99%のムダを捨てて1%の本質を捉え、周囲が驚く高パフォーマンスを叩き出す「エッセンシャル思考」。年明けの合格発表待ちのあなたも、これから試験対策を始める方も、ドッキドキで見逃せない大型連載(全5回)のスタートです。

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【なんでも学習相談】受験継続の内発・外発的動機 / AI利用で親切?辛辣?

スクールの後出し解答解説にほど遠くても、なぜボク/アタシが診断士!? 猫のラッキーパンチで2割合格の目がある試験では、「案の定8割落ちる」コンティンジェンシーへの備えが欠かせません。

Q
マスコミがこぞって槍玉にあげた知事のパワハラ疑惑は、まさかのデマだった?そう知らされた兵庫県民が怒りの声を上げるのは良いとして、何が真実かよくわからない時代がやってきた。
A

不確実性の高い時代は、SNSの情報やフェイクニュースで投票率や結果が動く。その一方で診断士2割ガチャの合否は、上位5%の答案を確実に合格させる信頼度の高さで知られます。

ガチャの結果に文句の一つも出ない。試験委員の採点技術は高評価

①採点基準を決めるのは答案回収後②記述採点に慣れた試験委員③4事例の素点と統計処理説
答案回収後、単独または複数の試験委員で採点基準を議論し、最終的な評価基準を策定します。この「後出し基準」の採用により、多様な解答表現や予期せぬ解釈を公平に評価できる仕組みが確立されます。これにより、採点時に事前基準の硬直性による不公平が排除され、公正な評価が可能になります。試験委員には大学教授を中心とした記述試験の採点経験豊富な専門家が含まれています。彼らは論理の一貫性や説得力を重視し、答案の優劣を正確に評価する能力を備えています。この専門性に基づく採点により、単なる知識の多寡ではなく、実務家としての思考力や表現力が適切に評価されます。4つの事例試験の素点を元に、偏差値などの統計的手法を用いて全受験者の中で相対的に上位18.1%を選び出す仕組みを採用するとされています。このアプローチでは、特定の採点者による評価の偏りが統計処理で補正され、試験の結果が偶然や個人的な偏見に左右されることなく、受験者全体の中で公正かつ客観的に優秀な答案が選抜されます。

【なんでも学習相談】受験継続の内発・外発的動機 / AI利用で親切?辛辣?

試験はキーワード採点なのです!と涙ながらに訴えるふぞろい道場⇔AIを駆使して基準を考えるこのサイトの格差の原因。それは「採点者は学生アルバイト」と思い込まされる情弱と、いや試験委員本人と公表してなくね?と気が付くセンスの違いです。

Step-1:内発的動機付け

Q
当サイトが扱う「上位5%」に位置する人は、内発的動機付けが強く、自分の頭で考えて自律的に行動する傾向がある。それと情報源をSNSに依存せず、多元化する特徴も。
A

はい、日頃のビジネスで頭を使わず、スマホやパチで受動的な刺激を受け続けると、この内発的動機付けが加速度的に低下するので気を付けます。

内発的動機付け ①向学心

向学心とは、学問や知識を深めたいという意欲や熱意を指します。内発的な動機付けの代表的な要因であり、自己の能力向上を目指す態度が含まれます。例えば、中小企業診断士試験の勉強を通じて経営理論を深く理解したいという興味が強い場合、この向学心が勉強を進める原動力となります。向学心の高い人は、問題解決に取り組む姿勢や新しい知識への好奇心が強く、試験範囲外の知識にも積極的に触れる傾向があります。

②自己肯定感(このやり方でよかった)

自己肯定感とは、自分の行動や考え方に対して肯定的に捉え、自分自身を認める感情のことです。「このやり方でよかった」という感覚は、学習における小さな成功体験や努力の結果から得られます。中小企業診断士試験では、模試や過去問で目標点を達成した際に、この感覚が芽生えることがあります。自己肯定感が高い人は、自分の進め方に自信を持ち、迷わず学習を継続できるため、学習効率が向上します。

③自己効力感(きっとうまくいく)

自己効力感とは、ある目標に向かって行動を起こし、それを達成できるという自己の能力に対する信念を指します。「きっとうまくいく」と思える感覚は、成功体験や周囲のサポートによって育まれます。例えば、過去に似たような試験で成功した経験や、勉強計画を着実に実行している実感が自己効力感を高めます。この感覚が高いほど、試験本番でも落ち着いて実力を発揮しやすくなります。

④自己実現欲求

自己実現欲求とは、自分の潜在能力を最大限に引き出し、理想の自分に近づきたいという欲求です。これは、マズローの欲求5段階説の最上位に位置する欲求であり、内発的要因の最たるものとされています。中小企業診断士試験では、資格取得後に経営支援のプロフェッショナルとして活躍することを目指す意識が、自己実現欲求に基づく行動といえます。この欲求が強いほど、長期的な視点で自己研鑽に励む姿勢が続きやすいです。

⑤持続的な学びと成長

持続的な成長とは、自分の能力や知識を長期的に発展させていく意識や行動を指します。試験勉強の過程を単なる合格手段と捉えるのではなく、自己のスキルアップや視野拡大の一環と見なす態度がこれに該当します。例えば、中小企業診断士試験において「試験範囲を学ぶことで、自分の仕事に活かせる視点が増える」と捉える姿勢が、持続的な成長の一環です。この意識を持つことで、試験後も学び続けるモチベーションが維持されます。

