おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

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【かるわだ】①2次の採点者が確定 ②2019年「1次」はやや難化

「1次」最直前はひたすら暗記。

多少の不安はあっても、8月「1次」を受験予定の方の手応えは、およそ以下の2つのどちらかでしょう。

S:模試420点超え
自分の学習の進め方は正しかった。4択マーク知識の「1次」では、一度上がった合格実力は下がらないので、「2次」一発通過まで視野に入れ、自信を持って虎視眈々と。
A:模試420点には届かず
420点クリア組とは差がついた。420点に届かないのは(応用の一歩手前の)基礎知識の暗記不足だから、周囲が当てて自分が外した問題をまず復習しよう。
SとAに共通する点
「2次」で使う重要知識は長期記憶化するまで何度も覚え、周囲に口頭で説明できるレベルの「理解」を
その他知識は当日スッと思い出してパッと忘れる短期記憶で済ませ、当日の休憩時間で思い出すための「カンペ作り」を

そうやって、①ゴール感を掴んだり ②試験直前で緊張感を高めたり ③他科目との相乗効果を知る。すると「覚えたことがそのままテストに出てくる」追い込み効果がこれから現れます。

ついでに周囲が知らないトコでも、こっそり差をつけよう。朝の1記事が脳を刺激し、今日の学習効果を200%に高めてしまう。そんなちょっとドッキリな【かるわだ】をどうぞ。

【かるわだ】1⃣2次の採点者が確定

確定:「2次」筆記の採点は試験委員本人が行う

そんな常識で当たり前のことでも、公式の出典が見つかると話が一歩先に進みます。

③第1次試験・第2次試験に係る解答用紙のバックアップ
不測の事態に備えて、試験実施後に各試験会場において解答用紙のマイクロフィルム撮影を行っているが(中略)、第2次試験の論文式筆記試験については、試験委員が行う採点作業中における不測の事態を避けるため、マイクロフィルム撮影に代わる何らかのバックアップ措置を講ずる必要がある。

出典:診断協会HP 受験手数料等の見直しに関する委員会報告書

他の国家試験の例から見て、記述式試験の採点基準とは「事前に決めてある」のでなく、「全答案の回収後、試験委員(作問者)がサンプル採点をして決める」。これを一旦ガチとします。

すると次の争点は、スクールやネットで噂されるような「採点補助者」の存在に (噂の例:超少人数説試験委員のゼミ生、院生説)。でも「試験委員」と言い切った以上 、基本委員11+出題委員34=45名だけで採点かい? 新たな仮説が浮かびます。

【かるわだ】2⃣2019年「1次」はやや難化

「1次」7科目の科目難易度はなぜ毎年ブレッブレ?
「2次」受験者数を定数ピタリの4,600名にするため。また科目免除者の合格率を下げるため。
古くは「経済」、近年では「情報」「法務」。得点調整のお手付きまで辞さず、科目難易度を操作して不合格リスクをランダムウォークさせる出題姿勢の背景には、科目免除受験の増加と受験年齢の高齢化があります 。
元記事:【平均年齢分析】

そう睨んでおけばハズレがない。それは試験委員のオジサン達はこじらせオトウサンが嫌いで、初々しくて素直な若手が好きだから。「初々しくて素直な若手」とは、こんなロジック↓が直観的にスッと理解できるタイプのことです。

「2次」事例とは、4,600×4事例÷試験委員45名=1人あたり409枚を採点するのか。
それなら採点者(試験委員)に伝わる、わかりやすくキレイな日本語で答案を書かなきゃ。

1人当たり409枚とは、①なんとか頑張れる数 ②あの採点期間を要する→何となく納得。すると「試験委員45名で全4,600名分を採点 」 が、最新先端の仮説になります。

試験委員45名の総意で、「2次」受験者は4,600名より増やさない。
240枚の240点答案と数十人がかりで格闘するのがふぞ? ふん、俺らは1人当たり409枚だぜっ。
試験委員のオジサン達が仮にそう自負したとしても、その負荷を考えると、「1次」合格者数を安易に増やす気など、ゼロでしょう。
仮説:今年の「1次」合格枠は、前年「1次」合格者数で決める。
前年「1次」合格者の約2割が合格、約6割が翌年再挑戦なのは経験則でわかる。そこで「2次」受験定員=4,600名を前提にすると、前年の「1次」合格者が増えると、翌年の「1次」合格枠がその分減ります。

H29、H30と「1次」合格者数が増えた。そこで2019年試験の合格者数は反動減=全体的に難易度UPと構えて臨みたい。

「1次」合格者の推移と今年の予測
H28:2,404名(情報調整)
H29:3,106名
H30:3,236名(法務+8点調整)

かるわだまとめ

①4,600枚の「2次」答案は、試験委員45名だけで採点しているのでは。
②2019年「1次」は、前年度よりやや難易度が上がるのでは。

一見無関係な2つの仮説が、数字の事実で一つにつながる?
③「2次」受験者を4,600名以上にすると採点枚数のノルマが増えてメンド臭い。

そして45名の試験委員が一致団結するのは、「もうクソ問は出せないけれど、合格者数はノルマ以下に抑えたい」。ギリギリグレーゾーンの足切り増加を狙ってきます。そこで、

きゃっしいのメンタル面を整える事前イメトレ
シチュ②:分からない問題をパスしていったらほとんどパスだった・・
シチュ③ :これまで全く勉強したことのない問題が出題された。もしや傾向変化っ?

合格努力・実力が十分なら、特定科目40点足切りでのドボンは一番避けたい。それなら「1次」最直前のひたすら暗記に励むその前に。試験の出題傾向を自ら分析し、今年確実に出てくるABランク10マークをかるーく予想しておく。これ以上の万全はありません。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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