設問解釈

【今更聞けない設問解釈②】3事例の共通レイヤー:全社→事業→機能戦略

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最初に、御礼とご報告から

デバイスを無料で配ると、普及速度はNo.1
以下↓2つのツールは、10年以上前から当たり前に行われる学習スタイルの一つです。そしてDL数がほぼ同じ。つまり2つセットでDLして頂けることは、提供側にと~ っても張り合いがあるのです。
設問解釈エクセル

H24~30まで7年分の「事例Ⅰ~Ⅲ」の全設問、出題の趣旨、レイヤー、要求能力、対応する「1次」知識、期待得点を一覧にした表です。①誰でも試す「設問解釈」をエクセルデータ化すると、②自分なりの属性をつけることができ、③これまでやこれからの出題傾向を自分なりに分析・予測できます。
※2019/9/16 ちょっぴり更新

知識のレイヤー化

セオリー重視の時代の「2次」対策では、「1次」知識をどれだけスムーズに使いこなすかがスコアの差になります。それなら使うレイヤーごとに知識を予めまとめておけばいいんじゃね? 手抜きのニーズから、周囲をゴボウ抜きするツールが出来ちゃいました。

間違って押した、スマホで押してからPCで再DLなどを考えると、真水で200~250人に。こんなクソサイトがTACの大バコ、渋谷校遠藤先生並みの影響力にっ?

注:このDLカウントは1ID=1つで重複カウントしないため、理論上は2つのDLが同数になります。多数のDLをいただき、改めて御礼申し上げます。

もちろんDLしてはみたけどクッソ使えない無駄ツール?
そんな可能性もありますが、上手くハマれば最初にラクをして、学習曲線がダダ上がりする所からスタートできます。

でもコイツのことだ。このDL数が1,000を超えると、ギョーカイのデファスタをイタダキっ、とか企んでいるに違いない。

いちいちウザいぜっ。設問解釈エクセルはもう自作したから、さっさと中身を教えやがれっ。

はい・・。では【今更聞けない設問解釈】5回シリーズは、「まとめシート」流とのコラボ(=引用許諾をダシにした丸パクリ)です。あのわかりやすさが当サイトの小難しさをどう救うか、相補効果に注目です。

3事例の共通レイヤー:全社→事業→機能戦略【今更聞けない設問解釈②】

レイヤーってよく耳にするけど、具体的にはどうするのさっ。

各設問が企業経営のどの階層(レイヤー)に関する問題なのかという「レイヤー」の判断を行います。

例えば企業に助言をする場合を想像しても、社員のモチベーションアップの具体的施策を今すぐ聴きたい社長に、「社長、御社の組織構造にはこんな問題点があります。1点目は・・・」と、大上段から組織構造上の問題を指摘しても、「俺が聞きたいのはそんなじゃないんだよ」と言われておしまいです。

ですので、まずは設問がどのレベルの経営戦略について聞いているのかということを把握して、解答の方向性を判断します。

1⃣全社戦略

事例の第1問目は、「Ⅰ」ならドメインの再確認、「Ⅱ」「Ⅲ」ならSWOTによる環境分析が定番に。定番パターンをまず押さえ、次にH29「Ⅲ」のような変化球パターンにも備えることがセオリーです。

H27事例Ⅰ第2問 120字20点、期待得点15点(B)

 A 社は、当初、新しい分野のプラスチック成形事業を社内で行っていたが、その後、関連会社を設立し移管している。その理由として、どのようなことが考えられるか。120 字以内で述べよ。
 A: 楽器収納用ケースの製造は依頼に基づいたものであり、運転資金の確保には貢献するものの、技術の高度化や自社ブランド力の向上につながるものではなかった。そのため、関連会社として独立させ、主力事業とは棲み分けて展開するのが効果的だと考えたから。
  • 当問は「理由」が直接の要求ながら、聞いているのは「過去の事実」。そのため理由を何か妄想するより、与件の根拠を丁寧に抜く「SWの一種」と捉えて良い。すると、120字で点を稼げるBランク問題と判断できる。
2⃣事業戦略
「Ⅰ~Ⅲ」作問者はここを一番聞きたい、点差をつけたい。持ちネタ(自分の勝ちパターン)をいくつ用意するかで、勝負が決まる。

H26事例Ⅰ 第4問 100字20点、期待得点12点(C)

 A 社の主力製品である試験管の良品率は、製造設備を内製化した後、60 %まで改善したが、その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移した。ところが近年、良品率が 60 %から 90 %へと大幅に改善している。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。
 A:近年昇進させた高度なガラスの加工技術を保有する中途採用の製造課長を中心に、それまでのA社にはない観点から製造工程の抜本的な改善に取り組んだことによって大幅な良品率の改善につながったと考えられる。
  • TAC解答は「人事・採用戦略」推しですが、「中途採用者を中心に組織学習が進んだ」観点でも無難に回答できます。「何を聞かれたか」レイヤーの切り分けが一筋縄でないため、どちらもで答えを書けてしまう。ここが「Ⅰ」の難しさです。