Step-2:外発的動機付け

Q
上位5%が内発的動機付け=向学心や持続的な成長を重視するのに対し、試験合格を目的化した合格自慢によくあるのが、表面的な資格メリットばかりを強調する外発的動機付け。面白いから、AI試験委員に説明させよう。
A

上位5%が周囲を動かす「モラール」を意識するのに対し、いちいち「モチベ!」「モチベ!」と騒ぎ立てないと学習机にすら向かえないのが、ネットによくいるモチベ君。その受験動機は一般に外発的です。

外発的動機付け ①自尊心

自尊心とは、自分自身を価値ある存在と感じ、他者からの評価や社会的地位を重視する感情を指します。中小企業診断士試験では、「診断士資格を持つことで周囲からの信頼や尊敬を得たい」という意識が自尊心に基づく動機になります。資格取得によって社会的な地位が向上し、自分の存在意義を確認することが目的となる場合に、この外発的要因が強く働きます。

②資格取得が目的

資格を取得すること自体が目標となる場合、外的報酬や評価が動機付けの中心です。中小企業診断士資格は、昇進や転職、事業拡大などに直結するケースが多いため、「資格があれば有利になる」と考えることが外発的な動機となります。特に、実際の業務や知識活用よりも、「資格があること」が求められる環境でこの要因が強まります。

③人脈やネットワークの構築

中小企業診断士資格を取得することで、同じ資格を持つ仲間や、経営者との交流機会が増えることを期待する動機です。特に、診断士会や研修、セミナーなどを通じて得られるネットワークは、事業拡大や新しいビジネスの機会に繋がる可能性があります。この外発的要因は、資格取得後の人脈形成を重要視する人に多く見られます。交流を通じて自己のキャリアを広げるための動機付けとなります。

④承認欲求

承認欲求とは、他者からの評価や認知を得たいという欲求です。中小企業診断士資格を取得し、「資格を取るなんてすごいね」と同僚や家族から褒められることを期待する場合、この要因が働きます。また、SNSやブログで学習の成果を発信し、周囲からの反応や応援を得ることも承認欲求の一例です。他者の目を意識することでモチベーションを維持する形が典型的です。

⑤一時的な成長

一時的な成長とは、短期的な成果や成功に焦点を当てた動機です。中小企業診断士試験では、「資格を取得すれば今の職場で評価される」や「一時的に市場価値が上がる」といった期待がこれに該当します。資格を取得することで、すぐに評価や昇進といった外的成果を得られることを目的とするため、長期的なスキルアップや継続的成長への意識が低い場合もあります。

Step-3:受験継続時は内発⇔外発の比率を考慮

Q
これらの内発⇔外発的動機付けは、その人個人の資質に左右されるので、どちらが良いというものではない。しかし試験の合格期待値はおっきく差が付く?
A

内発的動機に基づく受験者は、学習過程そのものを楽しみ、自発的に取り組む姿勢が試験合格に繋がりやすいです。一方で、外発的動機を頼りにすると、短期的な目標や外部評価が満たされずに挫折しやすく、2割ガチャの試験では不利に働きます。

①試験に受かりやすいのは?

内発的動機を持つ受験者の方が試験に受かりやすい傾向があります。

②内発的動機が受かりやすい理由

内発的動機に基づく受験者は、学習そのものに興味や楽しさを見出し、自主的に学習を進める力が強いからです。具体的には以下のような特徴があります:

  • 継続力が高い:知識を深めることや課題を解決するプロセスそのものにやりがいを感じるため、途中で諦めにくい。
  • 柔軟性がある:知識への興味が強いため、新しい視点や問題に柔軟に対応できる。
  • ストレスに強い:失敗を自己成長の糧として捉えることができるため、模擬試験や本番でのプレッシャーに耐えやすい。

例えば、自己実現欲求や向学心に支えられた受験者は、学びのプロセス自体を目的としているため、試験対策も楽しんで行える傾向にあります。

③外発的動機が落ちやすい理由

外発的動機に基づく受験者は、目標達成の理由が外部要因に依存しているため、学習の維持が難しい場合があります:

  • モチベーションの低下:評価や報酬などの外的な要素が満たされないと、学習意欲が薄れてしまう。たとえば、合格がまた1年延びた場合、勉強を続ける意欲を失う可能性があります。
  • ストレスに弱い:他者の評価を重視するため、失敗や不合格が自尊心を大きく傷つけ、途中で挫折することが多い。
  • 目的が曖昧になりやすい:資格取得が目的化している場合、合格後の活用方法を考えられず、本来あるべきビジネスに対する興味が薄くなる。

例えば、「職場での評価を得るため」といった外発的動機だけで受験する場合、その評価が得られなくなると途中で学習を放棄する可能性があります。

今日のまとめ

Q
当試験でおベテやふぞが「まず試験に受からない」「良くて2割ガチャ」とからかわれるのは、試験合格を目的化した外発的動機付けが原因。とてもわかりやすいけど、こんな話を聞いたのは初めてだ。
A

そして訊かれたことに何でも答えるAI解答は、親切⇔辛辣と結果が分かれる。もちろん内発的動機付けには親切で、外発的動機付けには辛辣です。

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