99%のムダを捨てて1%の本質を捉え、周囲が驚く高パフォーマンスを叩き出す「エッセンシャル思考」。年明けの合格発表待ちのあなたも、これから試験対策を始める方も、ドッキドキで見逃せない大型連載(全5回)のスタートです。

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【忘れたいけどクセになる③】やった方が良い→やらなくて良い!/ 拾う根拠は少なく、しかし良く

診断士を2度・3度と落ちるループにハマると、クールな判断力を失い、あれもこれもと手を出して、仮に念願の試験のクジが当たってもベテオジと呼ばれて厄介者扱い。そこで今日は確実ストレート合格できる「エッセンシャル思考」を紹介します。

Q
診断士のクジを仮に当てても、【勤め先の大企業では全く評価されない】し、万年ゆで蛙なへっぽこ上司から目の上のタンコブのように嫌われるのがオチ。これからのお先真っ暗が心配でしかありません。
A

それはそのウンコ上司が、「周囲に仕事をさせる」ことを仕事にするため。そこで診断士をパスしたあなたなら、「エッセンシャル思考」を発動します。

【忘れたいけどクセになる③】やった方が良い→やらなくて良い!/ 拾う根拠は少なく、しかし良く

言われてみれば、絶賛マシマシ与件の8割のキーワードは答案に使わないムダ。この試験で「使わなくて良い!」「やらなくて良い!」勇気を持ったあなたなら、この先のビジネスは付加価値&生産性が爆上げな。

そこでより少ない時間であの240点をクリアするには、「作問者がどうやって事例を変化させるか」を知ると良い。いつものAI試験委員にゲロしてもらいます。

Step-1:80分で解けない事例の作り方

Q
どうみても80分で解けない事例では、受験側9,000名は過去のパターンやノウハウを駆使し、「考える時間をカット」して、80分に間に合わせようとする。そこを毎年軽々上回る、事例の作り方をゲロしてください。
A

そうですね。あなたは同友館の過去問バカと一味違うとお見受けしたので、以下の3つを参考にしてください。

①ビジネスの時流から、事例A~C社のあるべき姿を決める

作問では、事例企業の目指すべき方向性を、現在のトレンドや市場動向と結び付けて設計します。たとえば、デジタル化やサステナビリティの潮流を背景に、企業が抱える課題や成長機会を与件文で具体化し、受験者に未来志向の解決策を問います。

②そこに使える「1次」知識をセレクト

選択する知識は、科目横断的な組み合わせを意識します。例えば、経営戦略論とマーケティング理論を関連付けることで、受験者が複合的な視点を持つことを促します。また、計画立案や財務分析といった「診断士として実務に直結するスキル」が問えるよう、一次試験の基礎知識を応用可能な形で活用します。

③過去問の答と同じにならないように、設問文や与件を工夫

過去問の答えを回避するため、設問では問いかけの角度を変えます。たとえば、「この事例企業の現状課題」ではなく、「新たに取り組むべき付加価値創出の方法」のように設問を再構成します。また、与件文にはあえて一見矛盾する情報や追加のヒントを加え、受験者が取捨選択をしながら、独自の論理展開を行わざるを得ない状況を作ります。

Step-2:そもそもなぜ与件マシマシ?

Q
AI試験委員はこうやって、過去問馬鹿の同友館では一生思い浮かばないことを次々ゲロする。でもそもそも、なぜ最近の試験は隣のキーワード馬鹿をからかうように与件根拠マシマシ?
A

それは忙しい現代社会は、デジタル化が進んでさらに情報過多に。そこを効率的に処理するには、全ての根拠を盛るより、優先度を考えるべきだから。

①忙しい現代社会は根拠マシマシ

現代はインターネットやAIの普及により、膨大な情報が簡単に手に入る時代です。しかし、それらの情報を取捨選択し、的確に判断する能力がなければ、膨大なデータの中で迷子になりかねません。試験においても、与件文に根拠を豊富に盛り込むことで、情報過多の状況において本質を見抜く力を問うています。これにより、情報社会で活躍する診断士に必要な情報処理能力を養う意図があります。

②キーワード暗記偏重への対抗策

従来の受験対策では、過去問の分析やキーワード暗記が重視されてきました。しかし、この方法では、実務で求められる思考力や応用力を十分に測れません。そこで試験では、与件文の根拠を増やし、単なるキーワードの暗記では対応できない問題を作るよう工夫されています。これにより、暗記型受験者と論理的に考える受験者を区別し、実務直結型の診断士を選抜する狙いがあります。

③使う根拠の優先順位を考えさせる。

与件文に多くの根拠を盛り込むことで、受験者が情報を正しく選び取り、優先順位を考えながら論理を組み立てる力が試されます。これは、診断士として現場で求められる課題解決力や判断力に直結するスキルです。どの情報を使い、どれを捨てるかを考えることで、受験者が与件文の本質を見極める力を鍛える目的があります。これにより、試験を通じてより実践的な問題解決力を備えた診断士を輩出することを目指しています。

Step-3:やった方が良い→やらなくて良い!

Q
あらゆる情報過多で優先度をつけないと処理できない時代では、大企業様なら全てできるかも。でも経営資源に制約がある中小企業では、やった方が良い=やらなくて良い時代に入った?
A

そうですね。診断士受験者の多くが勤めるゆとりな大企業では、あらゆることに手を出す作戦もある。でもそのやり方を中小企業にさせたら、周囲に迷惑を掛けるだけです。

①質より量で付加価値と生産性UP

情報が溢れる現代では、すべてに手を付けるのではなく、重要なポイントを見極めて効率的に取り組む力が求められます。試験対策でも、根拠を絞り込み、質の高い答案を作成することが重要視されています。これにより、受験者の付加価値の高い解答力が鍛えられるのです。

②自分の学習資源は有効な順に割り当てる

限られた時間や集中力という資源をどこに使うかが、試験対策の成否を分けます。従来のように過去問やキーワードの丸暗記に多くの時間を割くよりも、与件文から必要な根拠を効率よく選び出すことに注力するほうが効果的です。選択と集中の考え方が学習にも求められています。

③「みんな、すべて」から「より少なく、しかし良く」

大企業では「やれることを全て試す」という戦略も可能ですが、中小企業やスタートアップでは経営資源が限られているため、無駄を省いたスリムなアプローチが必要です。試験対策も同様に、「みんな、すべて」から「より少なく、しかし良く」を目指す方針に変化しています。これは、診断士としての実務能力を育てるだけでなく、現場での課題解決に直結する考え方でもあります。

今日のまとめ

Q
「8割の仕事がムダ」とは、パレートの法則に基づき、2割の仕事をすれば8割の成果が出ると解く。すると60点が目安の試験でも、本当に重要な2割の根拠を正しく使えば、合格A評価になる?
A

超後出しジャンケンな後講釈で申し訳ないが、AI時代の作問技術は使えそうな根拠で与件をマシマシに。そこで本当に重要な2割の根拠の真芯を捉えれば、残りの根拠を使い残しても合格A評価になるでしょう。

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