おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

★As-Is競争

【明鏡止水】平常心で解答⇔回答。何が違うの?

明鏡止水

意 味: 一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境を指す。
用 例: ただただ一切の思慮を捨ててしまって妄想や邪念が、霊智をくもらすことのないようにしておくばかりだ。すなわちいわゆる明鏡止水のように、心を磨き澄ましておくばかりだ。
(勝海舟『氷川清話』)

出典:四字熟語データバンク

普段着姿の答案を、いつもの通りに書けば良い=平常心。十分な合格努力・実力を備えた方は皆そう心がけるのに、そう思い通りにはならないものです。

  • 「Ⅰ~Ⅲ」のどれか1つは初見のサプライズ
  • 80分では解けない文章量で時間切れ。
  • 1つのミスが後に響いて、ペースが狂う。
  • ひどい時は「コーズ」や「連結」ドッキリ知識。

これだけの意地悪をされて、普段着姿の答案をいつも通りに書ける方がおかしい。そう割り切ると、その「よほどおかしい」状態=平常心をどう実現してやるか。そこに興味が湧いてきます。

【明鏡止水】平常心で解答⇔回答。何が違うの?

合格努力・実力が十分な方を狙い撃ち、8割落とすトラップが「事例Ⅰ~Ⅲ」のあちこちに。そして「ミスを取り返そう」と力むほど、普段着答案から離れてドボン。

合格答案を邪魔する「負の感情」

読む考える書く
出題内容を勘繰り、素直に読めない。 ボクが知らないことを周囲が知ってる。周囲よりいいコトを書いてやろう。
→猜疑心→心配性→邪心

そう、「読む→考える→書く」のモジュールには、合格答案を邪魔する負の感情が1つずつ用意されています。そこで以下の対応はいかがでしょう。

対応1⃣ 明鏡止水

【対応】
一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄み切った心境を築き、自分の色を出さない。
【効果】
出題側の意図が手に取る様に伝わり、「負の感情」が生じないまま書き終える。

対応2⃣ 諦観

【対応】
自分の力量を越えた問題で、猜疑心(読む)・心配性(知識)・邪心(書く)の負の感情が生じそうになったら、その問題での周囲より良い点は「あきらめる」。
【効果】
そこを人並み回答でマス目を埋めると、次問以降は平常心で処理できる。

最後のまとめ 

もういいよ、わかったよ。で、解答⇔回答はどこが違うのさ?

解答
問題を解いて答えを出すこと
回答
質問や要求・要望に答えること

テストに答える時はその場で作る「解答」ですが、診断士として答えるなら事前に用意できる「回答」です。

だから、当日の対応次第で5,000人全員にチャンスがあるこのくじ引き試験。それでも「確率5割」までは前日の準備次第で持っていけます。

いやいや「段取り八分」では? もし平常心が実現できるなら、「確率8割」の目もありそうです。

※当サイトの恒例により、試験当日朝の記事はお休みです。
なお試験終了時に「再現答案採点サービス」の告知、当日中に「Ⅳ」エクセル解答速報を掲載します。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-★As-Is競争

PAGE TOP