のれんを買収すると、
バトン人気はなぜ下がる?
そりゃ試験ブログの読み手はベテ中心。たまたま一発同士が結託したら、単にムカつくだけだろ?
ふぞ先輩に寄り添われると2割コロコロまっしぐら。アンチ同友館派も、一斉離脱です。
企業結合の成功失敗メリデメ【過去問解析Analysis②】
ほう。今回の小が大を呑む買収劇の失敗理由は、❶❸❺❼❽❾❿あたりな。
ふぞ先輩が恨むとすれば当サイトでなく、仲介役の金型様。本業の金型屋ではきっとヘマばかり。もう悪い予感しかしません。
そう、あの金型様に一杯くわされたゆとりのワニ先輩。彼らのちっちゃな脳みそでは、①②③・・と並列列挙するのが関の山。では、第2~第4問の解析に進みます。
R1第3問 | H30第2問 (設問1) | H30第2問 (設問2) |
A社は、新規事業のアイデアを収集する目的でHPを立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。 | A社の事業展開について、以下の設問に答えよ。(設問1)A社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。 | (設問2) A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特徴には、 |
その成功の背景にどのような要因があったか。100字以内で答えよ。 | A社の人員構成から考えて、その理由を100字以内で答えよ。 | どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。 |
1B事業構造 | 1B事業構造 | 1B事業構造 |
情報整理 | 情報整理 | 期待効果 |
100字20点 | 100字20点 | 100字20点 |
C | B | B |
市場動向とホームページなどを活用した情報戦略の関連性について、理解力を問う問題である。 | A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。 | A 社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。 |
「情報整理」は社長が知っている、「期待効果」は社長がやりたいコト。ここで解答テンプレートの使い分けな。
H29第2問 | H29第3問 | H28第1問 (設問2) | H28第2問 (設問1) |
A社の正規社員数は、事業規模が同じ同業他社と比し少人数である。少人数の正規社員での運営を可能にしているA社の経営体制には、 | A社が工業団地に移転し操業したことによって、 | (設問2) 1990年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。 | A社の現社長(5代目)の経営改革に関連して、以下の設問に答えよ。 (設問1) A社が、新規のアルバム事業を拡大していく際に留意すべき点について、これまでの学校アルバム事業の展開との違いを考慮しながら、 |
どのような特徴があるのか。100字以内で答えよ。 | どのような戦略的メリットを生み出したと考えられるか。100字以内で答えよ。 | その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で述べよ。 | 中小企業診断士として、どのような助言をするか。100字以内で述べよ |
1B事業構造 | 1B事業構造 | 1B事業構造 | 1B事業構造 |
情報整理 | 期待効果 | 情報整理 | 助言 |
100字20点 | 100字20点 | 100字20点 | 100字20点 |
C | B | B | D |
同業他社に比べて少数の正規社員による効率経営を実現している事業の仕組み及び管理体制について、分析する能力を問う問題である。 | 事業活動拠点の移設に伴う事業展開上の戦略的メリットについて、分析する能力を問う問題である。 | 印刷事業関連以外の新規事業が大きな成果を上げることのできなかった要因を把握する能力を問う問題である。 | 学校アルバム事業との事業展開の比較を通して、新規アルバム事業の事業展開において留意すべき点を分析し、適切な助言をする能力を問う問題である。 |
A社の既存事業は、〇×△のどれ?また訊かれたのが「要因」「メリット」「助言」のどれかを考え、最後にリード文にある事業の関連根拠を、与件で探します。
H27 第3問 | H26第2問 | H25第1問 (設問1) | H24第2問 |
A社は、ここ数年で急速に事業を拡大させている。以下の設問に答えよ。 | |||
A社および関連会社を含めた企業グループで、大型成形技術の導入や技術開発などによって、プラスチック製容器製造事業の売上が60%を占めるようになった。そのことは、 | A社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。しかし、当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、 | (設問1) A社のこれまでの成長を支えた、健康食品の通信販売事業を長期的に継続させていくために必要な施策として、新商品の企画や新規顧客を開拓していくこと以外に、 | A社は、Y社の要請による海外進出を実現していないが、X社の要請に応じて、2002年に東南アジアの新興国S国に初めて生産拠点を設けている。Y社の要請によるA社の海外進出が実現しなかったのはなぜか。X社の状況を考慮に入れて、 |
今後の経営に、どのような課題を生み出す可能性があると考えられるか。中小企業診断士として、100字以内で述べよ。 | どのような理由が考えられるか。100字以内で答えよ。 | どのような点に留意して事業を組み立てていくことが必要であるか。80字以内で答えよ。 | 考えられる理由を100字以内で答えよ。 |
1B事業構造 | 1B事業構造 | 1B事業構造 | 1B事業構造 |
期待効果 | 情報整理 | 助言 | 情報整理 |
D | B | D | C |
100字20点 | 100字20点 | 80字15点 | 100字20点 |
A社グループの売上の60%を占めるまでに成長した事業が、今後A社グループの経営に対してどのような課題を生じさせる可能性があるかについて、分析力・課題発見力を問う問題である。 | 精密ガラス加工メーカーであるA社とA社をサプライヤーとして採用している取引先との関係に焦点をおいて、創業期からA社が長期間にわたって主力製品を確立することができなかった理由に関する基本的理解力・分析力を問う問題である。 | A社の主力事業である健康食品の通信販売事業を長期的に継続させていくための具体的施策について、現行の取扱商品や既存顧客との関係の点から、基本的理解力・分析力を問う問題である。 | A社の主要取引先であるY社の要請による海外進出に応諾することがなかった状況について、分析力を問う問題である。 |
事業構造に関する記述は、大抵どこかの段落にまとめ書き。設問別マーカーで根拠を拾ったら、因果でマス目に並べて合格点な。
今日のまとめ
- そう、設問解釈=妄想バカは多いけど、過去問解析=抽象パターン化できる方は限られる
- そしてのれんバトンができるのは、スクールに習った解答技術の受け売り程度だ。
ついでに仲介役の金型様に一杯食わされ、目先の買収案件めがけてまっしぐら。
軒を貸したら母屋を取られ、ふぞ先輩のブログ人気はダダ下がり。責めるなら金型様でなく、その悪だくみを見抜けなかった自分達です。
そう、ネットやAIで経営判断のデジタル加速が進むと、「最後まであきらめない!」なんて寝言ぶっこくヒマはない。
そこでリアル経営者並みに的確な判断を、あの80分で瞬時に下せるか。えらく高度なレベルで競う試験になってきやがりました。
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