99%のムダを捨てて1%の本質を捉え、周囲が驚く高パフォーマンスを叩き出す「エッセンシャル思考」。年明けの合格発表待ちのあなたも、これから試験対策を始める方も、ドッキドキで見逃せない大型連載(全5回)のスタートです。

キャリア&スタイル

【やっぱりベテは嫌①】同じことばかりやると頭が固く / おベテにならない代替資格5選

必ず8割落とされるから翌年また受けるのに、うっかり「2次」対策のベテ勉するほど魔法のように合格率が2割に吸い寄せられるガチャ試験。そこでなぜ当試験でベテが笑われ、石が投げつけられるかのメカニズムを調査しました。

Q
もともと小さいオツムで試験に見事スベった事態にアツくなり、300万円⇔30万円課金の後者を選んだ末路がベテ専スクール。この試験委員が猛烈な勢いで「学習時短を進める」ことすらわかってないほど、視野が狭い。
A

そもそもの話、「2次」とは100字のマス目に構文を構え、適切な与件の根拠を3つ揃えて因果で書けば、どれか一つの正解に偏ることなく満遍なく安定A評価にするしかない。そこをわかっていないと、既に人間扱いされないおベテの道に一直線です。

ベテ化の原因試験委員の対抗策
同じ試験範囲を繰り返し学習することで、特定の知識や解答パターンに依存し、他分野や新しい知識への興味や接触機会が減少する。①視野が狭い試験問題に最新トレンドを反映させる。さらに、異業種や他地域の事例を取り入れることで、受験者に幅広い視野や柔軟な発想を促す問題を増やす。
長期間の受験生活により、特定の解答パターンや考え方に固執し、他者の意見や新しい解釈を受け入れる柔軟性が失われ、思考が硬直化する。②頭が固い採点基準を毎年調整し、解答の多様性を評価する。複数の視点を求める問題を増やし、柔軟な思考と適応力を求める出題形式を採用する。
自身の学習方法や解答スタイルへの執着が強まり、他者の意見や多様な視点を否定しやすくなり、協調性や価値観の受容力が低下する。③周囲の意見をすぐ否定多様な意見を評価する問題を出題する。さらに、他者の立場を考慮した分析を求める設問を加え、受験者の視点の柔軟性を高める工夫を行う。

【やっぱりベテは嫌】同じことばかりやるから頭が固い / おベテにならない代替資格5選

これまたそもそもの話で、試験は毎年2割のガチャであり、今年までの苦労は来年の合否を左右しないどころかマイナスにしか働かない【埋没原価】。ここをクールに意思決定できない限り、来年のあなたはおベテの道にロックオンです。

一般に「診断士合格」を目標ゴールに設定してしまうと、簿記2級・ビジ法2級といった「2級資格コレクター」になりがち。そうでなくその道の第一人者を目指すのが、これからの資格の受け方な。

生成AIで作成した各資格の難度・費用・学習時間
費用は主にスタディング+受験料+αで作成し、スタディングで合格した時のコスパの良さに注目。

①社労士②US-CPA③FP2級④応用情報技術者⑤ITストラテジスト
高め高め中程度中程度高め
800~1,000h1,000~1,500h300~500h200~300h500~700h
10~20万円50~100万円5~10万円5~10万円10~20万円
通信講座が主流で、短期合格を目指す場合は必須。全科目合格までに長期間を要するため高額。2級やAFPは独学でも可能、1級はスクール利用が多い。IT関連基礎知識をカバー。独学での合格者も多い。論述対策が必要なため、スクール受講が効果的。

代替資格①:社会保険労務士

Q
診断士受験を2年、3年ダラダラ続けるなら、思い切って方向性を変える候補No.1が社労士。人的資源管理領域に興味があれば、ぜひ挑戦したい。
A

社労士学習が診断士と異なる点は、「法令の暗記ばかりで致命的につまならない」上に、「診断士以上の運ゲー」である点。その意味で、社労士×診断士のWホルダーは、極めて尊敬されます。

①人的資源管理の最高資格

社労士資格は労働法や社会保険のエキスパートである証明となり、人事部門でのキャリア形成において最上級の武器となります。これにより、企業内での専門性が強化されるだけでなく、独立後の信頼性も向上します。

②診断士以上の運ゲーを突破する「ツキ」

社労士試験はランダム化された出題で知られ、診断士以上の「ガチャ試験」とされています。その合格は運を引き寄せる力や柔軟な問題対応力を示し、診断士試験でも応用可能な経験を得られます。

③社労士×診断士は中小企業支援で無双

診断士の経営戦略立案力と社労士の労務管理知識を組み合わせることで、中小企業のニーズに特化した強力な支援が可能となり、差別化を図りやすい市場で高い競争優位性を発揮できます。

代替資格②:US-CPA

Q
少なくとも3,000hは使う公認会計士に対し、その1/3~1/2の時間で「なんちゃって会計士」を名乗れる魅力が外せない。そのうえ、会計士の多くが苦手とする英語を使い倒す点も○。
A

受験手続や各種費用のハードルさえ越せば、実質全入であるイージー資格。さらに高額な資格維持費用を払わなくても、ここのサイト主のように「US-CPA試験合格」で十分役に立ちます。

①割安で名乗れる「なんちゃって会計士」

公認会計士の学習時間が3,000時間以上とされるのに対し、US-CPAはその1/3~1/2程度の学習時間で試験合格が可能です。短期間で実務で使える会計知識を習得でき、「なんちゃって会計士」として名乗れる魅力があります。

