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【合格答え合わせ】ふぞろいのデスマーチ / 答を覚えるお勉強の末路

この2月に続く「合格答え合わせ」シリーズの読者ターゲットは、受験1年目にうっかりふぞを信じて赤っ恥をかき、「ネット情弱」の末路を体験して死ぬほど後悔して2年目に進むあなた。そこでふぞろいのデスマーチ=答を覚えるお勉強がなぜ試験委員に嫌われるかで総仕上げです。

Q
R6の極端な作問採点傾向変化で狙い撃ちされて一掃されたとはいえ、本来の合格実力や努力にほど遠いノロマほど、ふぞろい神話を礼賛して吹聴する傾向が強い。ちっともストレート合格でないのに一発合格を詐称するバカをからかうのが面白いから、もっとやって。
A

隣のふぞろい合格体験記を見てわかる通り、ふぞろいビジネスとは①「過去マス」の過去問暗記お手軽合格で誘客し、②「ふぞろい」のキーワード統計で愛顧を高め、③「全治不能」でもガチャ2割で合格できる設定を前提とする。そして生成AIが「答え合わせ」を進める時代に入り、いよいよ情弱相手の情報商材扱いが確定しました。

①過去問の答を覚える「過去マス」商法②情報商材でも2割で合格!③情報商材依存は8割不合格
同友館が商う「過去問完全マスター」は、過去10年分の試験問題を順に解き、その答をひたすら暗記することで、短期間での合格を目指す手法を提供します。この教材は、受験生に効率的な学習方法を提示する一方で、解答暗記に偏重した構造が特徴です。過去問の答や解き方を覚えることで、標準的な問題には対応可能となり、合格実力の最低ラインに到達することができます。この方法は、過去の試験傾向が大きく変化しないことを前提にしており、特に基礎的な知識を固めるには有効です。近年の試験委員は、従来の過去問対策では通用しないような問題設定や採点基準を導入し、多様性や創意工夫を重視する傾向を強めています。この中で、過去問の解答暗記に依存する受験生は、画一的な解答を提出しやすくなり、他の受験生と似通った内容になることで評価が伸び悩みます。
そのため、試験本来の目的である「実務に即した能力の評価」とはズレが生じるリスクがあります。結果的に、応用力や発想力を評価する試験では効果が限定的で、受験生の真の力を伸ばす機会を奪いかねません。しかし、試験委員が重視する応用力や多角的な視点を養うことは難しく、受験生の能力が「暗記力」に偏重する問題があります。この結果、特定の試験パターンには適応できても、想定外の出題に対応する柔軟性が欠如します。その結果、情報商材に依存するほど合格率は2割に収束し、万年8割不合格という悪循環に陥る可能性が高まります。試験委員の意図に沿った「問題解決能力」を養わない限り、この負のループから抜け出すことは困難です。

【合格答え合わせ】ふぞろいのデスマーチ / 答を覚えるお勉強の末路

つまりかつてのステマ大王がスタディングなら、いまだに合格体験記や日々の合格自慢ブログで、「当社の教材を購入すれば試験合格!」のお痛をやらかすのが隣のD社。「誰を落とせば万年8割不合格」のファーストターゲットにされた経緯を紹介します。

Step-1:過去問の答を覚えて「1次」を受かる「過去マス」

Q
ステマ天狗社のAI問題復習が、近年ベストの「1次」対策の座に見事輝く。なぜそうなったのかは、隣のD社が誇る情報商材「過去マス」のメリット・デメリットをクールに見定めたからに違いない?
A

近年易化が続く「1次」対策では、テキスト暗記より過去問の答の暗記で良かったのがメリット。一方で与えらえれた順に答を覚えるノウしかないため、「2次」の応用やアドリブに全く対応できないことがデメリットです。

①「1次」で効率的な「過去マス勉」

「過去マス勉」は、過去問の答を暗記することで「1次」の易化傾向に対応し、効率よく得点を確保する点がメリットです。テキスト暗記よりも短期間で基礎知識を網羅できるため、時間のない受験生に適しています。しかし、これは「1次」のみを目標とした学習法であり、「2次」に必要な応用力を養う設計にはなっていません。

②「2次」での応用・アドリブ不足に直結

「過去マス勉」は与えられた順に答を覚える学習法であるため、試験中に新たな状況に対応するアドリブ力が身につきません。「2次」では、問題文の文脈を読解し、適切な解答を導く力が求められますが、暗記に依存する学習ではこれを鍛えられません。その結果、暗記に頼る受験生は、出題傾向が少し変わるだけで誤答を導きやすくなります。

