診断士「1次」が真夏の2日のオールスターゲームとすれば、晩秋の「2次」は激戦の日本シリーズを制した「ビールかけ」といって良いほど誇らしい。そこで年明けの美酒が楽しみなあなたのために、晴れがましさのメカニズムを紹介します。
こらこら、そんな外発的動機付けの欲望まみれで行動していると、合格後にせいぜい声がかかって一発道場。人類の終わりの始まりと笑われるあのみっともない自慢を避けるべく、「2次合格がなぜ誇らしいか」を確認します。
①努力と忍耐の証し | ②一瞬の力を出せる勝負運 | ③合格者のみが得られる次の挑戦 |
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二次試験合格は、長期にわたる努力や忍耐の引き換えとして得られる成果であり、プロ野球で優勝したチームが行うビールかけと同様に、合格者にとって晴れがましい瞬間です。長期間にわたり積み重ねた学習の努力が実を結ぶ瞬間であり、その達成感はあなたの人生の上でも特別なものとなります。 | 二次試験は、実力が拮抗するライバルが多数存在する中で、与えられた時間と条件の中で課題を解決し、合格という一瞬のチャンスをつかむ必要があります。試験はまさに優勝争いと同じく、最終的な勝者のみが栄冠を手にする厳しい勝負の場になるのです。 | 受験技術が一巡し競争が激化する一方で、二次試験合格は次のキャリアアップに挑戦する権利を得る出発点となる。合格後の環境ではさらなる努力が求められるものの、合格という実績は将来の可能性を広げるための第一歩として大きな意味を持つのです。 |
【2025年診断士募集要項】2次は歓喜の★ビールかけ / 自分・周囲・敗者への配慮各3選
隣で見かけて思わず赤面するほどわかっていない、受け売りパクリのノウハウ自慢が少なくない中で。それでも試験のワンチャンを捉えた歓喜をどうビールかけで表現し、次のステップにググッと一歩踏み込むかをAI委員に教わります。
Step-1:自分へのご褒美
全くその通りで素直に喜ぶ方ほど、周囲もそれを素直に祝福し、次の新たな道が開けます。ところが試験合格程度を鼻に掛け、「隙あらば自分語り」「周囲に対する合格マウント」をおっぱじめると、常に誰かに競争マウントを取らないと安心できない、地獄の業が待っているので気を付けます。
※リンク先の女性は超絶EBAが生み出した合格発表中継BBAと世間で笑われ、試験不合格とわかった瞬間の間抜け面を全国にライブで晒したオバサンとして、診断士受験界の(不)人気アイドルの座を固めた方です。
望ましいプラス行動 | 控えるべきマイナス行動 | |
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チーム全員で優勝パレードを行うように、自分の努力を正当に評価し、自身の成果を祝う場を設けることが大切です。ただし、単なる自己満足ではなく、これまでの努力を支えてくれた周囲に感謝の気持ちを表現し、成果を分かち合うことで、自己肯定感を高めながら人間関係の強化につなげます。 | ①優勝パレード | 自分中心に物事を進めたり、成功体験を過剰に誇張することで、周囲との関係を悪化させないよう注意が必要です。特に、他人を見下す発言や態度は避け、あくまで感謝の気持ちを前提とした行動を取るべきです。 |
MVPが表彰される場で自身の努力を認められるように、達成感をしっかり感じ取ることが、次の目標へのモチベーションになります。この機会を自分の成長を振り返る場とし、得られた教訓や学びを次のチャレンジに活かす姿勢が大切です。 | ②MVP表彰式 | 他者への感謝を怠り、自分だけが優れているアピールをするような行動は避けるべきです。また、過去の成功に執着してしまうと、未来への挑戦意欲を失う危険があるため、あくまで次のステップに進むきっかけとすることが重要です。 |
選手がリフレッシュするように、達成感を噛み締めつつ、次のチャレンジへの準備を整えるために、心身を休ませる時間を取ることが大切です。旅行中には新たな学びや趣味に挑戦し、視野を広げることも有意義です。 | ③楽しみでしかない、優勝旅行 | 旅行を理由に怠惰な生活を送り、次の目標に向けた計画を疎かにすることは避けるべきです。また、自分が努力して得た成果を無駄にしないよう、一定の緊張感を保つことが重要です。 |
