論理的な記述が求められますが、この方法では与件を考慮せずに練習するため、実際の試験の要求に適応できず、試験で8割が不合格になる原因となります。
与件文を正確に読み解く力を養うため、実際の試験問題に基づく練習を行うべきです。具体的な与件文を用いた問題に取り組むことで、論理的で具体的な記述力を身につけることが重要です。
今日のまとめ
今日指摘した3つのベテ勉は、コロコロなガチャ合格2割を目指すなら、やっても特に支障ない。しかしここの手書きにムキになるほど文章の癖が強くなる、8割不合格のリスクと合わせて発信すべきです。