1次Plan:学習計画

【みんなが欲しかった】低価格戦略からミライ予想

低価格はしょせん低価格。
メリットと同じ数だけデメリット。

そこそこな難関資格である当試験。4巻セット10,000円強のコスパにつられ、つい購入すると?

易しいテキスト⇔小難しい過去問の差に愕然。
過去問の一部知識は非掲載。結局やり直しで非効率。
でしょ?そこで来年はTAC通学クラスにいらっしゃい。

ほらやっぱり!だからボクを見習い、辞書より分厚い過去問集を使うのでちゅ!・・この「すっぱい葡萄」の尻馬に、当サイトもちゃっかり乗ります。

【みんなが欲しかった】低価格戦略からミライ予想

何このコロコロコミック?

左画像:藤子不二雄ファンはここにいる
右画像:当サイトが購入した実物を撮影

1⃣分厚いテキストはお買い得?

「1・2次並行学習」が注目される時代。2次対策でいつでも開ける様、重要知識を見開きページにコンパクトにまとめた、薄い良書に違いない。勝手にそう思い込んだ当サイトの期待は、Amazonの段ボール箱(封筒じゃないよ)に入って届いた、コロコロコミックサイズの分厚いテキストにより木っ端みじんに。

コロコロコミックはなぜ分厚い?

子供の頃は中身ももちろんだけど“厚さ”が重要だと。ただその頃は、マンガ雑誌と言えばB5サイズ(18.2×25.7cm)が主流でそれ以外のものがなかなかないんですね。そのサイズで厚みを求めるとコスト計算が合わない。そこでA5サイズ(14.8×21.0cm)の判型に小さくして(B5サイズとの差で)余った部分をそのままページ数に回すことができないか。つまりページの厚みに付加できないか、と考えたんです。

出典:藤子不二雄ファンはここにいる。初代編集長千葉氏インタビュー
薄いB5サイズと分厚いA5サイズが意味する違い。

診断士「2次」向け主要テキストは、全てB5サイズ。

  • 長く難しい日本語は、全体像を視覚的に掴んで処理したい。
  • 同時に「読み書き」するには、着座が前提。
  • 従いテキストは大きなB5サイズに。かつ知識を絞り込んで薄くするほど使いやすい。

資格試験テキストは、コンパクトなA5サイズが主流。

  • 持ち運びや暗記には、車内でも読めるA5が便利。
  • 薄くして把握性より、テキストの厚みで学習量を判断。
  • そもそもA5でないと棚に入らず、売れ行き落ちるし。

そう、こんなコロコロ本で勉強した気になっていては、確かに「2次」はサイコロコロコロ。

参考:他資格での「みんほし」辛口レビュー (※注 スタディングバナー付き )

2⃣「1・2次並行学習」から見た、「みんほし」デメリットのワースト10。

要するに、帯に短く襷に長い。1年目にうまい事420点でパスしない限り、翌年は結局イチからやり直し。そしてTACにいらっしゃい?

  1. 「2次」連動はガン無視。とにかく手軽に「1次」の60点。
  2. スピテキの強み「2次」連動の知識体系図が大幅劣化。
  3. つまり体系を無視し、テキスト掲載順にバラバラ知識が。
  4. 「経営」スピテキ改訂を無視し、2018年版の並びに逆戻り。
  5. 「運営」はスピテキ項目まんまの劣化版。悪い所だけコピー。
  6. 不用意に論点が削除され、過去問をカバーするには不足。
  7. シリーズ問題集の収録数が半端。既存過去問と二度手間。
  8. 起用された「ふくろう」キャラが無愛想で、台詞も今イチ。
  9. 編集協力「滝澤ななみ」は明らかに名貸し。らしさがゼロ。
  10. 「試験慣れ」が前提なのに、独学初心者向けをなぜか装う。

フルカラーでわかりやすいのは事実。でもクソ難しい「2次」与件文が示す通り、小難しい日本語をわかりやすく自分の言葉で周囲に説明する「翻訳力」が、診断士にはマストです。そこを端折ってラクすると、後で痛い目を見るのは自分なので気を付けて。

3⃣診断士試験の常識⇔世間の常識のズレ

でもね。TAC出版の配本力は馬鹿にできない。

ビジネス街のちょっとした書店に行けば。FP、社労士、宅建と、「みんなが欲しかった」シリーズは各種資格のコーナーにズラリと並びます。そして診断士を「合格さえすりゃ言い放題」とすれば、資格テキストは「本屋に置きさえすれば、売れ放題」。高価なテキストをネットで買うのは勇気が要るので、「本屋に置く」→「売れる」→「支持が広がる」ことがポイントです。

当テキスト、スピテキの劣化版と思えばそうでなく。
フルカラーの図解や、解説書き直しに相当なコストが。
片や論点を絞り込んだ分、この先の改訂コストは格安。
つまり出版側は今後毎年改訂し、収益化を図る気満々。

解説
ついでに言えば。「1次」受験20,000人とは、「2次」対策のように合格が目的化した方よりも、「ちょっと勉強してみたい」ライトユーザーが中心。ところが「他資格持ち」「試験なれ」「国語が得意」な方なら、当テキスト非掲載の論点は鉛筆コロコロと割り切り。ホントに「1次」「2次」を最速合格できてしまう。

つまり「診断士受験」「合格」に凝り固まり、試験のベテラン化した当サイトにはクソテキストに思えても。オジサン臭い「診断士受験の常識」を蹴飛ばすと、新たな目の付け所が見つかります。

今日のまとめ

4冊セット10,000円強の低価格とは、持続的なコスト回収を踏まえた戦略価格。

テキスト買うのにそんなコト考える方は皆無。でも「戦略論」「マーケ」「店舗管理」をまたいで学ぶ診断士なら、この程度の業界知識やウラは普通に読めます。当たっているとは限りませんが。

オジサン臭い試験の常識をひっくり返し、「ちょっと勉強したい」ライトユーザーに裾野を広げる。前半でクッソミソでも、視点を変えると「みんほし」は買い?

例えば「経済」以降の後半4科目、スピテキではちょっと重たいな。もしそう感じたら、「みんほし」下巻を本屋で手に取ってみる価値がありそうです。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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