H27事例Ⅱ 第3問(設問1) 100字20点、期待得点12点(C)

代表理事は、B 商店街の魅力向上に向け、食品小売店の誘致が必要であると考えている。B 商店街はどのような食品小売店を誘致すべきか。当該食品小売店のマーケティング戦略と併せて、代表理事への助言内容を 100 字以内で述べよ。
A: 物産市に参加した店舗を中心とした、県内の農水産物や加工品を扱う食品小売店を誘致する。総合スーパーが低価格のNB商品やPB商品を提供するのに対し、高付加価値なこだわりの商品の提供で、すみ分けを図る。
  • 当問で、「食品小売店のマーケ戦略」を延々と書いても点は伸びない。「食品小売店は、商店街にとってのチャネル(place)のひとつ」。そこに気づくと点が伸びる。

H27事例Ⅲ 第2問 100字20点、期待得点15点(B)

C 社の設備投資は、鋳造工程が優先されてきた。これによって生産工程に生じている問題点と、その改善策を 100 字以内で述べよ。
A: 鋳造工程の処理能力が大きく、かつ鋳造工程の稼働率を優先しており、機械加工工程で日常的に残業コストが発生している。改善策として、機械加工工程の処理能力に鋳造工程を従属させ、また規格品の生産量を統制する。
  • 問題点指摘+改善策は「Ⅲ」の典型的な出題パターン。「問題点→改善策のパターン」を予め用意することで、ごく簡単に高得点。
3⃣機能戦略

事業戦略の方向性が固まると、「Ⅰ」→人事施策、「Ⅱ」→サービスマーケ+従業員満足の様に、より突っ込んだ機能戦略の助言に進む。「1次」知識そのままで加点されるので、用語を並べて部分点を確実に。

H24事例Ⅰ第5問 120字20点、期待得点12点(C)

 A 社は、日本国内で課長以上の社員を対象に成果主義型賃金制度を導入しようと考えている。中小企業診断士として、制度の設計および導入にあたって、A 社の場合、どのような点に留意すべきかを 120 字以内で助言せよ。
 A:各部門の成果評価に加え、全社的な目標との連動制を確保する。協働による品質の安定的な維持・確保という趣旨を十分に説明し、評価の透明性や公平性を確保した上で、各部門の目標とその達成度合いを開示して、国内工場全体での意識改革やシステム改善を促す。
  • 「事例Ⅰ」は「組織」の事例であり、人事の話はおまけ論点。そう割り切ると、TAC模範解答のように筋道だて「解答の一貫性」を追いかける他に、一般知識で部分点を稼ぐ手が浮かぶ。「どちらをやっても期待得点は大差ない」。すると時間の節約になります。
5⃣情報・ネット
情報・ネットはコストが低く、中小企業が大企業を相手に対等に戦える貴重な経営資源。従い良く問われるし、奇をてらわず当たり前のことを当たり前に回答。

H28事例Ⅱ 第4問(設問2) 80字20点、期待得点9点(D)

 B 社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうために、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか。80 字以内で提案せよ。
豊富な製品ラインアップの製品ごとに、それらを使用した多彩なメニューのレシピをホームページで紹介することで、B社のしょうゆ及びしょうゆ関連製品の継続的購入を促す。
  • 80字20点ならぜひ取りたいが、H28「事例Ⅱ」は80分では解き切れない。どうせアイデアコンテストと踏み、一般知識の羅列で逃げれば十分。
ふうん。何か分かったような、分からないような。
これが巷でよく聞く「曖昧さ」「捉えどころのなさ」です。そこで、設問解釈エクセルを自作したあなただけの特権が、自作した分析軸を使うクロス分析です。
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クロス分析① レイヤー×出題マス目順

設問の出題順(マス目の並び順)の原則は、①全社→事業→機能、②過去→現在→未来です。
一々ドヤられなくても当然ですが、最終マス目⑤で「全社戦略」が問われることがある。そう知っておくだけで、解答品質が変わってきます。

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クロス分析② レイヤー×解答難度

第1問で問われることが多い「過去の全社戦略」は当てやすい。つまりドメインの再定義やSWOTは6,300人全員が当ててくる、マストのサービス問題です。
ではスコアの差になる、現在・未来形の設問では、どんなコトが聞かれるか。ここをクリアするのが合格実力です。

今日のまとめ

スクールが一般的に教えるレイヤーと違い、全社→事業→機能の3つにまとめやがったのは、この分析をするためなのかい?

スクールで教わるレイヤー⇔当サイトのレイヤーの違い

はい。「3つ別々に覚えるのはメンドくせーな」が始まりですが、結果的にわかりやすく使いやすい効果がありました。

なお、この【今更聞けない設問解釈】シリーズ全⑥回は、8/26(月)に投稿した【ギョーカイ用語辞典】の順に進みます。

細切れ分割でPV稼いでんじゃねーよ。さっさと結論から教えやがれっ。そんなオイラには予習や予想が出来ちゃう仕組みだねっ。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

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