★As-Is競争

【2年目のリベンジ?】報復をモチベにするとベテループ / 復讐を避けて素直に復習

試験の準備も合格実力もバッチリで、本来なら実務補習に備えて空けておいた週末の予定がなぜかぽっかり。そこに「試験にリベンジ!」なる誤ったモチベを発動するとどんな末路を迎えるか、AI試験委員が解説します。

Q
個人モチベより組織モラールを重視する時代に、「モチベ!」「モチベ!」と一々SNSで宣言しないと勉強机にすら向かえない隣の同友館。さらに「試験にリベンジ!」と試験委員との報復合戦をおっぱじめるとは恐れ入りました。
A

薄給で試験を作問・採点するのに、隣のノロマに「リベンジ!」などと年中大騒ぎされたら試験委員45名もたまらない。そこでなぜ「報復合戦」が好ましくないか、米国の関税の話題で説明します。

好復習:関税の応酬はなぜ望ましくない?

①消費者余剰と生産者余剰の減少

高関税により輸入品の価格が上昇し、消費者余剰が減少します。同時に、国内生産者は一時的に利益を得ますが、国際競争力の低下により生産効率が悪化し、長期的な生産者余剰も減少します。

②貿易量減による厚生損失

関税は貿易量を縮小し、国家間での比較優位の恩恵を損ないます。この結果、世界的な資源配分の効率が低下し、総余剰が減少します。

③報復関税による悪循環

相手国が報復関税を課すと輸出が減少し、国内産業がさらなる打撃を受けます。この繰り返しで経済の分断が進み、両国の経済的厚生が損なわれる悪循環が生じます。

※厳密には少し要修正

ミクロ経済学の解説

こちらは関税と報復関税が経済厚生に与える影響を示した図です。

  • 青い線は需要曲線、緑の線は供給曲線、赤い破線は関税後の供給曲線です。
  • 黒点は関税なしの均衡点、紫点は関税ありの均衡点です。
  • シアン部分は関税なしの場合の消費者余剰、黄色部分は生産者余剰を表しています。
  • 灰色の三角形は、関税導入による厚生損失(デッドウェイトロス)を示しています。

この図を基に、関税による経済的損失のメカニズムが理解しやすくなります。

【2年目のリベンジ?】復讐をモチベにするとベテループ / 報復勝負を避けて素直に復習

SNSでいちいちモチベ!宣言しないと机に向かえないノロマが、2年目の学習開始に「リベンジ!」を掲げる気持ちはわかる。しかしその余計な復讐心が社会全体の迷惑になるメカニズムをどうぞ。

Step-1:作問⇔受験側の報復合戦

Q
初年度ワンチャンで受かればこれほどありがたい試験なのに、受験2年目・3年目と負けが込むほど結果が出ない。今日はそこから説明してくれる?
A

そこはAI試験委員の私にお任せください。最初に心がけるのは、ビジネスの役にまるで立たない「2次」ノウハウ・メソッド回収業を避け、「1次」の基本知識に戻ることです。

①受験者の「報復」②試験委員の「応酬」③負のスパイラルと厚生損失
初学1年目に8割が不合格となるクジに不満を抱いたベテ勢は、過剰な情報収集やスクール依存を強化し、盛った再現答案や開示を通じてマイノウハウを誇示します。これは短期的に試験対策を効率化しますが、均質化した解答が増え、試験問題への柔軟な対応力が低下します。試験委員はふぞろいなのに均質化した答案に対抗するため、予測不可能な問題を出題したり、採点基準を変動させることで合格の難易度を必要以上に高めます。この結果、受験者全体の答案の多様性が減り、試験全体の競争性が損なわれます。受験者と試験委員が「報復」し合う状況が続くと、試験は問題解決力の評価よりも戦術的な対応能力の競争に変質します。この結果、受験者は無駄な労力を費やし、試験委員は適切な人材を選抜する目的を達成できなくなるという「厚生損失」が発生します。