Step-2:周囲への感謝
ビジネス上の7科目のオールラウンド知識を誇る診断士にとり、後進の育成は大事な責務。しかし「ボクたちこそが合格答案の多数派!」とぶっこいて自慢をする行為は、本当にその多数派である合格ボーダーライン上のノウハウとして失笑を買うので気をつけます。
望ましいプラス行動 | 控えるべきマイナス行動 | |
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優勝したチームが地元で交流イベントを行うように、身近な支援者や家族、友人と喜びを分かち合い、感謝の意を示すことが重要です。このような行動により、自分の成果を応援してくれた人々との絆がさらに強まり、周囲の信頼を得られるでしょう。 | ①地元との交流イベント | 支援者を軽視したり、形だけの感謝を示すことで関係性を悪化させる行為は避けるべきです。特に、自分だけの成果であるかのような態度を取ると、次回以降の協力を得ることが難しくなります。 |
チームがスポンサーへの感謝イベントを開催するように、自分を支えてくれた環境や職場への感謝を表明することは大切です。具体的には、同僚や指導者、先輩後輩に対する丁寧な感謝の言葉を贈り、チームとしての結束を強化します。 | ②スポンサー感謝会 | スポンサーや関係者に対する感謝をおろそかにし、あたかも自分だけで成功を収めたかのような態度を取らないことが重要です。関係者の協力がなければ、成功が成り立たなかったことを忘れないようにしましょう。 |
チームが野球教室などで次世代の選手育成に力を入れるように、自分の成功体験や学びを後輩や次の挑戦者に伝えることが重要です。これにより、試験や挑戦の文化を健全な方向に導くことができます。 | ③次世代育成プロジェクト | 自分の成功経験ばかりを語り、特定スクールや出版社ばかりを賞賛するような、試験全体の成長を阻害する行動を避けるべきです。またマイノウハウを披露する際には傲慢さを排除し、謙虚な姿勢を保つ必要があります。 |
Step-3:敗者への配慮
近年の隣の合格自慢で最もウケるのは、再現答案を作成しないままそのマイ成功体験を1年に渡って吹聴する行為。そこで当サイトでは、その頭まっ白状態で「2次口述」でアウアウして人生の敗退を選んだ敗者をからかう努力を惜しみません。
望ましいプラス行動 | 控えるべきマイナス行動 | |
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優勝スピーチで敗退チームを称賛する球団のように、不合格者の努力を認め、再挑戦を応援する言葉をかけることは大切です。具体的には、励ましの言葉や建設的なアドバイスを提供することで、次の挑戦に向けたモチベーションを高めます。 | ①敗者へのエール | 敗者を見下す発言や、自分たちの成果ばかりを過度に強調して相手を貶める行動は慎んで避けるべきです。これにより、敗者の努力を無意味にしてしまう可能性があります。 |
トライアウトを開催する球団のように、再挑戦者のための学びの場や支援を提供することが重要です。例えば、模擬試験や勉強会を主催し、建設的なフィードバックを与えることで、次の挑戦への準備をサポートします。 | ②敗者復活の機会を作る | 支援の場を同業D社ノウハウ本の宣伝の機会や優越感を誇示する場として利用することは避けるべきです。他者の成長を阻害せず、純粋な支援を心がける必要があります。 |
敗者の努力があったからこそ自分の成功が際立つと認識し、謙虚な態度で接することが重要です。具体的には、敗者の努力を称賛し、学ぶべき点を素直に取り入れることで、自己成長を促します。 | ③敗者への尊敬の念 | 敗者を軽視し、自分の成功だけを過剰に正当化する行動は避けるべきです。特に、敗者の努力を無視したり、競争相手としての価値を否定することは、試験文化全体に悪影響を与えます。 |
今日のまとめ
さて試験を15年評論してきた当サイトらしく、試験に受かったら素直に喜ぶ方法を紹介。そのとき一番気を付けるのは、周囲が見えていない困ったちゃんほど「周囲への感謝」「敗者への配慮」を欠く、わかっていない裸踊りを披露すること。