正解や合格ノウハウ探しより、「正しくない状態」を先に知る。
You learn from your mistakes.
失敗は成功のもと
「しんだんししけんにごうかくするノウハウ」なら、①多年度合格した講師が多年度生を集めて教える国語スクールから、②年906通りの最新スタイルの粋を集めたサークルまで。③ネットやSNSで、欲しくもないのにダダ漏れで手に入る時代です。
でもね。8月からダダ漏れで襲ってくる「2次」の合格スタイルやノートを観察したら、A⇔Sの2つに仕分けます。
A:合格実力20% | S:確実合格50% |
2割で受かるノウハウのコレクションに夢中。 | 不合格になる8割の事実を知り、その逆を。 |
Inductive approach(帰納) | Deducive approach(演繹) |
①(具体)与件で拾ったキーワードはこれとこれ ↓ ③(具体)切り口やフレームワークで答案編集 | ①(事実)事例企業の問題点はこれとこれ ②(推論)その原因はこれだろう ③(結論)解決課題と実行策はこれとこれ |
そんなのいつもの、原因→因果→効果だろ。もう教わってるし、当たり前だよっ。
うんにゃ。80分では解けない文章量を与えられる「2次」では、受験者の8割が②をすっ飛ばして、①→③のA型に。そしてキーワードだらけの不自然な日本語答案出来上がりっ。
逆にわかりやすくキレイな日本語派が、80分であの答案を書ける。それはちょっとズルいけど、①事例企業のダメダメ状態(具体)→②考えられる原因(抽象)をセットで事前にメモしているから。
8月からそんなノートがバンバン出ると、使えるトコがあればまるっとイタダキです。
要するに、失敗は成功のもと:④不合格リスクアプローチ

まず10月のダメダメな自分=「試験に落ちるリスク」を、H29の事例で考えます。
事例Ⅰ | 事例Ⅱ | 事例Ⅲ | 事例Ⅳ |
企業・組織・人事のレイヤーを外すとOUT | 例年のスケールを下回るちっぽけな寝具店 | 解答要求を表面上一新 | 毎度おなじみサプライズ出題 |
ほう。不合格ドボンの原因があるなら、その逆をやれっ。
「アタシの言う通りにすりゃ、アンタも絶対合格よー」。口当たりのよい合格自慢がはびこる診断士試験をイチ抜けするには、公認会計士試験のリスクアプローチ(監査論)がうってつけです。
リスクアプローチを簡単に言えば「ミスを避ける管理手法」、具体的には「企業会計監査の業界標準」です。
日本公認会計士協会の「分かりやすい「会計・監査用語解説集」」ページです。公認会計士の立場から、監査に関する情報を分かりや…
画像:デロイトトーマツ
固有、統制、発見リスク? 正確な解説は上図になりますが、ここは診断士らしく、わかりやすく言い換えて説明します。
リスクアプローチをさらに簡単に言うと、財務諸表作成上のミスを犯さないため、企業の中と外で分担してチェックしようぜ、とする考え方です。
②自分達で注意(内部統制)してもミスが〃=統制リスク
③外部監査人がチェックしてもミスが〃=発見リスク
これを診断士「2次」にまるっと応用すると、こう考えます。
②自分なりの回答手順を用意 →合格率20%
③周囲の仲間と協力してチェックしあう →合格率50%

今日のまとめ
①合格ノウハウ探しはそこそこに、②8割が落ちる事実に向き合えば、③不合格リスクは 誰でも5割までは下げられる。
会計士試験、リスクアプローチ、監査論? おい、ただでさえメンド臭い「2次」を小難しくするなっ。
そう、そんなトコに首を突っ込むと、ただでさえ遠い合格が一年単位で先送りに。そうだった、診断士試験が求めるのは、わかりやすいのがマストで、具体的ならベスト。
この「アプローチ」シリーズ、1年前の記事にしてはわかりやすく、今でも役立ちそうなコトを言ってます。ついでに診断士を目指すなら、難しいことほどくだらなくします。
不合格リスクアプローチ?くだらねえ。要するに、失敗は成功のもとだぜっ。
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