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【2次スタートアップ0】隣が知らない「2次」対策 / 8月7日(水)より連載開始

診断士「2次」はご存じの通り、その作問採点を毎年変えて初学優遇。そこで誤った方向に「スタートダッシュ」しないよう、ウチは「スタートアップ」で差別化します。

Q
ベテ勉・ふぞ勉にムキになるほど確実に8割落ちるのに、初学勢が150hでバンバンスト合格する試験。どーしてこうなった?
A

それは試験が短期&時短を促すほかに、世間はスタートアップの短期急成長を求める。すると「既定路線でのスタートダッシュ」が、どう誤っているかが分かります。

○スタートアップ型の利点△スタートダッシュ型の欠点
新しい解答手順を模索することで、独自の方法を発見し、他の受験者との差別化が可能です。①解答手順のイノベーション既存の手順に固執すると、新しい問題や採点基準に対応する柔軟性が欠け、競争力が低下します。
様々な方法を試行錯誤することで、多様な視点や解答方法を身につけ、柔軟に対応できます。②決め付けずに試行錯誤過去のノウハウに頼ると、新しい問題や採点基準に柔軟に対応できず、学習の幅が狭くなります。
常に望ましい答案を模索することで、長期的な学習効果と柔軟な適応力が養われ、総合力が向上します。③望ましい答案の出口戦略短期的な成果を重視しすぎて、長期的な視野や適応力が不足し、総合的な戦略が不十分になります。

【2次スタートアップ0】隣が知らない「2次」対策 / 8月7日(水)より連載開始

そこで「2次」の入り方を、隣と少し変えてみよう。今日から始める最初の2択を3つ用意しました。

Step-1:初めての事例で2択

詳細:まず自力で過去問を解く3ステップ
手順①80分で一度解くまず、本試験と同じ80分で過去問を解き、100字×5問の答案を作成します。このステップでは、普通に解いたら80分では間に合わないことを実感します。
②時間無制限で解き直し次に時間無制限で自分が納得できるまでじっくりと答案を作成します。この段階では、解答内容や論理の整合性を重視し、自分のベスト答案を目指します。
③ふぞ基準で自己採点ベスト答案ができたら、ふぞろい採点基準を使って自己採点をします。仮に時間無制限であれば、ふぞ基準で何点になるかをここで確認しておきます。
上級①仲間同士で相互採点次に学習仲間に呼びかけて相互採点を行います。これは、自分では気づかなかった改善点や他人の優れた点を学ぶことが狙いです。
②次の事例を別テーマで一度解いた問題を繰り返し解くことを避け、次の年の問題に進んで新しい視点やアプローチを試していきます。
Q
「2次」対策のスタートは、とにかく最初に過去問を解くのが良いそう。その時「まず一度解く」⇔「解き方を一通り知って解く」のどちらがおトク?
A

情報過多の時代では、自分の率直な第一印象が大事。ヘタクソ先輩のクソノウハウの先入観で凝り固まる前に、まず自力で一度解いてみましょう。

Step-2:12週の日程計画で2択

本気を出すのは9月から~スタートダッシュ勢の裏をかく、4週間の後方待機
①最初の4週②中間の6週③ラスト2週
過去問の解答パターンを固めず、柔軟な思考と基礎知識の補強を行う期間模試の結果を基に、自分の弱点を克服しつつ、解答スピードと正確性を向上させる期間本番に向けて体調管理や最終確認を行い、自信を持って試験に臨むための期間
最初に解いた直近1年分の過去問以外には手をつけず、ふぞろい基準の相互採点や情報取集を中心に活動します。TAC模試が終わると周囲の実力が見えてくるので、そのアドバイスを得て、過去問や演習事例を解くスピードを上げます。試験本番の2週間前には本番の実力が整うようなスケジューリングを行い、最終調整を行う。
Q
以前のストレート組は12週準備の本番直前で力が伸びるため、「スタートダッシュ」が有効だった。でもここ1~2年は明らかにストレート優遇の作問採点になったので、最初は試行錯誤する方が良い?
A

ネットやSNSで絶叫される「スタートダッシュ!」は、出版D社系の古臭い受験ノウハウに依存するものばかり。一刻も早くベテ化したい方以外には、オススメできません。

Step-3:出口戦略~どの答案を書くかで2択

①(NG) ベテ答案②ふぞ答案③クールなロジカル答案
定義:長年試験を受けて苦労した経験を感じさせ、診断士試験特有の知識を詰め込んで結論を決めつける答案。キーワードを最大限盛り込み、その数を増やすことを目的とし、与件にないことは書かないため意外に合格しやすい答案。世間一般に好まれる簡潔な因果関係で構成され、客観的で論理的な答案。
Q
ところで前年9,000人が書く答案タイプは、①ベテ答案 ②ふぞ答案 ③クールなロジカル答案の3つあるそう。3つあるのになぜ2択?
A

その詳細は明日から3日続く特集をご覧ください。具体的には作問採点基準を毎年変える初学優遇試験では、①ベテ答案はデメリットしかなく、③クールなロジカル⇔②ふぞろい答案の実質2択です。

今日のまとめ

Q
2次答案のタイプを3つ挙げておき、ベテ答案は最初から対象外で2択と断言するのは、正解すぎて草。でもどうしておベテはこれだけ試験で嫌われた?
A

それは今や試験も世間も「決められた方向にスタートダッシュ」ではなく、何が正解?を最初に試行錯誤して「スタートアップ」に。明日からの3連載でそこを一挙に具体化します。

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