R2コロナ禍以降受験番号対応表が公開され、1次申込数→2次受験数→2次合格数/率の予想が容易になった。AI時代はさらに、その統計から試験委員が合格させたいペルソナ・地域・行動特性まで推定できます。


【1次申込数は前年微減25,508名】2次受験予想6,650→合格1,100名で合格率はほぼ前年並み16.5%に
試験委員は1次申込数→2次に何人進めたいかの逆算で1次難度を調整するので、実際の難易度で2次合格数・率予想の精度が上がる。また1次免除=2次滞留組をR4ピーク4,391名(推定)→R8・2,750名まで削減し、「誰を合格させたいか」が明確になっています。

1次試験では知識の広さと正確さを厳格に測定しますが、2次試験では知識の暗記量そのものを問うわけではありません。
1次通過者の中で上位17%前後に残るのは、与えられた知識を現場の状況に応じて即座に応用・編集できる受験生です。
過去問のパターン暗記やフレームワークの当てはめといった、既存受験産業が得意とする「机上の空論」に終始する解答はほぼ評価されません。
企業ごとの固有の制約条件を正しく捉え、自発的に実効性のある解決策を現場へ落とし込める「自走力」が評価されるでしょう。
「Ⅰ~Ⅲ」の事例企業においては大企業の経営理論やグローバル展開の模倣よりも、地域に根ざした事業展開と持続可能性が毎年問われています。
地方経済や地域社会が抱える固有の課題に対して構造的にアプローチし、実質的な価値を生み出せる視点を重視します。
固定的・直線的な計画に固執せず、市場環境の急変や不確実性に対して臨機応変に対応する姿勢を求めます。
現場で生じる新たな変化の兆候を捉え、柔軟に修正しながら組織全体を前進させる実用的な創発力を評価する。こうやって試験委員が好むペルソナを先に決めると、作問採点傾向の変化で迷いません。
2次合格ペルソナ①:現場思考の自走型

受験産業が撒き散らかす、自社に不都合なデータをひた隠す2次データに依存すると試験合格は遠ざかる。そうでなく、協会HPが公開する1次データからR8「2次」合格数1,100名までを読み解く、自走型のロジックが求められます。
2次合格ペルソナ②:グローバルよりローカル地方型

超円安が進むほど、グローバル大企業は黙っていても高収益で毎年賃上げ。そして診断士受験&合格者の東京大阪への偏りを見て、地方はなぜ低収益で賃上げするのも一苦労? そこを読み解ける人材が次に試験委員が求める合格ペルソナです。
2次合格ペルソナ③:しなやか思考で創発・アジャイル

「国家試験だから過去問重視」は、AI時代にあっては既に誤りで、「過去問の答とパターンを覚えるほど8割の不合格に誘導」。そこを察するのが、合格枠削減時代に最後に問われるペルソナです。
R8「1次」申込が前年比微減にとどまることで、次の「2次」合格枠は前年比△140の1,100名程度は確保され、その合格率も前年17.5%→16.5%程度で下げ止まる予想に。そして次にするべきアクションは、実際の「1次」難易度を反映し、「2次」合格数/率の予想を自力で更新することです。
