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【合格率18.7%】ここが変じゃね?「おかげ合格」 / 自律点と他律点

受験情報が乱立し、大数の法則が働いて2割ガチャの事実が確定した我らが診断士試験。ではなぜガチャ作問採点に誰も文句を言わないかのファクトに迫ります。

Q
作問採点基準が毎年変えられ、どうみてもガチャ試験なのになぜ誰も文句を言わない? それは東大・外資コンサル・会計士のような「受かるべき人」は確実に合格させるため。
A

はい、確実に合格させる層には高得点、その上で気に入らない答案を書く間抜けを一発退場Dにすることで、望ましい選抜ができる。その上でその他大勢組には確率2割の試練を与える仕組みです。

では試験委員は、誰を合格させたい?

①多様な視点を吸収②変化に対する柔軟性③発想の転換が競争優位に
試験では、ケースごとの課題解決策を求められますが、思い込みに基づく回答は問題の本質を見逃す可能性があります。一方、周囲の意見や事例に学ぶことで、多角的な視点を取り入れた的確な提案が可能になります。近年、急速に変化する環境下で、新たな発想や価値観を受け入れ、従来の枠を超えたアイデアを出せる柔軟性が求められています。これにより、実務で即戦力となる能力を試験委員は重視しています。中小企業診断士は、固定観念にとらわれず、新しい可能性を発見する力が合格者の条件となります。試験ではその素養を見抜くため、頑固さを排し、周囲から学ぶ姿勢を重視します。

では具体的にどうやって、作問採点するの?

①課題把握と適切な引用②因果を踏まえた論理性③ぼかさずに解像度を上げる
答案がケース文の内容を正確に理解し、適切な根拠を引用しているかを重視します。思い込みや独自の解釈が含まれていないことを確認し、ケース文を活用する素直さを評価します。解答が課題に対する解決策として論理的に展開されているかを評価します。根拠から結論に至る過程が明確であり、従来の固定観念ではなく、新たな視点が活かされているかをチェックします。提案が現実的かつ実行可能でありながら、単なる表面的な案ではなく、環境変化を捉えた新たな視点や独創性があるかを評価基準とします。具体例や手法の提示が明確なほど高評価とします。

これはAI試験委員が述べるに過ぎず、作問採点の事実とは異なる。しかしAI委員が言い出す方向に試験が進化するのは、オツムまでふぞろいな間抜け以外には常識以前な。

【合格率18.7%】ここが変じゃね?「おかげ合格」 / 自律点と他律点

さて生成AIの普及が爆速で進み、作問採点基準の解像度まで上がってしまう。そうなるとSNSの合格自慢で気になるのが「おかげ合格」です。

驚愕! 「おかげ合格」とは
「EBAのおかげで合格しました!」「ふぞろい以外の教材は要りません!」のように、自分が選んだ教材等をヨイショする勢い余って、試験合格が自らの力でなくあたかも他律であるかのような情報を発信すること。

自ら考える工夫を放棄しスクールやふぞろいに依存すると、まともに合格しないばかりか、そもそも低ノウなので資格登録後の活躍も限られる。その末路をここで見届けます。

おかげ合格①:スクールのおかげで合格しました!

Q
そもそも講師の発想や言動自体が時流と全くズレている上、合格率が2割ガチャに収斂してしまうベテ専スクール。その存在価値がゼロ以下として、どうしてこうなった?
A

最大の理由は、「1次」もロクに勉強しないゆとりが「2次」スクールに殺到した結果、生徒の質が大きく下がって「Fラン補習校化」したこと。その典型がどうみても逆効果でしかない「EBAの100字訓練」です。

①生徒の質が低下しFラン補習校化

近年、一次試験の基礎学習を怠った受験者が二次試験スクールに集中し、基礎的な知識や論理力が不足する傾向が見られます。このため、スクールで提供される解答パターンの表面的な模倣では合格基準に達しないことが多く、スクールだけで合格するのは難しいのが現状です。

②頭を固くし文をヘタクソにする100字訓練

特に「EBAの100字訓練」のような単純化された方法は、受験者の論理展開力や柔軟な発想を削ぎ、当日の試験問題に即応した解答の柔軟性や深みを失わせます。試験では多様な課題解決能力が問われるため、こうした画一的な訓練は逆効果となります。

③しょせん何をやっても2割ガチャ

中小企業診断士試験では、毎年合格率が約20%に調整される傾向があり、どのスクールで学ぶかよりも受験者自身の基礎力や応用力が結果を左右します。そのため、スクールの影響が合格の決定的要因とは言えず、「スクールのおかげ」とする主張は誤りと言えます。

おかげ合格②:ふぞろいのおかげで合格しました!

