2次一発ストレート
1.5年ストレート
1・2次一発ストレート
試験が変わると合格スタイルが多様化へ。今噂が広まっているのは、「2次」は受験1~2回目が合格しやすいこと、そして誰しも「2次」は1回で受かりたい。
そこで「1次」受験回数に関わらず、「2次」を一発通過した。広義の「2次ストレート合格」が注目を集める理由に、試験の進化を年表で眺めて納得します。
【2018振り返り】1次と2次の並行学習(前)~誰しも「2次」は1回で受かりたい
1⃣10年間の変化~合格数・率・平均年齢の推移
「1次」:出題難易度は、「2次」受験者<5,000人を最優先して決まる。
「2次」:合格平均年齢<40歳を優先し、出題傾向を変えて若手優遇。

- 当データはいずれも協会統計から読み取れる公式データです(平均年齢は30~39歳→34.5歳で計算)。
- 「2次」の想定受験者/合格者数は、4,600人と920人。
- 「2次」合格数は、2012、2014年の様な「当たり年」がある(原因不明)。
- 受験平均年齢の上昇に比し、合格平均年齢は恣意的に低く誘導され、特に得点開示以降の差は拡大傾向に。
2⃣「1次」「2次」学習スタイルの進化
「1次」:時間をかけてじっくり進化。
「2次」:前年出題を受けてラディカル変化。
試験の変遷 | 「1次」流行 | 「2次」流行 | |
2009 | 業界標準はTAC通学 | ||
2010 | 経済調整 | 試験サークル元年 | ローリスクメソッド |
2011 | 7月までは「1次」専念 | 「2次」道場、S合格 | |
2012 | カオスの時代 ~合格さえすりゃ言い放題 | ||
2013 | 経済調整 | いきなり過去問法 | |
2014 | 1.5年ストレート | ||
2015 | 得点開示開始 | 辞書引き学習 | 人並みキーワード解答 |
2016 | 情報調整 | 過去問インプット | 「Ⅲ」の変化、スト生有利 |
2017 | 7科目でリスク分散 | ||
2018 | 法務調整 | 1日目4科目重視 | 与件コピペ、キレイな国語 |
2019 | 1・2次並行学習 |
- 試験対策は最新のものを。
- しかし試験ブログや合格体験記の拡充により、過去の変化を参考にできる。
「1次」対策進化のポイント
2011 | 「2次」受験者数を絞るための「突発難化」に備え、7月までは「1次専念」 とされた。 |
2014 | 前年「経済」で2度目の得点調整。「1次」難関化を受け、1.5年ストレート本科コースがスタート |
2016 | 1.5年ストレート効果→「2次」を意識した「経営」「財務」「運営」指導に、スクールが手応え。 |
2018 | 「2次」合格に必要なのは1次知識と2次の国語。早期着手で両者を同期化させる「1次」「2次」並行学習が本格化。 |
「2次」対策の猫の目ラディカル変化
2011 | 「2次」対策は合格さえすりゃ言い放題。ノウハウ・メソッド全盛なカオスの時代 |
2015 | 得点開示制度開始。後からこっそり修正した上で謎の相関係数を振りかざす「ボク達の自称採点基準」が人気。キーワード詰め込み答案が全盛に。 |
2016 | 「事例Ⅲ」出題傾向が急変し、スト合格者が増加。 |
2018 | 受験校解答が「与件コピペのキレイな日本語」に一本化 |
前半まとめ
2次を1回で受かることが、広い意味での「ストレート」。そして、
そうか、「2次」対策は出題傾向に応じて猫の目の様に変わるけど、「1次」対策は年々右肩上がりに進化するのか。
はい、脳の記憶メカニズムの都合上、知識の覚え方(1次)は使い方(2次)と異なり、全員共通のセオリーが1つに決まります。さらに「1・2次並行学習」は本当に可能か、具体的にどうするか。明日の後編に続きます。
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