団体戦 生かすも殺すも 自分次第
(字余り)
「2次」筆記は団体戦。グループ学習や勉強会を上手に使うと有利です。そう聞いたことのない方のほうが少ないでしょう。
デキる奴の答案を真似ると、記述力がメキメキUP。
「2次」は組織学習を題意とし、その真似っこを容認。
そこで勉強会をするなら、必ず役立つ鉄板セオリーをどうぞ。
実力が均衡した、なるべく似た者同士で手を組む。
ふぅん、もっともらしいけど、それがなぜセオリー? それはね、1次「経営」過去問で出題済だから。
「経営」H25第12問 集団のダイナミクス Bランク
組織の中では、個人個人の努力の総和より大きい業績を達成するために、しばしばチーム活動が利用される。チーム活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×イ チームの業績を高めるためには、異なるパーソナリティのメンバーが参加することが望ましく、チームに対する忠誠心が高いメンバーと低いメンバーが適切に組み合わされることが必要である。 ※誤答選択肢タイプ:長文の因果ズレ
○エ チームレベルのアカウンタビリティを明確にし、チームメンバーがフリーライドする可能性を避けるためには、個人レベルのアカウンタビリティを明確にする必要がある。 |
当問はイエの2択になりますが、正答率Bランク=多くの方が正解エを選びます。ではなぜ×イを落とせるか。TAC過去問の解説を眺めます。
解説×イ
チームの業績を高めるためには、多様な能力や情報を有しているメンバーで構成した方が望ましいとされている。しかしながら、人間の心理的な特性である外交性、人当たりの良さ、誠実さ、安定した感情といったパーソナリティについては、バラツキが小さい方が望ましい。
解説○エ
個人レベルのアカウンタビリティ(説明責任)を明確にしないと、チームの努力にただ乗りするメンバーが現れる可能性が生じる。よって、(以下略)。
診断士試験では、正解不正解を問わず、「1次」過去問の選択肢が示す内容は「疑問の余地のない」セオリーとして扱います。例え「2次」でも、正解公表済の「1次」に反する正解を作ると矛盾を突かれ、解答訂正や全員正解(没問)にせざるを得ないためです。
これを具体的に言い直すと。当試験では、「1次」過去問により組織学習が公式に推奨されています。ただし、
「試験に合格することが目的化した方」
⇔「試験合格は単なる通過点(手段)な方」の様に、
目的意識が近い者同士で手を組むことが望ましい。
「1次」過去問(H25第12問)が折角、公式にそうセオリーを教えてくれるんです。立ってる者の勉強会。目的意識さえ自分と近ければ、これを活用しない手はありません。
【9月先取り】誰とグループ学習するかの選択基準
2017年9月の人気記事
→「1次」同様、「2次」も合格点60点を挟んで正規分布させるため、AB:CD:E=4:4:2の比率で出題。手練手管の上級生と違い、初学スト生はEランクでは時間を使わず、「書いたフリ」。
→「2次」の合否は、合格努力・実力通りには決まらない。高実力者がそう身構え、未実力者でも一発逆転に向け牙を磨く。そんな丁々発止が起きるのが9月です。
→高度に技巧化、ノウハウ化した上級受験者をふるい落としに来る。その伏線はH28「事例Ⅲ」にあり、つまり出題傾向さえ変えれば、採点基準は後出しジャンケンで恣意的に操作可能。
今日のまとめ
自分は今なぜグループ学習をしているか。そして誰と一緒にやってるか。
それにはね。今から約4ケ月後の【9月】に、
実力が均衡した、なるべく似た者同士で手を組みグループ学習。
「1次」過去問が公式にそう教える以上。そのセオリーが年々広まることは、間違いありません。
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