Q
スクールほどムダでなくても、1年単位で時間をロスするのがド苦学不合格。そのとき隣で「ふぞろいで合格しました!」と大はしゃぎされると、心底ムカつく気持ちはわかる。
A

ふぞろい合格とは、キーワード拾いに専念することで、余計な私見を挟まずある意味素直に回答できる。むしろ「試験の怖さをわかっていない」ために合格できる、一発たまたま狙いにもってこいです。

①理解を伴わないキーワード専念

「ふぞろい」でのキーワード重視の学習法は、表面的な一致に頼りがちです。この方法では、ケースの課題や背景を深く理解せず、浅い回答になりがちです。試験委員が評価するのは、キーワードだけでなく、根拠を踏まえた具体的な解決策や論理性です。表面的な学習では長期的な実務能力が疑われます。

②所詮は一発たまたま

「ふぞろい」を信じた結果、試験の求める多角的な視点や論理的思考力を軽視し、たまたま合格に近い解答を作れる場合があります。しかし、このような運頼みの方法は再現性がなく、受験者としての実力不足を隠すだけで、結果的に次の試験や実務で苦戦することになります。

③しかし人類として視野が狭い

「ふぞろい」での合格を過大評価することは、試験の本質や試験後の実務への影響を無視しています。中小企業診断士は中小企業支援の専門家であり、現場での即戦力が求められます。表面的な試験対策で合格しても、現実の課題解決には役立たないため、「ふぞろい」のみを過信する姿勢は浅慮と見られます。

自律点と他律点とは?

Q
このようにスクールやふぞろいに依存して仮に試験合格しても、その後の活躍や情報発信がさっぱりなのは、本家ふぞろいを眺めると笑えるくらいよくわかる。ではどうしてこうなった?
A

それは東大・外資コンサル・会計士と言ったハイスペック組が自力で受かる「自律点」が高いのに対し、2割ガチャ試験ではスクールやふぞに依存する「他律点」で240点に届いてしまうことがあるため。しかし試験情報発信の世界では、その末路は見事に憐れです。

①試験の自律点とは

自律点とは、受験者自身の基礎力、応用力、論理的思考力、課題解決力に基づき、試験問題に対応できる能力を指します。具体的には、ケース文を的確に読み取り、適切な根拠を引用し、自らの視点で論理的かつ実務に役立つ解答を作成する力です。これにより、外部支援に依存せずに安定した得点が可能です。

②試験の他律点とは

他律点とは、スクールの解答例や「ふぞろい」などの市販教材に過度に依存した得点を指します。表面的なキーワード拾いやテンプレート回答に頼り、深い理解や応用力を伴わない場合、環境や教材に左右されやすく、再現性や長期的な実務能力が疑問視されます。

③これからの望ましい合格要素

望ましい合格要素は、自律点を高めつつ他律点を補助的に活用するバランスにあります。他律点が高いままでは、試験本番で出題傾向が変わった場合に対応できず、不合格リスクが高まります。試験の8割が不合格となる理由は、深い学びや応用力を欠き、浅い対策で臨む受験者が多いためです。他律要素を減らし、自律点を高めることで、多様な出題形式や実務を意識した解答に対応できる受験者を選抜することが可能になります。

今日のまとめ

Q
この試験の作問採点チェンジとは、「受かるべき人を確実に合格させる」ことで成り立つ。でもそれは上位5%の一握りであり、試験の合否全体を見れば確率2割のガチャに過ぎない点に納得しました。
A

よって「EBAで合格しました!」「ふぞろい以外は必要ありません!」とSNSではしゃぐ間抜けは他律点の比率が高い。そのうっかり自慢の末路が憐れと知ると、今年のガチャが不合格でも、慌てず次の手を考えられます。

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