Step-2:諸悪の根源が受験産業

Q
「試験にリベンジ!」組相手の課金に励み、本来望ましい以上の収益を得るのがネットで噂の超絶系ベテ専スクール。逆にそっちの課金を避ける安物買いの銭失い組をメシの種にするのが隣のD社?
A

いずれも本来はそこそこ崇高な理念があったはずなのに、「1次」に受かる力すら怪しいのに試験合格だけを目指す間抜け相手の集金に励んだのが運の尽き。そこでノロマな受験産業の末路をどうぞ。

①EBA指導が採点傾向から外される理由

EBAの指導は、過去問の傾向を精緻に分析し、それを忠実に再現した答案を提供する「型の押し付け」に特化しています。しかし、試験委員は「問題解決能力」を重視しており、EBA方式の答案は想定問答に留まり、受験者の本質的な思考力を測れません。このため、EBA流の「定型化された解答」は採点で高得点を得にくい傾向になります。

②同友館書籍が 〃

「ふぞろいシリーズ」は受験者が多様な解答例を参考にするための教材として優れていますが、内容が均一化しすぎており、答案の多様性を欠く結果を招きます。試験委員から見ると、同じようなフレーズや構成が繰り返され、独自性や問題解決力が評価しにくくなります。そのため、同シリーズに基づいた答案は採点基準から外れやすい状況が生まれます。

③試験委員⇔受験産業の「報復合戦」を回避

受験産業が「定型答案」や「過剰な情報共有」に依存するほど、試験委員側も採点基準を操作し、予測不能な問題を出題せざるを得なくなります。この「報復合戦」が続けば、受験者は膨大な時間と費用を費やす一方、試験本来の目的である「現場での実践力評価」が失われます。また、受験産業の課金構造が拡大し、試験全体の信頼性を損なう可能性も高まります。

Step-3:過度の「復讐」を避け、素直に「復習」

Q
こんなトンデモが現実であるはずがないが、「生成AIが勝手に描いたハルシネーション」と割り切れば、一理ある。何より、世のあらゆることが生成AIの予言するミライに収斂しがちな点に注目だ。
A

後方予測型の自然言語モデルである私は、今起きている現状に続くミライを、もっともらしく描くのが得意。嘘八百こそ混じりますが、さももっともらしい方針を掲げることも得意です。

①試験に「復讐!」はベテの始まり

試験に対する「復讐心」から過剰な対策や模範解答の暗記に依存すると、真の実力を養う機会を失いかねません。一方、素直に「復習」に取り組むことで、自分の知識や弱点を客観的に見つめ直し、本質的な問題解決能力を高めることができます。これにより、試験の目的である実務能力の証明に繋がります。

②素直に「復習」すると持続可能性

「復讐」心による学習は、心理的・経済的負担を増大させ、結果として効率を低下させます。一方、計画的な「復習」は、適度な負荷のもとで継続可能な学習習慣を形成します。この習慣化により、試験後も実務で活用できる知識やスキルを体系的に身に付けられます。

③生成AIから示唆を得る

生成AIは、過去のデータを基に未来の可能性を提示するのが得意です。生成AIが示す「こうすれば合格する」といった方針には一理ある場合も多いです。ただし、盲信するのではなく、自分自身で情報の真偽を確かめ、試験問題への本質的な理解を深めるための「復習」に活用することが重要です。

今日のまとめ

Q
今日のお題は「復讐をモチベにするとベテループ」。それは好意で試験委員を務める学識者にとり、余計な逆恨みをされて復讐されるほど迷惑なことはないため?
A

よって過度な超絶知識に走ったり、万年ベテノウハウで受験しようとするほど、今年も8割ショボンの負のループにようこそ。それは試験委員45名として、「2次」でお痛するより「1次」を素直に「復習」して欲しいため。

■■ここからテンプレ■■

-★As-Is競争

PAGE TOP