②会計×英語のスキルは超高評価

US-CPA試験は英語で受験するため、試験準備中に会計知識だけでなく英語運用能力も向上します。多くの公認会計士が苦手とする英語力を武器にでき、グローバル市場での活躍の可能性を広げられます。

③試験合格で止めれば、資格維持費用ゼロ

US-CPAは受験資格や費用のハードルを超える必要がありますが、試験合格後の維持費用は任意です。「US-CPA試験合格」の肩書だけでも十分な信用を得られるため、コスパの良い資格として活用できます。

代替資格③:FP1~2級

Q
次に考えたいのが、診断士では比重の軽い「ファイナンス」を学べるFP。金融業界に限られるが、社業との相関度が高いのも強み。
A

実務経験を求められる1級でなく、2級であればかなり気軽に挑戦できるうえ、診断士との相補・相乗効果もマルです。

①ファイナンス知識を補完

診断士試験ではファイナンスの比重が軽いですが、FP資格取得を通じて資産運用やリスク管理、税務知識を体系的に学べます。これにより、経営コンサルタントとしての提案力が向上し、診断士資格との相補効果が期待できます。

②気軽に学べて役に立つ

FP2級は比較的短期間で学べる資格であり、実務経験を必要とする1級よりもハードルが低く、診断士受験を一時休止しても挑戦しやすいです。また、試験範囲は日常業務にも直結しており、学習した内容を即実務に活かせます。

③金融業界での強み

FP資格は特に金融業界との親和性が高く、業務上の相関度が大きい点が強みです。診断士資格と組み合わせれば、資産運用や保険分野のアドバイスが可能となり、顧客への提供価値がさらに向上します。

代替資格④:応用情報技術者

Q
中小企業のシステム化・DX化は最優先施策といってよく、クラウドを素早く入れて業務設計を見直すだけで、経営者に心の底から感謝される。中小企業相手の実務を本業に据えるなら、必ず取っておきたいのがこの資格。
A

各分野の1級資格が乱立するITの世界において、応用情報技術者は必ず取っておきたい要に位置する、万能資格とされる。国語の試験に過ぎない「2次」をもう一度やる位なら、こちらを優先すべきです。

①中小企業のDX化は需要爆上げ

応用情報技術者試験で得られる知識は、中小企業のシステム化やDX化を支援する際に即戦力となります。クラウド導入や業務プロセスの最適化を通じて、経営課題の解決に貢献でき、経営者から高い評価と信頼を得られます。

②IT分野の万能資格として高評価

ITの各分野で1級資格が乱立する中、応用情報技術者は幅広い分野をカバーする万能資格です。これにより、システム設計やセキュリティ管理、データ活用といった複数のスキルを体系的に学び、診断士資格との相乗効果を生み出せます。

③診断士「2次」をもう1年やるよりよほどマシ

応用情報技術者試験は、ITを活用した課題解決力を問われる実践的な内容で、診断士試験の国語的要素の強い2次試験よりも実務に直結します。これにより、資格取得後すぐに具体的なビジネス価値を生み出せる点が大きな魅力です。

代替資格⑤:ITストラテジスト (他の専門分野もOK)

Q
診断士「2次」の代替資格として、最後に考えたいのがITストラテジスト。3,000字程度の論述形式であり、100字マス目の箱庭記述と笑われる診断士「2次」より、これもやはり余程マシ?
A

ITストラテジストの論述では、診断士受験のようなキーワード馬鹿が付け入る隙はなく、しっかりと論理立てて述べ、またその添削技術も進んでいます。同業D社のノウハウ馬鹿の大はしゃぎと差別化するにはもってこいでしょう。

①実務視点で論理的思考力UP

ITストラテジスト試験は、単なる知識の暗記に頼らず、論理的思考力を問う形式です。実際のビジネス課題を戦略的に解決するための方法を論じることが求められるため、診断士「2次」のようにキーワードを羅列するだけでは通用しません。これにより、より深い分析力と論理的構築力が養われ、実務に即したスキルが身につきます。

②高度な専門性で競争優位に

ITストラテジスト試験は、IT戦略や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する高度な知識を問うものであり、他のビジネス資格と差別化するための強力な武器となります。診断士受験のようなノウハウ重視ではなく、企業戦略をデジタル化する観点から論理的に考え、提案する能力が評価されます。これにより、同業他社との差別化を図り、専門的な競争優位性を築けます。

③診断士「2次」と異なりITの実務に直結

診断士「2次試験」では理論と実務が分離しがちですが、ITストラテジストは実務に直結した戦略立案や経営改善提案を行う能力が求められます。デジタル技術やIT戦略をビジネスに適用する方法を学び、企業における変革をリードするスキルを高めることができるため、診断士試験を延長するよりも実務力を強化する上で有益な選択肢となります。

今日のまとめ

Q
診断士「2次」は2割のガチャだから、あきらめずに受け続ければいつかは合格。しかし同じことばかりやり続けて過去問の答えを覚えるベテの頭の固さに呆れ、作問採点基準が毎年進化するのがウチの特徴?
A

万年おベテが念願の当選クジを引いたところで、結局そこ止まりのウンコ扱い。そうでなくベテ扱いはやっぱり嫌と気が付けば、他に輝く資格は沢山あります。

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