kskn的戦略指南書(合理的なヤマの張り方)

ランチェスター戦略
「1次」は学習資源に自信があれば総力戦、そうでなければ局地戦。

「1次」では7科目一発合格がマスト!ヤマを張ってはいけません!5月になるとそう絶叫する方が増えるけど、暗記がハンパない7科目の勉強は、合格者様がブログに書くほどラクじゃない。では科目合格が良いかといえばそうじゃない。

なんだよ!では一体どうすりゃいいのさ(怒)。

それには、科目合格狙い「ではない方の」局地戦を選ぶ。「1次」600hで483点、「2次」150hで260点(←!)のkskn(きしけん)様に、その戦い方を教えていただきました。ではkskn様、よろしくお願いします。

kskn的戦略指南書(合理的なヤマの張り方)

どうも、kskn(きしけん)です。前回、4月23日と24日の記事にてふーじんさんと対談させていただき、それをキッカケに今回ブログを書かせていただくことになりました。

ちなみに僕はタキプロ一発合格道場でもブログを書いておりますので、この場をお借りして全力で宣伝させていただきます(笑)。余談はこれくらいに、本題に移ります。

前提:「A~Cランクを当てれば良い」は、難易度が一目でわかる方の戦略

前回の対談では「短期合格」についてお話させていただきました。短期合格を目指すためには、何に時間をかけ、何をしないかという戦略を明確に決めることが重要です。しかし、(僕が知る限り)診断士試験における具体的な戦略指南書はこの世に存在しません。そこで今回の記事では「どこに時間をかけるべきか」という具体的な戦略論をお話していきたいと思います。

初めに、診断士の一次試験では「(TAC問題集における)ABC問題が解ければ合格できる!」という定説があります。実際、僕自身もABC問題を高い水準で解けており、合格することができました。「なるほど、だからABC問題を対策すればいいんだ!」と考えたいところですが、しかしそれほど簡単なことではありません。なぜなら、試験本番ではどの問題がAかCか、はたまたEなのかは分かりません。そして試験が終わって結果として残るのは「解けた」か「解けなかった」かの二択しかないわけです。

つまり何が言いたいかというと、ABC問題を狙って解けるようになるように対策することは難しく、あくまで結果論としてABC問題が解けた、というように感じているわけです。

「ABC問題を解けるようになれ」というのは「まんべんなく知識を付けろ」ということとほぼ同義で、そこに戦略性はないというのが僕の考えです。そもそも時間が潤沢にある人には別に戦略が必要ない(兵力に勝る軍は力技でねじ伏せればいい)ですから、こうした戦い方で問題がないわけです。

※当サイト注

学習資源が豊富で総力戦タイプの場合は、易問AB・難問DEのクセを知り、残りがCと分かります。今日は局地戦の戦い方なので、A~Cを狙って解くのは○1次ではベスト、◎2次ではマストと割り切ります。

対策:難易度に限らず、出題マーク数の多い領域を重点的に

じゃあ時間が無い人はどうすればいいんだよ!という声が聞こえてきそうですが、答えは簡単です。「点が取れるところ」で点を取ればいいんです。

ここでの「点が取れるところ」とは、①得意だから(点が)取れる ②出題数が多いから点が取れる、の2つに解釈できます。①は得意なわけですから特に力を注ぐ必要はありません。となれば、あなたが注力すべきは②出題数が多いところになります。

では具体的に、どこを勉強すべきなのかを知るために過去問5年分を分析し、単元ごとに出現率と得点期待値をまとめました。期間は平成24~28年の5年間。単元の分け方は「TAC スピードテキスト」を参考にしています。

科目別の絞り方

用語の説明

  • 出現率→1回の試験につき出題される問題数の期待値。[5年間の合計出題数/5(年)]にて算出
  • 得点期待値→1回の試験で、該当単元を全問正解した場合に得られる得点の期待値。[出現率×1問あたりの得点(=100/問題数)]にて算出。
  • 得点積算値→出現率上位の単元から順に得点期待値を積算した値。

運営管理

※各データの画像は、 「右クリック」→「新しいタブで開く」で拡大します。

データ

運営管理には出題分野にかなり偏りがあります。運営管理は全部で28単元ありますが、そのうち出現率上位の11単元(設備管理まで)を完璧に押さえるだけで71点獲得することができます。特に店舗・販売管理は二次試験との関連度は低いですから、「販売流通情報システム」や「物流戦略」、「店舗施設に関する法律知識」、「マーチャンダイジング」ぐらいに絞り、残りは当たればラッキーくらいで良さそうですね。二次を考えると生産管理の各単元は捨てづらいですが、廃棄物だけは何も考えずに捨てていいです。あとは皆さんにおまかせします。

法務

データ

法務はさらに偏りが大きく、民法と会社法と知財の中でよく出る単元だけ入念にやれば他は捨ててもよさそうです。出現率7位タイの国際取引は英文契約で対策が難しいので捨てて、独禁法より上に力を入れて2/3を正解できるようになれば、よほど運が悪くない限り50点は堅いでしょう。

中小

データ

中小は判断が難しいですが、とりあえず白書の中で出るところと出ないところは分けてしまった方が良さそうです。ただ、出るところと言っても白書は範囲も広く論点が豊富にあり対策しづらいのが正直なところなので、白書は半分取れたらOKくらいの気持ちで他の出現率1以上をしっかり押さえれば60点は取れそうです。

企業経営理論

データ

企業経営理論は偏りがあまり大きくないですが、ハッキリ分かるのはマーケティングにそれほど力を注がなくてもいいということです。労働法規は苦手な人が多いと思いますが、期待値で言うならばキチンと対策した方がいいですね。また、経営戦略は単元で見ると多少バラツキがあるもののドメインやPPMなどピンポイントで頻出な論点が多いのでそれらをしっかり押さえれば60点は取れそうです。

経済+財務

データ

経済と財務は偏りが少なく、絞り込みが難しいです。どちらも数学的に理解できればさほど難しい科目ではないですが、それが難しければ、経済は演習中心でグラフや計算に慣れて覚えることで乗り切れる可能性はあります。財務は二次でも必須となりますから、意識的に他の科目より時間をかけて全体を理解し、高得点を目指すことをオススメします。

情報

データ

情報は偏りも少ないですし、ほとんど勉強してない科目なのでよく分かりません(笑)。そもそも単元割りが少ないので、もっと細かく割って見れば見えてくるものもあるかもしれません。(ないかもしれません)

合理的なヤマの張り方まとめ

今回ご紹介したのはいわば「数字的な根拠のあるヤマの張り方」ですが、もちろん本番でヤマを外す可能性があることはお伝えしておきます。しかし、闇雲に全体をうすーく勉強するくらいなら、これくらい濃淡を付けて勉強するほうがきっと良い結果は得やすいのではないでしょうか。

ではでは、このへんで。

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

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試験の進化は待ったなしです。

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