③「2次」2割合格チャンス+8割不合格リスクを同時に高める

「過去マス勉」に依存する学習者は、似通った回答が大量に提出されることで、試験委員からの評価が伸び悩みます。「2次」では多様性や発想力が重視される採点傾向が強まっているため、画一的な解答は減点の対象となりやすくなります。その結果、「1次」は突破できても、「2次」では確実に8割が不合格となるリスクが高まります。これにより、長期的な学習戦略を立て直す必要性が生じます。

Step-2:キーワードモリモリこそ全て!と謳うふぞろい

Q
「1次」をうっかり過去マス合格し、ついで「2次」ではふぞろいが9,000人にマストの入門書。ここで同友館教材を買いそろえてノウハウ合格!と痛勘違いすると、もう悪い予感しかしません。
A

同友館が市場戦略を誤ったのは、常に変化や革新を好み、隣と一緒を嫌がる上位5%に揃って苦笑いされたこと。さらにキーワードを盛れば合格!と調子こいて吹聴するほど、「2次」作問採点基準はその真逆の方に動きます。

①「2次」はキーワードが第一採点基準

「2次」答案では、与件文や問題文から適切なキーワードを引用することで、採点者に問題意図を正確に理解していると評価されます。キーワードの使用は、問題解決や論理的な説明に説得力を持たせる役割を果たし、加点要素となる重要なポイントです。

②キーワードでマス目を埋めると合格しやすい

キーワードを適切に使用し、私見を極力挟まない答案は、採点者にとって客観的かつ読みやすいものとなります。試験では論理性と簡潔さが求められるため、私見や独自の解釈を避け、与件文に忠実な構成が評価されやすい傾向があります。これにより採点者から好印象を得やすくなります。

③しかしキーワード採点を吹聴すると落とされやすい

一方で、キーワード採点の重要性を過剰に意識し、無理に盛り込みすぎると、答案が形式的で中身に乏しい印象を与える可能性があります。特に「ふぞろい」などが「キーワードさえ使えば合格」といった過剰な主張を行うと、試験委員はその傾向を牽制するため、逆にキーワード偏重答案に厳しい評価を下す傾向があります。この結果、与件文の理解や応用力が問われる採点基準が強化されることにもつながります。

Step-3:積年のノウハウ&フレーズ集の集大成で全治不能

Q
こうやって生成AIに「答え合わせ」をさせると、ふぞろいが誇張するキーワードモリモリ答案のメリデメが一目でわかり、その吹聴が試験委員に嫌われるデメリットだらけになる経緯がわかる。では同業D社誇る、10年ノウハウとフレーズ集の末路はどうよ?
A

これも同業D社が判断ミスしたのは、「2次」答案は権限を持たないタイミーバイトが採点するとの誤り。そうでなく、気にいらないキーワードに加点を避けたり、時に減点する腕を持つ「試験委員本人が採点する」視点がゼロ以下だったのが、この末路の始まりです。

①「全知全ノウ」で一時的な競争優位に

「全知全ノウ」シリーズは、過去問やフレーズ集を活用し、一定の競争優位を提供します。受験生は過去問を暗記することで、基本的な知識を素早く習得し、一定の合格ラインに到達できる可能性があります。しかし、この方法は短期的な成果を目指すもので、深い理解や応用力を養うことには限界があり、持続的な競争優位にはつながりません。

②VRIOの模倣困難性・組織力を欠いて持続性に劣る

「全知全ノウ」は、模倣困難性や組織化力の観点を欠いています。過去問の暗記に依存するため、他の受験生と差別化できず、創造的な解答や応用力が不足しています。上位5%の受験生は、深い理解に基づく独自の戦略で差をつけており、このアプローチではその層に対抗できません。結果、持続的な競争優位を築けず、敗北することになります。

③試験委員の目の前の裸踊りで全治不能に

「全知全ノウ」に頼る受験生は、キーワードやフレーズを並べ立てることに終始し、深い論理展開や実務的な視点が欠けます。試験委員は、与件や問題の本質を捉えた解答を求めており、単なる暗記では評価が低くなります。これにより、「全知全ノウ」への依存が試験委員に見抜かれ、結果的に「全治不能」と評価される原因となります。

今日のまとめ

Q
今回の推論が正解とは限らず、かつ中立公明正大を旨とする試験委員がこんな情報発信をすることは決してない。しかしAI試験委員にその代役を頼むとあらゆる試験の闇を解く仮説が示され、その最大の答え合わせが「答を覚えるお勉強の末路」だ。
A

試験委員が求めるのは多様性であって、ふぞろいに非ず。この前提で受験2年目を再開するとふぞろいのデスマーチを避け試験委員=「2次」採点者が好感する因果の100字で解答を構成できるでしょう。

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